JP2570198B2 - タイムスライスディスパッチングシステム - Google Patents

タイムスライスディスパッチングシステム

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JP2570198B2
JP2570198B2 JP6243762A JP24376294A JP2570198B2 JP 2570198 B2 JP2570198 B2 JP 2570198B2 JP 6243762 A JP6243762 A JP 6243762A JP 24376294 A JP24376294 A JP 24376294A JP 2570198 B2 JP2570198 B2 JP 2570198B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、計算機システムにおい
て複数のタスクを同時に実行する際のタイムスライスデ
ィスパッチングシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】1994年5月に第4版が日本電気株式
会社から発行された「ACOS−4/XVP スーパバ
イザ解説書、DDA82−4」において開示されてい
る、タイムスライスディスパッチング方式においては、
時分割の間隔であるタイムスライスインターバルは、タ
スクをカテゴライズしたジョブクラス毎に一定の値しか
指定することができなかった。
【0003】また、特開昭60−10343号公報記載
のタイムスライス値制御方式においては、応答性の必要
なタスクがあるか否かでシステムで一意のタイムスライ
ス値を決定している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の技術
は、タイムスライスインターバルの値をジョブクラスの
性質、あるいはタスクの属性により可変とすることによ
りタイムスライスディスパッチング方式によるシステム
の効率化の効果をより多く引き出そうというものであ
る。
【0005】しかしながら、これらの従来の技術におい
ては、システムで同時に実行されているタスク数の考慮
を行っていないので、複数のプライオリティのタスクが
混在して動作するシステムにおいて、同時に実行される
タスク数が多くなると、プライオリティの高いタスクへ
のCPUが割り当てられている時間が長くなり、プライ
オリティの低いタスクへはCPUがあまり割り当てられ
なくなることになり、低いプライオリティのタスクにつ
いては、実行タスクの切り替えが長い間発生しなくなる
という問題がある。
【0006】また、逆に同時に実行されるタスク数が少
なくなると、不必要な実行タスクの切り替えが頻繁に行
われることになり、タスクの切り替えのためのシステム
のオーバーヘッドが大きくなるという問題があった。
【0007】本発明の目的は、CPUを効率良く使用
し、タスクを効率良く実行することができるタイムスラ
イスディスパッチングシステムを提供することにある。
【0008】本発明の他の目的は、複数のプライオリテ
ィのタスクが多数混在して動作するシステムにおいて、
システムで同時に実行されているタスク数が変動した場
合に、高いプライオリティのタスクであっても必要以上
の実行タスクの切り替えが発生せず、低いプライオリテ
ィのタスクであっても比較的短い時間間隔でCPUが割
り当てられる、柔軟で効率の良いタイムスライスディス
パッチングシステムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の第1のタイムス
ライスディスパッチングシステムは、タスクの実行状態
が、実行保留状態または実行待機状態から実行可能状態
に変更される時に、該タスクのプライオリティに対応す
る実行可能タスク数に1を加算し、実行可能状態から実
行保留状態または実行待機状態に変更される時に、該タ
スクのプライオリティに対応する実行可能タスク数から
1減算する実行可能タスク数更新手段と、タスクのプラ
イオリティ変更時に、対象タスクが実行可能状態の場合
は、変更前のプライオリティに対応する実行可能タスク
数から1減算し、変更後のプライオリティに対応する実
行可能タスク数に1を加算する実行可能タスク数見直し
手段と、一定間隔のサンプリング時に、すべてのプライ
オリティについて、実行可能タスク数と該プライオリテ
ィで実行された全タスクの消費CPU時間の値の比を基
に、タイムスライスインターバル値を更新するタイムス
ライスインターバル更新手段とから構成されている。
【0010】本発明の第2のタイムスライスディスパッ
チングシステムは、プライオリティ毎に存在し、該プラ
イオリティで実行可能状態にあるタスク数が格納される
実行可能タスク数格納領域と、プライオリティ毎に存在
し、一定のサンプリング間隔の間に該プライオリティの
タスクが消費したCPU時間が積算される消費CPU時
間積算領域と、プライオリティ毎に存在し、該プライオ
リティのタスクにCPUを割り当てる時のタイムスライ
スインターバルが格納されるタイムスライスインターバ
ル格納領域と、タスクの実行状態が、実行保留状態また
は実行待機状態から実行可能状態に変更される時に、該
タスクのプライオリティに対応する前記実行可能タスク
数格納領域の値に1を加算し、実行可能状態から実行保
留状態または実行待機状態に変更される時に、該タスク
のプライオリティに対応する前記実行可能タスク数格納
領域の値を1減算する実行可能タスク数更新手段と、タ
スクのプライオリティ変更時に、対象タスクが実行可能
状態の場合は、変更前のプライオリティに対応する前記
実行可能タスク数格納領域の値を1減算し、変更後のプ
ライオリティに対応する前記実行可能タスク数格納領域
の値に1を加算する実行可能タスク数見直し手段と、一
定間隔のサンプリング時に、すべてのプライオリティに
ついて、前記実行可能タスク数格納領域と前記消費CP
U時間積算領域の値の比を基に、前記タイムスライスイ
ンターバル格納領域のタイムスライスインターバル値を
更新し、その後、前記消費CPU時間積算領域に初期値
を設定するタイムスライスインターバル更新手段とから
構成されている。
【0011】本発明の第3のタイムスライスディスパッ
チングシステムは、プライオリティ毎に存在し、該プラ
イオリティで実行可能状態にあるタスク数が格納される
実行可能タスク数格納領域と、プライオリティ毎に存在
し、一定のサンプリング間隔の間に該プライオリティの
タスクが消費したCPU時間が積算される消費CPU時
間積算領域と、プライオリティ毎に存在し、該プライオ
リティのタスクにCPUを割り当てる時のタイムスライ
スインターバルが格納されるタイムスライスインターバ
ル格納領域と、システム開始時に、前記実行可能タスク
数格納領域に初期値を設定する実行可能タスク数初期化
手段と、システム開始時に、前記消費CPU時間積算領
域に初期値を設定する消費CPU時間初期化手段と、シ
ステム開始時に、前記タイムスライスインターバル格納
領域に一定の初期値を設定するタイムスライスインター
バル初期化手段と、タスクの実行状態が、実行保留状態
または実行待機状態から実行可能状態に変更される時
に、該タスクのプライオリティに対応する前記実行可能
タスク数格納領域の値に1を加算し、実行可能状態から
実行保留状態または実行待機状態に変更される時に、該
タスクのプライオリティに対応する前記実行可能タスク
数格納領域の値を1減算する実行可能タスク数更新手段
と、タスクのプライオリティ変更時に、対象タスクが実
行可能状態の場合は、変更前のプライオリティに対応す
る前記実行可能タスク数格納領域の値を1減算し、変更
後のプライオリティに対応する前記実行可能タスク数格
納領域の値に1を加算する実行可能タスク数見直し手段
と、一定間隔のサンプリング時に、すべてのプライオリ
ティについて、前記実行可能タスク数格納領域と前記消
費CPU時間積算領域の値の比を基に、前記タイムスラ
イスインターバル格納領域のタイムスライスインターバ
ル値を更新し、その後、前記消費CPU時間積算領域に
初期値を設定するタイムスライスインターバル更新手段
と、ディスパッチャ動作時に、それまでCPUを割り当
てていたタスクのCPU消費時間をそのタスクのプライ
オリティに対応する前記消費CPU時間積算領域に加算
する消費CPU時間更新手段と、ディスパッチャ動作時
に、これからCPUを割り当てるタスクのプライオリテ
ィに対応する前記タイムスライスインターバル格納領域
の値をタイムスライスインターバル値として該タスクに
CPUを割り当てるCPU割り当て手段とから構成され
ている。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図を参照
しながら詳細に説明する。
【0013】図1を参照すると、本発明の一実施例であ
るタイムスライスディスパッチングシステムは、プライ
オリティ毎に存在し、該プライオリティで実行可能状態
にあるタスク数が格納される実行可能タスク数格納領域
1と、プライオリティ毎に存在し、一定のサンプリング
間隔の間に該プライオリティのタスクが消費したCPU
時間が積算される消費CPU時間積算領域2と、プライ
オリティ毎に存在し、該プライオリティのタスクにCP
Uを割り当てる時のタイムスライスインターバルが格納
されるタイムスライスインターバル格納領域3と、シス
テム開始時に、実行可能タスク数格納領域1に初期値0
を設定する実行可能タスク数初期化手段11と、システ
ム開始時に、消費CPU時間積算領域2に初期値0を設
定する消費CPU時間初期化手段12と、システム開始
時に、タイムスライスインターバル格納領域3に一定の
初期値を設定するタイムスライスインターバル初期化手
段13と、タスクの実行状態が、実行保留状態または実
行待機状態から実行可能状態に変更される時には、該タ
スクのプライオリティに対応する実行可能タスク数格納
領域1の値に1を加算し、実行可能状態から実行保留状
態または実行待機状態に変更される時には、該タスクの
プライオリティに対応する実行可能タスク数格納領域1
の値を1減算する実行可能タスク数更新手段21と、タ
スクのプライオリティ変更時に、対象タスクが実行可能
状態の場合は、変更前のプライオリティに対応する実行
可能タスク数格納領域1の値を1減算し、変更後のプラ
イオリティに対応する実行可能タスク数格納領域1の値
に1を加算する実行可能タスク数見直し手段31と、一
定間隔のサンプリング時に、すべてのプライオリティに
ついて、実行可能タスク数格納領域1と消費CPU時間
積算領域2の値の比を基に、タイムスライスインターバ
ル格納領域3にタイムスライスインターバル値を設定
し、その後、消費CPU時間積算領域2に0を設定する
タイムスライスインターバル更新手段41と、ディスパ
ッチャ動作時に、それまでCPUを割り当てていたタス
クのCPU消費時間をそのタスクのプライオリティに対
応する消費CPU時間積算領域2に加算する消費CPU
時間更新手段51と、ディスパッチャ動作時にこれから
CPUを割り当てるタスクのプライオリティに対応する
タイムスライスインターバル格納領域3の値をタイムス
ライスインターバル値としてタスクにCPUを割り当て
るCPU割り当て手段52とから構成されている。
【0014】次に本発明の一実施例であるタイムスライ
スディスパッチングシステムについて、図1〜図4を参
照して説明する。
【0015】システム開始時に、実行可能タスク数初期
化手段11は、すべてのプライオリティについて、実行
可能タスク数格納領域1に初期値0を設定し、消費CP
U時間初期化手段12に制御を渡す。
【0016】消費CPU時間初期化手段12は、すべて
のプライオリティについて、消費CPU時間積算領域2
に初期値0を設定し、タイムスライスインターバル初期
化手段13に制御を渡す。
【0017】タイムスライスインターバル初期化手段1
3は、すべてのプライオリティについて、タイムスライ
スインターバル格納領域3に一定の初期値を設定する。
【0018】図2を参照すると、タスクの実行状態変更
時に、実行可能タスク数更新手段21は、該タスクの実
行状態が実行保留状態から実行可能状態への変更である
か否かを判定し(ステップ201)、実行保留状態から
実行可能状態への変更であると判定した場合には、実行
可能タスク数格納領域1に1を加算し(ステップ20
6)、処理を終了する。
【0019】実行可能タスク数更新手段21は、ステッ
プ201において、該タスクの実行状態が実行保留状態
から実行可能状態への変更ではないと判定した場合に
は、さらに該タスクの実行状態が実行待機状態から実行
可能状態への変更であるか否かを判定し(ステップ20
2)、実行待機状態から実行可能状態への変更であると
判定した場合には、実行可能タスク数格納領域1に1を
加算し(ステップ206)、処理を終了する。
【0020】実行可能タスク数更新手段21は、ステッ
プ202において、該タスクの実行状態が実行待機状態
から実行可能状態への変更ではないと判定した場合に
は、さらに該タスクの実行状態が実行可能状態から実行
保留状態への変更であるか否かを判定し(ステップ20
3)、実行可能状態から実行保留状態への変更であると
判定した場合には、実行可能タスク数格納領域1から1
を減算し(ステップ205)、処理を終了する。
【0021】実行可能タスク数更新手段21は、ステッ
プ203において、該タスクの実行状態が実行可能状態
から実行保留状態への変更ではないと判定した場合に
は、さらに該タスクの実行状態が実行可能状態から実行
待機状態への変更であるか否かを判定し(ステップ20
4)、実行可能状態から実行待機状態への変更であると
判定した場合には、実行可能タスク数格納領域1から1
を減算し(ステップ205)、処理を終了する。
【0022】実行可能タスク数更新手段21は、ステッ
プ204において、該タスクの実行状態が実行可能状態
から実行待機状態への変更ではないと判定した場合に
は、処理を終了する。
【0023】図3を参照すると、タスクのプライオリテ
ィ変更時に、実行可能タスク数見直し手段31は、該タ
スクの状態が実行可能状態であるか否かを判定し(ステ
ップ301)、該タスクの状態が実行可能状態ではない
と判定した場合には、処理を終了する。
【0024】実行可能タスク数見直し手段31は、ステ
ップ301において、該タスクの状態が実行可能状態で
あると判定した場合には、変更前のプライオリティに対
応する実行タスク数格納領域1の値を1減算し(ステッ
プ302)、さらに変更後のプライオリティに対応する
実行タスク数格納領域1の値に1を加算し(ステップ3
03)、処理を終了する。
【0025】図4を参照すると、一定間隔のサンプリン
グ時に、タイムスライスインターバル更新手段41は、
すべてのプライオリティについて、タイムスライスイン
ターバル値の設定を行ったか否かを判定し(ステップ4
01)、行った場合には処理を終了する。
【0026】タイムスライスインターバル更新手段41
は、ステップ401において、すべてのプライオリティ
について、タイムスライスインターバル値の設定を行っ
たと判定した場合には、まだタイムスライスイーバル値
を設定していないプライオリティを1つ選択する(ステ
ップ402)。
【0027】タイムスライスインターバル更新手段41
は、ステップ402で選択したプライオリティに対応す
るタイムスライスインターバル格納領域3に、実行可能
タスク数格納領域1と消費CPU時間積算領域2の値の
比を基にして求めたタイムスライスインターバル値を設
定し(ステップ403)、さらにステップ402で選択
したプライオリティに対応する消費CPU時間積算領域
2に0を設定し(ステップ404)、ステップ401に
戻る。
【0028】ステップ403におけるタイムスライスイ
ンターバル値の設定方法については、例えば、ステップ
402で選択したプライオリティに対応する消費CPU
時間積算領域2の値を実行可能タスク数格納領域1の値
で除算した値を該プライオリティの新タイムスライスイ
ンターバル値とする方法を設定することができる。
【0029】ただし、このタイムスライスインターバル
値の設定方法は、この例に限定されるものではなく、現
タイムスライスインターバル値に前回と今回の実行可能
タスク数格納領域1の値の比を乗算して新タイムスライ
スインターバル値とする方法、現タイムスライスインタ
ーバル値に前回と今回の消費CPU時間積算領域2の値
の比を乗算して新タイムスライスインターバル値とする
方法、さらにこれらの比を予め設定したいくつかの新タ
イムスライスインターバル値の何れかにマッピングする
方法等を設定することができる。
【0030】ディスパッチャ動作時に、消費CPU時間
更新手段51は、それまでCPUを割り当てていたタス
クのCPU消費時間をそのタスクのプライオリティに対
応する消費CPU時間積算領域2に加算し、CPU割り
当て手段52に制御を渡す。
【0031】CPU割り当て手段52は、これからCP
Uを割り当てるタスクのプライオリティに対応するタイ
ムスライスインターバル格納領域3の値をタイムスライ
スインターバル値としてタスクにCPUを割り当てる。
【0032】以上により、本発明の一実施例であるタイ
ムスライスディスパッチングシステムの処理が完了す
る。
【0033】本発明の一実施例であるタイムスライスデ
ィスパッチングシステムは、一定間隔でプライオリティ
毎のタスク数と消費CPU時間をサンプリングし、その
比率によりプライオリティ毎にタイムスライスインター
バルを設定することにより、複数のプライオリティのタ
スクが多数混在して動作するシステムにおいて、システ
ムで同時に実行されているタスク数が変動した場合に、
高いプライオリティのタスクであっても必要以上の実行
タスクの切り替えが発生せず、低いプライオリティのタ
スクであっても比較的短い時間間隔でCPUを割り当て
ることができる効果を有している。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のタイムス
ライスディスパッチングシステムは、CPUを効率良く
使用し、タスクを効率良く実行することができるという
効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施例における実行可能タスク数更
新手段21の処理を示す流れ図である。
【図3】本発明の一実施例における実行可能タスク数見
直し手段31の処理を示す流れ図である。
【図4】本発明の一実施例におけるタイムスライスイン
ターバル更新手段41の処理の示す流れ図である。
【符号の説明】
1 実行可能タスク数格納領域 2 消費CPU時間積算領域 3 タイムスライスインターバル格納領域 11 実行可能タスク数初期化手段 12 消費CPU時間初期化手段 13 タイムスライスインターバル初期化手段 21 実行可能タスク数更新手段 31 実行可能タスク数見直し手段 41 タイムスライスインターバル更新手段 51 消費CPU時間更新手段 52 CPU割り当て手段

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タスクの実行状態が、実行保留状態また
    は実行待機状態から実行可能状態に変更される時に、該
    タスクのプライオリティに対応する実行可能タスク数に
    1を加算し、実行可能状態から実行保留状態または実行
    待機状態に変更される時に、該タスクのプライオリティ
    に対応する実行可能タスク数から1減算する実行可能タ
    スク数更新手段と、 タスクのプライオリティ変更時に、対象タスクが実行可
    能状態の場合は、変更前のプライオリティに対応する実
    行可能タスク数から1減算し、変更後のプライオリティ
    に対応する実行可能タスク数に1を加算する実行可能タ
    スク数見直し手段と、 一定間隔のサンプリング時に、すべてのプライオリティ
    について、実行可能タスク数と該プライオリティで実行
    された全タスクの消費CPU時間の値の比を基に、タイ
    ムスライスインターバル値を更新するタイムスライスイ
    ンターバル更新手段とを備えたことを特徴とするタイム
    スライスディスパッチングシステム。
  2. 【請求項2】 プライオリティ毎に存在し、該プライオ
    リティで実行可能状態にあるタスク数が格納される実行
    可能タスク数格納領域と、 プライオリティ毎に存在し、一定のサンプリング間隔の
    間に該プライオリティのタスクが消費したCPU時間が
    積算される消費CPU時間積算領域と、 プライオリティ毎に存在し、該プライオリティのタスク
    にCPUを割り当てる時のタイムスライスインターバル
    が格納されるタイムスライスインターバル格納領域と、 タスクの実行状態が、実行保留状態または実行待機状態
    から実行可能状態に変更される時に、該タスクのプライ
    オリティに対応する前記実行可能タスク数格納領域の値
    に1を加算し、実行可能状態から実行保留状態または実
    行待機状態に変更される時に、該タスクのプライオリテ
    ィに対応する前記実行可能タスク数格納領域の値を1減
    算する実行可能タスク数更新手段と、 タスクのプライオリティ変更時に、対象タスクが実行可
    能状態の場合は、変更前のプライオリティに対応する前
    記実行可能タスク数格納領域の値を1減算し、変更後の
    プライオリティに対応する前記実行可能タスク数格納領
    域の値に1を加算する実行可能タスク数見直し手段と、 一定間隔のサンプリング時に、すべてのプライオリティ
    について、前記実行可能タスク数格納領域と前記消費C
    PU時間積算領域の値の比を基に、前記タイムスライス
    インターバル格納領域のタイムスライスインターバル値
    を更新し、その後、前記消費CPU時間積算領域に初期
    値を設定するタイムスライスインターバル更新手段とを
    備えたことを特徴とするタイムスライスディスパッチン
    グシステム。
  3. 【請求項3】 プライオリティ毎に存在し、該プライオ
    リティで実行可能状態にあるタスク数が格納される実行
    可能タスク数格納領域と、 プライオリティ毎に存在し、一定のサンプリング間隔の
    間に該プライオリティのタスクが消費したCPU時間が
    積算される消費CPU時間積算領域と、 プライオリティ毎に存在し、該プライオリティのタスク
    にCPUを割り当てる時のタイムスライスインターバル
    が格納されるタイムスライスインターバル格納領域と、 システム開始時に、前記実行可能タスク数格納領域に初
    期値を設定する実行可能タスク数初期化手段と、 システム開始時に、前記消費CPU時間積算領域に初期
    値を設定する消費CPU時間初期化手段と、 システム開始時に、前記タイムスライスインターバル格
    納領域に一定の初期値を設定するタイムスライスインタ
    ーバル初期化手段と、 タスクの実行状態が、実行保留状態または実行待機状態
    から実行可能状態に変更される時に、該タスクのプライ
    オリティに対応する前記実行可能タスク数格納領域の値
    に1を加算し、実行可能状態から実行保留状態または実
    行待機状態に変更される時に、該タスクのプライオリテ
    ィに対応する前記実行可能タスク数格納領域の値を1減
    算する実行可能タスク数更新手段と、 タスクのプライオリティ変更時に、対象タスクが実行可
    能状態の場合は、変更前のプライオリティに対応する前
    記実行可能タスク数格納領域の値を1減算し、変更後の
    プライオリティに対応する前記実行可能タスク数格納領
    域の値に1を加算する実行可能タスク数見直し手段と、 一定間隔のサンプリング時に、すべてのプライオリティ
    について、前記実行可能タスク数格納領域と前記消費C
    PU時間積算領域の値の比を基に、前記タイムスライス
    インターバル格納領域のタイムスライスインターバル値
    を更新し、その後、前記消費CPU時間積算領域に初期
    値を設定するタイムスライスインターバル更新手段と、 ディスパッチャ動作時に、それまでCPUを割り当てて
    いたタスクのCPU消費時間をそのタスクのプライオリ
    ティに対応する前記消費CPU時間積算領域に加算する
    消費CPU時間更新手段と、 ディスパッチャ動作時に、これからCPUを割り当てる
    タスクのプライオリティに対応する前記タイムスライス
    インターバル格納領域の値をタイムスライスインターバ
    ル値として該タスクにCPUを割り当てるCPU割り当
    て手段とを備えたことを特徴とするタイムスライスディ
    スパッチングシステム。
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