JP2571900B2 - 吸水性ゲル体を含有するブラスト材及び発塵防止方法 - Google Patents

吸水性ゲル体を含有するブラスト材及び発塵防止方法

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JP2571900B2
JP2571900B2 JP50673092A JP50673092A JP2571900B2 JP 2571900 B2 JP2571900 B2 JP 2571900B2 JP 50673092 A JP50673092 A JP 50673092A JP 50673092 A JP50673092 A JP 50673092A JP 2571900 B2 JP2571900 B2 JP 2571900B2
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blasting
blast
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愈 高島
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Aikoh Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明はブラスト材の改良、特に従来のブラスト材に
吸水性ゲル体を混和することにより、ブラスト作業時に
おける発塵を皆無とし、かつ被ブラスト品の摩耗による
損傷等を防止する方法に関する。
背景技術 成形型、例えばダイキヤスト金型、砂鋳型用木型、樹
脂成形型、石膏型等に付着した塗型剤、造型用砂、樹脂
類の剥離除去、更に金属製品の錆落し、塗料(カラーチ
ェックペイントも含む)等には周知のブラスト材を用い
るブラステングが行われているが、発塵が激しく作業環
境を悪化し、場合によっては被ブラスト製品を摩耗かつ
損傷することが知られているが、適切な改善策は提案さ
れていない。
本発明はこれら従来方法の発塵を皆無とし、かつ被ブ
ラスト製品の摩耗損傷を防止するブラスト材及び発塵防
止方法を提供することを目的とするものである。
発明の開示 本発明のブラスト材は周知のブラスト原料に吸水性ゲ
ル体を30重量%以下混和したものからなり、前記吸水性
ゲル体は、ポリアクリル酸系、ポリアミン系、ポリアミ
ド系、ポリビニルアルコール系の合成高分子又はアルギ
ン酸、カラゲナン等の天然高分子の単独又は混合物ゲル
体である。
また、前記ブラスト原料とは硅砂、鉄、鋼、アルミ
ナ、ガラス又は樹脂類の粉粒体であって、これらブラス
ト材を用いることにより発塵を皆無とし、被ブラスト品
の摩耗による損傷を防止し、同様に錆落し、塗料の剥離
に用いることができ、更に粉粒体に吸水性ゲル体を30重
量%以下混和することにより、該粉粒体の取扱いの際の
発塵を防止しうるものである。
発明を実施するための最良の形態 本発明のブラスト材を金型鋳造用金型の清掃に用いた
例について具体例を説明する。
使用したブラスト材は硅砂(5号)80重量%と吸水性
ゲル体(ポリアクリル酸ナトリウム)20重量%の混合物
であり、このブラスト材を下記の条件で高温状態の金型
に適用した: 吹付け時間 4〜5分/ホット金型 吹付け圧 6kg/cm2 吹付け量 1kg/分 尚、比較例として硅砂のみのブラスト材を用いた場合
は次のようである。
吹付け時間 8〜10分/ホット金型 吹付け圧 6kg/cm2 吹付け量 1.5kg/分 吹付け距離は金型から5〜30cmであり、100%硅砂の
みを吹付けた場合に較べて、本発明のブラスト材を用い
るとブラスト材からの粉塵量は皆無であり、剥離された
塗型剤の粉塵のみが発生する。100%硅砂のブラスト材
を使用すると猛烈に粉塵が発生し、金型の表面が視認で
きない状態となり、粉塵の飛散範囲は2〜3mとなるが、
本発明ブラスト材使用の場合は粉塵の発生が皆無で金型
表面はよく視認でき、塗型剤の除去が容易となり、飛散
距離は1〜1.5mと減少した。尚、本発明ブラスト材の吹
付け流速は硅砂のみに比べて若干スピードが落ちること
が認められた。本発明による塗型剤の除去時間は50%短
縮できた。
以上、本発明を金型の塗型剤の剥離、清掃の具体例に
ついて説明したが、本発明のブラスト材はこれら具体例
に限定されず、製品表面の塗料の剥離除去、例えば、鋳
物のピンホールなどの欠陥検査に使用されているカラー
チエックペイントの剥離に適用することもでき、更に粉
粒体の取扱いの際に本発明の吸水性ゲル体を混和するこ
とにより、発塵を防止して作業環境の悪化を防止しう
る。
本発明による効果を列記すれば次のとおりである: a)コストダウン 金型鋳造用金型のブラスト(硅砂、鉄粉、ガラス粉及
びアルミナ粉)は一般的に1日に1〜2回行われる。
吹付け時間は一般的には10〜20分であり、本発明ブラ
スト材の使用により、5〜10分となる。
従って工場の生産能力を増加することになる。
b)金型の耐用 金型鋳造用金型は、年間30,000〜60,000シヨット(圧
入回数)使用されます。
ブラストの目的は、金型の表面に付着した塗型剤を取
り除く事であるが金型の温度が高い為、吹付けられた硅
砂は金型の表面を摩耗することにもなる。
本発明ブラスト材は硅砂に較べて、温度に関係なく、
吹付け時間を30〜50%短縮して、使用量が30〜50%少な
くなるので、金型の耐用年数が30〜50%延びる事が認め
られた。
c)作業者の健康改善 作業者は作業場の粉塵がひどい為、一般的に、ポリエ
チレンのカバー等で保護しているが夏場は温度が上が
り、長時間続けて作業するのは困難である。
本発明ブラスト材を使用する事により、保護の為に、
保護眼鏡とマスクだけが必要となり、作業労働条件が改
善され粉塵公害の発生を大幅に減少することができる。
産業上の利用可能性 本発明は金型の清掃及び作業環境を改善し、塗料の剥
離、除去及び粉粒体の取扱いの際に発生する発塵防止に
適用することができる。

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブラスト原料に吸水性ゲル体を30重量%以
    下混和したことを特徴とするブラスト材。
  2. 【請求項2】前記吸水性ゲル体は、ポリアクリル酸系、
    ポリアミン系、ポリアミド系、ポリビニルアルコール系
    の合成高分子又はアルギン酸、カラゲナン等の天然高分
    子の単独又は混合物ゲル体である、請求の範囲第1項記
    載のブラスト材。
  3. 【請求項3】前記ブラスト原料が硅砂、鉄、鋼、アルミ
    ナ、ガラス又は樹脂類である請求の範囲第1項記載のブ
    ラスト材。
  4. 【請求項4】前記ブラスト原料が粉状又は粒状である請
    求の範囲第1項記載のブラスト材。
  5. 【請求項5】ブラスト原料に吸水性ゲル体を30重量%以
    下混和してなるブラスト材を用いて成形型及び成形品を
    ブラストすることを特徴とする、発塵防止及び被ブラス
    ト品の摩耗防止方法。
  6. 【請求項6】錆落とし、塗料の剥離に前記ブラスト材を
    用いる請求の範囲第5項記載の発塵防止及び被ブラスト
    品の摩耗防止方法。
JP50673092A 1992-03-18 1992-03-18 吸水性ゲル体を含有するブラスト材及び発塵防止方法 Expired - Lifetime JP2571900B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000021716A1 (fr) * 1998-10-14 2000-04-20 Shin-Etsu Handotai Co., Ltd. Agent de sablage, galette traitee par cet agent et procede de traitement correspondant

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WO2000021716A1 (fr) * 1998-10-14 2000-04-20 Shin-Etsu Handotai Co., Ltd. Agent de sablage, galette traitee par cet agent et procede de traitement correspondant

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