JP2572684B2 - バケットコンベヤにおけるバケット - Google Patents

バケットコンベヤにおけるバケット

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JP2572684B2 JP10974491A JP10974491A JP2572684B2 JP 2572684 B2 JP2572684 B2 JP 2572684B2 JP 10974491 A JP10974491 A JP 10974491A JP 10974491 A JP10974491 A JP 10974491A JP 2572684 B2 JP2572684 B2 JP 2572684B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はバケットコンベヤにおけ
るバケットに関するもので、詳しくは、チェーンコンベ
ヤを縦型に配置してなるバケットコンベヤにおけるバケ
ットに関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】図12は一対のチェーン
間にバケットを取付し、これらチェーンにより水平、垂
直の搬送を循環させる従来のバケットコンベヤによる搬
送装置を示したものである。
【0003】この搬送装置1では、アングル2により構
成された矩形の架台3内に、歯車装置4、5、6、7が
支持されている。歯車装置4に設けられたプーリ8には
図示しないモータによる回転力がベルトを介して伝達さ
れ、該歯車装置4を介して搬送手段9に駆動力が伝達さ
れる。
【0004】搬送手段9は、図13に示したように、一
対の2条チェーン10、11からなるもので、これら2
条チェーン10、11には、所定間隔ごとに一対の軸係
止部12、12及び13、13が形成されている。これ
ら2条チェーン10、11の内方側には、各々プレート
14、15がチェーンに隣接して配置されている。
【0005】一方、バケット16は、一方面が開口し断
面が略台形状であり、2条チェーン10、11に平行に
配置される両側壁部16a、16bの各両端部には、軸
取付用のボス17a、17b、17c、17dが形成さ
れている。
【0006】このようなボスが形成されたバケット16
には、図12、13において矢印で示す搬送方向Aに対
し前方側のボス17b、17dに長軸18が挿通され、
該長軸18の両端部は、2条チェーン10、11にまで
挿通されて上記軸係止部12、13に各々係止されてい
る。他方、搬送方向Aに対し後方側のボス17a、17
cには、短軸19が挿通され、該短軸19の両端部はプ
レート14、15に係止されている。
【0007】このようにバケット16は、2本の軸1
8、19を挿通して所定間隔おきに連続して架台3にセ
ットされる。架台3にセットされた一連のバケット16
により、品物を搬送する場合、品物は架台3の上方位置
から、水平状態にあるバケット16内に順次投入され
る。
【0008】ところで、このようなバケット16から品
物を取り出す場合には、品物を集積する場所に上記プレ
ート14、15の端部14a、15aを配置し、これに
より、ここを通過するバケット16の短軸19をプレー
ト14、15から外し、バケット16を他方の長軸18
を支点に回動させ、収容物を下方に落下させている。品
物を下方に落下させ空となったバケット16は、その
後、歯車装置5から歯車装置6に至る垂直走行路、歯車
装置6から歯車装置7に至る下位の水平走行路および歯
車装置7から歯車装置8に至る上方への垂直走行路を、
長軸18により懸吊されて走行する。そして、この垂直
移送路における上動移動終了付近において適宜手段によ
り短軸19がプレート14、15上にリセットされてい
る。
【0009】このように、従来のバケットコンベヤで
は、バケット16から品物を落下させると、開口が横方
向を向くため、品物を再度収容し得るためのリセット手
段が必要となっていた。
【0010】又、従来はリセット手段により姿勢が正さ
れた後からでなければ品物を再度投入することができな
い。よって、投入位置は上位の水平走行路部に限定さ
れ、バケットコンベヤを使用する作業スぺース等に制限
があった。
【0011】又、水平走行路部を走行する部分では、短
軸19がプレート14、15上を摺動して移動するた
め、この摺動部への潤滑手段が必要であり、装置が複雑
なものとなっていた。更に、この潤滑手段で用いられる
作動油がバケット内に付着すると、搬送される品物の商
品価値が損われる恐れがあるので食品等の搬送には充分
な配慮が必要であった。
【0012】
【発明が解決しようとする問題点】本発明は上記問題に
鑑みてなされ、縦型に配置されるバケットコンベヤであ
っても、水平移送路部のみならず垂直移送路部からでも
品物を投入することができ、又搬送物が食品であっても
潤滑油等の付着により商品価値を低下させる恐れがな
く、又、リセット手段を必要としない構造で品物を排出
することのできるバケットコンベヤにおけるバケットの
提供を目的としている。
【0013】
【問題点を解決するための手段】上記目的は、断面が略
三角形状であり、その両側壁部で一対のチェーンに回動
自在に支軸により支持され、この懸吊状態で前壁部及び
後壁部が上向き傾斜であるような形状にし、かつ、前記
両側壁部の少なくとも一方に前記懸吊状態でほぼ垂直に
延びるガイド片を取付け、前記バケットコンベヤの垂直
移送路部に沿って設けられた垂直ガイド部材に、前記ガ
イド片を当接させるようにし、かつ、水平走行路に近接
して静止部に、下方に延在する係合部材を固定し、前記
バケットが前記水平走行路を走行しながら前記係合部材
と前記ガイド片とが係合して前記バケットは前記支軸の
まわりに回動して受容している品物を下方へと排出する
ようにしたことを特徴とするバケットコンベヤにおける
バケット、によって達成される。
【0014】
【作用】支軸により回動自在に支持されたバケットは、
懸吊状態で常に開口部が上方を向いているので、どの位
置からでも投入することができ、特に、垂直移送路部で
は垂直ガイド部材にガイド片が当接されるのでバケット
の姿勢は、より安定する。又品物の排出は上記ガイド片
が水平走行路部で係合部材に係合することにより当該バ
ケットが支軸を中心に回動し、品物が排出される。品物
が排出されると、バケットは自重により開口が上方を向
く。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例によるバケットコン
ベヤにおけるバケットについて図面を参照して説明す
る。
【0016】図1は本発明に係るバケットコンベヤが設
置された搬送装置を示したものである。
【0017】この搬送装置20は、アングル21により
横手方向に長い矩形状の架台22と、モータ27と、図
3に示すバケットコンベヤ32等からなる。
【0018】架台22内には、歯車装置23、24、2
5、26が配設され、モータ27の駆動力は、プーリ2
8及び歯車装置23のプーリ29に、各々ベルト30、
31を介して伝達される。
【0019】各歯車装置23、24、25、26には、
例えば図2に示した歯車装置23、24のように、所定
間隔おきに5つの歯車45a、45b、45c、45
d、45e、46a、46b、46c、46d、46e
が軸47、42を介して一体的に軸支されており、歯車
装置25、26の軸43、44にも同様に5つの歯車が
軸支されている。
【0020】各歯車装置23、24、25、26に差し
渡された搬送手段は、図3に示したように、一対の2条
チェーン33、33からなるもので、これら2条チェー
ン33、33間に複数個のバケット35が支持されてい
る。
【0021】又、歯車装置23と歯車装置26との間に
形成される垂直走行路部には、各2条チェーン33に近
接して図1、図2及び図6に示したようにL字状の垂直
ガイド部材55、55、55、55が図示しない装置フ
レームに支持されており、これら垂直ガイド部材55の
一端面55aには、テフロン等の低摩擦材のシート56
が貼着されている。
【0022】又、歯車装置23と歯車装置24との間、
及び歯車装置25と歯車装置26との間に形成される各
水平走行路部には、図7に示したように2条チェーン3
3の下部に、断面略凸形状のチェーンガイド78、78
が走行方向に沿って配設され、2条チェーン33の弛み
が防止されている。
【0023】バケット35は、図4に示したように、断
面が略三角形状であり、例えば塩化ビニール樹脂により
真空成型で一体に成型されている。又、このバケット3
5の両側壁部35a、35bには、開口部に沿って2つ
の孔36a、36bと、これらの孔とにより略正三角形
を形成する孔36cとが各々形成されている。バケット
35の底壁は、前壁部35cと、該前壁部35cより若
干長い後壁部35dとから成っている。
【0024】このように断面が略三角形状に形成された
バケット35の両側壁部35a、35bは、略垂直に延
びるガイド片37と略L字形状のチェーン取付片38と
が取付けられる。ガイド片37は上下端部に湾曲部37
a、37bを備え、かつ湾曲部37a、37b間の直線
状の垂直案内板部37dと、該垂直案内板部37dの側
部に折曲して形成された取付用板部37e及び軸係止用
板部37fとからなる。取付用板部37eには、上記バ
ケット35に形成された孔36a、36b、36cに対
応する孔38a、38b、38cが形成され、又軸係止
用板部37fには軸係止孔39が形成されている。他
方、L字状のチェーン取付片38には、上記バケット3
5に形成された孔36a、36bに対応する孔38a、
38bと、軸係止孔40とが形成されている。ガイド片
37はバケット35の側壁部35aに当接させ、孔38
a、38b、38cを孔36a、36b、36cに合致
させ、リベット91、91、91等により取付けられ
る。又、チェーン取付片38は、バケット35の側壁部
35bに当接させ、孔38a、38bを孔36a、36
bに合致させ、同様にリベット91、91等により取付
けられる。図3に示したように、ガイド片37及びチェ
ーン取付片38が取付けられたバケット35は、2条チ
ェーン33の所定間隔おきに形成された一対の軸係止部
41、41に、ガイド片37、チェーン取付片38の軸
係止孔39、40を合致させる。そして、ガイド片37
と、2条チェーン33との間は図7に示すようにスペー
サ49、50を介して軸51を挿通し、かつチェーン取
付片38と2条チェーン33との間はスペーサ52、5
3を介して軸54を挿通し、これにより、バケット35
は2条チェーン33、33に位置決めされ、かつ回動自
在に支持される。このようなバケット35の懸吊状態で
は、前壁部35c及び後壁部35dは重心位置により上
向き傾斜となっている。
【0025】このようにして、実施例の搬送装置20で
は、歯車装置23、24、25、26に巻回された5つ
の2条チェーン33、33、33、33、33間に4列
の連続したバケットコンベヤが構成されている。
【0026】なお、このように、バケットコンベヤを多
連式にする場合には、互いに隣り合うバケット35、3
5間に、1本の2条チェーン33を配置し、該2条チェ
ーン33により隣り合うバケット33、33の支持が兼
用される。従って実施例では5本の2条チェーンにより
4列のバケットが支持されている。
【0027】一方、架台22における上部の水平走行部
分には、一対の2条チェーン33、33の上方位置に図
8及び図9に示したように、断面コ字状の取付部材59
が装置フレーム98に適宜手段により固定設置されてい
る。取付部材59には、ロッド状の係合部材95がねじ
75、75等により固定されている。係合部材95の下
方には図1に示したようにシュート96が配設され、該
シュート96の下方位置にはコンテナ等が配置されてい
る。
【0028】本発明の一実施例によるバケットコンベヤ
を設置した搬送装置20は以上のように構成されるが、
以下に、この作用について説明する。
【0029】今、モータ27が駆動され、歯車装置23
から5列の2条チェーン33、33、33、33、33
を介して、他の歯車装置24、25、26に動力が伝達
されている。従って、2つの2条チェーン33、33間
に支持されて、4列のバケットコンベヤが搬送装置20
内を図1及び図2において矢印B方向に移送されてい
る。歯車装置26と歯車装置23との間の垂直移送路部
でバケット35は、図6に示したように、垂直に延びる
ガイド片37の上下の湾曲部37a、37b(一方のみ
図示)が、垂直ガイド部材55に当接し、これにより縦
方向の走行が案内されるので、姿勢が一定に保持され
る。然るに、この垂直移送路部から品物がバケット35
内に投入されても、バケット35が揺動することはな
い。従って、駆動状態にある搬送装置20の垂直移送路
部から品物をバケット35内に投入すると、品物は安定
した状態でバケットの底部に収容される。品物を収容し
垂直移送路部を上方に移動するバケット35は、その
後、水平走行路を走行する。こうしてバケット35が水
平走行路を走行する場合であっても前壁部35cおよび
後壁部35dは上向き傾斜であり、品物がバケット35
から落下することはない。バケット35が水平走行路を
所定距離走行し、品物を集積する位置に至ると、バケッ
ト35に取り付けられた略垂直に延びるガイド片37
は、下方に延在するロッド状の係合部材95に当接す
る。ガイド片37が係合部材95に当接すると、図8に
示したように、これに続く走行においてバケット35は
実線位置から軸51、54を支軸として破線位置に移る
方向に回動する。これにより、品物は下方に落下し、コ
ンテナ等に収容される。
【0030】品物を落下した後のバケット35は、再び
自重により前壁部35c、後壁部35dが上向き傾斜に
復帰し、残りの水平走行部から下方への垂直走行部及
び、下位の水平走行部を走行して、再度、ガイド片37
により姿勢が確実に保持されて、歯車装置26と歯車装
置23との間の垂直走行部を移送される。後続するバケ
ットも、順次係合部材95で品物を落下させ、同様に姿
勢を復帰して走行する。従って、品物は順次バケット内
に収容され、コンテナ内に集積される。
【0031】本発明の一実施例のバケットコンベヤが備
えられた搬送装置は、以上のような作用を行なうのであ
るが、以下のような効果を奏する。
【0032】すなわち、上記実施例では品物をバケット
コンベヤの垂直移送路部で投入するようにしたが、上方
の水平走行部に投入することも可能であり、投入位置を
適宜設定することができる。又、モータ27の回転力及
びバケットコンベヤの配列数等により、処理能力を自由
に設定できる。
【0033】又、上記搬送装置20は、例えば海産物の
搬送装置として有効に適用することができるが、他の品
物、例えば栗等の農産物にも勿論適用可能である。
【0034】又、以上の実施例では、図1に示したよう
にバケットコンベヤを4列に構成したが、単列でも良
く、又それ以上増やすこともできる。
【0035】以上、本発明の一実施例によるバケットを
備えた搬送装置について説明したが、勿論、本発明は上
記実施例に限定されることなく、本発明の技術的思想に
基いて種々の変形が可能である。
【0036】例えば、以上の実施例では、バケット35
は該バケット35の側壁部35a、35bから突出する
2つの軸51、54により回動自在に支持したが、これ
らの軸を1つとし、バケット35の両側壁部35a、3
5b間に差し渡しても良い。
【0037】又、以上の実施例では、バケット35の前
壁部35c及び後壁部35dは平板状に形成したが、図
10に示したバケット77のように、前壁部77c及び
後壁部77dに亘って複数のスリット80を形成しても
良い。このように、スリット80を設けることにより、
収容する品物に付着した水分等を搬送移動中に底部から
除去することができ、又、ある種の海産物等、バケット
35の内壁に付着し易い品物を下方に落下させ易くな
る。又、スリットに代え、単に孔であっても良い。又、
バケットが軽くなるので、これらを駆動するモータの負
荷を小とすることができる。
【0038】又、以上の実施例では、ほぼ垂直に延びる
ガイド片37と、L字状のチェーン取付片38とをバケ
ット35に取り付けたが、2つ共、ほぼ垂直に延びるガ
イド片37、37としても良い。その場合には垂直移送
路部において、垂直ガイド部材55を、バケット1つに
対し2つ設ける必要があるが、物品の投入時に、バケッ
ト35を更に安定に保持することができる。又、2つ共
ガイド片37を用いる場合、バケット35には新たに孔
を形成する必要はなく、孔36a、36b、36cを用
いることにより取り付けられる。
【0039】又、以上の実施例では、係合部材95はロ
ッド状に形成し、装置フレーム等の静止部に固定した
が、図11に示すような係合部材66を電磁ソレノイド
64の作動子65に固定することもできる。すなわち、
係合部材66は、回動軸67を備えた連結部72を有
し、短辺アーム部73と長辺アーム部68とから略L字
形に形成されている。このような係合部材66を設置す
るには、図9に示した取付部材59と同様に、断面コ字
形状に形成されたソレノイド取付部材97を設け、該ソ
レノイド取付部材97に電磁ソレノイド64を固定し、
該ソレノイド取付部材97を装置フレーム98等の静止
部に固定する。係合部材66の回動軸67は、ソレノイ
ド取付部材97から垂下して配設された図示しない固定
板に回動自在に支持される。係合部材66の長辺アーム
部68の先端部には、切欠部69を備えた略L字形状の
フック部70と、該フック部70から下方に延びるロッ
ド部71とが形成されている。又、連結部72には、ね
じりコイルスプリングが内蔵されている。
【0040】このように形成された係合部材66は、ソ
レノイド取付部材97の下方から短辺アーム部73がソ
レノイド取付部材97の底部に形成された大形孔60内
に挿通され、又長辺アーム部68のフック部70が小形
孔61内に挿通されてソレノイド取付部材97に設置さ
れている。係合部材66は、図11において、回動軸6
7を中心に反時計方向に回動する外力が作用しても、そ
の力が解除されると上記ねじりコイルスプリングのばね
力により時計方向に復動し、ねじりコイルスプリングの
自然状態に復帰する。なお、係合部材66が回動する
と、フック部70の一端部70aとロッド部71の一端
部71aとがソレノイド取付部材97の底板97cと当
接するので、これにより係合部材66の回動域が規制さ
れる。
【0041】このような電磁ソレノイド64は、図示し
ない制御器に接続され、該制御器からの指令に応じて励
磁される。電磁ソレノイド64は、通常の非励磁状態に
おいて作動子65が図11において破線位置にあり、そ
の際、係合部材66の長辺アーム部68は、ロッド部7
1の一端部71aがソレノイド取付部材97の底板97
cに当接している。すなわち、上方位置にある。このよ
うな非励磁状態から電磁ソレノイド64に通電すると、
作動子65は実線位置となり、同時に係合部材66は回
動して図示したように下方位置となる。その際、フック
部70の一端部70aがソレノイド取付部材97の底板
97cと当接するが、フック部70の一端部70aと当
接する部分にウレタンゴム等の緩衝材58を貼着するこ
とにより衝突による異音の発生が防止される。又、同様
に、係合部材66が上方位置となった際にロッド部71
の一端部71aと当接する部分に緩衝材74を貼着すれ
ば、励磁を終了した時点での衝突による異音の発生を防
止することができる。
【0042】このように、電磁ソレノイド64の作動子
65に係合部材66を結合し、該ソレノイド64の励
磁、非励磁により係合部材66をバケット35に対して
係合位置と非係合位置とを選択的に取り得るようにし、
所望とするバケット35内の品物のみを落下させても良
い。
【0043】又電磁ソレノイド64に代えて、空圧又は
油圧のシリンダの駆動ロッドに係合部材を結合させるよ
うにしてもよい。この場合、このシリンダに電磁弁を結
合し、この弁を開閉するようにすれば実施例と同じ作用
を行なうことができる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るバケ
ットコンベヤにおけるバケットによれば、バケットが水
平走行部及び垂直走行部であっても品物を投入すること
ができ、従って当該バケットコンベヤを使用する作業ス
ペースの多様化が図れる。又、バケットが品物を受ける
姿勢に変更するためのリセット手段は何ら必要とせず、
全体の構造を簡素化することができる。又、搬送に際し
て特に潤滑油を必要としないので、品物に潤滑油が付着
して商品価値を損わすという不具合がなく、食品等の搬
送に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるバケットコンベヤにお
けるバケットが備えられた搬送装置の側面図である。
【図2】同平面図である。
【図3】同装置におけるバケットの支持部を示す斜視図
である。
【図4】バケット及びガイド片の取付構造を示す分解斜
視図である。
【図5】ガイド片を取付けたバケットの斜視図である。
【図6】バケットの垂直移送路部での搬送姿勢を示す斜
視図である。
【図7】バケットとチェーンとの取付構造を示す図1に
おける[7]−[7]線方向断面図である。
【図8】係合部材の作用を示す破断側面図である。
【図9】図1における[9]−[9]線方向断面図であ
る。
【図10】バケットの変形例を示す斜視図である。
【図11】本発明の他実施例の要部を示す拡大側面図で
ある。
【図12】従来のバケットを備えた搬送装置の破断側面
図である。
【図13】同従来の搬送装置におけるバケットの支持部
を示す斜視図である。
【符号の説明】
35 バケット 35a 側壁部 35b 側壁部 35c 前壁部 35d 後壁部 37 ガイド片 51 軸 54 軸 66 係合部材 77 バケット 77c 前壁部 77d 後壁部 95 係合部材 98 装置フレーム

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面が略三角形状であり、その両側壁部
    で一対のチェーンに回動自在に支軸により支持され、こ
    の懸吊状態で前壁部及び後壁部が上向き傾斜であるよう
    な形状にし、かつ、前記両側壁部の少なくとも一方に前
    記懸吊状態でほぼ垂直に延びるガイド片を取付け、前記
    バケットコンベヤの垂直移送路部に沿って設けられた垂
    直ガイド部材に、前記ガイド片を当接させるようにし、
    かつ、水平走行路に近接して静止部に、下方に延在する
    係合部材を固定し、前記バケットが前記水平走行路を走
    行しながら前記係合部材と前記ガイド片とが係合して前
    記バケットは前記支軸のまわりに回動して受容している
    品物を下方へと排出するようにしたことを特徴とするバ
    ケットコンベヤにおけるバケット。
  2. 【請求項2】 前記係合部材は電磁ソレノイドの作動子
    に結合され、該ソレノイドの励磁、非励磁により前記係
    合部材は係合位置と非係合位置とを選択的に取り得るよ
    うにした請求項1に記載のバケットコンベヤにおけるバ
    ケット。
  3. 【請求項3】 前記係合部材は空圧又は油圧シリンダの
    駆動ロッドに結合され、前記ソレノイドの励磁、非励磁
    により前記係合部材は係合位置と非係合位置とを選択的
    に取り得るようにした請求項1に記載のバケットコンベ
    ヤにおけるバケット。
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