JP2572154Y2

JP2572154Y2 - 申込書

Info

Publication number: JP2572154Y2
Application number: JP1991093323U
Authority: JP
Inventors: 紀史相澤
Original assignee: トッパン・フォームズ株式会社
Priority date: 1991-10-17
Filing date: 1991-10-17
Publication date: 1998-05-20
Anticipated expiration: 2006-10-17
Also published as: JPH0535352U

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本考案はキャッシュカードをはじ
めとする各種カード、通信販売、ローン、会員制クラブ
等の申込を郵送により行うための申込書に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来からこの種の申込書は知られてお
り、一般的には、申込書や銀行口座振替依頼書の用紙を
折り畳み封筒と兼用する構成、あるいは封筒作成用の用
紙と申込書や銀行口座振替依頼書の用紙とを別体にした
構成が知られている。そして、いずれの構成にあっても
申込を受けた後の処理は、申込書に記入された所定事項
をコンピュータに入力してデータ処理し、このデータに
基づいて申込者にカード等を発行するのが一般的であ
り、前記入力は専門のオペレータにより行ったり、機械
読み取り用紙に転記した後に機械的な読み取り入力によ
り行っている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】このため、オペレータ
による入力作業や機械読み取り用紙への転記作業が煩雑
で、作業効率が悪いとともに、入力ミスや転記ミスの発
生を避けることができない、という不都合があった。本
考案は、このような不都合を解消した申込書を提供する
ことを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ために本考案の申込書は、二紙片が重ね合わされ、三周
縁が綴じ合わされて形成されてなる封筒部の前記二紙片
に、機械読み取り用記入欄が設けられた申込用紙と説明
用紙を切り取り部を境にそれぞれ延設してなるものであ
る。

【０００５】

【作用】封筒部と申込用紙とを備えているので容易に郵
送用の申込書を作成でき、また、申込用紙には機械読み
取り用記入欄が設けられているから、この記入欄の記入
事項を直接機械読み取りすることができる。

【０００６】

【実施例】以下、本考案を会員制クラブの入会申込書に
適用した場合の好適な実施例について、添付図面に基づ
き詳細に説明する。ここにおいて、図１は入会申込書の
展開状態を示す平面図、図２は同じく背面図、図３は見
開き状態を部分的に示す平面図、図４は図１の概略的な
Ａ−Ａ線端面図、図５は同じくＢ−Ｂ線端面図、図６は
折り畳み状態を示す斜視図、図７は封筒部内に申込用紙
を封緘して封筒とした状態を示す概略的な端面図であ
る。

【０００７】図１〜図５に示すように、入会申込書１
は、二紙片の、左端（図１では下端縁）を除いた三周縁
が接着剤２によって封着されてなる封筒部３と、この封
筒部３の開口端から一体的に延設されてなる申込用紙４
及び説明用紙５から構成される。図１で明らかなよう
に、前記封筒部３の表面側には宛名記入部６が設けら
れ、ここにはあらかじめ申込書の宛名が印刷されてい
る。一方、申込用紙４は入会申込書と預金口座振替依頼
書とを同一用紙に設けたもので、その表面側には、入会
申込書部分に申込者の住所、氏名、預金口座等を記入す
る機械読み取り用記入欄７が設けられ、また、預金口座
振替依頼書部分に振替を依頼するための預金口座関連事
項を記入する口座振替記入欄８が設けられている。

【０００８】また、図１に示すように、封筒部３と申込
用紙４の表面側には、この表面側を内側にして入会申込
書１を四つ折りする時の折り部を指示する三角形状の指
示マーク９ａ，９ｂ，９ｃが上下各端に等間隔に３つず
つ設けられている。そして、一番右側（図１では上側）
の指示マーク９ｃの左側には、前記封筒部３から前記申
込用紙４を切り離す位置を示す切り取り部たる切り取り
線１０が設けられている。前記指示マーク９ｃから右側
部分の上下端が封着されている部分であり、前記指示マ
ーク９ｃと切り取り線１０との間の部分が封筒部３を封
緘する際の封緘片１１となる（図３及び図７参照）。さ
らに、申込用紙４の下端から所定間隔をおいた位置には
前記切り取り線１０から反対側端まで伸びる切り取り線
１２が設けられ、その下に沿って「ミシン線から切りは
なして封筒に入れて下さい」と表示されている。すなわ
ち、この切り取り線１２と前記切り取り線１０から切り
離すことにより、上下幅が封箇部３に比較して短くなっ
た申込用紙４が形成されるものである。

【０００９】図２に示すように、封筒部３の裏面側には
入会申込書１の差出人を記入するための差出人記入欄１
３が設けられ、また、説明用紙５の裏面側（表出面側）
には、前記入会申込書１を四つ折りした時にそれぞれ区
分される位置に、案内文をあらかじめ印刷した案内文表
示部１４と、「△△友の会入会申込書」なる標題と取扱
会社名をあらかじめ印刷した表紙部１５と、会の約款を
あらかじめ印刷した約款表示部１６とがそれぞれ設けら
れている。そして、指示マーク９ｃに対応する位置、す
なわち折り目となる位置に、前記封筒部３と前記説明用
紙５を切り離す位置を示す切り取り線１７が設けられて
いる。

【００１０】図３に示すように、申込用紙４の裏面側に
は、表面側の切り取り線１０に対応する位置に切り取り
線１８が設けられ、表面側の口座振替記入欄８に対応す
る部分に各記入欄７，８への記入から封筒の作成に至る
迄の申込書作成方法があらかじめ印刷され、表面側の機
械読み取り用記入欄７に対応する部分に会員制クラブで
ある友の会の特典があらかじめ印刷されている。また、
前記切り取り線１８で区分される封緘片１１には、「糊
を付けて折り曲げ封入して下さい」と表示されている。
さらに、表面側と同様に、切り取り線２１の下に沿って
「ミシン線から切りはなして封筒に入れて下さい」との
表示がなされている。一方、説明用紙５の表面側（図５
における表出面側）には、友の会に関する入会条件や会
費等の各種の説明があらかじめ印刷されている。

【００１１】入会申込書１は、申込用紙４の表面側が内
側に位置するように、各指示マーク９ａ，９ｃで二つ折
りされ、さらに指示マーク９ｂで二つ折りされて、図６
に示す四つ折り状態となって店頭等に並べられ、あるい
はダイレクトメール方式で郵送される。

【００１２】本考案は以上のように構成したので、図６
の四つ折り状態で入会申込書１を入手した入会希望者
は、図１及び図２に示す展開状態とし、表出した案内文
や約款を読んだうえ、さらに、申込用紙４と説明用紙５
とを図３に示すように見開き状態として、新たに表出し
た説明文や特典、作成方法を読む。そして、作成方法の
記載内容に従い、申込用紙４の機械読み取り用記入欄７
と、口座振替記入欄８に所定事項を記入する。続いて、
各切り取り線１０，１８，１７で封筒部３と申込用紙４
及び説明用紙５とを切り離す。切り離した申込用紙４は
さらに切り取り線１２，２１で切り離し、封筒部３より
も上下幅を短くしたうえ、三つ折り等適宜に折り畳んで
封筒部３内に挿入し、封緘片１１に糊１９付けをして封
緘すれば、図７に示すように、申込用紙４を封入した封
筒２０が作成される。この封筒２０にはあらかじめ宛名
が印刷されているから、差出人記入欄１３に記入すれば
投函可能となる。

【００１３】一方、封筒２０を受領した取扱会社では、
開封して申込用紙４を取り出し、その機械読み取り用記
入欄７に記入された入会申込に必要な事項を、コンピユ
ータの入力装置であるＯＣＲ等により読み取れば、入会
申込者のデータをコンピュータに直接入力することがで
きる。そして、このデータにもとづいて会員カードの発
行等を行うとともに、以後の管理を行うものである。

【００１４】なお、本考案は上述した実施例に限定され
るものではなく、例えば、封筒部３の開口部分は申込用
紙４及び説明用紙５側の端縁のほか、これと反対側の端
縁や長手方向のいずれか一端縁でもよい。また、封筒部
３を延設して申込用紙４を形成せず、両者を別体として
互いに分離可能に綴じ合わせたり、分離不能に綴じ合わ
せたうえ切り取り線を設けたり、切り用ミシン目を形成
してもよい。このように、本考案における分離部は切り
取り線に限られない。さらに、申込用紙４の上下幅を封
筒部３に対してあらかじめ短く形成しておいてもよい。
またさらに、封緘片１１は必ずしも設ける必要はない。
そして、封筒部３の封緘片１１や封緘部分に沿ってアス
ティックテープを設けておき、これを用いて封緘するよ
う構成することもできる。さらにまた、申込者用の控と
して申込用紙４への記入事項が複写記入されるよう構成
した用紙を分離可能に綴じ合わせてもよい。また、説明
用紙５は必ずしも設ける必要はない。

【００１５】以上説明したところで明らかなように、本
考案によれば、三周縁が綴じ合わされて封筒部が形成さ
れているので、申込人が封筒部を作成する必要がなく、
封箇を使用する郵便物の申込書が容易に作成できるとと
もに、封入、封緘作業を行うのみで封筒による申込を行
うことができるので、申込作業が容易に行えるほか、申
込書を受領した側では、申込用紙の記載事項を転記した
り、オペレータの入力によることなく、申込書の機械読
み取り用記入欄から直接機械読み取り入力をすることが
できるので、入力ミスが生じないとともに、入力作業が
効率的になされ、また、申込用紙と説明用紙をそれぞれ
封筒部の二紙片に延設して上下に重なった状態で配した
ので、全体をコンパクトにすることができ、取り扱い易
いという効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】入会申込書の展開状態を示す平面図。

【図２】入会申込書の展開状態を示す背面図。

【図３】入会申込書の見開き状態を部分的に示す平面
図。

【図４】図１の概略的なＡ−Ａ線端面図。

【図５】図１の概略的なＢ−Ｂ線端面図。

【図６】入会申込書の折り畳み状態を示す斜視図。

【図７】封筒部内に申込用紙を封緘して封筒とした状態
を示す概略的な端面図。

【符号の説明】

１入会申込書２接着剤３封筒部４申込用紙５説明用紙６宛名記入部７機械読み取り用記入欄９ａ，９ｂ，９ｃ指示マーク１０，１２，１７，１８，２１切り取り線１９糊２０封筒

Claims

(57)【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】二紙片が重ね合わされ、三周縁が綴じ合
わされて形成されてなる封筒部の前記二紙片に、機械読
み取り用記入欄が設けられた申込用紙と説明用紙を切り
取り部を境にそれぞれ延設してなることを特徴とする申
込書付封筒。