JP2570254Y2 - 培養装置 - Google Patents
培養装置Info
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- JP2570254Y2 JP2570254Y2 JP907292U JP907292U JP2570254Y2 JP 2570254 Y2 JP2570254 Y2 JP 2570254Y2 JP 907292 U JP907292 U JP 907292U JP 907292 U JP907292 U JP 907292U JP 2570254 Y2 JP2570254 Y2 JP 2570254Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- culture solution
- nozzle
- support frame
- pipe
- cylinder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12M—APPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
- C12M29/00—Means for introduction, extraction or recirculation of materials, e.g. pumps
- C12M29/06—Nozzles; Sprayers; Spargers; Diffusers
- C12M29/08—Air lift
Landscapes
- Wood Science & Technology (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Zoology (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Sustainable Development (AREA)
- Microbiology (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Genetics & Genomics (AREA)
- Biotechnology (AREA)
- Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案に係る培養装置は、酵母
菌、或は乳酸菌等の微生物、或は植物細胞を培養する場
合に使用する事が出来る。
菌、或は乳酸菌等の微生物、或は植物細胞を培養する場
合に使用する事が出来る。
【0002】
【考案の背景】バイオテクノロジーの発達と共に、各種
微生物を培養する事が広く行なわれる様になり、これに
伴なって、新しい培養方法が各種考えられている。効率
的な培養を行なう為には、常に培養液を撹拌して、この
培養液と培養すべき微生物や植物細胞との接触が良好に
行なわれる様にする事が必要である。
微生物を培養する事が広く行なわれる様になり、これに
伴なって、新しい培養方法が各種考えられている。効率
的な培養を行なう為には、常に培養液を撹拌して、この
培養液と培養すべき微生物や植物細胞との接触が良好に
行なわれる様にする事が必要である。
【0003】この様な場合に使用する培養装置として、
例えば特公平2−40316号公報には、図6に示す様
な培養装置が記載されている。
例えば特公平2−40316号公報には、図6に示す様
な培養装置が記載されている。
【0004】この従来から知られた培養装置に於いて
は、円筒状のガラス筒1の下端部に、このガラス筒1の
外径よりも少し大きな外径を有する円板状の底板2を固
定し、ガラス筒1の下端開口を塞いでいる。この底板2
の外周寄り部分で、ガラス筒1の外周面よりも外側に突
出した部分には、複数本のスタッド3、3の下端部を、
それぞれ螺着し固定している。各スタッド3、3の上端
部はそれぞれガラス筒1の上端縁よりも少し上方に迄突
出しており、この上端部を、上記ガラス筒1の外径より
も少し大きな外径を有する円板状の蓋体4の外周寄り部
分に穿設した円孔5、5に、それぞれ挿通している。円
孔5、5を挿通し、蓋体4の上面から突出した各スタッ
ド3、3の上端部には、ナット(図示省略)を螺合自在
として、上記蓋体4をガラス筒1の上端開口部に開閉自
在に装着している。
は、円筒状のガラス筒1の下端部に、このガラス筒1の
外径よりも少し大きな外径を有する円板状の底板2を固
定し、ガラス筒1の下端開口を塞いでいる。この底板2
の外周寄り部分で、ガラス筒1の外周面よりも外側に突
出した部分には、複数本のスタッド3、3の下端部を、
それぞれ螺着し固定している。各スタッド3、3の上端
部はそれぞれガラス筒1の上端縁よりも少し上方に迄突
出しており、この上端部を、上記ガラス筒1の外径より
も少し大きな外径を有する円板状の蓋体4の外周寄り部
分に穿設した円孔5、5に、それぞれ挿通している。円
孔5、5を挿通し、蓋体4の上面から突出した各スタッ
ド3、3の上端部には、ナット(図示省略)を螺合自在
として、上記蓋体4をガラス筒1の上端開口部に開閉自
在に装着している。
【0005】又、ガラス筒1の内側には、このガラス筒
1とほぼ同心に水平方向の円輪板23を設け、この円輪
板23の内周縁に整流板25を、ステー7、7によって
固定している。この整流板25は、上記円輪板23の内
周縁から上方に立ち上る円筒24を有する。
1とほぼ同心に水平方向の円輪板23を設け、この円輪
板23の内周縁に整流板25を、ステー7、7によって
固定している。この整流板25は、上記円輪板23の内
周縁から上方に立ち上る円筒24を有する。
【0006】この整流板25の下端部には、ステンレス
のフィラメントを編組して成る金網を円筒状に形成し
た、支持枠6の下端部を外嵌する事によって、この支持
枠6を上記ガラス筒1の内側に、このガラス筒1とほぼ
同心に固定している。
のフィラメントを編組して成る金網を円筒状に形成し
た、支持枠6の下端部を外嵌する事によって、この支持
枠6を上記ガラス筒1の内側に、このガラス筒1とほぼ
同心に固定している。
【0007】一方、前記底板2の上面中心部には垂直軸
8を植設しており、この垂直軸8に、回転ブロック9の
中心部に固定した倒立円筒状のキャップ10を、回転自
在に被着している。上記回転ブロック9の周囲には環状
の磁石11を嵌合固定しており、この磁石11と環状の
磁石16とを、底板2を介して対向させている。この環
状の磁石16は、底板2を固定した基板12の下方に、
ブラケット13を介して固定した、モ−タ14の出力軸
15に固定している。
8を植設しており、この垂直軸8に、回転ブロック9の
中心部に固定した倒立円筒状のキャップ10を、回転自
在に被着している。上記回転ブロック9の周囲には環状
の磁石11を嵌合固定しており、この磁石11と環状の
磁石16とを、底板2を介して対向させている。この環
状の磁石16は、底板2を固定した基板12の下方に、
ブラケット13を介して固定した、モ−タ14の出力軸
15に固定している。
【0008】キャップ10を介して垂直軸8に回転自在
に支持された、回転ブロック9の外周には、複数枚の平
板状の翼板17、17を放射方向に固定する事で、遠心
多翼ファン18を構成している。
に支持された、回転ブロック9の外周には、複数枚の平
板状の翼板17、17を放射方向に固定する事で、遠心
多翼ファン18を構成している。
【0009】更に、この遠心多翼ファン18の上方で、
前記整流板25を構成する円筒24の内側部分には、ガ
ラス筒1の内側に貯溜された液体中に空気を吹き込む為
の、気泡ノズル19を設けている。この気泡ノズル19
は、ガラス筒1の上端開口を開閉する蓋体4の中心に、
この蓋体4を貫通した状態で固定した送気管20の下端
部に、複数の小孔21、21を有するノズル部22を固
定したもので、送気管20を通じて送り込む圧縮気体を
前記遠心多翼ファン18の直上位置に噴出する様に構成
している。尚、図示及び詳しい説明は省略するが、蓋体
4には送気管20の他、ガラス筒1内の培養液の状態を
検出する為のセンサや、培養液中に栄養分を送る為の管
等が設けられている。
前記整流板25を構成する円筒24の内側部分には、ガ
ラス筒1の内側に貯溜された液体中に空気を吹き込む為
の、気泡ノズル19を設けている。この気泡ノズル19
は、ガラス筒1の上端開口を開閉する蓋体4の中心に、
この蓋体4を貫通した状態で固定した送気管20の下端
部に、複数の小孔21、21を有するノズル部22を固
定したもので、送気管20を通じて送り込む圧縮気体を
前記遠心多翼ファン18の直上位置に噴出する様に構成
している。尚、図示及び詳しい説明は省略するが、蓋体
4には送気管20の他、ガラス筒1内の培養液の状態を
検出する為のセンサや、培養液中に栄養分を送る為の管
等が設けられている。
【0010】以上に述べた通り構成される従来の培養装
置によって、酵母菌、或は乳酸菌等の微生物、或は植物
細胞を培養する場合、先ずガラス筒1の内側に培養液と
共に、培養すべき微生物を固定した粒状ゲルや、培養す
べき植物細胞を投入する。
置によって、酵母菌、或は乳酸菌等の微生物、或は植物
細胞を培養する場合、先ずガラス筒1の内側に培養液と
共に、培養すべき微生物を固定した粒状ゲルや、培養す
べき植物細胞を投入する。
【0011】投入を完了したならば、送気管20を通じ
て、気泡ノズル19を構成するノズル部22内に圧縮空
気を送り込み、このノズル部22の小孔21、21から
ガラス筒1内に貯溜された培養液中に空気を吹き込みつ
つ、モータ14に通電する事によって、遠心多翼ファン
18を回転させる。
て、気泡ノズル19を構成するノズル部22内に圧縮空
気を送り込み、このノズル部22の小孔21、21から
ガラス筒1内に貯溜された培養液中に空気を吹き込みつ
つ、モータ14に通電する事によって、遠心多翼ファン
18を回転させる。
【0012】即ち、モータ14への通電により、このモ
ータ14の出力軸15に固定された磁石16を回転させ
ると、マグネットカップリング作用によって、この磁石
16と底板2を介して対向した磁石11が回転し、この
磁石11と共に回転ブロック9に固定された複数枚の翼
板17、17により構成された遠心多翼ファン18が、
整流板25を構成する円輪板23の下側に於いて、垂直
軸8を中心として回転する。
ータ14の出力軸15に固定された磁石16を回転させ
ると、マグネットカップリング作用によって、この磁石
16と底板2を介して対向した磁石11が回転し、この
磁石11と共に回転ブロック9に固定された複数枚の翼
板17、17により構成された遠心多翼ファン18が、
整流板25を構成する円輪板23の下側に於いて、垂直
軸8を中心として回転する。
【0013】モータ14への通電に伴なう遠心多翼ファ
ン18の回転により、培養液を貯溜したガラス筒1の底
部に、上記円輪板23の下面に沿ってガラス筒1の中心
寄り部分から外側に向う流れが惹起され、これに伴なっ
て整流板25を構成する円筒24の内側に通じる支持枠
6の内側の圧力が外側の圧力よりも低くなる。
ン18の回転により、培養液を貯溜したガラス筒1の底
部に、上記円輪板23の下面に沿ってガラス筒1の中心
寄り部分から外側に向う流れが惹起され、これに伴なっ
て整流板25を構成する円筒24の内側に通じる支持枠
6の内側の圧力が外側の圧力よりも低くなる。
【0014】この様に遠心多翼ファン18の回転に伴な
って支持枠6の内外に圧力差が生じると、この支持枠6
の外側に存在する培養液が支持枠6の内側に流れ込もう
とする流れが惹起され、ガラス筒1内の培養液は支持枠
6の内側を流下し、支持枠6の外周面とガラス筒1の内
周面との間の筒状の空間を上昇しつつガラス筒1内を循
環して流れる。ところが、この流れの途中に存在する支
持枠6に形成された多数の小孔(網目)は、培養液と共
にガラス筒1内に投入された多数の粒状ゲルや植物細胞
の粒径(3〜5mm)よりも小さい。従って、培養液と共
に流れようとする各粒状ゲルはこの小孔を通過する事は
出来ず、支持枠6の外周面に付着したままとなり、培養
液のみが支持枠6を通過しつつ流れる。
って支持枠6の内外に圧力差が生じると、この支持枠6
の外側に存在する培養液が支持枠6の内側に流れ込もう
とする流れが惹起され、ガラス筒1内の培養液は支持枠
6の内側を流下し、支持枠6の外周面とガラス筒1の内
周面との間の筒状の空間を上昇しつつガラス筒1内を循
環して流れる。ところが、この流れの途中に存在する支
持枠6に形成された多数の小孔(網目)は、培養液と共
にガラス筒1内に投入された多数の粒状ゲルや植物細胞
の粒径(3〜5mm)よりも小さい。従って、培養液と共
に流れようとする各粒状ゲルはこの小孔を通過する事は
出来ず、支持枠6の外周面に付着したままとなり、培養
液のみが支持枠6を通過しつつ流れる。
【0015】この様に、外周面に粒状ゲルが付着した支
持枠6を通過して流れる培養液中には、前記遠心多翼フ
ァン18の直上で、整流板25を構成する円筒24の内
側位置に設けた気泡ノズル19から空気が送り込まれて
おり、この培養液中に常に十分な空気が溶存する状態に
保っている為、上記支持枠6に付着した粒状ゲルに固定
された微生物には、常に十分な空気が供給され、連続的
な培養が行なわれて、培養液中の微生物の数が次第に増
加する。
持枠6を通過して流れる培養液中には、前記遠心多翼フ
ァン18の直上で、整流板25を構成する円筒24の内
側位置に設けた気泡ノズル19から空気が送り込まれて
おり、この培養液中に常に十分な空気が溶存する状態に
保っている為、上記支持枠6に付着した粒状ゲルに固定
された微生物には、常に十分な空気が供給され、連続的
な培養が行なわれて、培養液中の微生物の数が次第に増
加する。
【0016】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上述の様に
構成され作用する従来の培養装置の場合、大型化が難し
く、一度に多量の微生物や植物細胞を培養する事が出来
ない。
構成され作用する従来の培養装置の場合、大型化が難し
く、一度に多量の微生物や植物細胞を培養する事が出来
ない。
【0017】即ち、前記従来構造の場合、培養液に支持
枠6を通過する流れを惹起させる為に、遠心多翼ファン
18を使用していたが、培養装置の容量を増大させる事
に伴なって上記支持枠6の径が大きくなると、この支持
枠6全体に均一な流れを惹起させる事が難しくなって、
培養すべき微生物を付着させた粒状ゲルや植物細胞が、
上記支持枠6の一部のみしか付着しなくなる。又、上記
遠心多翼ファン18の回転により培養液の渦流が発生
し、この渦流によって、培養すべき微生物や植物細胞に
剪断力が加わる。これらの結果、培養作業の効率が低下
する。
枠6を通過する流れを惹起させる為に、遠心多翼ファン
18を使用していたが、培養装置の容量を増大させる事
に伴なって上記支持枠6の径が大きくなると、この支持
枠6全体に均一な流れを惹起させる事が難しくなって、
培養すべき微生物を付着させた粒状ゲルや植物細胞が、
上記支持枠6の一部のみしか付着しなくなる。又、上記
遠心多翼ファン18の回転により培養液の渦流が発生
し、この渦流によって、培養すべき微生物や植物細胞に
剪断力が加わる。これらの結果、培養作業の効率が低下
する。
【0018】本考案の培養装置は、上述の様な事情に鑑
みて考案されたものである。
みて考案されたものである。
【0019】
【課題を解決する為の手段】本考案の培養装置は、下端
開口を底板によって塞がれ、上端開口部に開閉自在な蓋
体を設けた貯溜筒と、この貯溜筒の中心に上下方向に亙
って配置され、周面に複数のノズル孔を設けて、内部に
送り込んだ培養液をこのノズル孔から周囲に噴出自在と
した吹き出しノズルと、上記貯溜筒の内側でこの吹き出
しノズルの周囲に、この吹き出しノズルとほぼ同心に設
けた円筒状の支持枠と、上記貯溜筒の内側で上記支持枠
の周囲に、上記吹き出しノズルとほぼ同心に配置され、
周面に設けられた複数の孔を介して、内部に存在する培
養液を、周囲に流出自在とした外側筒と、この外側筒の
外周側に流出した培養液を、上記吹き出しノズルの内側
に送り込む為のポンプとから構成される。
開口を底板によって塞がれ、上端開口部に開閉自在な蓋
体を設けた貯溜筒と、この貯溜筒の中心に上下方向に亙
って配置され、周面に複数のノズル孔を設けて、内部に
送り込んだ培養液をこのノズル孔から周囲に噴出自在と
した吹き出しノズルと、上記貯溜筒の内側でこの吹き出
しノズルの周囲に、この吹き出しノズルとほぼ同心に設
けた円筒状の支持枠と、上記貯溜筒の内側で上記支持枠
の周囲に、上記吹き出しノズルとほぼ同心に配置され、
周面に設けられた複数の孔を介して、内部に存在する培
養液を、周囲に流出自在とした外側筒と、この外側筒の
外周側に流出した培養液を、上記吹き出しノズルの内側
に送り込む為のポンプとから構成される。
【0020】
【作用】上述の様に構成される本考案の培養装置によ
り、微生物や植物細胞を培養する場合には、貯溜筒内に
培養液を入れ、支持枠の内周面と吹き出しノズルの外周
面との間の円筒状空間内に、上記微生物を付着させた粒
状ゲルや植物細胞を投入した状態で、ポンプを運転す
る。
り、微生物や植物細胞を培養する場合には、貯溜筒内に
培養液を入れ、支持枠の内周面と吹き出しノズルの外周
面との間の円筒状空間内に、上記微生物を付着させた粒
状ゲルや植物細胞を投入した状態で、ポンプを運転す
る。
【0021】ポンプの運転に伴ない、外側筒の外側に存
在する培養液がポンプに吸い込まれ、上記吹き出しノズ
ルのノズル孔から噴出する。
在する培養液がポンプに吸い込まれ、上記吹き出しノズ
ルのノズル孔から噴出する。
【0022】この結果培養液が、上記支持枠の内側から
外側に流れ、上記円筒状空間内に投入された粒状ゲルや
植物細胞が、上記支持枠の内周面に付着する。支持枠の
内側から外側筒の外側への培養液の流れは、上記外側筒
の存在により均一になると共に、この均一な流れは上記
ポンプの運転を継続する限り途絶える事はない。この
為、上記粒状ゲルに付着した微生物や植物細胞は、絶え
間なく培養液に曝されて、この微生物や植物細胞の培養
が効率良く行なわれる。
外側に流れ、上記円筒状空間内に投入された粒状ゲルや
植物細胞が、上記支持枠の内周面に付着する。支持枠の
内側から外側筒の外側への培養液の流れは、上記外側筒
の存在により均一になると共に、この均一な流れは上記
ポンプの運転を継続する限り途絶える事はない。この
為、上記粒状ゲルに付着した微生物や植物細胞は、絶え
間なく培養液に曝されて、この微生物や植物細胞の培養
が効率良く行なわれる。
【0023】
【実施例】図1〜5は本考案の実施例を示している。例
えば容積約60リットル程度の円筒形に造られた貯溜筒
26の下部外周面には、外筒27を液密に取り付けて、
この外筒27の内周面と上記貯溜筒26の外周面との間
にジャケット28を形成している。29、30は、上記
ジャケット28に滅菌用の蒸気、或は温度調整用の流体
を流す為の管接続口である。31は、貯溜筒26の下部
外周面2箇所位置に設けた培養液流出管、32は、底板
33の中心部を液密に貫通した状態で設けた培養液流入
管である。
えば容積約60リットル程度の円筒形に造られた貯溜筒
26の下部外周面には、外筒27を液密に取り付けて、
この外筒27の内周面と上記貯溜筒26の外周面との間
にジャケット28を形成している。29、30は、上記
ジャケット28に滅菌用の蒸気、或は温度調整用の流体
を流す為の管接続口である。31は、貯溜筒26の下部
外周面2箇所位置に設けた培養液流出管、32は、底板
33の中心部を液密に貫通した状態で設けた培養液流入
管である。
【0024】この培養液流入管32の上方に連続させる
状態で、上記貯溜筒26の中央部には、上端が塞がれ
た、円管状の吹き出しノズル34を設けている。この吹
き出しノズル34には、上下に亙って複数のノズル孔3
5、35を形成し、上記培養液流入管32から送り込ま
れた培養液を、周囲に向けて噴出する様にしている。
状態で、上記貯溜筒26の中央部には、上端が塞がれ
た、円管状の吹き出しノズル34を設けている。この吹
き出しノズル34には、上下に亙って複数のノズル孔3
5、35を形成し、上記培養液流入管32から送り込ま
れた培養液を、周囲に向けて噴出する様にしている。
【0025】上記吹き出しノズル34の周囲には、金網
により、例えば容量が30リットル程度の大きさの有底
円筒状に形成した、支持枠37を配設している。即ち、
上記支持枠37は、円筒部38と、この円筒部38の下
端開口部を、中心部に設けた円孔を除いて塞ぐ、円輪状
の底板部39とから構成されている。そして、この底板
部39の円孔を、上記吹き出しノズル34に嵌合する事
により、上記支持枠37を上記吹き出しノズル34の周
囲に支持している。この状態で、この吹き出しノズル3
4と上記円筒部38とは、互いに同心になる。
により、例えば容量が30リットル程度の大きさの有底
円筒状に形成した、支持枠37を配設している。即ち、
上記支持枠37は、円筒部38と、この円筒部38の下
端開口部を、中心部に設けた円孔を除いて塞ぐ、円輪状
の底板部39とから構成されている。そして、この底板
部39の円孔を、上記吹き出しノズル34に嵌合する事
により、上記支持枠37を上記吹き出しノズル34の周
囲に支持している。この状態で、この吹き出しノズル3
4と上記円筒部38とは、互いに同心になる。
【0026】尚、図示の実施例に於いては、上記吹き出
しノズル34の下端部と培養液流入管32の上端部と
を、Oリング42を介在させる事により液密に嵌着する
事で、前記培養液流入管32と吹き出しノズル34とを
接続している。又、上記支持枠37を構成する円筒部3
8の上端縁2箇所位置には、起倒自在の把手43、43
を設け、この把手43、43により上記支持枠37を、
前記貯溜筒26から引き出せる様にしている。
しノズル34の下端部と培養液流入管32の上端部と
を、Oリング42を介在させる事により液密に嵌着する
事で、前記培養液流入管32と吹き出しノズル34とを
接続している。又、上記支持枠37を構成する円筒部3
8の上端縁2箇所位置には、起倒自在の把手43、43
を設け、この把手43、43により上記支持枠37を、
前記貯溜筒26から引き出せる様にしている。
【0027】又、上記支持枠37の外側には、外側筒で
ある、多孔板製で円筒状のバッフル筒44が設けられて
いる。即ち、このバッフル筒44の上端縁部には支持環
45を溶接固定し、この支持環45を、前記貯溜筒26
の上端縁部内周面に固定している。このバッフル筒44
は、培養液を循還させる際に、培養液の流れを平均化さ
せる機能を有する。
ある、多孔板製で円筒状のバッフル筒44が設けられて
いる。即ち、このバッフル筒44の上端縁部には支持環
45を溶接固定し、この支持環45を、前記貯溜筒26
の上端縁部内周面に固定している。このバッフル筒44
は、培養液を循還させる際に、培養液の流れを平均化さ
せる機能を有する。
【0028】又、前記貯溜筒26の一側面には環状のセ
ンサホルダ47を設け、このセンサホルダ47内に、上
記貯溜筒26内の培養液の温度、PH値、溶存酸素濃度
を測定する為のセンサを、挿入自在としている。又、上
記貯溜筒26の他側面には、覗き窓48を設け、この覗
き窓48を通じて上記貯溜筒26内を、目視自在として
いる。そして、上記貯溜筒26の側面上部には採光窓4
9(図3〜4)を設け、この貯溜筒26内を照らせる様
にしている。
ンサホルダ47を設け、このセンサホルダ47内に、上
記貯溜筒26内の培養液の温度、PH値、溶存酸素濃度
を測定する為のセンサを、挿入自在としている。又、上
記貯溜筒26の他側面には、覗き窓48を設け、この覗
き窓48を通じて上記貯溜筒26内を、目視自在として
いる。そして、上記貯溜筒26の側面上部には採光窓4
9(図3〜4)を設け、この貯溜筒26内を照らせる様
にしている。
【0029】一方、貯溜筒26の上端開口部は、蓋体5
1により開閉自在としている。この蓋体51の上面一端
部(図2の左端部)には把手52を固着すると共に、上
面他端部(図2の右端部)には、レバー78を操作する
事によりこの蓋体51を少し持ち上げるリフタ77を設
けている。又、蓋体51の周縁部複数箇所(図示の例で
は6個所)にはU字形の切り込み53、53を、等間隔
に形成している。貯溜筒26の上端部外周面複数箇所
で、各切り込み53、53に整合自在な部分には、それ
ぞれボルト54、54の基端部を枢着し、各ボルト5
4、54の先端部にナット55、55を螺合させてい
る。
1により開閉自在としている。この蓋体51の上面一端
部(図2の左端部)には把手52を固着すると共に、上
面他端部(図2の右端部)には、レバー78を操作する
事によりこの蓋体51を少し持ち上げるリフタ77を設
けている。又、蓋体51の周縁部複数箇所(図示の例で
は6個所)にはU字形の切り込み53、53を、等間隔
に形成している。貯溜筒26の上端部外周面複数箇所
で、各切り込み53、53に整合自在な部分には、それ
ぞれボルト54、54の基端部を枢着し、各ボルト5
4、54の先端部にナット55、55を螺合させてい
る。
【0030】上記貯溜筒26の上端開口部を塞ぐ場合に
は、各ボルト54、54を下方に垂れ下げた状態で、上
記開口部に上記蓋体51を被せ、上記切り込み53、5
3とボルト54、54とを整合させた後、このボルト5
4、54を上方に回動させて、各ボルト54、54の中
間部を上記切り込み53、53に進入させる。次いで、
各ボルト54、54の先端部に螺合したナット55、5
5を緊締し、各ナット55、55の下面により、上記蓋
体51を貯溜筒26の上端縁に抑え付ける。上記上端開
口部を開放する場合には逆の作業を行なった後、リフタ
77を構成するレバー78を操作する事でこのリフタ7
7により蓋体51を少し持ち上げ、更に把手52を持っ
て竪軸を中心として蓋体51を側方に回転させる。
は、各ボルト54、54を下方に垂れ下げた状態で、上
記開口部に上記蓋体51を被せ、上記切り込み53、5
3とボルト54、54とを整合させた後、このボルト5
4、54を上方に回動させて、各ボルト54、54の中
間部を上記切り込み53、53に進入させる。次いで、
各ボルト54、54の先端部に螺合したナット55、5
5を緊締し、各ナット55、55の下面により、上記蓋
体51を貯溜筒26の上端縁に抑え付ける。上記上端開
口部を開放する場合には逆の作業を行なった後、リフタ
77を構成するレバー78を操作する事でこのリフタ7
7により蓋体51を少し持ち上げ、更に把手52を持っ
て竪軸を中心として蓋体51を側方に回転させる。
【0031】上述の様に、貯溜筒26の上端開口部に被
着される蓋体51には、覗き窓56、56と、火炎接種
口57と、排気口59と、圧力計60とを設けている。
着される蓋体51には、覗き窓56、56と、火炎接種
口57と、排気口59と、圧力計60とを設けている。
【0032】更に、図5に略示する様に、培養液流出管
31と培養液流入管32とは、途中に送液ポンプ65を
設けた循環パイプ66で接続している。この循環パイプ
66の途中には、給入管79及び排液管74をそれぞれ
接続し、給入管79、循環パイプ66、培養液流入管3
2を介して貯溜筒26内に空気或は水蒸気を送り込み自
在とし、培養液流出管31、循環パイプ66、排液管7
4を介して貯溜筒26内の培養液を排出自在としてい
る。又、この循環パイプ66には、培養液供給管50、
薬液管58の一端を接続し、これら各管50、58を介
して貯溜筒26内に、培養液、或は各種薬液を送り込み
自在としている。
31と培養液流入管32とは、途中に送液ポンプ65を
設けた循環パイプ66で接続している。この循環パイプ
66の途中には、給入管79及び排液管74をそれぞれ
接続し、給入管79、循環パイプ66、培養液流入管3
2を介して貯溜筒26内に空気或は水蒸気を送り込み自
在とし、培養液流出管31、循環パイプ66、排液管7
4を介して貯溜筒26内の培養液を排出自在としてい
る。又、この循環パイプ66には、培養液供給管50、
薬液管58の一端を接続し、これら各管50、58を介
して貯溜筒26内に、培養液、或は各種薬液を送り込み
自在としている。
【0033】一方、前記ジャケット28の上部側面に
は、中間部に弁62を設けた給蒸管64を接続し、ジャ
ケット28の下部側面には、途中にヒータ67と弁68
とを設けた水管69の一端を接続している。又、上記給
蒸管64、並びに水管69の途中で、それぞれ弁62、
68よりもジャケット28側には、途中に弁70と蒸気
トラップ71とを設けたドレン排出管72を接続し、こ
のジャケット28内の蒸気、或は水分を排出自在として
いる。
は、中間部に弁62を設けた給蒸管64を接続し、ジャ
ケット28の下部側面には、途中にヒータ67と弁68
とを設けた水管69の一端を接続している。又、上記給
蒸管64、並びに水管69の途中で、それぞれ弁62、
68よりもジャケット28側には、途中に弁70と蒸気
トラップ71とを設けたドレン排出管72を接続し、こ
のジャケット28内の蒸気、或は水分を排出自在として
いる。
【0034】又、吹き出しノズル34の下端部周囲に
は、培養すべき微生物を、培養液と共に支持枠37に均
一に分散させる為の送気管40を設けている。環状に形
成された送気管40は、図示しないパイプにより貯溜筒
26の外部の空気源に接続しており、培養作業を開始す
る前に、予め送気管40の上面に設けた送気孔41、4
1から空気を送り出す事により、上記微生物を培養液と
共に分散させる。
は、培養すべき微生物を、培養液と共に支持枠37に均
一に分散させる為の送気管40を設けている。環状に形
成された送気管40は、図示しないパイプにより貯溜筒
26の外部の空気源に接続しており、培養作業を開始す
る前に、予め送気管40の上面に設けた送気孔41、4
1から空気を送り出す事により、上記微生物を培養液と
共に分散させる。
【0035】更に、前記蓋体51に設けた排気口59に
は、途中に弁75を設けた排気管76を接続し、貯溜筒
26内に存在する気体の排出を自在としている。
は、途中に弁75を設けた排気管76を接続し、貯溜筒
26内に存在する気体の排出を自在としている。
【0036】上述の様に構成される本考案の培養装置を
使用して、微生物や植物細胞の培養を行なう場合、次の
様に作業する。
使用して、微生物や植物細胞の培養を行なう場合、次の
様に作業する。
【0037】先ず、蓋体51により貯溜筒26の上端開
口部を閉じた状態で、給蒸管63の途中の弁61を開
き、上記給入管79、循環パイプ66、培養液流入管3
2を介して貯溜筒26内に高温の水蒸気を通して、この
貯溜筒26内を滅菌する。貯溜筒26内で生じた凝縮水
は、培養液流出管31、循環パイプ66、排液管74を
通じて排出する。
口部を閉じた状態で、給蒸管63の途中の弁61を開
き、上記給入管79、循環パイプ66、培養液流入管3
2を介して貯溜筒26内に高温の水蒸気を通して、この
貯溜筒26内を滅菌する。貯溜筒26内で生じた凝縮水
は、培養液流出管31、循環パイプ66、排液管74を
通じて排出する。
【0038】所定時間の滅菌が終ったならば、弁61を
閉じてから、上記循環パイプ66途中に接続した培養液
供給管50を介して、上記貯溜筒26内に培養液を注入
する。次いで、給蒸管64の途中の弁62を開いて、ジ
ャケット28に高温の水蒸気を送り込み、上記貯溜筒2
6内の培養液を適温に加熱する。次いで、水管69の途
中の弁68を開き、ヒータ67で加熱した水を上記ジャ
ケット28に供給して、貯溜筒26内の培養液を適温に
保つ。ジャケット28内で生じた凝縮水等は、別途、弁
70を開いてドレン排出管72から排出する。
閉じてから、上記循環パイプ66途中に接続した培養液
供給管50を介して、上記貯溜筒26内に培養液を注入
する。次いで、給蒸管64の途中の弁62を開いて、ジ
ャケット28に高温の水蒸気を送り込み、上記貯溜筒2
6内の培養液を適温に加熱する。次いで、水管69の途
中の弁68を開き、ヒータ67で加熱した水を上記ジャ
ケット28に供給して、貯溜筒26内の培養液を適温に
保つ。ジャケット28内で生じた凝縮水等は、別途、弁
70を開いてドレン排出管72から排出する。
【0039】貯溜筒26内の培養液が適温となったなら
ば、火炎接種口57を通じて培養すべき微生物や植物細
胞を、上記貯溜筒26内で、且つ支持枠37の内側に入
れてから、送気管40の送気孔41、41から空気を送
り出し、上記微生物や植物細胞を支持枠37内に均一に
分散させる。次いで、送液ポンプ65を運転し、循環パ
イプ66を通して培養液を循還させる。即ち、上記送液
ポンプ65の運転に伴なって、貯溜筒26内の培養液が
培養液流出管31から排出され、培養液流入管32を通
じて、吹き出しノズル34内に送り込まれる。
ば、火炎接種口57を通じて培養すべき微生物や植物細
胞を、上記貯溜筒26内で、且つ支持枠37の内側に入
れてから、送気管40の送気孔41、41から空気を送
り出し、上記微生物や植物細胞を支持枠37内に均一に
分散させる。次いで、送液ポンプ65を運転し、循環パ
イプ66を通して培養液を循還させる。即ち、上記送液
ポンプ65の運転に伴なって、貯溜筒26内の培養液が
培養液流出管31から排出され、培養液流入管32を通
じて、吹き出しノズル34内に送り込まれる。
【0040】この様にして吹き出しノズル34の内側に
送り込まれた培養液は、次いでこの吹き出しノズル34
のノズル孔35、35から支持枠37内に流出する。こ
の結果、この支持枠37の内側から外側に流れる培養液
の流れが惹起され、支持枠37内に投入された、微生物
を付着させた粒状ゲル、或は植物細胞は、上記支持枠3
7の内周面に付着した状態のまま、培養液の流れに曝さ
れる。この結果、上記微生物や植物細胞が、培養液中の
養分を吸い取りつつ、増殖する。
送り込まれた培養液は、次いでこの吹き出しノズル34
のノズル孔35、35から支持枠37内に流出する。こ
の結果、この支持枠37の内側から外側に流れる培養液
の流れが惹起され、支持枠37内に投入された、微生物
を付着させた粒状ゲル、或は植物細胞は、上記支持枠3
7の内周面に付着した状態のまま、培養液の流れに曝さ
れる。この結果、上記微生物や植物細胞が、培養液中の
養分を吸い取りつつ、増殖する。
【0041】培養作業の間、貯溜筒26内の培養液の温
度調節は、ヒータ67を通してジャケット28に流入さ
せる水の温度を調節する事により行ない、培養中に発生
するガスは、圧力計60を見ながら、適時排気管76の
途中に設けた弁75を開いて排出する。
度調節は、ヒータ67を通してジャケット28に流入さ
せる水の温度を調節する事により行ない、培養中に発生
するガスは、圧力計60を見ながら、適時排気管76の
途中に設けた弁75を開いて排出する。
【0042】貯溜筒26内で微生物等が繁殖する状態
は、覗き窓48、56から貯溜筒26内を見て知る事が
出来、温度、PH値の変化等は、センサホルダ47から
貯溜筒26内に挿入したセンサで知る事が出来、これら
の値が所望値とずれていた場合には、薬液管58から薬
液を注入して、これらを調節する事が出来る。
は、覗き窓48、56から貯溜筒26内を見て知る事が
出来、温度、PH値の変化等は、センサホルダ47から
貯溜筒26内に挿入したセンサで知る事が出来、これら
の値が所望値とずれていた場合には、薬液管58から薬
液を注入して、これらを調節する事が出来る。
【0043】培養が終わったならば、蓋体51を外し、
把手43、43を持って支持枠37を持上げる。これに
よりこの支持枠37が貯溜筒26から引き上げられ、支
持枠37内に繁殖充満した微生物や植物細胞を取り出す
事が出来る。
把手43、43を持って支持枠37を持上げる。これに
よりこの支持枠37が貯溜筒26から引き上げられ、支
持枠37内に繁殖充満した微生物や植物細胞を取り出す
事が出来る。
【0044】
【考案の効果】本考案の培養装置は以上に述べた通り構
成され作用する為、培養液中に混入した、比較的多量の
粒状ゲルや植物細胞を破壊する事なく、しかも培養液と
粒状ゲルや植物細胞との接触を良好に行なえる様に出来
て、微生物の培養を効率的に行なう事が出来る。
成され作用する為、培養液中に混入した、比較的多量の
粒状ゲルや植物細胞を破壊する事なく、しかも培養液と
粒状ゲルや植物細胞との接触を良好に行なえる様に出来
て、微生物の培養を効率的に行なう事が出来る。
【図1】本考案の実施例を示す正面図。
【図2】同平面図。
【図3】貯溜筒の縦断面図。
【図4】同じく横断面図。
【図5】略回路図。
【図6】従来構造を示す縦断側面図。
1 ガラス筒 2 底板 3 スタッド 4 蓋体 5 円孔 6 支持枠 7 ステー 8 垂直軸 9 回転ブロック 10 キャップ 11 磁石 12 基板 13 ブラケット 14 モータ 15 出力軸 16 磁石 17 翼板 18 遠心多翼ファン 19 気泡ノズル 20 送気管 21 小孔 22 ノズル部 23 円輪板 24 円筒 25 整流板 26 貯溜筒 27 外筒 28 ジャケット 29 管接続口 30 管接続口 31 培養液流出管 32 培養液流入管 33 底板 34 吹き出しノズル 35 ノズル孔 37 支持枠 38 円筒部 39 底板部 40 送気管 41 送気孔 42 Oリング 43 把手 44 バッフル筒 45 支持環 47 センサホルダ 48 覗き窓 49 採光窓 50 培養液供給管 51 蓋体 52 把手 53 切り込み 54 ボルト 55 ナット 56 覗き窓 57 火炎接種口 58 薬液管 59 排気口 60 圧力計 61 弁 62 弁 63 給蒸管 64 給蒸管 65 送液ポンプ 66 循環パイプ 67 ヒータ 68 弁 69 水管 70 弁 71 トラップ 72 ドレン排出管 73 弁 74 排液管 75 弁 76 排気管 77 リフタ 78 レバー 79 給入管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−109966(JP,A) 特開 昭62−269680(JP,A) 実開 昭64−52499(JP,U) 実開 昭62−157396(JP,U) 特公 平2−40316(JP,B2)
Claims (1)
- 【請求項1】 下端開口を底板によって塞がれ、上端開
口部に開閉自在な蓋体を設けた貯溜筒と、この貯溜筒の
中心に上下方向に亙って配置され、周面に複数のノズル
孔を設けて、内部に送り込んだ培養液をこのノズル孔か
ら周囲に噴出自在とした吹き出しノズルと、上記貯溜筒
の内側でこの吹き出しノズルの周囲に、この吹き出しノ
ズルとほぼ同心に設けた円筒状の支持枠と、上記貯溜筒
の内側で上記支持枠の周囲に、上記吹き出しノズルとほ
ぼ同心に配置され、周面に設けられた複数の孔を介し
て、内部に存在する培養液を、周囲に流出自在とした外
側筒と、この外側筒の外周側に流出した培養液を、上記
吹き出しノズルの内側に送り込む為のポンプとから成る
培養装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP907292U JP2570254Y2 (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | 培養装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP907292U JP2570254Y2 (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | 培養装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0563300U JPH0563300U (ja) | 1993-08-24 |
JP2570254Y2 true JP2570254Y2 (ja) | 1998-05-06 |
Family
ID=11710409
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP907292U Expired - Lifetime JP2570254Y2 (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | 培養装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2570254Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114134034B (zh) * | 2021-12-08 | 2023-12-19 | 广东三木科技有限公司 | 一种防冷凝水的微生物培养用恒温箱 |
-
1992
- 1992-01-31 JP JP907292U patent/JP2570254Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0563300U (ja) | 1993-08-24 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980127 |