JP2570036Y2 - 回転式芳香器 - Google Patents

回転式芳香器

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JP2570036Y2
JP2570036Y2 JP6034793U JP6034793U JP2570036Y2 JP 2570036 Y2 JP2570036 Y2 JP 2570036Y2 JP 6034793 U JP6034793 U JP 6034793U JP 6034793 U JP6034793 U JP 6034793U JP 2570036 Y2 JP2570036 Y2 JP 2570036Y2
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JP
Japan
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fragrance
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rotary
volatilization
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JP6034793U
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JPH0724340U (ja
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正和 鈴木
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Takasago International Corp
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Takasago International Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、回転させて芳香を揮
散させる回転式芳香器に関する。
【0002】
【従来の技術】芳香剤を収納したハウジングに揮散用の
開口(孔など)を設け、ハウジングを回転させてハウジ
ング内に風を起こして香気を揮散させると共に、回転に
より生じた風で、香気を遠くに送り出す構成として次の
考案が知られている。 (a).実開平1−110741号や実公昭63−3043
8号の考案のように、芳香剤を内蔵し孔を有する中空円
盤形のケースを回転させて香気を揮散する構造のもの。 (b).実開昭62−192733号や実開平1−1041
46号の考案のように、芳香剤を内蔵し孔を有するケー
スを回転させると共に、ケースの内部または外部にファ
ンを設けて香気を揮散する構造のもの。 (c).実開昭61−184896号や実開昭64−464
96号の考案のように、扇風機の中央の回転部分に芳香
剤を収納し、孔から香気を揮散させる構造のもの、ある
いは実開昭62−42836号や実開昭62−4283
6号の考案のように扇風機の羽根やファンに芳香剤を含
有させる構造のもの。 (d).その他、ドア等に取り付けたケースを揺動して香気
を揮散する構造のものや、回り灯籠の熱の対流を利用し
て香気を揮散する構造のもの。しかし、1つの中空円盤
形のケース自体を回転させる構成では、芳香を揮散する
ことはできるが、送風力が弱い欠点があり、ケースと別
に羽根を設けたり、扇風機と組み合わせれば、大きい風
を起こすことができるが構造が複雑となる欠点がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】この考案は上記事情に
鑑みて創案されたもので、その主たる課題は、回転基板
の回転により収納部を旋回させ、揮散孔から芳香を揮散
させると共に、収納部を羽根として風を起こして芳香を
拡散させる回転式芳香器を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の考案では、回転手段により回転する回転
基板を設ける、該回転基板上に立設し回転基板の回転方
向に対して略直交する方向に延びる周壁を有する収納部
を設ける、該収納部に形成された揮散孔を設ける、上記
収納部内に内蔵されて上記揮散孔から放香可能な芳香剤
を設ける、という技術的手段を講じている。また、この
考案で、揮散孔は、収納部の延出方向の先端側に形成さ
れており、基端側は閉塞されてなる、という技術的手段
を講じてもよい。更に、請求項1の構成に加えて、収納
部を複数設け、該収納部の揮散孔を開閉する開閉手段を
設ける、という技術的手段を講じてもよい。
【0005】
【作用】上記構成からなっているので、回転基板の回転
により収納部が回転し、収納部の周壁が風と当たるが、
揮散孔に対応する個所では風が揮散孔を介して収納部内
を通り抜けるので香気が揮散孔から外部へ流出する。一
方、壁面と当たった風は、収納部の周壁が羽根となって
風を巻き起こすので、前記の外部へ流出した香気を周囲
外方へ送り出すことができる。また揮散孔の開口面積を
収納部の先端に向かって密にし、基端側を疎または無し
にすれば効果的に風を巻き起こすことができる。更に、
収納部を複数設け、揮散孔を開閉手段で開閉できるよう
にすれば、香気の揮散を適宜調整することができる。
【0006】
【実施例】以下にこの考案の回転式芳香器の好適実施例
について図面を参照しながら説明する。この回転式芳香
器は、図1および図2に示すように、図示しない回転手
段により回転可能な回転基板1を有している。該回転基
板1上には、略放射状に延びる複数(図示例では4つ)
の収納部2を立設している。
【0007】この収納部2は断面箱型からなって、回転
方向に対して略直交するように壁面を立設して直線状に
延びて、円周方向に等間隔に4つ略放射状に配置されて
いる。また、この収納部2は、その先端壁2aおよび両
側壁2bに揮散孔3を穿設している。そして、上記各収
納部2内には、香気を徐放する芳香剤4が収納されて、
前記揮散孔3から芳香を揮散しうるようになっている。
【0008】芳香剤4は、この考案では特に限定される
ものではなく、適宜形状、構成のもの担体を用いること
ができ、顆粒状や、固形状のもの、あるいはゲル状の担
体、不織布等に香料を吸着させて徐放可能としたもので
あればよい。また香料の種類も特に限定されない。ここ
で、収納部2内の芳香剤4は、回転基板1の回転による
遠心力で収納部2の先端寄りに押しつける力が働く。
【0009】従って、芳香剤4が粘性や接着性を有して
いない場合には、回転により芳香剤4は収納部2の先端
寄りに偏るので、収納部2の基端側(回転基板の中心
側)に開口を設けて出入口2cとし、そのまま閉じなく
てもよい。しかし、出入口2cからの異物の混入を防い
だり、芳香剤4が収納部2内で移動しやすい場合にその
抜落を防ぐためには、蓋や扉等で出入口2cを閉塞する
ことが好ましい。この出入口2cより、収納部2に内蔵
される芳香剤4は、随時、出し入れすることが可能であ
る。尚、各収納部2を複数配置する場合には、図2に示
すように、それぞれの出入口2cを回転基板1の中心か
らややずらすように配置すれば、芳香剤4の出し入れが
容易である。
【0010】このように構成されているので、回転基板
1の回転で、収納部2が旋回し、揮散孔3を介して外気
が通り抜けるので、収納部2内から香気が外部に流出す
る。これと共に、回転基板1による収納部2の回転によ
り、収納部2の周壁2bが羽根となって旋回し風を巻き
起こすので、前記のように外部へ流出した香気は、この
風によって、遠方へ送り出すことができる。
【0011】次に、図3に示す回転式芳香器は、収納部
12の揮散孔13の異なる実施例を示す。この回転式芳
香器は揮散孔13を収納部12の先端側に偏って配置し
ている。その他の構成は前記実施例と同様であるので、
説明を省略する。そして、この収納部12では、先端側
で左右の側壁に揮散孔13が集中して穿設されており、
基端側の周壁には孔を形成していない。
【0012】これにより、回転基板1の回転により、収
納部12内の芳香剤4は、遠心力で先端側へ押されて先
端側に偏るが、そこに揮散孔13が形成されているの
で、香気を流出させることができる。逆に、収納部12
の基端側では芳香剤4が疎となるので、揮散孔が設けら
れていなくてよい。この収納部12の基端側には孔が設
けられないので、旋回時に風の通り抜けがなく、収納部
12の側壁12bによる風を起こす力が大きくなり好ま
しい。
【0013】図4に示す回転式芳香器は、収納部22の
更に異なる実施例を示す。この収納部22には、カバー
25がスライド自在に嵌合している。そして、カバー2
5を適宜スライドすることにより、側壁22bに形成さ
れた揮散孔23を段階的に塞ぐことができる。これによ
り、使用開始時のように香気の徐放量が多い場合には、
揮散孔23の開口数(面積)を減らす、徐放量が少なく
なると、揮散孔23の開口数(面積)を増やすように調
整することができる。
【0014】また、回転基板1上に複数の収納部22を
設けた場合に、各収納部22にそれぞれ異なる種類の芳
香を含浸させた芳香剤4を内蔵しておき、使用に供する
芳香剤4の内蔵された収納部22だけの揮散孔23を開
き、使用しない芳香剤4の内蔵された収納部22の揮散
孔23はカバー25で全面的に閉止する構成としてもよ
い。また、数種類の芳香をミックスして使用する場合に
は、混合して使用する芳香剤4の内蔵された収納部22
の揮散孔23を開き、他の収納部22の揮散孔23は全
て閉じるようにすればよい。
【0015】更に、同一種類の芳香剤4が内蔵された場
合であっても、1つの収納部22の揮散孔23だけを空
け、他の収納部22の揮散孔23は全て閉じて使用し
て、他の収納部22をストック用として使用することも
できる。このように揮散孔を開閉するカバーやシャッタ
ー等の開閉手段を設ければ、各収納部を独立して使用す
ることも可能となる。また、収納部の数は3乃至12が
好ましく、収納部に形成される揮散孔の形状及び個数
は、特に限定されるものではない。
【0016】なお、上記実施例で、収納部は断面箱型形
状を例示したが、断面三角形状や台形状、ドーム形状等
任意の形状でよく、この考案では、旋回時に風を起こす
ことができるように、回転基板上で回転方向と略直交す
るように周壁が延びていればよく、また直線状または曲
線状に延びるものでもよい。更に、回転基板を回転させ
る構成としては、回転基板の中心に回転軸の先端を連結
し、該回転軸をモーター等で回転させて回転基板を旋回
させる構成、回転基板を吊るして回転する構成、縦向き
に回転する構成等、要するに回転基板を旋回させる手段
であれば、如何なる構成であってもよい。
【0017】
【考案の効果】この考案によれば、回転基板上に収納部
を設け、その周壁で風を巻き起こし、また周壁に形成さ
れた揮散孔からは風を通して収納部内の香気を外部へ流
出させるので、別にファンを設けなくとも簡単な構成で
ありながら、香気を外方へ送り出すことができる。ま
た、旋回時には遠心力で芳香剤は収納部の先端方向に偏
るので、その個所に揮散孔を設けておけば、周壁の形成
する開口面積を必要以上に広げることなく、効果的に香
気を揮散することができ、また周壁により風を巻き起こ
す力も向上させることができる。更に、収納部を複数設
けると共に揮散孔を開閉することができれば、複数の芳
香を揮散させたり、揮散速度の早い芳香剤のストックと
して用いたりすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の回転式芳香器の平面図である。
【図2】同要部斜視図である。
【図3】収納部の揮散孔を偏らせた異なる実施例の要部
側面図である。
【図4】揮散孔を開閉しうる更に別の実施例の要部側面
図である。
【符号の説明】
1 回転基板 2 収納部 2a 先端壁 2b 側壁 3 揮散孔 4 芳香剤 12 第2実施例の収納部 12b 第2実施例の側壁 13 第2実施例の揮散孔 22 第3実施例の収納部 22b 第3実施例の側壁 23 第3実施例の揮散孔 25 カバー

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転手段により回転する回転基板と、該
    回転基板上に立設し回転基板の回転方向に対して略直交
    する方向に延びる周壁を有する収納部と、該収納部に形
    成された揮散孔と、上記収納部内に内蔵される芳香剤と
    からなることを特徴とした回転式芳香器。
  2. 【請求項2】 収納部が、回転基板上で、略放射状に複
    数を配置してなることを特徴とする請求項1に記載の回
    転式芳香器。
  3. 【請求項3】 揮散孔が、収納部の延出方向の先端側に
    形成されており、基端側は閉塞されてなることを特徴と
    する請求項1に記載の回転式芳香器。
  4. 【請求項4】 回転手段により回転する回転基板と、該
    回転基板上に立設し回転基板の回転方向に対して略直交
    する方向に延びる周壁を有し、複数設けられた収納部
    と、該収納部に形成された揮散孔と、該揮散孔の全部ま
    たは一部を開閉する開閉手段と、上記収納部内に内蔵さ
    れる芳香剤とからなることを特徴とする回転式芳香器。
JP6034793U 1993-10-14 1993-10-14 回転式芳香器 Expired - Lifetime JP2570036Y2 (ja)

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JPH0724340U JPH0724340U (ja) 1995-05-09
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FR2978667B1 (fr) * 2011-08-05 2013-08-30 Presensia Capsule de parfum et dispositif de diffusion de parfum associe
CN114060942B (zh) * 2020-08-07 2023-01-24 美的集团股份有限公司 空调器及其子机、子机控制方法、装置和存储介质

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