JP2568558Y2 - 大電力、大容量コンデンサ - Google Patents
大電力、大容量コンデンサInfo
- Publication number
- JP2568558Y2 JP2568558Y2 JP1991062694U JP6269491U JP2568558Y2 JP 2568558 Y2 JP2568558 Y2 JP 2568558Y2 JP 1991062694 U JP1991062694 U JP 1991062694U JP 6269491 U JP6269491 U JP 6269491U JP 2568558 Y2 JP2568558 Y2 JP 2568558Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- capacitor
- multilayer
- electrode plates
- external electrodes
- multilayer ceramic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Ceramic Capacitors (AREA)
- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は小型で大電力、高静電
容量、大電流容量を有するセラミックコンデンサに関す
る。
容量、大電流容量を有するセラミックコンデンサに関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、鉄の焼き入れ、溶解等に用いら
れる誘導加熱装置の共振部分には、大電力、高静電容
量、大電流容量のコンデンサが必要である。
れる誘導加熱装置の共振部分には、大電力、高静電容
量、大電流容量のコンデンサが必要である。
【0003】従来、上記のようなコンデンサとして積層
マイカコンデンサが用いられている。
マイカコンデンサが用いられている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、積層マイカコ
ンデンサは、一体成形のため、内部発熱を放熱するため
に外部電極を強制冷却する必要があり、また、一体構造
でその構造が複雑であるため、絶縁破壊すると再生不可
能になるという問題がある。
ンデンサは、一体成形のため、内部発熱を放熱するため
に外部電極を強制冷却する必要があり、また、一体構造
でその構造が複雑であるため、絶縁破壊すると再生不可
能になるという問題がある。
【0005】また、従来の積層セラミックコンデンサを
使用すれば外部電極を強制冷却する必要がないと考えら
れるが、従来の積層セラミックコンデンサは皮相電力容
量と静電容量及び電流容量の何れも小さいため、大電
力、高静電容量コンデンサを構成することができなかっ
た。
使用すれば外部電極を強制冷却する必要がないと考えら
れるが、従来の積層セラミックコンデンサは皮相電力容
量と静電容量及び電流容量の何れも小さいため、大電
力、高静電容量コンデンサを構成することができなかっ
た。
【0006】そこで、この考案は積層セラミックコンデ
ンサを用い、小型で大電力、高静電容量コンデンサを得
ることができる大電力、大容量コンデンサを提供するこ
とを目的とする。
ンサを用い、小型で大電力、高静電容量コンデンサを得
ることができる大電力、大容量コンデンサを提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
するため、この考案は、両端に外部電極を有する複数の
積層コンデンサが、対向する二枚の電極板間に、該電極
板に対し各積層コンデンサの外部電極の対向する方向が
直交し、かつ該積層コンデンサ間に所要の隙間を設けて
並列配置した状態で挟まれ、各積層コンデンサの外部電
極を対応する電極板と直接接続してブロック化した構成
としたものである。
するため、この考案は、両端に外部電極を有する複数の
積層コンデンサが、対向する二枚の電極板間に、該電極
板に対し各積層コンデンサの外部電極の対向する方向が
直交し、かつ該積層コンデンサ間に所要の隙間を設けて
並列配置した状態で挟まれ、各積層コンデンサの外部電
極を対応する電極板と直接接続してブロック化した構成
としたものである。
【0008】
【作用】二枚の電極板間に複数の積層コンデンサを並列
配置し、各積層コンデンサの外部電極を対応する電極板
と接続してブロック化したので、静電容量値、最大電流
容量、最大電力容量を各積層コンデンサのもつ容量の合
計によって大きくすることができる。
配置し、各積層コンデンサの外部電極を対応する電極板
と接続してブロック化したので、静電容量値、最大電流
容量、最大電力容量を各積層コンデンサのもつ容量の合
計によって大きくすることができる。
【0009】また、各積層コンデンサは隙間を設けて並
列配置してあるので、放熱効果が大きく、積層コンデン
サが故障した場合、その故障品を交換すれば再使用でき
る。
列配置してあるので、放熱効果が大きく、積層コンデン
サが故障した場合、その故障品を交換すれば再使用でき
る。
【0010】
【実施例】以下、この考案の実施例を添付図面に基づい
て説明する。
て説明する。
【0011】図1乃至図3に示す実施例は、真鍮や銅を
用いて長方形に形成した二枚の電極板1、2を、四隅に
設けた絶縁性の支柱3で対向状に結合し、両電極板1、
2間に多数の積層セラミックコンデンサ4を並列状に並
べて配置し、各積層セラミックコンデンサ4を両電極板
1と2で挟み込んでブロック化し、各積層セラミックコ
ンデンサ4の両端に設けた外部電極5、5を対応する電
極板1、2と接続している。
用いて長方形に形成した二枚の電極板1、2を、四隅に
設けた絶縁性の支柱3で対向状に結合し、両電極板1、
2間に多数の積層セラミックコンデンサ4を並列状に並
べて配置し、各積層セラミックコンデンサ4を両電極板
1と2で挟み込んでブロック化し、各積層セラミックコ
ンデンサ4の両端に設けた外部電極5、5を対応する電
極板1、2と接続している。
【0012】上記積層セラミックコンデンサ4は、両電
極板1と2間の両側に二列を並べて配置したが、積層セ
ラミックコンデンサ4の配置と数は要求される特性に応
じて自由に選択すればよく、各積層セラミックコンデン
サ4は、周囲に適当な間隙の隙間を設けて配置され、放
熱効果が大きくなっている。
極板1と2間の両側に二列を並べて配置したが、積層セ
ラミックコンデンサ4の配置と数は要求される特性に応
じて自由に選択すればよく、各積層セラミックコンデン
サ4は、周囲に適当な間隙の隙間を設けて配置され、放
熱効果が大きくなっている。
【0013】
【0014】
【0015】なお、上記の実施例において、積層セラミ
ックコンデンサ4の表面に対してほこりや水分などが付
着するのを防止するため、上記コンデンサ4の外周面を
エポキシ樹脂等でモールドしてもよい。
ックコンデンサ4の表面に対してほこりや水分などが付
着するのを防止するため、上記コンデンサ4の外周面を
エポキシ樹脂等でモールドしてもよい。
【0016】この考案のセラミックコンデンサは上記の
ような構成であり、二枚の電極板1、2間に多数の積層
セラミックコンデンサ4を並列配置したので、静電容量
値が大きい製品が必要であれば、1個当りの静電容量値
の大きな積層セラミックコンデンサ4を用いるか、積層
セラミックコンデンサ4を多く並べることによって対応
できる。
ような構成であり、二枚の電極板1、2間に多数の積層
セラミックコンデンサ4を並列配置したので、静電容量
値が大きい製品が必要であれば、1個当りの静電容量値
の大きな積層セラミックコンデンサ4を用いるか、積層
セラミックコンデンサ4を多く並べることによって対応
できる。
【0017】また、最大電流容量、最大電力容量につい
ても同様の手法によりその容量を増大させることができ
る。
ても同様の手法によりその容量を増大させることができ
る。
【0018】ちなみに、積層セラミックコンデンサ(2
800PF、定格900Vrms)を電極板間に18個
を並列に接続し、 耐電圧:900Vrms 最大電流容量:110Arms 最大電力容量:100KVA 静電容量:50nF のブロックコンデンサを得ることができた。
800PF、定格900Vrms)を電極板間に18個
を並列に接続し、 耐電圧:900Vrms 最大電流容量:110Arms 最大電力容量:100KVA 静電容量:50nF のブロックコンデンサを得ることができた。
【0019】
【考案の効果】以上のように、この考案によると、両端
に外部電極を有する複数の積層コンデンサが、対向する
二枚の電極板間に、該電極板に対し各積層コンデンサの
外部電極の対向する方向が直交し、かつ該積層コンデン
サ間に所要の隙間を設けて並列配置した状態で挟まれ、
各積層コンデンサの外部電極を対応する電極板と直接接
続したので、積層セラミックコンデンサを用い、大電
力、高静電容量、大電流容量のコンデンサを実現するこ
とができ、積層セラミックコンデンサの数を選択するこ
とにより、必要とする特性のブロックコンデンサが得ら
れる。
に外部電極を有する複数の積層コンデンサが、対向する
二枚の電極板間に、該電極板に対し各積層コンデンサの
外部電極の対向する方向が直交し、かつ該積層コンデン
サ間に所要の隙間を設けて並列配置した状態で挟まれ、
各積層コンデンサの外部電極を対応する電極板と直接接
続したので、積層セラミックコンデンサを用い、大電
力、高静電容量、大電流容量のコンデンサを実現するこ
とができ、積層セラミックコンデンサの数を選択するこ
とにより、必要とする特性のブロックコンデンサが得ら
れる。
【0020】また、各積層セラミックコンデンサ間に隙
間を設け、各積層コンデンサの外部電極が対応する電極
板と直接接続されているため、放熱効果が大きく、しか
も積層セラミックコンデンサに故障が生じた場合、故障
品を交換すれば再使用が可能になる。
間を設け、各積層コンデンサの外部電極が対応する電極
板と直接接続されているため、放熱効果が大きく、しか
も積層セラミックコンデンサに故障が生じた場合、故障
品を交換すれば再使用が可能になる。
【図1】この考案に係るコンデンサの実施例を示す正面
図。
図。
【図2】この考案に係るコンデンサの一部切欠平面図。
【図3】この考案に係るコンデンサの側面図。
1,2 電極板 3 支柱 4 積層セラミックコンデンサ 5 外部電極
Claims (1)
- 【請求項1】 両端に外部電極を有する複数の積層コン
デンサが、対向する二枚の電極板間に、該電極板に対し
各積層コンデンサの外部電極の対向する方向が直交し、
かつ該積層コンデンサ間に所要の隙間を設けて並列配置
した状態で挟まれ、各積層コンデンサの外部電極を対応
する電極板と直接接続してブロック化したことを特徴と
する大電力、大容量コンデンサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991062694U JP2568558Y2 (ja) | 1991-07-12 | 1991-07-12 | 大電力、大容量コンデンサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991062694U JP2568558Y2 (ja) | 1991-07-12 | 1991-07-12 | 大電力、大容量コンデンサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH058932U JPH058932U (ja) | 1993-02-05 |
JP2568558Y2 true JP2568558Y2 (ja) | 1998-04-15 |
Family
ID=13207662
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991062694U Expired - Lifetime JP2568558Y2 (ja) | 1991-07-12 | 1991-07-12 | 大電力、大容量コンデンサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2568558Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4803068B2 (ja) * | 2007-02-22 | 2011-10-26 | トヨタ自動車株式会社 | 半導体モジュール |
CN110111998B (zh) * | 2019-04-24 | 2024-02-06 | 福建火炬电子科技股份有限公司 | 可切换容量的灌封脉冲功率电容器及其使用方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62152421U (ja) * | 1986-03-19 | 1987-09-28 | ||
JPH0614458Y2 (ja) * | 1988-09-26 | 1994-04-13 | 株式会社村田製作所 | 積層コンデンサ集合体 |
-
1991
- 1991-07-12 JP JP1991062694U patent/JP2568558Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH058932U (ja) | 1993-02-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8331078B2 (en) | Leaded multi-layer ceramic capacitor with low ESL and low ESR | |
JP7161863B2 (ja) | 直流電圧接続素子を備えたパワーエレクトロニクス装置 | |
US7230816B2 (en) | Ultra low inductance multi layer ceramic capacitor | |
US6563691B2 (en) | Mounting structure for capacitors | |
JP2001118746A (ja) | 積層コンデンサ、配線基板および高周波回路 | |
JP5953246B2 (ja) | 電力変換装置 | |
JP2002204580A (ja) | 電力変換装置 | |
US20190115156A1 (en) | Capacitor assembly | |
US3656035A (en) | Heat pipe cooled capacitor | |
JP2568558Y2 (ja) | 大電力、大容量コンデンサ | |
EP3926775A2 (en) | Solid state switching device including nested control electronics | |
JP2013251351A (ja) | コンデンサ | |
US11087925B2 (en) | Power capacitor module with cooling arrangement | |
JP5941064B2 (ja) | コンデンサ装置及びコンデンサ装置を収納する電気機器 | |
US5313363A (en) | Low impedance interconnection assembly for high frequency switching power semiconductor devices and low inductance modular capacitor | |
JP2007115759A (ja) | 積層コンデンサ、複合コンデンサおよびコンデンサモジュール、ならびにコンデンサの配置方法 | |
JP4343649B2 (ja) | インバータ装置 | |
JP3015663B2 (ja) | 半導体電力変換装置 | |
JP3511569B2 (ja) | 積層コンデンサ | |
JP5985606B2 (ja) | コンデンサ担持バスバ及びそれを備える電力機器 | |
JP2023154654A (ja) | 電気機器ユニット | |
WO2023002831A1 (ja) | 複合コンデンサ | |
JP2013080773A (ja) | 複合電子部品及び複合電子部品の実装構造 | |
WO2013103052A1 (ja) | 電力変換装置 | |
WO2023211721A1 (en) | Capacitor assembly |