JP2568716Y2 - 打込機のシリンダ固定装置 - Google Patents

打込機のシリンダ固定装置

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JP2568716Y2
JP2568716Y2 JP1992040340U JP4034092U JP2568716Y2 JP 2568716 Y2 JP2568716 Y2 JP 2568716Y2 JP 1992040340 U JP1992040340 U JP 1992040340U JP 4034092 U JP4034092 U JP 4034092U JP 2568716 Y2 JP2568716 Y2 JP 2568716Y2
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JP
Japan
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cylinder
pressure
chamber
hole
driving machine
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JP1992040340U
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JPH06678U (ja
Inventor
邦男 山本
彰 宇野
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Koki Holdings Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Koki Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はシリンダの浮き上がりを
防止する打込機のシリンダ固定装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の打込機のシリンダ固定装置は、図
5に示すようにシリンダ8のシリンダフランジ部8aに
位置したボデー1の溝に止めワッシャ9を配し、該止め
ワッシャ9を介してシリンダフランジ部8aとボデー1
の止めワッシャ挿入溝との間に上方へのひっかかり代を
設けてシリンダ8を固定していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来の打込機におい
て、射出部3に位置した止具4を打撃した打込み終了後
は、通常図5に示すようにボデー1の戻し蓄圧室2bに
蓄えられた圧縮空気によりピストン5は復帰する。しか
し打撃時の振動によりシリンダ8が上方へ移動したり、
稀に打込み終了時にピストン5が下降したままの状態で
蓄圧室2a内の空気が抜かれた時にシリンダ8が上方へ
移動したりすることがあり、シリンダフランジ部8aが
止めワッシャ9を上方へ押圧して止めワッシャ9がボデ
ー1の止めワッシャ挿入溝を変形させてしまい、分解時
に止めワッシャ9分解できない、またシリンダ8も分
解できないという問題があった。上記問題点を解決する
ために図、図に示す実公昭62−40774号公報
に開示されているシリンダ固定装置が提案されている。
すなわち打込み終了時にピストン5が下降したままの状
態で蓄圧室2a内の空気が抜かれた時、戻し蓄圧室2b
内の空気がシリンダ8、シリンダプレート10を下方か
ら押圧し、ボデー1に設けた空気抜き通路12から蓄圧
室2aを経て大気へ排出されるようにし、シリンダ8が
所定量以上押し上げられないようにしたものである。こ
のような構成の打込機ではOリング11が不適切油等に
よる潤滑のため膨張して、空気抜き通路12の切欠き部
で切断されてしまい空気洩れが生じるという問題があっ
た。本考案の目的は、打撃時の振動や打込み終了時の不
意の操作においても、シリンダを本来の位置に復帰させ
ることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本考案の打込機においては、シリンダの上方即ち蓄圧
室とシリンダフランジを構成する位置に、戻し蓄圧室の
空気を排出するのに充分な有効面積を有した少なくとも
一つの貫通穴をシリンダに設けると共に、該貫通穴に通
常は逆止弁の機能を有するOリング等の弾性体を配した
ものである。
【0005】
【作用】上記のように構成された打込機では、前記貫通
穴の蓄圧室側に逆止弁の作用をする弾性体を設けたの
で、蓄圧室内の圧縮空気が戻し蓄圧室内に流入するのを
防止する。更に不意に戻し蓄圧室内の空気圧が蓄圧室よ
り高くなった場合、弾性体が貫通穴を開き、戻し蓄圧室
の空気が貫通穴を介して蓄圧室を経て大気へ排出され
る。
【0006】
【実施例】本考案の一実施例を図面を参照して説明す
る。図1において、ボデー1の内部は図示しない止具を
打撃し打込むピストン5と、該ピストン5が内部摺動す
るシリンダ8と、該シリンダ8上部に位置して弁作用を
なすヘッドバルブ6から構成され、シリンダフランジ部
8aにより蓄圧室2aと戻し蓄圧室2bに分離されてい
る。トリガ7aを引くことによりヘッドバルブ6が上方
へ移動し、シリンダ8の上方を開状態としてピストン5
のフランジ部5a上面に蓄圧室2aの空気が流入してピ
ストン5が急激に下降し止具を打込む。またピストン5
は、戻し蓄圧室2b内に貯蔵された空気がピストン5の
フランジ部5a下面に作用して押し戻すことにより初期
位置に復帰される。
【0007】上記構成において、本考案ではシリンダ8
の上部にシリンダ8内と蓄圧室2aを連通する貫通穴1
3を複数個設けると共に貫通穴13の上部に凸部を設
け、シリンダフランジ部8a上面と該凸部によって溝部
8bを形成し、該溝部8bにシリンダ8から蓄圧室2
aには圧縮空気が流入するが、その逆には空気が流れな
い逆止弁の作用をするOリング14を装着する。更にO
リング14はシリンダ8に設けられた溝部8bを防止壁
として抜け出すことを阻止されている。通常打込み動作
時は蓄圧室2aの圧力がシリンダ8内の圧力より高いた
め、Oリング14が溝部8bを押圧し密封するため支障
がない。また図2に示すように戻し蓄圧室2bの圧力の
方が蓄圧室2aの圧力より高くなっても、戻し蓄圧室2
bの圧力がピストン5のフランジ部5a下面を押圧して
押し戻し、シリンダ8の貫通穴13を通じてOリング1
4を広げ蓄圧室2aから大気へ排出され、その後ヘッド
バルブ6を押圧するスプリング6aにより下方にシリン
ダ8が復帰する。
【0008】図3、図4に本考案の他の実施例を示す。
上記実施例では不意に蓄圧室2aの圧縮空気が抜かれて
戻し蓄圧室2bの圧力が高くなった場合、戻し蓄圧室2
bの圧力をシリンダ8内を経由して蓄圧室2aへ流すと
したが、この実施例は戻し蓄圧室2bの圧縮空気を直接
蓄圧室2aに連通させるようにしたものである。すなわ
ちシリンダフランジ部8aに貫通穴23を設けて、戻し
蓄圧室2bと蓄圧室2aを連通させると共に、前記貫通
穴23の蓄圧室2a側に逆止弁の作用をするOリング2
4を設けたものである。このように構成された打込機で
は戻し蓄圧室2b内の圧力の高い圧縮空気が貫通穴23
を通り蓄圧室2aに流入して排気部から大気に排気さ
れ、その後ヘッドバルブ6を押圧するスプリング6aに
よりシリンダ8が下方に押圧され初期位置に復帰する。
【0009】
【考案の効果】上記したように本考案によれば、シリン
ダを止めワッシャを用いないで固定し、戻し蓄圧室の圧
縮空気を貫通穴を通じて排出するようにしたので、シリ
ンダの固定が確実になると共に打撃の振動による損傷が
少なくなるため、分解、メンテナンスを容易にすること
ができる。また不意の操作により蓄圧室の圧力が逆転し
てもシリンダを初期位置に確実に復帰させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案打込機の一実施例を示す縦断面図。
【図2】 図1の打込み動作時を示す縦断面図。
【図3】 本考案の他の実施例を示す縦断面図。
【図4】 図3の打込み動作時を示す縦断面図。
【図5】 従来技術の一例を示す部分断面図。
【図6】 従来技術の他の一例を示す部分断面図。
【図7】 図6の打込み動作時を示す部分断面図。
【符号の説明】
2aは蓄圧室、5はピストン、8はシリンダ、13、2
3は貫通穴、14、24はOリングである。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮空気等によって駆動され、シリンダ
    内を上下に往復動するピストンと、前記圧縮空気を貯蔵
    する蓄積室と、前記シリンダの下方外周に設けられた戻
    し蓄圧室とを有する打込機において、 前記戻し蓄圧室と蓄圧室とを連通する貫通穴を設けると
    共に、該貫通穴の蓄圧室側に弾性体を設けたことを特徴
    とする打込機のシリンダ固定装置。
JP1992040340U 1992-06-12 1992-06-12 打込機のシリンダ固定装置 Expired - Lifetime JP2568716Y2 (ja)

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JPH06678U JPH06678U (ja) 1994-01-11
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