JP2568434Y2 - 空気圧式固定具打込機 - Google Patents

空気圧式固定具打込機

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JP2568434Y2
JP2568434Y2 JP5361292U JP5361292U JP2568434Y2 JP 2568434 Y2 JP2568434 Y2 JP 2568434Y2 JP 5361292 U JP5361292 U JP 5361292U JP 5361292 U JP5361292 U JP 5361292U JP 2568434 Y2 JP2568434 Y2 JP 2568434Y2
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康浩 森岡
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兼松日産農林株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、釘打機等の空気圧式固
定具打込機に関し、特に、和風天井等の狭い部分でも釘
打ち等を行える空気圧式固定具打込機に関する。
【0002】
【従来の技術】加圧空気を利用して、ブレード等の打撃
部材をピストン・シリンダ装置によって駆動し、釘等の
固定具を木材等の打込対象物に打込む空気圧式固定具打
込機は極めてよく知られている。この空気圧式固定具打
込機の代表的なものの構成は、内部に加圧空気を受入れ
る室が形成されたハンドルを有するハウジングと、ハウ
ジング内のメインシリンダと、メインシリンダ内を往復
動するように配置され、下方のノーズにある固定具を打
撃する打込部材が連結されたメインピストンと、前記メ
インシリンダの上方に設けられ、メインシリンダへの加
圧空気の供給を阻止する静止位置とメインシリンダ上部
からメインピストン上方のシリンダ室に加圧空気を供給
する発射位置とを移動するメインバルブと、押さないと
きにはメインバルブを前記静止位置に位置させ、押した
ときにはメインバルブを前記発射位置に位置させるよう
にメインバルブへの加圧空気を制御するトリガバルブを
有するトリガ装置とを備えている。
【0003】前記の構成で成る固定具打込機は、トリガ
装置のトリガバルブを押すことによって静止位置にあっ
たメインバルブを発射位置に移動させてメインピストン
を下方のノーズ側に急激に移動させ、次に、トリガバル
ブを戻すことによって発射位置にあったメインバルブを
静止位置に移動させてメインピストン上方のシリンダ室
への加圧空気の供給を停止するとともにメインシリンダ
とハウジングとの間の復帰用加圧空気溜めからメインピ
ストン下方のシリンダ室に加圧空気を供給してメインピ
ストンを復帰させ、この復帰の際にメインピストン上方
のシリンダ室の空気をハウジングの外側に排気し、ま
た、復帰の際に次の固定具をノーズに送ったりしてい
る。
【0004】かかる固定具打込機は手軽で便利であるた
め、建築現場において多用されている。ところで、建築
現場において、これら固定具打込機を用いて、釘等の固
定具を木材等の打込対象物に狙い通りの位置と姿勢で打
込めるようにするには、打込機とそれを持つ手や身体の
ための空間を必要とする。壁等の場合には十分な空間を
確保できる場合が多いけれど、例えば、天井上の空間
や、特に現代の工法による和風天井は天井板の端部を載
置する回り縁の柱のある部位が極端に狭く、現在迄の固
定具打込機ではその空間での打込作業ができる程小さい
ものはない。特に、従来の固定具打込機はメインシリン
ダの軸方向に一定の長さが必要であって、この方向の長
さを短くできなかった。そのため、打込機を使用できな
いという不便があった。
【0005】そこで、メインシリンダの軸方向の長さを
極端に短くして、打込機本体の長さを短くできる固定具
打込機を既に提案した。ところが、その固定具打込機に
おいても、非常に狭い所や、足場が悪く、はしごや台に
乗って自由に動き回ることができない所では、人の手で
握るハンドル部分に設けられたトリガ装置を操作する
際、ハンドルをしっかりと保持しつつトリガ操作をする
ことが困難なことがあった。
【0006】従って、本考案の目的は、極端に狭い空間
であっても、正確且つ容易に釘打ち等の打込作業のでき
る固定具打込機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本考案によれば、空気圧式固定具打込機であって、
ハンドルとハウジングが分離して形成され、ハンドル
は、ハウジングに対してハンドルの軸心回りに回転でき
るように、連結部材を介して連結され、連結部材はハン
ドル内の加圧空気がハウジングの中に供給されるよう
に、中空に形成されており、トリガバルブはハンドルに
設けられていて、トリガバルブからの制御空気は、連結
部材中を通る給送管を経て、メインバルブに給送されて
いることを特徴とする空気圧式固定具打込機が提供され
る。
【0008】また、上記固定具打込機であって、メイン
バルブを、メインシリンダとトリガバルブの間の位置に
メインピストンとほぼ平行に移動できるように設け、メ
インバルブ上面とメインシリンダ上面の間に空気連通路
を形成し、メインバルブを、静止位置にあるとき空気連
通路にハウジングの加圧空気が流入しないようにシール
する上面側のシール部分と、トリガバルブからの制御空
気を受ける制御室に配置された大径の受圧部分と、上面
側から下面側に貫通して、空気連通路からの空気をハウ
ジングの排気穴へ送る貫通穴とから構成し、メインバル
ブが静止位置にあるとき、メインピストン上方のシリン
ダ室を空気連通路及び貫通穴を経てハウジング外部へ通
じさせ、メインバルブが発射位置にあるとき、メインバ
ルブの下面はハウジング面に当接して貫通穴をシールす
るように構成することによって、更に固定具打込機を小
型にできる。同様に、メインバルブを、メインシリンダ
の上端部とハウジング内面との間の狭い隙間に延びてい
てハウジング面に当接するシール部分と、該シール部分
から前記メインシリンダの外周に延びてメインシリンダ
外周をその軸方向にスライドするスライド部分と、この
スライド部分に形成されてトリガバルブからの制御空気
を受ける制御室に配置された大径の受圧部分とで構成
し、メインシリンダには上端部から下方側面を通ってハ
ウジングの排気孔に抜ける排気通路を形成し、メインシ
リンダ上端部の排気通路の入口を、メインバルブが発射
位置にあるとき、メインバルブのシール部分によって密
封できる位置に設けることによって、固定具打込機を小
型にできる。
【0009】
【実施例】以下、本考案の実施例について図面を参照し
ながら説明する。図1において、空気圧式固定具打込機
としての釘打機1は、内部に加圧空気を受入れる加圧空
気室2が形成されたハンドル3を設けたハウジング4を
有する。ハウジング4の下部には固定具としての釘を打
出すノーズ5が一体的に設けられている。また、ノーズ
5にはハンドル3と平行に固定具としての釘の給送部6
が設けられ、釘の連設体をコイル状に巻回して収容する
マガジン7からノーズ5に1本ずつ釘が給送されるよう
になっている。
【0010】釘打機1のハウジング4内には、メインシ
リンダ8と、メインシリンダ内を往復動するように配置
されたメインピストン9と、メインピストン9に連結さ
れて下方のノーズ5にある固定具を打撃する打込部材1
0とが設けられている。そして、メインシリンダ8と離
れた位置に且つメインシリンダ8とほぼ平行にメインバ
ルブ12が配置されている。このメインバルブ12は、
メインシリンダ8への加圧空気の供給を阻止する静止位
置とメインシリンダ8の上部からメインピストン9の上
方のシリンダ室に加圧空気を供給する発射位置との間を
図の上下に移動する。また、このメインバルブ12の上
部とメインシリンダ8の上部との間には空気連通路13
が設けられている。このメインバルブ12はトリガバル
ブ14によって制御される。
【0011】トリガバルブ14は、バルブピン15を押
さないとき、メインバルブ12を前記静止位置に位置さ
せ、バルブピン15を押したときにはメインバルブを前
記発射位置に位置させる。通常時すなわちバルブピン1
5をトリガレバー16が押上げないとき、バルブピン1
5は図1の静止位置にあり、加圧空気室2の加圧空気が
バルブシリンダ17を通って通路18を経由し、メイン
バルブ12の制御室19に送られる。バルブピン15が
発射位置すなわち上方位置に押上げられると、バルブシ
リンダ17から通路18への加圧空気の供給が停止し、
通路18の空気はバルブシリンダ17を経由してバルブ
カバーの孔20から大気へ逃がされる。
【0012】メインバルブ12は、かかるトリガバルブ
14の動作によって制御される。すなわち、トリガバル
ブ14が、図1の静止状態(静止位置状態)にあるとき
は、メインバルブ12は静止位置にあり、次に、トリガ
レバー16によりバルブピン15を押すことによって静
止位置にあったメインバルブ12は図2の発射位置に移
動させられメインピストン9に連結された打込部材10
を下方のノーズ側に急激に移動させてノーズ5にある釘
を打込対象物に打込む。そして、トリガレバー16を離
すことによって発射位置にあったバルブピン15が図1
の静止位置に復帰させられる。
【0013】メインバルブ12は、図1の静止位置にあ
るとき、空気連通路13にハウジング4内の加圧空気室
22からの加圧空気が流入しないようにシールする。こ
のため、メインバルブ12には、その上面側にシール部
分すなわちシール用Oリング23が設けられている。ま
た、メインバルブ12には、その中間位置にトリガバル
ブ14からの制御空気を受ける制御室19に配置された
受圧部分24が設けられ、この受圧部分24の面積はメ
インバルブ上面の受圧面積より大きくされていて、該受
圧部分とバルブ上面とに同圧の加圧空気が作用するとメ
インバルブ12は上方すなわち図1の静止位置に押上げ
られる。そして、図2のように、制御室19に加圧空気
がなくなると、メインバルブ上面に加えられる加圧空気
によって発射位置に押下げられる。更に、メインバルブ
12には、上面側から下面側に貫通する貫通穴25が形
成されている。この貫通穴25は、メインシリンダ8の
メインピストン上室の空気を空気連通路13を経由し
て、更に、排気穴26へ排気するためのものである。
【0014】メインバルブ12の下面側のハウジング面
にはシール材27が設けられており、メインバルブ12
が図2の発射位置にあるとき、メインバルブ下面がハウ
ジング面のシール材27に当接して貫通穴25がシール
される。なお、メインバルブ12とハウジング4の間の
制御室19には、受圧部分24に一端が当接してメイン
バルブ12を押上げるようにばね28が設けられている
が、これは、加圧空気がない場合にメインバルブ12が
ガタ付かないように押上げる程度の弱いものであって、
必須ではない。
【0015】釘打機1の動作において、ノーズ5を打込
対象物に押付けて安全アーム30を押上げた後、図1の
静止位置から、図2のように、トリガレバー16を発射
位置に引くと、トリガバルブ14から制御室19への加
圧空気の供給が停止されるとともに、制御室19内の加
圧空気がトリガバルブ14から孔20を通して排気さ
れ、メインバルブ12の受圧部分24への加圧空気によ
る押し上げ作用がなくなる。一方、メインバルブ12の
上面側には加圧空気が加えられたままであるからメイン
バルブ12は下方に下がり、シール用Oリング23がハ
ウジング4のバルブシート面から離れてシールが解除さ
れるとともに、メインバルブ12の下面がシール材27
に密接して貫通穴25をシールし、排気穴26から加圧
空気が出るのを防止する。これにより、空気連通路13
には加圧空気室22から加圧空気が供給され、メインピ
ストン9の上面に加圧空気の圧力が作用してメインピス
トン9及び打込部材10を急激に押下げ、ノーズ5にあ
る釘を対象物に打込む。この時、メインピストン9の下
方側のシリンダ室の空気とメインピストン上方のシリン
ダ室の加圧空気が復帰用加圧空気溜め31に溜められ
る。
【0016】ノーズ5を打込対象物から離し、トリガレ
バー16を戻すと、図1の静止状態に復帰する。すなわ
ち、バルブシリンダ17から加圧空気が制御室19に供
給されると、メインバルブ12の上面側に作用している
メインバルブ押下げ力より受圧部分24に加わるメイン
バルブ押上げ力が大きくなり、メインバルブ12を押上
げ、Oリング23がハウジング4のバルブシート面に密
接してメインシリンダ8への加圧空気の供給を遮断す
る。同時に、メインバルブ下面がシール材27から離れ
て貫通穴25を排気穴26に連通させ、これにより、メ
インピストン9の上部側のシリンダ室の空気は空気連通
路13及び貫通穴25を通ってハウジング外部へ排気さ
れ、図1の静止状態に復帰する。
【0017】かかる構成の釘打機1は、図示のように、
メインシリンダの軸方向の長さを極端に短くして、釘打
機本体の長さを短くすることができる。ところが、この
釘打機においても、非常に狭い所や足場の悪い所では、
釘を打込む方向によっては人の手で握るハンドル部分に
設けられたトリガレバーの操作の際、ハンドルをしっか
りと保持しつつトリガ操作をすることが困難なことがあ
った。
【0018】そこで、本考案においては、ハンドル3と
ハウジング4とを分離して形成し、ハンドル3とハウジ
ング4とを連結部材33で連結している。この連結部材
33は、ハンドル3をハウジング4に対してハンドル3
の軸心回りに回転できるように連結している。このた
め、図示の例では、連結部材33の一端をハウジング4
に固定し、他方、ハンドル3に対しては、ナット34に
よって、連結部材33のフランジ35を連結して、ハン
ドル3が軸心回りに回転できるようにしている。また、
連結部材33は、ハンドル3の加圧空気室2の加圧空気
がハウジング4の加圧空気室22に供給されるように、
中空に形成されており、また、加圧空気が外部に漏れな
いように、ハンドル3の側にOリング36がハウジング
4の側にOリング37がそれぞれ設けられている。
【0019】また、トリガバルブ14は、ハウジング4
にではなく、ハンドル3に設けられており、ハンドル3
の回転とともに、ハンドルの軸心回りにトリガバルブ1
4を回転でき、トリガレバー16の位置を変更できる。
更に、トリガバルブ14からメインバルブ12へ送られ
る制御空気は、通路18に連通する給送管38を通るよ
うになっている。すなわち、給送管38は、ハンドル3
から連結部材33の中空部分39を貫通して、メインバ
ルブ12への通路18に連結されている。この給送管3
8は、ハンドル3の回転中心となる軸心に沿って設けら
れ、ハンドル3の回転を滑らかにしている。また、給送
管38を通る制御空気が外部へ漏れないように、ハンド
ル3の側にOリング40がハウジング4の側にOリング
41がそれぞれ設けられている。更に、連結部材33の
フランジ35とナット34のフランジ係止部との間に
は、やや隙間が形成され、クッション材42が設けられ
ている。このため、ハンドル3の加圧空気室2に加圧空
気が供給されないときには、ハンドル3はハウジング4
に対して楽に回転できる。そして、室2に加圧空気が供
給されると、連結部材33の端面に加圧空気の圧力が作
用し、連結部材は小径のハウジング側に押されてクッシ
ョン材42に圧接し、3つの部材33、34及び42の
摩擦係合によってハンドル3の自由な回転を阻止する。
【0020】図3は、本考案の第2の実施例にかかる釘
打機44を示している。この釘打機44は、メインバル
ブ45が、メインシリンダ46の上部外周に同心に配置
されており、メインシリンダ46の上端部から下方側面
に向けて形成された排気通路47を通してメインシリン
ダ46のピストン上室から排気される点を除いて、基本
的には、第1の実施例の釘打機1と同じである。
【0021】メインバルブ45は、メインシリンダ46
の上端部とハウジング48の内面との間の狭い隙間に延
びていてハウジング面に当接するシール部分49と、シ
ール部分49からメインシリンダ46の外周に延びてメ
インシリンダ外周をその軸方向にスライドするスライド
部分50と、このスライド部分50の下部側に形成され
た大径の受圧部分51とから成る。この受圧部分51
は、トリガバルブ14で制御された加圧空気を受けるよ
うに通路52に連通した制御室53に配置されている。
受圧部分51の直径はシール部分49の直径より大きく
形成されている。従って、制御室53にトリガバルブ1
4から加圧空気が供給され、他方シール部分49にもハ
ウジング内の加圧空気がかかる静止状態では、強く押上
げられて図3の状態に維持される。
【0022】メインシリンダ46には、メインピストン
55の復帰時のピストン上方のシリンダ室の排気を行う
排気通路47が上端部から下方側面に向けて形成され、
この排気通路47はハウジング48の側面に形成された
排気孔56に連通している。排気通路47の上端(入
口)は、メインバルブ45のシール部分49によってシ
ールされる。
【0023】この釘打機44が図3の静止状態にある
時、ハンドル3の加圧空気室2に供給された加圧空気
は、トリガバルブ14を通って通路52に至り、通路5
2から制御室53に供給され、メインバルブ45の受圧
部分51を押上げるように作用して、メインバルブ45
はハウジング48に密接し、ハウジング48の加圧空気
室57からメインシリンダ46へ加圧空気を供給するの
を阻止する。従って、メインピストン55及び打込部材
10は図3の状態に維持される。
【0024】次に、ノーズ5の下端を打込対象物に押付
けて安全アームを押上げ、トリガレバー16を引くと、
制御室53の空気が通路52からトリガバルブ14を経
て孔20から大気へ排気される。これにより、メインバ
ルブ45は下方に下がり、シール部分49がハウジング
48から離れ、メインシリンダ46の上部へ加圧空気が
急激に供給され、メインピストン55及び打込部材10
を急激に押下げ、ノーズ5にある釘を対象物に打込む。
この打込み時、メインピストン55の下方側のシリンダ
室内の空気及びメインピストン55の上方側シリンダ室
に供給される加圧空気が復帰用加圧空気溜め58に送り
込まれる。次に、トリガレバー16を放すと、加圧空気
がトリガバルブ14を通って制御室53に供給され、メ
インバルブ45を押上げ、シール部分49がハウジング
48に密接してメインシリンダ46への加圧空気の供給
を遮断する。同時にメインバルブ45のシール部分49
は排気通路47の入口を開放して、メインピストン46
のピストン上部側の空気を排気通路47を通して排気す
る。
【0025】この実施例においても、ハンドル3とハウ
ジング48とは分離して形成され、ハンドル3とハウジ
ング48は連結部材33で連結され、連結部材33は、
ハンドル3をハウジング48に対し軸心回りに回転でき
るように、一端がハウジング48に固定され、他端がナ
ット34によってハンドル3に回転可能に連結されてい
る。また、ハンドル3にはトリガバルブ14が設けら
れ、連結部材33の中空部分39には、トリガバルブ1
4からの制御空気を通路52に送る給送管38が設けら
れている。従って、ハンドル3をトリガレバー16を含
むトリガバルブ14とともに、回転させることができ、
非常に狭い所や足場の悪い所でも、ハンドルをしっかり
と保持しつつトリガ操作を簡単にできる。
【0026】なお、本考案は、ハンドルにトリガバルブ
が設けられ、そのハンドルが軸心回りにハウジングに対
して回転できる構成を有するかぎり、第1実施例の釘打
機1や第2実施例の釘打機44以外の従来の固定具打込
機に適用できることは勿論である。
【0027】
【考案の効果】本考案によれば、ハンドルが、ハウジン
グに対してハンドルの軸心回りに回転できるように、連
結部材を介して連結され、連結部材はハンドル内の加圧
空気がハウジング中に供給されるように、中空に形成さ
れており、トリガバルブはハンドルに設けられていて、
トリガバルブからの制御空気は、連結部材中を通る給送
管を経て、メインバルブに給送されているので、非常に
狭い所でも、ハンドルをしっかりと保持しつつトリガ操
作を簡単にできる。特に、ハウジングが入る隙間があれ
ば、ハンドルは任意の角度にできるため、狭い場所や足
場の悪い所でも打込み易い姿勢をとることができ、正確
な且つ楽な打込み動作が確保できる。
【0028】また、メインバルブを、メインシリンダと
トリガバルブの間の位置にメインピストンとほぼ平行に
移動できるように設け、メインバルブ上面とメインシリ
ンダ上面の間に空気連通路を形成し、メインバルブを、
静止位置にあるとき空気連通路にハウジングの加圧空気
が流入しないようにシールする上面側のシール部分と、
トリガバルブからの制御空気を受ける制御室に配置され
た大径の受圧部分と、上面側から下面側に貫通して、空
気連通路からの空気をハウジングの排気穴へ送る貫通穴
とから構成し、メインバルブが静止位置にあるとき、メ
インピストン上方のシリンダ室の空気を空気連通路及び
貫通穴を経てハウジング外部へ通じさせ、メインバルブ
が発射位置にあるとき、メインバルブの下面はハウジン
グ面に当接して貫通穴をシールするように構成すること
によって、更に固定具打込機を小型にできる。同様に、
メインバルブを、メインシリンダの上端部とハウジング
内面との間の狭い隙間に延びていてハウジング面に当接
するシール部分と、該シール部分から前記メインシリン
ダの外周に延びてメインシリンダ外周をその軸方向にス
ライドするスライド部分と、このスライド部分に形成さ
れてトリガバルブからの制御空気を受ける制御室に配置
された大径の受圧部分とで構成し、メインシリンダには
上端部から下方側面を通ってハウジングの排気孔に抜け
る排気通路を形成し、メインシリンダ上端部の排気通路
の入口を、メインバルブが発射位置にあるとき、メイン
バルブのシール部分によって密封できる位置に設けるこ
とによって、固定具打込機を小型にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る第1実施例の固定具打込機として
の釘打機の静止位置における断面正面図である。
【図2】図1の釘打機の打込位置における部分断面正面
図である。
【図3】本考案に係る第2実施例の固定具打込機として
の釘打機の静止位置における部分断面正面図である。
【符号の説明】
1 第1実施例の固定具打込機としての釘打機 2 ハンドルの加圧空気室 3 ハンドル 4 ハウジング 5 ノーズ 8 メインシリンダ 9 メインピストン 12 メインバルブ 14 トリガバルブ 16 トリガレバー 19 制御室 22 ハウジングの加圧空気室 23 シール部分としてのOリング 24 受圧部分 25 貫通穴 26 排気穴 33 連結部材 34 ナット 35 フランジ 36、37 Oリング 38 給送管 40、41 Oリング 42 クッション材 44 第2実施例の固定具打込機としての釘打機 45 メインバルブ 46 メインシリンダ 47 排気通路 48 ハウジング 49 シール部分 50 スライド部分 51 受圧部分 53 制御室 55 メインピストン 56 排気孔

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に加圧空気を受入れる室が形成され
    たハンドルを有するハウジングと、該ハウジング内のメ
    インシリンダと、メインシリンダ内を往復動するように
    配置され、下方のノーズにある固定具を打撃する打込部
    材が連結されたメインピストンと、メインシリンダへの
    加圧空気の供給を阻止する静止位置とメインシリンダ上
    部からメインピストン上方のシリンダ室に加圧空気を供
    給する発射位置との間を移動するメインバルブと、押さ
    ないときにはメインバルブを前記静止位置に位置させ、
    押したときにはメインバルブを前記発射位置に位置させ
    るようにメインバルブを制御するトリガバルブとを備え
    た空気圧式固定具打込機において、 前記ハンドルと前記ハウジングとは分離して形成され、
    前記ハンドルは、前記ハウジングに対してハンドルの軸
    心回りに回転できるように、連結部材を介して連結さ
    れ、該連結部材は、ハンドル内の加圧空気がハウジング
    の中に供給されるように、中空に形成されており、前記
    トリガバルブは前記ハンドルに設けられていて、該トリ
    ガバルブからの制御空気は、前記連結部材中を通る給送
    管を経て、前記メインバルブに給送されていることを特
    徴とする空気圧式固定具打込機。
  2. 【請求項2】 前記メインバルブは、前記メインシリン
    ダと前記トリガバルブの間の位置に、前記メインピスト
    ンとほぼ平行に移動できるように設けられ、メインバル
    ブ上面とメインシリンダ上面との間には空気連通路が形
    成され、該メインバルブは、前記静止位置にあるとき前
    記連通路にハウジングの加圧空気が流入しないようにシ
    ールする上面側のシール部分と、トリガバルブからの制
    御空気を受ける制御室に配置された大径の受圧部分と、
    上面側から下面側に貫通して、前記空気連通路からの空
    気をハウジングの排気穴へ送る貫通穴とから成り、前記
    メインバルブが前記静止位置にあるとき、メインピスト
    ン上方のシリンダ室は前記空気連通路及び前記貫通穴を
    経てハウジング外部へ通じており、前記メインバルブが
    前記発射位置にあるとき、メインバルブの下面はハウジ
    ング面に当接して貫通穴がシールされていることを特徴
    とする請求項1に記載の固定具打込機。
  3. 【請求項3】 前記メインバルブは、前記メインシリン
    ダの上端部とハウジング内面との間の狭い隙間に延びて
    いてハウジング面に当接するシール部分と、該シール部
    分から前記メインシリンダの外周に延びてメインシリン
    ダ外周をその軸方向にスライドするスライド部分と、こ
    のスライド部分に形成されてトリガバルブからの制御空
    気を受ける制御室に配置された大径の受圧部分とから成
    り、前記メインシリンダには上端部から下方側面を通っ
    てハウジングの排気孔に抜ける排気通路が形成されてお
    り、メインシリンダ上端部の排気通路の入口は、前記メ
    インバルブが前記発射位置にあるとき、該メインバルブ
    のシール部分によって密封できる位置に設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の固定具打込機。
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