JP2568581Y2 - 試験片支持装置 - Google Patents

試験片支持装置

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JP2568581Y2
JP2568581Y2 JP734492U JP734492U JP2568581Y2 JP 2568581 Y2 JP2568581 Y2 JP 2568581Y2 JP 734492 U JP734492 U JP 734492U JP 734492 U JP734492 U JP 734492U JP 2568581 Y2 JP2568581 Y2 JP 2568581Y2
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JP734492U
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憲一 前田
武志 大
昭夫 上田
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Shimadzu Corp
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  • A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)
  • Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、材料試験用試験片の寸
法測定用支持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】材料試験用の試験片の寸法測定は、従
来、図2に示すように試験片Tの両端部をチャック40
で挟んで板厚、板幅等を測定していた。しかしながら、
引張試験中の試験片の幅寸法変化を測定したいという要
望がある場合は、試験機に試験片を取り付けた状態で幅
寸法を測定するという方式が採用されるようになってい
る。この方式で使用された厚さ測定装置は、図3に示す
ように、1対の板状支持具41,41に試験片Tを載
せ、中間部の3点の厚みを上下の測寸圧子で測定してい
た。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記従来の測定装置で
は、測定時に測寸圧子が試験片に当接した時、試験片が
受け具から浮き上がったり、試験片のバランスが崩れて
傾いたりするため、誤差が発生し、高精度の測定が行わ
れにくいという問題点があった。そこで、本考案は、試
験片の寸法測定に際して誤差の生じにくい支持装置を提
供することを課題としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本考案は次のような構成を採用した。すなわち、本
考案にかかる試験片支持装置は、試験片の両端部を載せ
て支持する左右1対の受け具と、該左右1対の受け具の
間隔部にあって該受け具と同レベルでかつ受け具とは独
立に左右に移動自在な測寸圧子とを備え、これら受け具
と測寸圧子とが一体として昇降可能に設けられているこ
とを特徴としている。
【0005】
【作用】試験片を1対の受け具と下側の測寸圧子上に載
せ、これら受け具と測寸圧子を一体として上昇させて、
中間部の厚みを下側の測寸圧子と上側の測寸圧子で挟ん
で測定する。測寸圧子は左右に移動可能であるので、異
なる複数点の測定を行うことができる。試験片が受け具
上に載せられた時、その中間部が同レベルの測寸圧子に
よって支持されるので、試験片が常に3点で安定して支
持されることになり、浮き上りや傾きが生じにくく、測
定精度が向上する。
【0006】
【実施例】以下、図面に表された実施例について説明す
ると、図1は本考案の1実施例を表すもので、この試験
片支持装置1は、機枠2に支持プレ−ト3,3が設けら
れ、この支持プレ−ト3にリニアブッシング5がそれぞ
れ取り付けられている。このリニアブッシング5には縦
軸7が支承されており、該縦軸の下端部に横軸9が固着
されている。支持プレ−ト3の下端部には、内側へ張り
出すストッパ10が設けられている。
【0007】横軸9の両端部付近には位置決め具12,
12が設けられ、これに断面コ字形の受け具13がそれ
ぞれ固定されている。位置決め具12は、螺子14を締
め付けることによって横軸9に固定される雄螺子部材1
5と、該雄螺子部材のねじ部に螺合するナット16から
なり、前記雄螺子部材のフランジ部とねじ部との間には
断面長方形の嵌合部17が設けられている。一方受け具
13には上下方向に長い長穴13aが設けられ、この長
穴に前記螺子部材の嵌合部17が摺動自在に嵌合してい
る。このため、位置決め具12に対する受け具13の上
下取り付け位置を調節することができる。
【0008】横軸9の中間部には、測寸部のフレ−ム2
0に設けられている上下動自在な支持部材21に取り付
けたリニアブッシング25が嵌合しており、フレ−ム2
0が横軸9に沿って左右に円滑に移動することができる
ようになっている。リニアブッシング25には、下側の
測寸圧子27を支持する支持棒29が固着されている。
この測寸圧子27の上端面は、前記受け具13の試料載
置部上面13bと同レベルとなっている。なお、受け具
13の下端部の係止部13cは、該受け具が下降した時
ストッパ10に当接する。前記下側の測寸圧子27の直
上部には、フレ−ム20に取り付けた上側の測寸圧子3
0が対向させて設けられている。フレ−ム20は、横移
動装置32により、横軸9に沿って所定の位置まで左右
に移動させられ、支持部材21は、昇降装置33によっ
て左右の受け具13,13、測寸圧子27等とともに一
体となって昇降させられる。そして、上昇時には、試験
片Tが上側の測寸圧子30に当接した時その上昇が停止
し、上下の測寸圧子27,30の間の距離が計測される
ようになっている。
【0009】この試験片支持装置の使用に際しては、受
け具13の係止部13cがストッパ10に当接するまで
下降させた左右の受け具13,13上に試験片(例えば
JIS 5号試験片)を載置する。その時、試験片の中
央部は、下側の測寸圧子27によって支持される。次に
支持部材21を試験片Tが上側の測寸圧子30に当接す
るまで上昇させる。この上昇時には、縦軸7がリニアブ
ッシング5に案内されるため、円滑に上昇が行われる。
試験片の上面が上側の測寸圧子30に当接したら、上下
の測寸圧子27,30に挟まれた試験片の厚みを測定す
る。次に測寸圧子27を下降させ、フレ−ム20を横移
動させて同様な手順で異なる点の寸法を測定する。この
ようにして、複数の点の寸法を測定することができるの
である。この一連の操作は、図示を省略した制御装置に
よって自動的かつ連続的に行われるが、手動操作で行う
ようにしてもよい。
【0010】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように、本考案
にかかる試験片支持装置は、試験片の左右両端部を受け
具で、中央部を測寸圧子で支持して寸法の測定を行うの
で、試験片の浮き上がり等が生じにくく、高精度に寸法
測定を行うことが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を表す構成説明図である。
【図2】従来の測定法の説明図である。
【図3】従来の測定法の説明図である。
【符号の説明】
1 試験片支持装置 2 機枠 3 支持プレ−ト 5,25 リニアブッシング 7 縦軸 9 横軸 27 測寸圧子

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試験片の両端部を載せて支持する左右1
    対の受け具と、該左右1対の受け具の間隔部にあって該
    受け具と同レベルでかつ受け具とは独立に左右に移動自
    在な測寸圧子とを備え、これら受け具と測寸圧子とが一
    体として昇降可能に設けられていることを特徴とする試
    験片支持装置。
JP734492U 1992-01-24 1992-01-24 試験片支持装置 Expired - Lifetime JP2568581Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP734492U JP2568581Y2 (ja) 1992-01-24 1992-01-24 試験片支持装置

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JP734492U JP2568581Y2 (ja) 1992-01-24 1992-01-24 試験片支持装置

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JPH0559289U JPH0559289U (ja) 1993-08-06
JP2568581Y2 true JP2568581Y2 (ja) 1998-04-15

Family

ID=11663333

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