JP2569121B2 - 磁気記録再生装置のローデイング装置 - Google Patents

磁気記録再生装置のローデイング装置

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JP2569121B2
JP2569121B2 JP63114661A JP11466188A JP2569121B2 JP 2569121 B2 JP2569121 B2 JP 2569121B2 JP 63114661 A JP63114661 A JP 63114661A JP 11466188 A JP11466188 A JP 11466188A JP 2569121 B2 JP2569121 B2 JP 2569121B2
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    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B15/00Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
    • G11B15/60Guiding record carrier
    • G11B15/66Threading; Loading; Automatic self-loading

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  • Transmission Devices (AREA)
  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)
  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は磁気記録再生装置に係り、特に装置の小形軽
量化に好適なテープローデイング装置に関する。
〔従来の技術〕
磁気記録再生装置において、テープカセツト内に収納
された磁気テープ(以下テープと略す)をテープ案内ド
ラムに所定角度巻付けるように該テープ案内ドラムの周
囲を移動する一対のテープガイドを駆動,案内する、い
わゆるテープローデイング装置として例えば特開昭58−
218066号公報に記載のように、テープ案内ドラムの周囲
を回動し、一対のテープガイド(以下、第1,第2のガイ
ドを称す)をそれぞれ駆動する2枚の移動リング(以下
第1,第2のリングと称す)と、その第1と第2のリング
を駆動する駆動リングの3枚を上下に重ねて同心状に回
動自在に配置させたものがある。また、この装置と類似
して、リングの代わりに円弧状スライダにて構成した装
置も知られている。このようなローデイグ装置において
は、回動するリングあるいは円弧状スライダを保持し、
位置決めする方法として、径方向はリングあるいは円弧
状スライダに形成されたギヤと噛み合うギヤ、あるいは
ローラによつて、その外周あるいは内周をそれぞれ受
け、上下方向はギヤ,ローラと一体成形されたフランジ
によつてリングあるいは円弧状スライダを挾んでその高
さを規制している。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記従来技術は、特に、円弧状スライダを保持する場
合において、円弧状スライダの反りや自重のたわみとい
う点について配慮がされていなかつた。すなわち、たと
えば外周にギヤを有す円弧状スライダを保持するために
は、基本的には常時、円弧状スライダを駆動する第1の
ギヤ,円弧状スライダの外周を支持する第2のギヤ,お
よびこの2つのギヤの中間に配置かれて円弧状スライダ
の内周をうけるローラの少なくとも3つの部材によつて
保持される必要がある。しかしながら広角度にわたつて
回動する場合には、円弧状スライダのギヤの始終端部で
ギヤが噛み合う状態では円弧上スライダを保持する3点
から円弧状スライダの端部が離れてしまい、円弧状スラ
イダ自体の衝撃,ギヤのバツクラツシユ,ガタ等から円
弧状スライダの端部で反り,たわみを生じる。その結
果、円弧状スライダ相互間あるいは円弧状スライダと別
部材とが干渉,衝突して動作不良になるという問題があ
つた。
本発明の目的は、同心状に重なつた1対の円弧状スラ
イダを、少ない部品点数,部品配置スペースの条件下
で、該円弧状スライダ自身の反り,たわみに影響されず
に安定に回動させ、テープガイドを常に正常に駆動させ
るローデイング装置を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的は、以下の構成により達成される。すなわ
ち、 テープ案内ドラムの周囲に沿って移動する一対のテー
プガイドを駆動し、同心円状に配置されるとともに互い
に異なる方向に回動する第1および第2の円弧状スライ
ダを備えてなり、この第1および第2の円弧状スライダ
は、その回動動作中において、前記回動する面内でみた
ときに双方の終端部同士が互いに重なり合いまた離間す
るように構成される磁気記録再生装置のローディング装
置において、 前記第2の円弧状スライダは、前記第1の円弧状スラ
イダの径と異なる径の突出部を有し、 前記磁気記録再生装置内で、互いに離間した状態にあ
る前記第1および第2の円弧状スライダの終端部同士が
再び互いに重なり合い始める場所の近傍に、前記突出部
と当接して前記第2の円弧状スライダの高さを規制する
案内部を有する案内部材を設けた構成とする。
〔作用〕
第1の円弧状スライダの径と異なる終端部を有す第2
の円弧状スライダは、第1の円弧状スライダと交錯する
直前に、その終端部と接合する案内部材により、確実に
案内部材の下方に高さ位置を規制されて回動する。第1
の円弧状スライダは常に案内部材上で回動するため、第
1の円弧状スライダの終端が第2の円弧状スライダの終
端と干渉することはない。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例と第1図〜第13図により説明
する。
第1図は本発明によるテープローテイング装置を用い
た磁気記録再生装置の平面図を示し、1はシヤシ,2は磁
気ヘツドを搭載するテープ案内ドラム,3は供給リール4
及び巻取リール5に巻回されるテープ6を内蔵するカセ
ツト,7は下端にモータ9が直結されるキヤプスタン,8は
ピンチローラ,10はテープ6の全幅にわたり消去を行う
消去ヘツド,11はテープ6の上下端にオーデイオ信号及
びコントロール信号を記録及び再生するオーデイオヘツ
ド及びコントロールヘツドである。カセツト3が装置に
装着されると、カセツト3前面の蓋12が開く。更に開口
部13内には、テンシヨンピン16,ガイドローラ17及び傾
斜ピン18が挿入され、開口部14内にはガイドローラ19及
び傾斜ピン20が挿入され、開口部15内には傾斜ピン21及
びキヤプスタン7が各々破線及び実線で示す位置に挿入
される。なおこの時ピンチローラ8も破線で示す位置に
ある。ローデイング動作を行うと、各ガイドはテープ6
を引出しながら移動する。ガイドローラ17及び傾斜ピン
18は一対となつて水平に移動し、テープ案内ドラム2の
近傍に位置決めされる。ガイドローラ19及び傾斜ピン20
は一対となつて、オーデイオヘツド及びコントロールヘ
ツド11の近傍までは水平に、これ以降は斜め下方に移動
してテープ案内ドラム2の近傍に位置決めされ、テープ
案内ドラム2にテープ6をほぼ270゜巻装する。傾斜ピ
ン21は傾斜ピン20の後ろから水平に移動しオーデイオヘ
ツド及びコントロールヘツド11の上流側に固定され、テ
ープ6の姿勢を補正し巻取リール5に導く。この結果、
テープ6はカセツト3より出て、テンシヨンピン16,イ
ンピーダンスローラ22,消去ヘツド10,ガイドローラ17,
傾斜ピン18を経てテープ案内ドラム2に所定角度だけ螺
旋状に巻装し、ガイドローラ19,傾斜ピン20,傾斜ピン2
1,固定ガイド23,オーデイオヘツド及びコントロールヘ
ツド11,高さ規制ガイド24,固定ガイド25を経て、キヤプ
スタン7及びピンチローラ8により圧接して駆動され、
巻取リール5に至る。第2図(a)はローデイング完了
時の側面図、第2図(b)はアンローデイング完了時の
側面図を示す。第2図(a)において、26はガイドベー
スでガイドローラ17及び傾斜ピン18が植立され、キヤツ
チヤ28により位置決めして保持され、また27もガイドベ
ースでガイドローラ19及び傾斜ガイド20が植立され、同
様にキヤツチヤ28により位置決めされる。図示する様に
テープ案内ドラム2の出側のテープガイドは入側に較べ
てほぼテープ幅分だけ大きく下降している。これによ
り、テープ案内ドラム2の傾斜角度を低減するととも
に、カセツト3より若干低い位置に配置することによ
り、カセツト3の前方に開く蓋12の下にテープ案内ドラ
ム2を配置できる様にして装置の小形薄形化を図つてい
る。
次にローデイング機構について詳述する。第3図は出
側のガイド移動部材を示す。ガイドローラ19及び傾斜ピ
ン20を植立するガイドベース27は同図中に示すように、
連結板29と大きなガタをもつて連結され、該連結板29も
同様に大きなガタをもつて第2の円弧状スライダ31の一
端に支持される。該第2の円弧状スライダ31は円弧形状
をしており、その外周にはギヤ部31aが設けられてい
る。第4図は入側のガイド移動部材を示す。ガイドロー
ラ17及び傾斜ピン18を植立するガイドベース26は、平面
内を回動自在に第1の円弧状スライダ33の一端に支持さ
れる。該第1の円弧状スライダも同様に円弧形状をして
おり、その外周にはギヤ部33aが設けられている。第5
図はカム34を示す。カム34は上下2段より成り、上段に
は右方より、ギヤ部34a,カム部34dがあり、下段にはゼ
ネバギヤ(後述)に対応するストツパ面34b,ローデイン
後のモード操作に対応するカム部34c,ローデイングまた
はアンローデイング途中に対応するカム部34f,アンロー
デイング後のモード操作に対応するカム部34eがあり、
全体としては円弧形状を成している。これらは上から第
1の円弧状スライダ33,第2の円弧状スライダ31,カム34
の順に、同心状にシヤシ上に配置される。
第6図は上述の3つの円弧形状を成す部材の組立構成
を示す斜視図である。カム34は、シヤシ1に植立された
案内ピン74a〜74eとカム34の下部全周に形成される溝34
gとが係合することにより、シヤシ1上を回動可能に案
内される。案内ピン74a〜74eは常時3個以上がカム34の
溝部34gと係合するように配置されている。第2の円弧
状スライダ31は案内ピン76a,76bによつてカム34に回動
自在に挾時され、案内ピン76a,76bと第2の円弧状スラ
イダの長穴部31b,31cとが、また第2の円弧状スライダ3
1の下部に植立されたピン30とカム34の長穴部34hとが係
合することにより、カム34と同心円状に回動可能になつ
ている。第1の円弧状スライダ33は回動角が少なく、外
周はギヤ75,77が第1の円弧状スライダギヤ部33aと常に
噛合い、保持されている。第2の円弧状スライダ31とカ
ム34は、同方向に略180度、あるいはそれ以上の角度に
わたつて回動する。そこで第6図に示したように、第2
の円弧状スライダ31の回動を保持する基板をカム34に代
替させることにより、第2の円弧状スライダ31に形成す
る長穴部31b,31cの角度は、第2の円弧状スライダ31と
カム34の相対的な回動角差分ですますことができる。す
なわち、従来180度以上にわたつて回動するリング基板
上に保持する場合、リングの長穴部は180度以上必要と
したものに比べ、本実施例によると長穴部角度を少なく
することができ、リングのガタ,強度等の問題を最小に
抑えることができる。リング押さえ78,案内カム79,カム
押さえ81,はそれぞれネジ88,89,80,82によりシヤシ1に
ネジ止めされ、カム34の上下方向のガタを抑えている。
また、案内部材83は、第1の円弧状スライダ33と第2の
円弧状スライダ31の間に介在し、一体成形されたボス83
aが第1の円弧状スライダ33の長溝部33bと係合して第1
の円弧状スライダ33を保持,案内し、シヤシ1にネジ84
によりネジ止めされている。ホルダ85は、シヤシ1にネ
ジ86にネジ止めされ、第1の円弧状スライダ33の上下方
向のガタを抑えている。
回動角度の少ない第1の円弧状スライダ33は、常に案
内部材83のボス83aにより案内され、案内部材83上を回
動する。第2の円弧状スライダ31は後掲の第10図の
(ロ),(ハ)等の区間において、案内部材83と第2の
円弧状スライダ31の端部31dとが係合しない場合があ
る。アンローデイングになつて第2の円弧状スライダ31
の端部31dと案内部材83とが係合する時、第7図に示す
ように例え端部31dに多少のたわみや反りが生じていて
も、案内部材83には係合するテーパ面83bを有している
ため確実に第2の円弧状スライダ31を案内部材83の下方
へ導くことができる。案内部材83と係合する第2の円弧
状スライダ31の端部31d,31eはギヤ部31aの径よりも大と
し、同径となつている第1及び第2のスライダ33,31の
ギヤ部33a,31aが案内部材83のテーパ面83bと係合しない
ようにし、第1と第2のスライダ33,31の間隔を最少に
抑え、装置の小形化を図つている。また、第2図(a)
に示すようにローデイング(動作)完了時、案内部材83
は、第2の円弧状スライダ31の端部31eと係合してお
り、ガイドベース27がキヤツチヤ28へ押圧する時の反力
を受けて第2の円弧状スライダ31の浮きを防止してい
る。
第8図はカム34上段と駆動系を示し、(a)はアンロ
ーデイング,(b)はローデイングまたはアンローデイ
ング途中,(c)はローデイングの状態を示す。カム34
は、駆動源(図示せず)により駆動されるギヤ35がギヤ
部34aとかみ合うことにより駆動される。カム34が回動
することにより、ギヤ部34aとかみ合うギヤ36が回転
し、第2の円弧状スライダ31はギヤ37,38を経てギヤ38
と圧着用ばね(図示せず)を介して一体に回転するギヤ
39がギヤ部31aとかみ合うことにより駆動される。同様
に第1の円弧状スライダ33は、ギヤ40,41を経て圧着用
ばね(図示せず)を内蔵する第6図に示すギヤ77がギヤ
部33aとかみ合うことにより駆動される。ローデイング
が完了する(c)の状態では後述するゼネバギヤにより
ギヤ36の回転は停止させられるとともに、ギヤ36とギヤ
部34の係合が解除される。一方、ローデイング途中の
(b)の状態でカム34の先端部とアーム42が係合し、ア
ーム42は軸43を中心に回動し、軸45を中心としてアーム
44を回動する。アーム44は軸47を介してアーム46により
アーム48の軸49と係合しているのでアーム48に軸支され
るピンチローラ8をローデイング位置まで移動させる。
アーム48はばねにより矢印A方向に付勢されているの
で、カム34とアーム42が係合しない(a)の状態ではピ
ンチローラ8はアンローテイング位置まで後退してい
る。(b)の状態より更にカム34が回転し(c)の状態
になると、アーム42はカム部34dと係合し、アーム44と4
6で形成されるトグル機構によりピンチローラ8をキヤ
プスタン7に圧接する。軸45は軸52に支持されるアーム
51に植立され、アーム51はばね53により常に引張られス
トツパ54により位置規制されているので、ピンチローラ
8の移動が停止した後もアーム42が回動することによ
り、アーム51はばね53に逆らつてストツパ54から離れる
ことにより、ピンチローラとキヤプスタンの圧着力が確
保される。
第9図はカム34の下段とモード操作機構を示し、
(a)はアンローデイング,(b)はローデイングまた
はアンローデイング途中,(c)はローデイングの状態
を示す。36aはギヤ36と一体に設けられるゼネバギヤ部
である。アーム55はその一端がカム部34cあるいは34eと
係合し、一端に取付けたばね57により軸56のまわりに反
時計方向に付勢される。アーム55の他端にはブレーキ部
材58が装着され、供給リール台59にブレーキ力を与え
る。アーム60はカム部34cあるいは34eと係合し、一端に
取付けたばね61により軸62まわりに時計方向に付勢され
るまたアーム63はアーム60上の軸60aと係合可能な腕63a
をもち、一端にばね65が取付けられ軸62のまわりに反時
計方向に付勢される。更に他端にブレーキ部材64が装着
され、巻取リール5に係合する駆動デイスク66にブレー
キ力を与える。(a)はアンローデイング後の停止状態
を表し、アーム55はカム部34eの凹部に係合し供給リー
ル台59にブレーキ力が付与されている。この時凹部とア
ーム55は直接係合しないので、ブレーキ力はばね57の力
のみにより決定され、カム部34cのストロークによらず
安定である。またアーム60はカム部34eの凸部に係合
し、ばね61に逆らつて軸60aと腕63aの係合を解除するの
で、ばね65の付勢力のににより駆動デイスク66にブレー
キ力が付与されカム部34eのストロークによらず安定に
確保で、(b)の状態では、アーム55及び60はカム部34
fに係合し供給リール台59へのブレーキ力のみ解除され
る。従つてローデイングに際しては基本的に供給リール
側よりテープ6が繰り出される。(c)の状態は記録ま
たは再生状態を示し、供給リール台59にはブレーキ力が
付与されるが、アーム60はカム部34cの凹部と係合しば
ね61の引張力により回動し、軸60aは腕63aと係合しアー
ム63をばね65に逆らつて回動させ、駆動デイスク66への
ブレーキ力が解除する。この時、ゼネバギヤ部36aとス
トツパ面34bが係合することにより、ギヤ36の回転は停
止され第1の円弧状スライダ31及び33は停止するととも
に、各テープガイド群の位置決め部材への圧着力が保持
される。この様にカム34の動きを、ゼネバギヤ等の切替
機構を介して円弧状スライダに伝達することにより、操
作モード数の増加にも容易に対応することができる。
第10図は、前記した三つの円弧状スライダ31及び33と
カム34の動きを示したもので(イ)がイジエクト時、
(ホ)がローデイング完了時,(ヘ)が記録または再生
等のモード操作時である。各スライダはその形状を簡略
化して円弧状で示した。第7図に示した様にカム34の動
きに対して第1の円弧状スライダ33は逆方向にほぼ同速
度で回転し、第2の円弧状スライダ31は同方向にほぼ倍
の速度で回転する。
第11図はキヤツチヤ28の斜視図である。テープ案内ド
ラム2の入側及び出側のテープガイド群を位置決めする
一体構造となつている。入側のテープイガイド群につい
ては、第5図に示すガイドローラ17の上部にある軸部を
V溝28aで位置決めし、下部をU溝28bで規制しガイドロ
ーラ17の進入方向とは直角な方向の倒れを防止する。ガ
イドローラ17の高さは、ガイドベース27の先端上部がス
トツパ面28cと当接することにより規制される。また傾
斜ピン18の傾斜は、ガイドベース27の側面が壁28dと当
接して定まる。出側のテープガイド群についても同様
で、ガイドローラ19の位置と角度はV溝28e及びU溝28f
で定まり、高さはストツパ面28gで定まる。また傾斜ピ
ン20の傾斜は壁28hにより規制される。更にキヤツチヤ2
8のV溝28eとU溝28fとの間には切欠部28iが設けられ
る。第2図(b)で示すアンローデイング状態において
は、カム34の一端と、第2の円弧状スライダの一端が前
記切欠部28iを貫通しているが、ローデイング動作によ
り、これら部材は切欠部28iより脱出するので、ローデ
イング完了状態においては、ガイドローラ19及び傾斜ピ
ン20を所定の位置に保持することができる。
第12図はテープガイド群のテープガイドレール68、及
び該テープガイドレール68による出側のガイドベース27
の支持方法を示す斜視図である。テープガイドレール68
は断面がT字状になつており、ガイドベース27のツメ部
27a,27bは該T字部をくわえ込むように係合し、ガイド
ベース27の移動経路を規制する。入側のガイドベース26
の移動経路は、第6図に示すように、ガイドローラ17の
下部にある軸部とリング押さえ78の壁78aとが、また、
ガイドベース26の端面26aと案内カム79の壁79aとが係合
することによつて規制される。
第13図は出側に配置される傾斜ピン21の移動機構を示
す。第13図(a)は第9図(a)に示したアンローデイ
ング状態に対応する状態である。アーム48と同軸で回動
可能に軸支されるギヤ69は、その両端をギヤ69の折旭部
69bとアーム48の左端48aに引掛けてるいるばね70により
付勢され、アーム48の右端48bとギヤ69の折曲部69cとが
当接している。この状態から第9図(c)に対応する第
13図(b)の状態にモードが移行してピンチローラ8が
キヤプスタン7と圧接するようにアーム48が会同する
と、ギヤ69のギヤ部69aと噛合うギヤ部72aを有すアーム
72が回動し、アーム72の先端に植設される傾斜ピン21を
キヤツチヤ73により所定の位置に位置決めする。位置決
め後、更にアーム48は回動することにより第13図(b)
に示すようにアーム48はばね70に逆らつてギヤ69の折曲
部69cから離れることにより傾斜ピン21のキヤツチヤ73
への圧着力が確保される。なお上記したタイミングで傾
斜ピン21を駆動することにより、傾斜ピン21は、ガイド
ベース27の後方によりローデイングされる。すなわち、
傾斜ピン21とガイドベース27の移動軌跡は一部オーバー
ラップするため、ガイドベース27が先行してオーバーラ
ツプ部を通過する際に、カム34とアーム42が係合して傾
斜ピン21を駆動する様にアーム42の位置とアーム72駆動
系の減速比を設定してある。従つてカム34の動きにより
アーム72の動きを制御するので、前記オーバーラツプ部
での干渉はない。
以上のような構成とすることにより、第1及び第2の
円弧状スライダ33,31が平面的に交差する箇所において
も、該両スライダの端部33c,31dを正常に分離して干渉
し合うことを防止できる。また上記本実施例ではガイド
ベースを駆動する1対の円弧状スライダの例について述
べたが、ガイドベースとモード操作用の円弧状スライダ
の場合も同様である。
〔発明の効果〕
本発明によれば、同心状に重なつた1対の回動方向の
異なる円弧状スライダで構成されたテープローデイング
装置として、以下の効果がある。
1) 1対の円弧状スライダ相互間あるいは円弧状スラ
イダと他部材との間の干渉や衝突を回避できるので、機
構動作の信頼性を向上できる。
2) 円弧状スライダの高さ方向の間隔を短くできるた
め、装置の薄型化が図れる。
3) 1対の円弧状スライダの高さ方向の位置を規制す
る場合にも円弧状スライダの回動範囲に亘り分散して多
数の規制部品を配置する必要がなく、1個の部材でこれ
を実現できる。このため部品点数の削減とそれによるコ
ストの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のテープローデイング装置の上面図、第
2図は第1図の側面図、第3〜5図は円弧状スライダの
斜視図、第6図は本発明の装置の部品構成を示す斜視
図、第7図は案内部材によるスライダの動作説明図、第
8図はピンチローラ圧着機構部の上面図、第9図はブレ
ーキ操作部の上面図、第10図は円弧状スライダの回動位
相を示すモデル図、第11図はキヤツチヤの斜視図、第12
図はレールの斜視図、第13図は傾斜ピン圧着機構部の上
面図である。 31……第2の円弧状スライダ 33……第1の円弧状スライダ 34……カム 83……案内部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 茂村 達也 茨城県勝田市大字稲田1410番地 株式会 社日立製作所東海工場内 (56)参考文献 特開 昭62−18660(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テープ案内ドラムの周囲に沿って移動する
    一対のテープガイドを駆動し、同心円状に配置されると
    ともに互いに異なる方向に回動する第1および第2の円
    弧状スライダを備えてなり、この第1および第2の円弧
    状スライダは、その回動動作中において、前記回動する
    面内でみたときに双方の終端部同士が互いに重なり合い
    また離間するように構成される磁気記録再生装置のロー
    ディング装置において、 前記第2の円弧状スライダは、前記第1の円弧状スライ
    ダの径と異なる径の突出部を有し、 前記磁気記録再生装置内で、互いに離間した状態にある
    前記第1および第2の円弧状スライダの終端部同士が再
    び互いに重なり合い始める場所の近傍に、前記突出部と
    当接して前記第2の円弧状スライダの高さを規制する案
    内部を有する案内部材を設けたことを特徴とする磁気記
    録再生装置のローディング装置。
JP63114661A 1988-05-13 1988-05-13 磁気記録再生装置のローデイング装置 Expired - Lifetime JP2569121B2 (ja)

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