JP2571857Y2 - キャリアテープシール装置 - Google Patents

キャリアテープシール装置

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JP2571857Y2
JP2571857Y2 JP1992064267U JP6426792U JP2571857Y2 JP 2571857 Y2 JP2571857 Y2 JP 2571857Y2 JP 1992064267 U JP1992064267 U JP 1992064267U JP 6426792 U JP6426792 U JP 6426792U JP 2571857 Y2 JP2571857 Y2 JP 2571857Y2
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tape
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heat sealer
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幹夫 関口
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Taiyo Yuden Co Ltd
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Taiyo Yuden Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、一定の間隔でチップ状
回路部品を収納した収納テープの両側にカバーテープを
熱融着してシールするキャリアテープシール装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、チップ状回路部品を包装する形
態として、キャリアテープによる包装手段がとられる。
図3は、このキャリアテープによりチップ状回路部品a
を包装した状態を示す図である。長尺な収納テープaに
は、その長手方向に一定の間隔でエンボス加工により凹
状の収納部dが形成され、これにチップ状回路部品cが
収納されている。また、この収納テープaの一方の側部
に一定の間隔でトラック送り用の送り孔eが開設されて
いる。前記収納テープaには、その収納部dの上面を閉
じるように、カバーテープbが重ね合わせられ、この両
側が収納テープaの両側に熱融着されている。図3は、
カバーテープbを収納テープaから一部剥した状態を示
している。
【0003】このようにして、キャリアテープのシール
を行なう従来の装置を図2に示す。同図において紙面の
前後方向に連続するガイドレール1が備えられ、この上
面に深いガイド溝4が形成され、その両側に浅いガイド
溝5が形成されている。このガイド溝4、5の上にヒー
トシーラー2が対向して配置され、このヒートシーラー
2は、空圧シリンダー等の昇降機構3により上下動され
る。このヒートシーラー2の下面には、前記ガイドレー
ル1の浅いガイド溝5に対向して2つのシール部6が突
設されている。さらに、ヒートシーラー2の内部に、こ
のシール部6を加熱するヒーター7が設けられ、このヒ
ーター7により加熱されるシール部6の温度は、熱電対
等の温度センサー8により測定され、所定の温度に制御
される。
【0004】このシール装置において、収納テープa
は、チップ状回路部品cを収納したその収納部dが前記
ガイドレール1の深いガイド溝4に収納されると共に、
その両側部が浅いガイド溝5に支持された状態で、紙面
の奥から手前へとガイドされながら走行する。同時に、
この収納テープaの上に、その収納部dを閉じるように
長尺なカバーテープbが重ねられる。そして、収納テー
プaとカバーテープbとが間欠的に送られ、それらが停
止したところで、ヒートシーラー2が下降し、その加熱
されたシール部6が浅い溝5の上に乗った収納テープa
の両側部とその上に重ねられたカバーテープbの両側部
との上に当り、その部分を加熱して熱融着する。その後
ヒートシーラー2が上昇する。この動作を繰り返しなが
ら、収納テープaの両側部とその上に重ねられたカバー
テープbの両側部とを、それらの長手方向に亙って連続
的に熱融着し、収納テープaの収納部dをカバーテープ
bでシールする。このキャリアテープに収納されたチッ
プ状回路部品cを取り出すときは、図3で示すように、
収納テープaからカバーテープbを剥し、収納部dの上
側を開いて、そこからチップ状回路部品aを取り出す。
【0005】
【考案が解決しようとしている課題】しかしながら、前
記従来のシール装置では、ヒートシーラー2側にヒータ
ー7が設けられ、これでシール部6が加熱されるが、シ
ールを開始した直後は、ガイドレール1のガイド溝5の
部分が冷めているため、ヒートシーラー2が下降して収
納テープaとカバーテープbとを熱融着しようとする
と、ヒートシーラー2側の熱の多くがガイドレール1側
に奪われる。このため、収納テープaとカバーテープb
とを熱融着するに必要な熱がそれらに与えらえず、所定
の状態に熱融着できない。
【0006】その後、熱融着を繰り返すことで、ガイド
レール1の温度が次第に上昇し、その温度が平衡に達す
ると、それ以後は一定の条件で熱融着が行なわれる。し
かし、それ以前は、熱融着が不安定となり、キャリアテ
ープにカバーテープの融着不良が発生しやすいという欠
点があった。そこで本考案は、前記従来のキャリアテー
プシール装置の課題に鑑み、これを解消し、融着開始直
後から安定し、且つ良好な状態でカバーテープの熱融着
を可能とするキャリアテープシール装置を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、本考案では、
前記の目的を達成するため、一定の間隔でチップ状回路
部品cを収納する収納部dを設けた長尺な収納テープa
をその長手方向に案内するガイドレール11と、該ガイ
ドレール11にガイドされる収納テープaに向けて昇降
し、先端両側に突起状のシール部16を有するヒートシ
ーラー12とを備え、前記ガイドレール11にガイドさ
れて走行する収納テープa上に、その前記収納部dを閉
じるようにカバーテープbを重ね、同カバーテープbの
両側に前記ヒートシーラー12のシール部16を押し当
てて加熱し、カバーテープbを収納テープaの両側に熱
融着するキャリアテープシール装置において、ガイドレ
ール11の前記ヒートシーラー12のシール部16と対
向する部分を加熱するヒーター19と、同ヒートシーラ
ー12のシール部16と対向する部分の温度を測定する
温度センサー20を設けたことを特徴とするキャリアテ
ープシール装置を提供する。
【0008】
【作用】本考案によるキャリアテープシール装置では、
ガイドレール11のヒートシーラー12のシール部16
と対向する部分を加熱するヒーター19を設けているた
め、ヒーター19でその部分を、予め加熱しておくこと
ができる。そしてこの際、温度センサー20で、ヒート
シーラー12のシール部16と対向する部分の温度を測
定しながら、それを最適な温度にすることができる。こ
のようにしてヒートシーラー12のシール部16と対向
する部分が最適な温度に予熱された状態で、ヒートシー
ラー12を上下させて、収納テープaとカバーテープb
との両側の熱融着を開始すれば、熱融着開始直後からヒ
ートシーラー12の熱をガイドレール11側に過度に奪
われずに熱融着ができるようになる。このため、熱融着
開始直後から安定した熱融着を行なうことが可能とな
る。
【0009】
【実施例】次に、図面を参照しながら、本考案の実施例
について、詳細に説明する。本考案案の実施例によるキ
ャリアテープシール装置を図1に示すが、この図から明
かな通り、その基本的な構成は、前記図2に示した従来
のキャリアテープシール装置と共通している。すなわ
ち、ガイドレール11は、図1において紙面の前後方向
に連続するもので、その上面に深いガイド溝14が形成
され、その両側に浅いガイド溝15が形成されている。
ヒートシーラー12は、このガイド溝14、15の真上
に配置され、空圧シリンダー等の昇降機構3により上下
動される。このヒートシーラー12の下面に、前記ガイ
ドレール11の浅いガイド溝15に対向して2つのシー
ル部16が突設されている。
【0010】ヒートシーラー12の内部には、そのシー
ル部16を加熱するヒーター17が設けられ、このヒー
ター17により加熱されるシール部16の温度は、熱電
対等の温度センサー18により測定され、この測定結果
が、図示してないコントローラーにフィードバックさ
れ、このコントローラーでシール部16の温度が所定の
温度に制御される。さらに本発明では、ガイドレール1
1の内部にも、そガイド溝15の浅い両側部分を加熱す
るヒーター19が設けられている。このガイドレール1
1のガイド溝15の浅い側方部分、すなわちヒートシー
ラー12のシール部16と対向する部分の真下に、熱電
対等の温度センサー20が取り付けられ、この温度セン
サー20により測定さた結果により、ガイド溝15の
方の浅い部分の温度が所定の温度に制御される。
【0011】このキャリアテープシール装置において
は、前記ヒーター19で、ガイドレール11のガイド溝
15を適当な温度に加熱してから熱融着を開始する。例
えば、ヒーター19でガイド溝15を加熱せずに、ヒー
トシーラー12のシール部16を約170℃に加熱して
熱融着を開始した場合において、熱融着の繰り返しによ
りガイド溝15が約40〜50℃の温度で平衡状態に達
し、その状態が最も良好且つ安定に熱融着できる場合、
ガイドレール11のガイド溝15を予めこの平衡温度で
ある40〜50℃の温度に加熱してから熱融着を開始す
る。そして、熱融着開始後は、ヒーター19によるガイ
ド溝15の加熱は停止する。こうすることにより、ガイ
ド溝15が熱融着開始直後から平衡状態に達したのと同
じ状態で熱融着ができるようになる。
【0012】熱融着に際しては、収納テープaの収納部
dを前記ガイドレール11の深いガイド溝14に収納し
た状態でガイドすると共に、その両側部を浅いガイド溝
15に支持した状態でガイドし、紙面の奥から手前へと
走行させる。同時に、この収納テープaの上に、その収
納部dを閉じるように長尺なカバーテープbを重ねる。
そして、収納テープaとカバーテープbとを間欠的に送
りながら、停止したところで、ヒートシーラー12を下
降させ、その加熱されたシール部16を浅い溝15の上
に乗った収納テープaの両側部とその上に重ねられたカ
バーテープbの両側部との上に当て、その部分を熱融着
した後、ヒートシーラー12を上昇させる。これを繰り
返しながら、収納テープaの両側部とその上に重ねられ
たカバーテープbの両側部とを、それらの長手方向に亙
って連続的に熱融着し、収納テープaの収納部dをカバ
ーテープbでシールする。
【0013】
【考案の効果】以上説明した通り、本考案によれば、ガ
イドレール11のヒートシーラー12のシール部16と
対向する部分を、予め適当な温度に加熱した後、収納テ
ープaとカバーテープbとの両側の熱融着を開始するこ
とができる。このため、熱融着開始直後から安定し、且
つ良好な状態で熱融着が可能となり、熱融着開始直後の
熱融着の不安定、不良が解消できる効果が得られる。
に本考案では、ガイドレール11のヒートシーラー12
のシール部16と対向する部分の温度を最適化できるた
め、シール品質に最も影響のあるヒートシーラー12の
シール部16とガイドレール11の同シール部16と対
向する部分の温度を安定化させることができ、シール品
質を安定して維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示すキャリアテープシール装
置の縦断正面図である。
【図2】従来例を示すキャリアテープシール装置の縦断
正面図である。
【図3】キャリアテープシール装置でシールされるキャ
リアテープを示す要部斜視図である。
【符号の説明】
11 ガイドレール 12 ヒートシーラー 14 収納テープの収納部を案内するガイド溝 15 収納テープの両側部を案内するガイド溝 16 ヒートシーラーのシール部 17 ヒートシーラーのヒーター18 温度センサー 19 ガイドレールのヒーター20 温度センサー a 収納テープ b カバーテープ c チップ状回路部品 d 収納テープの収納部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定の間隔でチップ状回路部品(c)を
    収納する収納部(d)を設けた長尺な収納テープ(a)
    をその長手方向に案内するガイドレール(11)と、該
    ガイドレール(11)にガイドされる収納テープ(a)
    に向けて昇降し、先端両側に突起状のシール部(16)
    を有するヒートシーラー(12)とを備え、前記ガイド
    レール(11)にガイドされて走行する収納テープ
    (a)上に、その前記収納部(d)を閉じるようにカバ
    ーテープ(b)を重ね、同カバーテープ(b)の両側に
    前記ヒートシーラー(12)のシール部(16)を押し
    当てて加熱し、カバーテープ(b)を収納テープ(a)
    の両側に熱融着するキャリアテープシール装置におい
    て、ガイドレール(11)の前記ヒートシーラー(2)
    のシール部(16)と対向する部分を加熱するヒーター
    (19)と、同ヒートシーラー(2)のシール部(1
    6)と対向する部分の温度を測定する温度センサー(2
    0)を設けたことを特徴とするキャリアテープシール装
    置。
JP1992064267U 1992-08-22 1992-08-22 キャリアテープシール装置 Expired - Lifetime JP2571857Y2 (ja)

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JPH0622207U JPH0622207U (ja) 1994-03-22
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Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3060204U (ja) * 1998-11-06 1999-08-17 株式会社荏原電産 電気機器収容用箱体

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JPH0622207U (ja) 1994-03-22

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