JP2572009Y2 - センタリングコンベア - Google Patents

センタリングコンベア

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JP2572009Y2
JP2572009Y2 JP1992085046U JP8504692U JP2572009Y2 JP 2572009 Y2 JP2572009 Y2 JP 2572009Y2 JP 1992085046 U JP1992085046 U JP 1992085046U JP 8504692 U JP8504692 U JP 8504692U JP 2572009 Y2 JP2572009 Y2 JP 2572009Y2
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JP
Japan
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conveyor
centering
center
rollers
sponge cake
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JP1992085046U
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JPH0647227U (ja
Inventor
和明 平井
強 勝田
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Kawasaki Motors Ltd
Original Assignee
Kawasaki Jukogyo KK
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、載置された物品を搬送
しながら中央に整列させるセンタリングコンベアに関す
る。
【0002】
【従来の技術】図6は、典型的な先行技術によるセンタ
リングコンベアに関する概略的な構成を示す。コンベア
ベルト1上をスポンジケーキ2が搬送され、ウェイトチ
ェッカ3によって重量をチェックしようとするとき、ス
ポンジケーキ2はウェイトチェッカ3の一定の位置、た
とえば中央位置に供給することが必要である。中央位置
からずれると、計量結果の誤差が大きくなり、ずれが大
きくなると計量が不可能になる。
【0003】コンベアベルト1上を搬送されてくるスポ
ンジケーキ2は、必ずしも整列状態とはなっていない。
スポンジケーキ2をウェイトチェッカ3の中央位置から
供給するため、センタリングコンベア4が設けられる。
センタリングコンベア4上には、上流側で間隔が大きく
なり、下流側で間隔が小さくなる「ハ」の字形のガイド
5が設けられている。センタリングコンベア4上のガイ
ド5によって中央に整列されたスポンジケーキ2は、ウ
ェイトチェッカ3によって計量され、コンベアベルト6
によってさらに搬送される。
【0004】物品のセンタリング装置としては、他に特
開昭62−222920号公報で開示されている先行技
術がある。この先行技術では、物品ガイドをローラコン
ベアの搬送方向と平行に設け、ローラの軸を物品ガイド
に対して垂直な方向から傾斜させる。これによって、搬
送される物品は物品ガイド方向に移動しつつ物品ガイド
に沿ってローラコンベア上を搬送される。物品ガイドの
位置を調整することによって、物品を整列させる位置を
調整することができる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】以上のような先行技術
によって、スポンジケーキ2のような柔らかい製品をセ
ンタリングしようとするときには、ガイド5から受ける
力によって形が崩れたりしやすい。またスポンジケーキ
2は、油脂を多く含んでいるので、搬送用のコンベアベ
ルトやローラコンベアなども油脂を含むスポンジカスが
付着してべとついた状態となっており、ガイド5からの
力を受けてもスポンジケーキ2を円滑に移動させること
はできない。このため、スポンジケーキ2がさらに変形
したり、傷が付いたりしやすい。さらにガイド5に汚れ
が付着することは、衛生面からも好ましいことではな
い。
【0006】このように製品の加工仕上げラインでは、
製品のセンタリング、すなわち製品ワークの位置規制が
要求され、重要である。このため、改善されたセンタリ
ング装置が強く要望されている。
【0007】本考案の目的は、ガイドなどによって案内
されなくても中央に整列させることが容易なセンタリン
グコンベアを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数のコンベ
アローラが2列に、各列のコンベアローラの長さが上流
側から下流側に向かって短くなるように配列され、各列
のコンベアローラが中央に向けて低くなるように傾斜さ
れ、かつ中央が上流側になるように水平面内でV字形に
配列されることを特徴とするセンタリングコンベアであ
る。
【0009】
【作用】本考案に従えば、2列に配置される各列で上流
側から下流側に向かって長さが短くなるコンベアローラ
は、中央に向けて低くなるように傾斜される。このため
コンベアローラ上を搬送される物品には中央に向かう重
力が働く。さらにコンベアローラは中央が上流側になる
ように水平面内でV字形に配列されているので、入口か
ら出口まで搬送される途中で、入口では中央からずれて
いても、出口では中央になるように位置が修正される。
コンベアローラによって搬送される途中でセンタリング
が可能となるので、位置を規制するためのガイドなどは
不要であり、柔らかい物品などであっても、変形や傷を
付けることなく、衛生的に搬送することができる。
【0010】
【実施例】図1は本考案の一実施例によるセンタリング
コンベア装置の平面的な構成を示し、図2は図1の切断
面線II−IIから見た側断面を示す。センタリングコ
ンベア10は、上流側コンベアベルト11と下流側コン
ベアベルト12との間に設けられ、矢符13で示す方向
に上流側コンベアベルト11によって搬送されてくる物
品を下流側コンベアベルト12の中央に整列させる。
【0011】センタリングコンベア10は、回転駆動力
を与えるモータ15と、連結軸16を介して回転駆動力
が与えられる軸受箱17,18と、これらを機械的に保
持するフレーム19と、ローラ20〜29,30〜39
を含んで構成される。ローラ20〜29,30〜39は
2列に配列される。1列分のローラ20〜29は、モー
タ15側の軸受箱17によって支持される。他方の1列
分のローラ30〜39は、他方の軸受箱18によって支
持される。図1に示すように、ローラ20〜29とロー
ラ30〜39とは、中央が上流側となるように、水平面
内でV字形に配列されるとともに、各列で上流側から下
流側に向かって長さが短くなっている。
【0012】図2に示すように、各列のローラ29,3
9は、中央に向けて低くなるように傾斜して取付けられ
る。軸受箱17,18に回転駆動力を伝達するための連
結軸16は、支柱41,42によって上方に軸支され
る。一方の軸受箱17は、支柱43,44を介して傾斜
させた状態でフレーム19に取付けられる。他方の軸受
箱18は、支柱45,46によって傾斜した状態でフレ
ーム19に取付けられる。モータ15の回転駆動力は、
モータの軸に固定されるスプロケット47と、連結軸1
6に固定されるスプロケット48との間に掛け渡される
チェーン49によって伝達される。連結軸16から一方
の軸受箱17へは、連結軸16に固定されるプーリ51
と、軸受箱17側の軸に固定されるプーリ52との間に
掛け渡されるベルト53によって回転駆動力が伝達され
る。連結軸16の他方に固定されるプーリ54と、他方
の軸受箱18から突出する軸に固定されるプーリ55と
の間に掛け渡されるベルト56によって、他方の軸受箱
18にも回転駆動力が伝達される。軸受箱17,18の
軸は水平面内および垂直面内で傾斜しているので、プー
リ51,54;52,55とベルト53,56によって
回転駆動力を伝達するようにしている。
【0013】図3は、図1の切断面線III−IIIか
ら見た断面を示す。1つのローラ38は、中心の軸61
が軸受箱18側に延長されて軸支される。軸61には、
プーリ62,63が固定される。隣接する軸のプーリと
の間には、ベルト64,65が掛け渡され、回転駆動力
の伝達が行われる。
【0014】以上説明したように、回転駆動されるロー
ラ20〜29,30〜39は2分されて、相対的な立体
傾斜を付けている。また平面的に中央部が上流となるよ
うに回転軸を傾斜させている。この平面傾斜によって、
入口から出口まで搬送する間に、中心からのずれを修正
して中心へ移送することができる。また立体傾斜とし
て、水平に対して中央部が低くなるように勾配を設けて
いるので、重力による中心へのシュート機能のセンタリ
ング効果が向上する。さらに油脂分を多く含む洋菓子な
どを円滑に搬送させるためには、ローラ20〜29,3
0〜39にウレタン樹脂を被覆することなどによって、
さらに滑り易くすることができる。
【0015】図4および図5は、図1に示すセンタリン
グコンベア10を用いるスポンジケーキ製造ラインの構
成を示す。図4はライン全体の構成を示し、図5はその
一部を示す。オーブン71からは、型72内で焼上がっ
たスポンジケーキ73が搬出される。スポンジケーキ7
3は、取出装置74によって型72から取出される。取
出されたスポンジケーキ73は、クリーム充填装置75
に移され、クリームが充填された後、コンベアベルト7
6上に取出される。オーブン71からコンベアベルト7
6まで、スポンジケーキ73はたとえば5個が並列に加
工される。コンベアベルト76からは1列に取出され
て、カーブコンベア77を介してセンタリングコンベア
10によって整列され、コンベアベルト78からウェイ
トチェッカ79に取出される。ウェイトチェッカ79で
は、一定の位置にスポンジケーキ73が整列していない
と正確な重量を計測することができない。一方、クリー
ム充填装置75からコンベアベルト76上にスポンジケ
ーキ73を取出すときに、スポンジケーキ73の位置が
ずれてしまう。このためセンタリングコンベア10を設
け、位置がずれたスポンジケーキ73を整列させる必要
がある。
【0016】クリーム充填装置75からコンベアベルト
76上にスポンジケーキ73を移行させるときに位置が
ずれる理由を図5によって説明する。クリーム充填装置
75では、プーリ81,82間に掛け渡されたベルトの
上方に充填機83が配置される。取出装置74からスポ
ンジケーキ73はベルト上に移行し、充填機83によっ
てクリーム84が充填された後、エアノズル85からの
エア噴射によってコンベアベルト76上に移行する。ク
リーム充填装置75から取外すときには、既にクリーム
84が充填されているので、底面からエア噴射を行う必
要がある。このため、コンベアベルト76上に移行する
位置にばらつきが生じる。
【0017】以上の実施例においては、センタリングコ
ンベア10はウェイトチェッカ79で正確に重量を測定
するために用いているけれども、金属などの異物を検査
したり、さらに装飾を施したり、梱包したりする装置に
位置決めして供給するようにしてもよいことは勿論であ
る。また搬送する物品は、スポンジケーキばかりではな
く他の食品であってもよいことは勿論である。ガイドな
どに接触させる必要がないので、衛生的に取扱うことが
できる。さらに物品は食品に限られず、ガイドを使用し
ないので傷や変形を受けることなく整列させることがで
きる。
【0018】図1〜図3に示す実施例では、モータ15
からの回転駆動力を連結軸16を介して各ローラ20〜
29,30〜39に伝達するようにしているけれども、
各軸受箱17,18毎に設けたり、一部のローラ20〜
29,30〜39を直接モータで駆動するようにしても
よいことは勿論である。また回転力伝達の機構には歯車
などを用いてもよいことは勿論である。本実施例によれ
ば、軸受箱17,18間の間隔を変えたり、各ローラ2
0〜29,30〜39の傾斜を変えても回転力を効率的
に伝達することができる。
【0019】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、2列に配
列されるコンベアローラによって、入口から出口まで物
品を搬送する間に物品をセンタリングすることができ
る。したがって、柔らかく油脂を含むスポンジケーキの
ような物品であっても、傷が付いたり変形したりするこ
となく、かつ衛生的にセンタリングしながら搬送するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の概略的な構成を示す平面図
である。
【図2】図1に示す切断面線II−IIから見た断面図
である。
【図3】図1に示す切断面線III−IIIから見た断
面図である。
【図4】図1に示す実施例のセンタリングコンベア10
を用いる製造ラインの概略的な構成を示す平面図であ
る。
【図5】図4に示すクリーム充填装置75の概略的な側
面図である。
【図6】従来からのセンタリング装置の概略的な平面図
である。
【符号の説明】
10 センタリングコンベア 11 上流側コンベアベルト 12 下流側コンベアベルト 15 モータ 16 連結軸 17,18 軸受箱 20〜29,30〜39 ローラ 47,48 スプロケット 49 チェーン 51,52,54,55,62,63 プーリ 53,56,64,65 ベルト 61 軸 79 ウェイトチェッカ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−99105(JP,A) 特開 昭51−68083(JP,A) 実開 平2−64518(JP,U) 実開 昭56−121007(JP,U) 実公 平4−52180(JP,Y2) 実公 昭52−47266(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65G 47/28 B65G 13/00

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のコンベアローラが2列に、各列の
    コンベアローラの長さが上流側から下流側に向かって短
    くなるように配列され、 各列のコンベアローラが中央に向けて低くなるように傾
    斜され、かつ中央が上流側になるように水平面内でV字
    形に配列されることを特徴とするセンタリングコンベ
    ア。
JP1992085046U 1992-12-10 1992-12-10 センタリングコンベア Expired - Lifetime JP2572009Y2 (ja)

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JP1992085046U JP2572009Y2 (ja) 1992-12-10 1992-12-10 センタリングコンベア

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JPH0647227U JPH0647227U (ja) 1994-06-28
JP2572009Y2 true JP2572009Y2 (ja) 1998-05-20

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ID=13847738

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KR102408578B1 (ko) * 2021-04-06 2022-06-14 주식회사 보우시스템 싱귤레이터 및 이를 이용한 물품 정렬방법

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