JP2569025Y2 - 自転車用立体駐留収納装置 - Google Patents
自転車用立体駐留収納装置Info
- Publication number
- JP2569025Y2 JP2569025Y2 JP1991017728U JP1772891U JP2569025Y2 JP 2569025 Y2 JP2569025 Y2 JP 2569025Y2 JP 1991017728 U JP1991017728 U JP 1991017728U JP 1772891 U JP1772891 U JP 1772891U JP 2569025 Y2 JP2569025 Y2 JP 2569025Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- power motor
- slide block
- bicycle
- control device
- support frame
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Refuge Islands, Traffic Blockers, Or Guard Fence (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、自転車の駐留収納装置
に関するもので、特に道端またはアパート等において、
自転車を立体的に駐留、収納し、スペースを有効に活用
する自転車用立体駐留収納装置に関する。
に関するもので、特に道端またはアパート等において、
自転車を立体的に駐留、収納し、スペースを有効に活用
する自転車用立体駐留収納装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】現在、自転車は短距離用の交通器具とし
て使用されることが多い。これは、自転車が燃料やエネ
ルギーが不要で、しかも軽くてスペースをとらない大変
便利な乗り物であり、短距離通勤者または通学者にとっ
ては理想的な交通器具であるからであろう。ところが、
自転車の使用者が増えるにつれ、使用者による思いのま
まの自転車の駐車も増えている。後から来た者が、混雑
と駐留スペースの不足の中でやむなく自転車を道端や歩
道に置くこともしばしばある。このため、市中やアパー
ト、マンションの道端は混雑した景観になるとともに、
車両および歩行者の通行妨害になって、交通に影響を与
えることになる。
て使用されることが多い。これは、自転車が燃料やエネ
ルギーが不要で、しかも軽くてスペースをとらない大変
便利な乗り物であり、短距離通勤者または通学者にとっ
ては理想的な交通器具であるからであろう。ところが、
自転車の使用者が増えるにつれ、使用者による思いのま
まの自転車の駐車も増えている。後から来た者が、混雑
と駐留スペースの不足の中でやむなく自転車を道端や歩
道に置くこともしばしばある。このため、市中やアパー
ト、マンションの道端は混雑した景観になるとともに、
車両および歩行者の通行妨害になって、交通に影響を与
えることになる。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、現在の
このような自転車の乱雑な駐車問題があるにもかかわら
ず、容易かつ省スペースの駐車方法は考え出されていな
い。自転車の駐車が不便だからといって、環境汚染を起
こさない便利な交通器具である自転車の使用が止むよう
にも思われない。本考案の目的は、このような状況に鑑
み、自転車が秩序良く駐車され、かつ駐車効率が高めら
れる実務的な改善方法、すなわち自転車用立体駐留収納
装置を提供することにある。
このような自転車の乱雑な駐車問題があるにもかかわら
ず、容易かつ省スペースの駐車方法は考え出されていな
い。自転車の駐車が不便だからといって、環境汚染を起
こさない便利な交通器具である自転車の使用が止むよう
にも思われない。本考案の目的は、このような状況に鑑
み、自転車が秩序良く駐車され、かつ駐車効率が高めら
れる実務的な改善方法、すなわち自転車用立体駐留収納
装置を提供することにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本考案は予め設定された
高さの支えフレームと、この支えフレームの上端および
下端に設けられた軸に取付けられる移動ホイールと、こ
の下端側の移動ホイールの軸の片側に連結され、該移動
ホイールを回転駆動する第１の動力モータと、前記移動
ホイール上に設置され、前記第１の動力モータの回転に
より所定位置に回転する前後コンベアチェンと、この前
後コンベアチェンの対向する位置に内向きに伸ばされて
取付けられ、内向き片側に大直径フランジを設けた定位
置バーと、前記大直径フランジに予め嵌合される中空横
向きパイプと、この中空横向きパイプの内部に設けられ
た、該中空横向きパイプの片側に設置され、内向端に鋸
歯状嵌り溝が形成され、中央部に適当な直径の穴が予め
形成されている筒状のスリーブ、前記鋸歯状嵌り溝側と
所定距離をおいた箇所に外周部に複数個の溝を形成して
設けられた数本のリブが形成され、前記スリーブの鋸歯
状嵌り溝と対向する端面に鋸歯状嵌り溝が形成された中
央孔を有するスライドブロック、このスライドブロック
の前記筒状のスリーブ方向に移動した状態を係止できる
ように前記中空横向きパイプの内壁面に固定された該ス
ライドブロックの複数個の溝で通過し数本のリブの端部
で係止することができる複数個の突起、前記スライドブ
ロックの中央孔と前記スリーブの穴との間に圧入される
圧縮スプリングおよび前記スライドブロックの鋸歯状嵌
り溝と反対側近傍に配設され、貫通孔を有する押えブロ
ックと、この押えブロックの上端面の前記中空横向きパ
イプに形成された長方孔から突出するように形成された
垂直棒とからなる吊上げ制御装置と、前記支えフレーム
に取付けられる第２の動力モータと、この第２の動力モ
ータに取付けられ、該第２の動力モータの回転に伴い前
記吊上げ制御装置の上端に設けられた垂直棒に衝突して
衝撃を与える揺動アームと、前記中空横向きパイプ下端
に設けられている管外固定滑車と、前記吊上げ制御装置
に一端を組付けられ、前記管外固定滑車間を通って他端
を引き出され、前記吊上げ制御装置とともに移動するワ
イヤロープと、このワイヤロープの他端に取付けられ、
該ワイヤロープの移動に伴い昇降し、駐留したい自転車
の前後端を引っ掛けるフックとで自転車用立体駐留収納
装置を構成している。
高さの支えフレームと、この支えフレームの上端および
下端に設けられた軸に取付けられる移動ホイールと、こ
の下端側の移動ホイールの軸の片側に連結され、該移動
ホイールを回転駆動する第１の動力モータと、前記移動
ホイール上に設置され、前記第１の動力モータの回転に
より所定位置に回転する前後コンベアチェンと、この前
後コンベアチェンの対向する位置に内向きに伸ばされて
取付けられ、内向き片側に大直径フランジを設けた定位
置バーと、前記大直径フランジに予め嵌合される中空横
向きパイプと、この中空横向きパイプの内部に設けられ
た、該中空横向きパイプの片側に設置され、内向端に鋸
歯状嵌り溝が形成され、中央部に適当な直径の穴が予め
形成されている筒状のスリーブ、前記鋸歯状嵌り溝側と
所定距離をおいた箇所に外周部に複数個の溝を形成して
設けられた数本のリブが形成され、前記スリーブの鋸歯
状嵌り溝と対向する端面に鋸歯状嵌り溝が形成された中
央孔を有するスライドブロック、このスライドブロック
の前記筒状のスリーブ方向に移動した状態を係止できる
ように前記中空横向きパイプの内壁面に固定された該ス
ライドブロックの複数個の溝で通過し数本のリブの端部
で係止することができる複数個の突起、前記スライドブ
ロックの中央孔と前記スリーブの穴との間に圧入される
圧縮スプリングおよび前記スライドブロックの鋸歯状嵌
り溝と反対側近傍に配設され、貫通孔を有する押えブロ
ックと、この押えブロックの上端面の前記中空横向きパ
イプに形成された長方孔から突出するように形成された
垂直棒とからなる吊上げ制御装置と、前記支えフレーム
に取付けられる第２の動力モータと、この第２の動力モ
ータに取付けられ、該第２の動力モータの回転に伴い前
記吊上げ制御装置の上端に設けられた垂直棒に衝突して
衝撃を与える揺動アームと、前記中空横向きパイプ下端
に設けられている管外固定滑車と、前記吊上げ制御装置
に一端を組付けられ、前記管外固定滑車間を通って他端
を引き出され、前記吊上げ制御装置とともに移動するワ
イヤロープと、このワイヤロープの他端に取付けられ、
該ワイヤロープの移動に伴い昇降し、駐留したい自転車
の前後端を引っ掛けるフックとで自転車用立体駐留収納
装置を構成している。
【０００５】
【作用】本考案の自転車用立体駐留収納装置によれば、
コンベアチェンに取付けられた吊上げ制御装置に自転車
を吊上げることにより、狭い場所にも効率よく自転車を
収納することができる。
コンベアチェンに取付けられた吊上げ制御装置に自転車
を吊上げることにより、狭い場所にも効率よく自転車を
収納することができる。
【０００６】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図１〜図４を参照すると、本考案は主に支えフレ
ーム１、吊上げ制御装置２、衝撃装置３および起動装置
４から構成される。支えフレーム１には、予め高さを定
めたサポート１１とその上下両端に各々移動ホイール１
２を取付けた軸１２１が設けられている。下端に取付け
られた移動ホイール１２の軸１２１の片側は動力モータ
１３の軸１３１と互いに一体に連結され、同時にその上
下両端に配置された前後移動ホイール１２上に各々コン
ベアチェン１４が取付けられている。コンベアチェン１
４には等分された位置に内方向に伸出する定位置バー１
５が数個取付けられ、かつ左右対称に設けられた定位置
バー１５の内側の一端に大直径フランジ１５１が設けら
れている（図４参照）。ここに中空横向きパイプ１６が
嵌め付けられる。
する。図１〜図４を参照すると、本考案は主に支えフレ
ーム１、吊上げ制御装置２、衝撃装置３および起動装置
４から構成される。支えフレーム１には、予め高さを定
めたサポート１１とその上下両端に各々移動ホイール１
２を取付けた軸１２１が設けられている。下端に取付け
られた移動ホイール１２の軸１２１の片側は動力モータ
１３の軸１３１と互いに一体に連結され、同時にその上
下両端に配置された前後移動ホイール１２上に各々コン
ベアチェン１４が取付けられている。コンベアチェン１
４には等分された位置に内方向に伸出する定位置バー１
５が数個取付けられ、かつ左右対称に設けられた定位置
バー１５の内側の一端に大直径フランジ１５１が設けら
れている（図４参照）。ここに中空横向きパイプ１６が
嵌め付けられる。
【０００７】吊上げ制御装置２は図３に示すように、中
空横向きパイプ１６の管内の片側に内向きにスリーブ２
１が挿入される。スーブ２１の一端には鋸歯状嵌り溝２
１１が形成され、スリーブ２１の中央部には予め適当な
直径の孔２１２が形成されている。鋸歯状作動面を持つ
スリーブ２１と適当な距離を呈すところには数個の突起
２２が設けられ、これらの突起２２の間に溝２２１が形
成されている。また、中空横向きパイプ１６の端部には
パイプ内径と合致し端面に鋸歯状嵌り溝２３１を有する
スライドブロック２３が取付けられており、かつスライ
ドブロック２３の外側の嵌り付部周囲には等分された数
本のリブ２３２が形成される。そしてリブ２３２の間に
は溝２３３が形成されている。これによって中空横向き
パイプ１６内に組込まれた場合、リブ２３２は勢いに応
じてパイプ内に形成されている溝２２１内をスライドす
るかまたは溝２２１に対応する数個の突起２２に嵌め込
まれる。
空横向きパイプ１６の管内の片側に内向きにスリーブ２
１が挿入される。スーブ２１の一端には鋸歯状嵌り溝２
１１が形成され、スリーブ２１の中央部には予め適当な
直径の孔２１２が形成されている。鋸歯状作動面を持つ
スリーブ２１と適当な距離を呈すところには数個の突起
２２が設けられ、これらの突起２２の間に溝２２１が形
成されている。また、中空横向きパイプ１６の端部には
パイプ内径と合致し端面に鋸歯状嵌り溝２３１を有する
スライドブロック２３が取付けられており、かつスライ
ドブロック２３の外側の嵌り付部周囲には等分された数
本のリブ２３２が形成される。そしてリブ２３２の間に
は溝２３３が形成されている。これによって中空横向き
パイプ１６内に組込まれた場合、リブ２３２は勢いに応
じてパイプ内に形成されている溝２２１内をスライドす
るかまたは溝２２１に対応する数個の突起２２に嵌め込
まれる。
【０００８】また、スライドブロック２３の中央孔２３
４と、パイプ１６の端部に設けられているスリーブ２１
の内部孔２１２との間には、圧縮スプリング２４が適切
に押し込まれる。往復方向に引き動かすことができる２
本のワイヤロープ２３６は、スライドブロック２３の内
向き方向の連結部２３５の端面に組付けられ、さらにス
ライドブロック２３の末端すぐ傍に挿入される押えブロ
ック２５中央に開口される孔２５１に通される。押えブ
ロック２５の上端面の中空横向きパイプ１６上に設けら
れている前方孔１６１と対応するところには適当な長さ
の垂直棒２５２が固定されている。なお、ワイヤロープ
２３６は中空横向きパイプ１６内壁面に予め設置されて
いる滑車２６（図４を参照）を介して孔１６２から引き
出され、中空横向きパイプ１６の下端に設けられてある
左右の固定滑車１６３、１６４に至る。そして、ワイヤ
ロープ２３６の末端は固定滑車１６３、１６４の下側で
吊上げフック２３７に繋げられている。
４と、パイプ１６の端部に設けられているスリーブ２１
の内部孔２１２との間には、圧縮スプリング２４が適切
に押し込まれる。往復方向に引き動かすことができる２
本のワイヤロープ２３６は、スライドブロック２３の内
向き方向の連結部２３５の端面に組付けられ、さらにス
ライドブロック２３の末端すぐ傍に挿入される押えブロ
ック２５中央に開口される孔２５１に通される。押えブ
ロック２５の上端面の中空横向きパイプ１６上に設けら
れている前方孔１６１と対応するところには適当な長さ
の垂直棒２５２が固定されている。なお、ワイヤロープ
２３６は中空横向きパイプ１６内壁面に予め設置されて
いる滑車２６（図４を参照）を介して孔１６２から引き
出され、中空横向きパイプ１６の下端に設けられてある
左右の固定滑車１６３、１６４に至る。そして、ワイヤ
ロープ２３６の末端は固定滑車１６３、１６４の下側で
吊上げフック２３７に繋げられている。
【０００９】衝撃装置３は、図１、図２および図４に示
されるように、支えフレーム１内に配置された動力モー
タ３１の軸３２に偏心カム３３が取付けられている。偏
心カム３３と偏心カム３３の他端の軸３３１には延伸ア
ーム３４が取付けられ、延伸アーム３４の外側には揺動
アーム３５が取付けられる。揺動アーム３５の上端は支
えフレーム１に予め設けられている横梁１７に回動可能
に取付けられ、揺動アーム３５の下端は衝撃棒３５１に
なっている。起動装置４は図６に示されるように、外側
表面に鍵孔および自転車番号が記されているメインコン
トロールボックス４１を有する。コントロールボックス
４１内にはメインコントローラ用分析識別マイコン４２
が設置される。メインコントローラ用分析識別マイコン
４２は、まず位置選択を行ない、この情報を自動角度移
動装置４３に入力して動力モータ１３を動かし、吊上げ
用コンベアチェン１４を吊上げ位置まで回転させる。
されるように、支えフレーム１内に配置された動力モー
タ３１の軸３２に偏心カム３３が取付けられている。偏
心カム３３と偏心カム３３の他端の軸３３１には延伸ア
ーム３４が取付けられ、延伸アーム３４の外側には揺動
アーム３５が取付けられる。揺動アーム３５の上端は支
えフレーム１に予め設けられている横梁１７に回動可能
に取付けられ、揺動アーム３５の下端は衝撃棒３５１に
なっている。起動装置４は図６に示されるように、外側
表面に鍵孔および自転車番号が記されているメインコン
トロールボックス４１を有する。コントロールボックス
４１内にはメインコントローラ用分析識別マイコン４２
が設置される。メインコントローラ用分析識別マイコン
４２は、まず位置選択を行ない、この情報を自動角度移
動装置４３に入力して動力モータ１３を動かし、吊上げ
用コンベアチェン１４を吊上げ位置まで回転させる。
【００１０】作動時（図１、図２、図４、図５を参
照）、すなわち利用者が自転車５を駐留収納装置に吊上
げる場合について説明する。鍵をコントロールボックス
４１の空き番号の鍵穴内に差込むと、メインコントロー
ラの分析識別マイコン４２は自転車の駐留位置を探し出
し、さらにこの情報を自動角度移動装置４３に入力して
動力モータ１３を駆動する。コンベアチェン１４は吊上
げに使われた吊上げ制御装置２を上下させ、プラットフ
ォーム６の間で回転する（図１、図２に示す）。そして
制御装置２が吊上げ位置で停止したとき、利用者は自転
車５のハンドル５１およびシート５２をフック２３７に
よって吊上げ固定し、自転車が吊上げられたらコントロ
ールボックス４１の上昇ボタンを押す。すると、動力モ
ータ３１により駆動する偏心カム３３に取付けられてい
る延伸アーム３４は、図４に示すように右側に押し出さ
れ、同時に支えフレーム１上端横梁１７に連結されてい
る揺動アーム３５下端の衝撃棒３５１は右方向に移動
し、衝撃棒３５１は吊上げ制御装置２に突き出している
垂直棒２５２の側面に衝突する。垂直棒２５２は押えブ
ロック２５と一体に取付けられているため、この場合す
ぐ傍に挿入されている圧縮スプリング２４の付勢力に抗
してスライドブロック２３も右側に移動する。スライド
ブロック２３が移動するのはスライドブロック２３のス
リーブ２１側端部にある数本のリブ２３２が溝２２１に
沿って右方向に移動した時である。スライドブロック２
３が右側へ移動すると、リブ２３２の先端の鋸歯状嵌り
溝２３１は、溝２３１に対応した管径に設けられている
スリーブ２１の鋸歯状嵌り溝２１１と相互密接する。次
いでスライドブロック２３の先端鋸歯状嵌り溝２３１が
スリーブ２１内に設けられている鋸歯状嵌り溝２１１に
密接したまま溝２２１から離脱し、溝２１１の斜面に沿
ってある角度回転し、衝撃棒３５１が左方向に移動する
と圧縮スプリング２４で付勢されているスライドブロッ
ク２３も左方向に移動し、スライドブロック２３の嵌合
部に突出しているリブ２３２の内側端面２３８はパイプ
内に設けられている突起２２に嵌合する。これによりス
ライドブロック２３末端に取付けてあるワイヤロープ２
２６は総体的に引上げられ、２個のフック２３７上に掛
けてある自転車５を引上げる（図１、図２を参照）。続
いて支えフレーム１の外側に取付けてある動力モータ１
３は、吊上げた自転車５をコンベアチェン１４によって
もとの吊上げ位置まで回し戻す。
照）、すなわち利用者が自転車５を駐留収納装置に吊上
げる場合について説明する。鍵をコントロールボックス
４１の空き番号の鍵穴内に差込むと、メインコントロー
ラの分析識別マイコン４２は自転車の駐留位置を探し出
し、さらにこの情報を自動角度移動装置４３に入力して
動力モータ１３を駆動する。コンベアチェン１４は吊上
げに使われた吊上げ制御装置２を上下させ、プラットフ
ォーム６の間で回転する（図１、図２に示す）。そして
制御装置２が吊上げ位置で停止したとき、利用者は自転
車５のハンドル５１およびシート５２をフック２３７に
よって吊上げ固定し、自転車が吊上げられたらコントロ
ールボックス４１の上昇ボタンを押す。すると、動力モ
ータ３１により駆動する偏心カム３３に取付けられてい
る延伸アーム３４は、図４に示すように右側に押し出さ
れ、同時に支えフレーム１上端横梁１７に連結されてい
る揺動アーム３５下端の衝撃棒３５１は右方向に移動
し、衝撃棒３５１は吊上げ制御装置２に突き出している
垂直棒２５２の側面に衝突する。垂直棒２５２は押えブ
ロック２５と一体に取付けられているため、この場合す
ぐ傍に挿入されている圧縮スプリング２４の付勢力に抗
してスライドブロック２３も右側に移動する。スライド
ブロック２３が移動するのはスライドブロック２３のス
リーブ２１側端部にある数本のリブ２３２が溝２２１に
沿って右方向に移動した時である。スライドブロック２
３が右側へ移動すると、リブ２３２の先端の鋸歯状嵌り
溝２３１は、溝２３１に対応した管径に設けられている
スリーブ２１の鋸歯状嵌り溝２１１と相互密接する。次
いでスライドブロック２３の先端鋸歯状嵌り溝２３１が
スリーブ２１内に設けられている鋸歯状嵌り溝２１１に
密接したまま溝２２１から離脱し、溝２１１の斜面に沿
ってある角度回転し、衝撃棒３５１が左方向に移動する
と圧縮スプリング２４で付勢されているスライドブロッ
ク２３も左方向に移動し、スライドブロック２３の嵌合
部に突出しているリブ２３２の内側端面２３８はパイプ
内に設けられている突起２２に嵌合する。これによりス
ライドブロック２３末端に取付けてあるワイヤロープ２
２６は総体的に引上げられ、２個のフック２３７上に掛
けてある自転車５を引上げる（図１、図２を参照）。続
いて支えフレーム１の外側に取付けてある動力モータ１
３は、吊上げた自転車５をコンベアチェン１４によって
もとの吊上げ位置まで回し戻す。
【００１１】次に、利用者が自転車を駐留装置から取り
降ろす場合について説明する（図３、図５を参照）。鍵
を取り降ろす自転車の番号に合わせて差し込むと、メイ
ンコントローラの分析識別マイコン４２は取り降ろす自
転車の位置を判別し、次にこの情報を自動角度移動装置
４３に入力して動力モータ１３を回し始める。すると、
コンベアチェン１４が回転し、取り降ろす自転車の吊上
げ制御装置２を上下プラットフォーム６に降ろす（図
１、図２に示す）。続いて吊上げ制御装置に設けられた
動力モータ３１により揺動アーム３５を動かし、再度吊
上げ制御装置２に設けてある垂直棒２５２を衝撃する。
このとき垂直棒２５２と一体になっている押さえブロッ
ク２５が中空横向きパイプ１６内に設けられているスラ
イドブロック２３を衝撃する。この瞬間的衝撃力により
スライドブロック２３は圧縮スプリング２４を圧縮し、
ある角度回転された時に生じている元に戻ろうとする回
動力によって元の位置まで回動し、パイプ１６内に設け
られている突起２２の端部とスライドブロック２３の内
側端面２３８との係止状態が解除される。つまりスライ
ドブロック２３の先端のリブ２３２が溝２２１に沿って
右から左に向かって脱出する。このとき、スライドブロ
ック２３とスリーブ２１の間に設置されている圧縮スプ
リング２４はスライドブロック２３を左側方向へ押し出
そうとしているため、スライドブロック２３の末端連結
部２３５に連結されているワイヤロープ２３は適切に下
に降り左右フック２３７上に吊り掛かっている自転車５
が降ろされる。次いで利用者はコントロールボックス４
１から自転車の番号の鍵を抜き取ると、支えフレーム１
の外側に取付けられている動力モータ１３を回動し、コ
ンベアチェン１４を元の吊上げ位置までに回し戻すこと
ができる。
降ろす場合について説明する（図３、図５を参照）。鍵
を取り降ろす自転車の番号に合わせて差し込むと、メイ
ンコントローラの分析識別マイコン４２は取り降ろす自
転車の位置を判別し、次にこの情報を自動角度移動装置
４３に入力して動力モータ１３を回し始める。すると、
コンベアチェン１４が回転し、取り降ろす自転車の吊上
げ制御装置２を上下プラットフォーム６に降ろす（図
１、図２に示す）。続いて吊上げ制御装置に設けられた
動力モータ３１により揺動アーム３５を動かし、再度吊
上げ制御装置２に設けてある垂直棒２５２を衝撃する。
このとき垂直棒２５２と一体になっている押さえブロッ
ク２５が中空横向きパイプ１６内に設けられているスラ
イドブロック２３を衝撃する。この瞬間的衝撃力により
スライドブロック２３は圧縮スプリング２４を圧縮し、
ある角度回転された時に生じている元に戻ろうとする回
動力によって元の位置まで回動し、パイプ１６内に設け
られている突起２２の端部とスライドブロック２３の内
側端面２３８との係止状態が解除される。つまりスライ
ドブロック２３の先端のリブ２３２が溝２２１に沿って
右から左に向かって脱出する。このとき、スライドブロ
ック２３とスリーブ２１の間に設置されている圧縮スプ
リング２４はスライドブロック２３を左側方向へ押し出
そうとしているため、スライドブロック２３の末端連結
部２３５に連結されているワイヤロープ２３は適切に下
に降り左右フック２３７上に吊り掛かっている自転車５
が降ろされる。次いで利用者はコントロールボックス４
１から自転車の番号の鍵を抜き取ると、支えフレーム１
の外側に取付けられている動力モータ１３を回動し、コ
ンベアチェン１４を元の吊上げ位置までに回し戻すこと
ができる。
【００１２】
【考案の効果】以上説明したように、本考案の自転車用
立体駐留収納装置によれば、吊上げ制御装置をコンベア
チェンにより移動させて、限られたスペース内に効率よ
く自転車を収納するので、無秩序な自転車の駐車を減ら
し、街の景観が損なわれるのを回避し、しかも歩行者の
通行妨害を回避するという効果がある。
立体駐留収納装置によれば、吊上げ制御装置をコンベア
チェンにより移動させて、限られたスペース内に効率よ
く自転車を収納するので、無秩序な自転車の駐車を減ら
し、街の景観が損なわれるのを回避し、しかも歩行者の
通行妨害を回避するという効果がある。
【図１】本考案の実施例による自転車用立体駐留収納装
置を示す側面図である。
置を示す側面図である。
【図２】本考案の実施例による自転車用立体駐留収納装
置を示す図１のａ方向矢視図である。
置を示す図１のａ方向矢視図である。
【図３】本考案による吊上げ制御装置を示す立体分解図
である。
である。
【図４】本考案による吊上げ制御装置が組み合わせられ
た後の作動中の概略構成図である。
た後の作動中の概略構成図である。
【図５】本考案による吊上げ制御装置が組み合わせられ
た後の作動後の概略構成図である。
た後の作動後の概略構成図である。
【図６】本考案による起動装置を示す概略構成図であ
る。
る。
１：支えフレーム、 ２：吊上げ制御装置、 ３：衝撃装置、 ４：起動装置、 １１：サポート、 １２：移動ホイール、 １３：動力モータ、 １４：コンベアチェン、 １５：定位置バー、 １６：中空横向きパイプ。
Claims (3)
- 【請求項１】 予め設定された高さの支えフレームと、
この支えフレームの上端および下端に設けられた軸に取
付けられる移動ホイールと、この下端側の移動ホイール
の軸の片側に連結され、該移動ホイールを回転駆動する
第１の動力モータと、前記移動ホイール上に設置され、
前記第１の動力モータの回転により所定位置に回転する
前後コンベアチェンと、この前後コンベアチェンの対向
する位置に内向きに伸ばされて取付けられ、内向き片側
に大直径フランジを設けた定位置バーと、前記大直径フ
ランジに予め嵌合される中空横向きパイプと、この中空
横向きパイプの内部に設けられた、該中空横向きパイプ
の片側に設置され、内向端に鋸歯状嵌り溝が形成され、
中央部に適当な直径の穴が予め形成されている筒状のス
リーブ、前記鋸歯状嵌り溝側と所定距離をおいた箇所に
外周部に複数個の溝を形成して設けられた数本のリブが
形成され、前記スリーブの鋸歯状嵌り溝と対向する端面
に鋸歯状嵌り溝が形成された中央孔を有するスライドブ
ロック、このスライドブロックの前記筒状のスリーブ方
向に移動した状態を係止できるように前記中空横向きパ
イプの内壁面に固定された該スライドブロックの複数個
の溝で通過し数本のリブの端部で係止することができる
複数個の突起、前記スライドブロックの中央孔と前記ス
リーブの穴との間に圧入される圧縮スプリングおよび前
記スライドブロックの鋸歯状嵌り溝と反対側近傍に配設
され、貫通孔を有する押えブロックと、この押えブロッ
クの上端面の前記中空横向きパイプに形成された長方孔
から突出するように形成された垂直棒とからなる吊上げ
制御装置と、前記支えフレームに取付けられる第２の動
力モータと、この第２の動力モータに取付けられ、該第
２の動力モータの回転に伴い前記吊上げ制御装置の上端
に設けられた垂直棒に衝突して衝撃を与える揺動アーム
と、前記中空横向きパイプ下端に設けられている管外固
定滑車と、前記吊上げ制御装置に一端を組付けられ、前
記管外固定滑車間を通って他端を引き出され、前記吊上
げ制御装置とともに移動するワイヤロープと、このワイ
ヤロープの他端に取付けられ、該ワイヤロープの移動に
伴い昇降し、駐留したい自転車の前後端を引っ掛けるフ
ックとを備えることを特徴とする自転車用立体駐留収納
装置。 - 【請求項２】前記支えフレーム上に設けられてある衝撃
装置は、定位置された第２の動力モータの軸に偏心カム
が設けられ、ならびに偏心カムが取付けられている軸の
他方には延伸アームが取付けられ、この延伸アームの外
側には揺動アームが連結されており、かつこの揺動アー
ムの上端は支えフレームの予め設けられている横梁に連
結され、該揺動アームの下端は両側に揺動する衝撃棒と
なることを特徴とする請求項１に記載の自転車用立体駐
留収納装置。 - 【請求項３】 選定位置を判別するメインコートローラ
用分析識別マイコンと、このメインコントローラ用分析
識別マイコンが判別した選定位置情報を入力し、この選
定位置情報に基づいて第１の動力モータを駆動して吊上
げたい前記吊上げ制御装置を上下プラットフォームまで
回転させる自動角度移動装置とを有する起動装置であっ
て、上昇ボタンの操作で、コンベアチェンの回転によっ
て自転車を吊り掛けた吊上げ制御装置を元来の吊上げ位
置まで回す起動装置を備えることを特徴とする請求項１
に記載の自転車用立体駐留収納装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991017728U JP2569025Y2 (ja) | 1991-02-28 | 1991-02-28 | 自転車用立体駐留収納装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991017728U JP2569025Y2 (ja) | 1991-02-28 | 1991-02-28 | 自転車用立体駐留収納装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0667280U JPH0667280U (ja) | 1994-09-22 |
| JP2569025Y2 true JP2569025Y2 (ja) | 1998-04-22 |
Family
ID=11951809
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991017728U Expired - Fee Related JP2569025Y2 (ja) | 1991-02-28 | 1991-02-28 | 自転車用立体駐留収納装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2569025Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101307527B1 (ko) * | 2011-12-15 | 2013-09-12 | 동서하이텍 주식회사 | 자전거 주차타워용 자전거 거치대 및 이를 구비하는 자전거 주차타워 |
| CN103628712B (zh) * | 2013-12-13 | 2015-12-09 | 西安东方信远电动车有限公司 | 旋转式立体自行车库 |
| CN108678471B (zh) * | 2018-06-06 | 2023-10-31 | 福建金三洋控股有限公司 | 防立体车库吊篮摆动可调弹性挡板及其安装方法 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS55148872A (en) * | 1979-05-04 | 1980-11-19 | Sanko Kagaku Sangyo Kk | Bicycle housing equipment |
| JPH025571U (ja) * | 1988-06-22 | 1990-01-16 |
-
1991
- 1991-02-28 JP JP1991017728U patent/JP2569025Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0667280U (ja) | 1994-09-22 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| TWI622511B (zh) | 自行車駐車鎖裝置 | |
| CN107724731B (zh) | 一种自行车库 | |
| CN108035575B (zh) | 一种无轴摩天轮式立体环形自行车停车装置 | |
| JP2569025Y2 (ja) | 自転車用立体駐留収納装置 | |
| KR20130035303A (ko) | 자전거 주차방법 및 그 장치 | |
| CN214883147U (zh) | 一种市政路桥建设用警示装置 | |
| WO2009015523A1 (fr) | Garage à vélos surélevé | |
| CN207129045U (zh) | 一种共享自行车用悬挂式停车装置 | |
| KR101224474B1 (ko) | 출입통제용 바리케이드 | |
| CN107933754A (zh) | 一种共享自行车停放系统 | |
| CN214835197U (zh) | 一种后悬臂式升降横移停车设备 | |
| JP4132966B2 (ja) | 駐車装置 | |
| JPH084393Y2 (ja) | 吊上げ式の自転車駐車装置 | |
| CN209928625U (zh) | 一种停车场自动识别车位装置 | |
| KR102624398B1 (ko) | 자전거 주차장치 | |
| CN110725586A (zh) | 一种摩天轮式电瓶车停车库 | |
| KR101123784B1 (ko) | 자전거 거치대 | |
| Wang et al. | Bicycle Intelligent Stereo Parking Garage | |
| CN216916116U (zh) | 一种自行车自动停放装置 | |
| JPH08142950A (ja) | 自転車吊り揚げ式駐輪機 | |
| CN214875258U (zh) | 一种安全性高的双层自行车放置架 | |
| CN213926009U (zh) | 一种交通安全施工用警示护栏 | |
| CN211473566U (zh) | 一种升降折叠式停车机 | |
| JPS6019240Y2 (ja) | 自転車の整理装置 | |
| CN111188297A (zh) | 一种安全围栏 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |