JP2569098B2 - 磁気ディスク装置のヘッド組立体支持構造 - Google Patents

磁気ディスク装置のヘッド組立体支持構造

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JP2569098B2
JP2569098B2 JP62327006A JP32700687A JP2569098B2 JP 2569098 B2 JP2569098 B2 JP 2569098B2 JP 62327006 A JP62327006 A JP 62327006A JP 32700687 A JP32700687 A JP 32700687A JP 2569098 B2 JP2569098 B2 JP 2569098B2
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亜佐夫 笹本
親之 曽我部
章郎 高塚
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は磁気ヘッドを回転的に支持するディスク装置
のヘッド組立体支持構造に係り、特に組立性の改善とヘ
ッド組立体慣性モーメント低減に関する。
〔従来の技術〕
従来の磁気ヘッドを回転的に支持するディスク装置の
ヘッド組立体支持構造について第3,第4図を用いて説明
する。
ヘッド組立体1と支点軸2は2個のベアリング3にて
回転可能な様に連結されている。ベアリング外輪3aは予
めヘッド組立体1に接着固定しており、ベアリング内輪
3bと支点軸2との間は組立性のため、隙間をもってい
る。ヘッド組立体1の回転をスムーズに行うため、ベア
リング3と接触する部分の支点軸2に溝2aを設け、この
中に接触子4,バネ5を設け、ベアリング3を一方向に押
しつけている。
なお、関連する技術としては、特開昭61−112822号が
ある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしこの構造であると、自由状態では接触子4はバ
ネ5に押されて、溝内に位置決めすることは不可能であ
り、小部品でもあり、組立性を悪くしていた。更にはC
寸法は支点軸径とほぼ等しくしないと、バネ5により接
触子4は飛びだしてしまい組立不可能な為、ヘッド組立
体1の慣性モーメントを大きくしていた。
本発明は以上の点に着目して成されたもので、その目
的とするところは、接触子を長くすること及びトメワを
利用し、接触子がバネに押されても溝内より一定量しか
出ない構造にするものであるから、ベアリングを接着固
定したヘッド組立体の支点軸への挿入を容易にするた
め、組立性を改善できるとともに、C寸法に制限がなく
なり、大きくできるため、ヘッド組立体の慣性モーメン
トを低減でき高速回転を可能とするディスク装置のヘッ
ド組立体支持構造を提供せんとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的は、支点軸のベアリング接触部分に溝と貫通
穴を設け、更に溝と反対部分はトメワを設けられる様に
除去してある。バネを入れた接触子を溝より入れ、慣通
穴に通しトメワにて組立てることにより達成される。
〔作用〕
ベアリングを接着固定したヘッド組立体を支点軸上部
より挿入すると、自由状態では接触子は一定量だけ支点
軸径より飛びだしているが、ベアリングに接触すると、
バネを押し、このたわみにより、下部ベアリングは接触
子を通過する。通過すると上部ベアリングがくるまで、
再び一定量だけ接触子は飛びだすが、次には上下のベア
リングは各々の接触子を介するバネのタワミのため、2
個同時に一方向に押される。
従って接触子,バネは溝内より飛びでないため組立性
が改善される。
〔実施例〕
本発明の一実施例を図面について説明すれば、1はヘ
ッド組立体2個のベアリング3は、ヘッド組立体1に接
着固定されている。支点軸2は組立後、ベアリング3と
接触する部分に溝と慣通穴を設け、更に溝と反対部分は
トメワ6を設けられる様に除去してある。接触子4にバ
ネ5を挿入し支点軸2の溝部より入れ、貫通穴を通して
トメワ6にて組立てる。
接触子4は寸法Dだけ、バネ5により支点軸2より出
ている。2個のベアリング3を接着固定したヘッド組立
体1を支点軸2に挿入すると、下のベアリング3は接触
子を押す。これにより、バネ5はたわみ、接触子4は支
点軸2に沈み込み、下のベアリング3は通過できる。通
過すると、再度バネ5により上の接触子4はヘッド組立
体1のベアリング3の間に出るが、再度、上下のベアリ
ングは上下の接触子を押し、2個所同時に前記バネ動作
により組立できる。
従って、従来の様に組立性が悪く、更には飛びだし量
制限のために、ヘッド組立体のベアリング間寸法を、ほ
ぼベアリング内径と同様にする必要がなくなり、組立性
の改善及びヘッド組立体の慣性モーメントを低減でき、
高速回転を可能とできる効果がある。
〔発明の効果〕
本発明は上記した様にトメワ6により接触子4の飛び
だし量を制限するものであるから、従来の様に組立性が
悪く、更には飛びだし量制限のためにヘッド組立体1の
ベアリング3間の寸法を、ベアリング3の内径とほぼ同
様にする必要がなくなるものであるから、組立性の改善
及びヘッド組立体の慣性モーメントを低減でき、高速回
転が可能となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
図は本発明に係るヘッド組立体の支持構造の一実施例を
示し、第1図は本発明のヘッド組立体の支持構造を示す
正面図、第2図は本発明のベアリング中間部の断面図、
第3図は従来のヘッド組立体の支持構造を示す正面図、
第4図は従来のベアリング中間部の断面図である。 1……ヘッド組立体、2……支点軸、 2a……支点軸溝、3……ベアリング、 3a……ベアリング外輪、3b……ベアリング内輪、 4……接触子、5……バネ、 6……トメワ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高塚 章郎 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式 会社日立製作所小田原工場内 (72)発明者 細川 春彦 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式 会社日立製作所小田原工場内

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヘッド回転形のディスク装置のヘッド組立
    体支持構造において、 該ヘッド組立体と支点軸との間に位置し、前記ヘッド組
    立体を支持する1個もしくは2個のベアリングと、 前記支持軸の前記ベアリングに対応する位置に形成され
    た貫通穴及び溝に設けられ、バネを有する一端を前記溝
    より入れ、前記貫通穴を通して該一端に前記貫通穴を通
    過できないトメワを備えた接触子を有し、前記接触子を
    前記バネによって前記ベアリングの内輪に圧接させると
    ともに、前記接触子が前記ベアリングの内輪に圧接され
    ない状態では前記トメワが前記支持軸に接触することに
    よって前記バネによる前記接触子の変位を制限すること
    を特徴とするヘッド組立体支持構造。
JP62327006A 1987-12-25 1987-12-25 磁気ディスク装置のヘッド組立体支持構造 Expired - Lifetime JP2569098B2 (ja)

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JPH01169783A JPH01169783A (ja) 1989-07-05
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6273466A (ja) * 1985-09-26 1987-04-04 Nec Corp 磁気デイスク装置の揺動ア−ムの位置決め機構
JPS6292182A (ja) * 1985-10-18 1987-04-27 Hitachi Ltd ヘツド位置決め機構

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6273466A (ja) * 1985-09-26 1987-04-04 Nec Corp 磁気デイスク装置の揺動ア−ムの位置決め機構
JPS6292182A (ja) * 1985-10-18 1987-04-27 Hitachi Ltd ヘツド位置決め機構

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