JP2567954Y2 - 介護装置 - Google Patents
介護装置Info
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- JP2567954Y2 JP2567954Y2 JP6262593U JP6262593U JP2567954Y2 JP 2567954 Y2 JP2567954 Y2 JP 2567954Y2 JP 6262593 U JP6262593 U JP 6262593U JP 6262593 U JP6262593 U JP 6262593U JP 2567954 Y2 JP2567954 Y2 JP 2567954Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は患者等をベルトから吊り
上げて移動させる場合に用いられる介護装置に関し、特
にベルトの巻き過ぎ上限を設定する上限リミットスイッ
チ装置を備えた介護装置に関する。
上げて移動させる場合に用いられる介護装置に関し、特
にベルトの巻き過ぎ上限を設定する上限リミットスイッ
チ装置を備えた介護装置に関する。
【0002】
【従来の技術】被介護者を吊り上げて移動する装置とし
ては、レールと、該レール上を走行する介護装置本体に
より構成される。この介護装置本体は、巻取ドラム又は
巻取プーリを有し、この巻取ドラムにワイヤーロープ又
は平ベルト等の吊りロープを巻装し、その一端側を巻ド
ラムに取り付け、他端側に被介護者を支えるハンガー部
を取り付けて、巻取ドラムを駆動する駆動モータを制御
してハンガー部を上下動させ、また、レール上を走行さ
せる車輪およびこの車輪を駆動する走行用モータを有す
る。そして、レールは被介護者の移動範囲が広い場合は
家屋の天井に張り巡らし、また、寝室等の限られた範囲
での移動の場合は簡単に組み立てられるアーチ形式の架
台に架設される。
ては、レールと、該レール上を走行する介護装置本体に
より構成される。この介護装置本体は、巻取ドラム又は
巻取プーリを有し、この巻取ドラムにワイヤーロープ又
は平ベルト等の吊りロープを巻装し、その一端側を巻ド
ラムに取り付け、他端側に被介護者を支えるハンガー部
を取り付けて、巻取ドラムを駆動する駆動モータを制御
してハンガー部を上下動させ、また、レール上を走行さ
せる車輪およびこの車輪を駆動する走行用モータを有す
る。そして、レールは被介護者の移動範囲が広い場合は
家屋の天井に張り巡らし、また、寝室等の限られた範囲
での移動の場合は簡単に組み立てられるアーチ形式の架
台に架設される。
【0003】このアーチ形式の架台による介護装置は、
図4に示すように構成されている。図4はこのアーチ形
の架台による介護装置の正面図を示し、同図において1
はレールで、両端は一対の支柱2,2′の上端部に架設
されている。支柱2,2′の下端部は、支柱2,2′を
中心に紙面の前,後方に延びた支持台4で安定的に支持
されている。3は介護装置本体、5はレール取付部のカ
バーで、合成ゴム等から成りレール1と支柱2との取付
部を覆っている。介護装置本体3は、内部に巻取プーリ
があり、この巻取プーリには平ベルト6が巻回され、巻
き始めをプーリに固定し、巻き終わりにハンガー部7が
取り付けられている。また巻取プーリはブレーキ付の駆
動モータによって回転駆動される。また介護装置本体3
の上面側には走行用の車輪8が設けられ、この車輪8は
ブレーキ付の走行用モータで駆動され、介護装置本体3
をレール1に沿って走行させる。被介護者は平ベルト6
を介してハンガー部7で吊る。9は操作スイッチで、押
ボタンスイッチを有し、前記の駆動モータおよび走行用
モータを起動,停止させる、被介護者は、吊りベルトに
身体を乗せ、操作スイッチ9を操作して上下方向又は左
右方向に自らの操縦により移動することができる。10
は電源コード線で介護装置本体3内に電力を供給する。
図4に示すように構成されている。図4はこのアーチ形
の架台による介護装置の正面図を示し、同図において1
はレールで、両端は一対の支柱2,2′の上端部に架設
されている。支柱2,2′の下端部は、支柱2,2′を
中心に紙面の前,後方に延びた支持台4で安定的に支持
されている。3は介護装置本体、5はレール取付部のカ
バーで、合成ゴム等から成りレール1と支柱2との取付
部を覆っている。介護装置本体3は、内部に巻取プーリ
があり、この巻取プーリには平ベルト6が巻回され、巻
き始めをプーリに固定し、巻き終わりにハンガー部7が
取り付けられている。また巻取プーリはブレーキ付の駆
動モータによって回転駆動される。また介護装置本体3
の上面側には走行用の車輪8が設けられ、この車輪8は
ブレーキ付の走行用モータで駆動され、介護装置本体3
をレール1に沿って走行させる。被介護者は平ベルト6
を介してハンガー部7で吊る。9は操作スイッチで、押
ボタンスイッチを有し、前記の駆動モータおよび走行用
モータを起動,停止させる、被介護者は、吊りベルトに
身体を乗せ、操作スイッチ9を操作して上下方向又は左
右方向に自らの操縦により移動することができる。10
は電源コード線で介護装置本体3内に電力を供給する。
【0004】図5,図6は介護装置本体3の構成を示
し、図5は要部切截正面図、図6は同上の要部側面図を
示す、これらの図において30は減速機で駆動歯車(図
示省略)を有し、ブレーキ付の駆動モータ32の出力軸
に連結されている。減速機30の出力軸側端部には第1
取付板35をボルト36で取り付ける。さらに第1取付
板35は装置本体の枠部に固定する。
し、図5は要部切截正面図、図6は同上の要部側面図を
示す、これらの図において30は減速機で駆動歯車(図
示省略)を有し、ブレーキ付の駆動モータ32の出力軸
に連結されている。減速機30の出力軸側端部には第1
取付板35をボルト36で取り付ける。さらに第1取付
板35は装置本体の枠部に固定する。
【0005】第1取付板35の所定部所には透孔を穿孔
しておき、この透孔につば付ボールベアリング37を介
して従動歯車38を軸着する。従動歯車38は、駆動歯
車に噛合させる。
しておき、この透孔につば付ボールベアリング37を介
して従動歯車38を軸着する。従動歯車38は、駆動歯
車に噛合させる。
【0006】また、図示するように第1取付板35に並
べて第2取付板39を配置する。すなわち、第1取付板
35の上部折曲端部に第2取付板39の折曲部を溶接一
体化するとともに、それらの平板部自由端部間に円筒状
位置決めカラー40を挟んだ状態でボルト33を通しナ
ット34で締結する。第2取付板39の所定部所には透
孔を穿孔しておき、この透孔につば付ボールベアリング
37を介して前記従動歯車38に一体に形成した減速機
30の出力軸38aを軸着する。出力軸38aには、巻
取プーリ43を嵌め付ける。巻取プーリ43の外方端板
44はボルト45で締結する。
べて第2取付板39を配置する。すなわち、第1取付板
35の上部折曲端部に第2取付板39の折曲部を溶接一
体化するとともに、それらの平板部自由端部間に円筒状
位置決めカラー40を挟んだ状態でボルト33を通しナ
ット34で締結する。第2取付板39の所定部所には透
孔を穿孔しておき、この透孔につば付ボールベアリング
37を介して前記従動歯車38に一体に形成した減速機
30の出力軸38aを軸着する。出力軸38aには、巻
取プーリ43を嵌め付ける。巻取プーリ43の外方端板
44はボルト45で締結する。
【0007】巻取プーリ43にはナイロン製等の平ベル
ト6の始端部を固定して巻回し、終端部にハンガー部7
を取り付ける。
ト6の始端部を固定して巻回し、終端部にハンガー部7
を取り付ける。
【0008】また、介護装置本体3内には、図6に示す
ように、ハンガー部7の上限位置での動作停止手段とし
ての上限リミットスイッチ装置が設けられている。この
上限リミットスイッチ装置は、位置検出器46を有し、
この位置検出器46のリミットセンサ用レバー46a
は、平ベルト6の幅方向を挟むように設け、また、被検
出体47は平ベルト6に設けたベルト押え等で形成す
る。このベルト押えは、平ベルト6の上限位置相当部分
に平ベルト6を両側面から押え、ねじによってその上限
位置を任意に調整して固定できるように設けられてい
る。
ように、ハンガー部7の上限位置での動作停止手段とし
ての上限リミットスイッチ装置が設けられている。この
上限リミットスイッチ装置は、位置検出器46を有し、
この位置検出器46のリミットセンサ用レバー46a
は、平ベルト6の幅方向を挟むように設け、また、被検
出体47は平ベルト6に設けたベルト押え等で形成す
る。このベルト押えは、平ベルト6の上限位置相当部分
に平ベルト6を両側面から押え、ねじによってその上限
位置を任意に調整して固定できるように設けられてい
る。
【0009】位置検出器46は、一端側に平ベルト6を
幅方向から挟むコ字形のリミットセンサ用レバー46a
と、他端側に回動軸部46bおよび該回動軸部46bを
介して前記レバー46aを図の反時計方向の回動力を与
える当板46cとから構成されている。この当板46c
は、リミットスイッチ48近くに設けられたリミットス
イッチ操作部49を操作する。このリミットスイッチ操
作部49は、当板46cに当接して該当板46cの回動
によって上下動するドック軸49aと、該ドック軸49
aに設けられた円錐形のリミットスイッチ用ドック49
bからなり、ドック軸49aは固定部に設けられた支持
板50に支承され、ドック49bの傾斜面は、リミット
スイッチ48の操作桿48aと摺動接触し、レバー46
aが被検出体47に当たって時計方向に回動し、当板4
6cでドック軸49aが上方に移動されたとき、ドック
49bの傾斜面をリミットスイッチの操作桿48aが摺
動して変位し、リミットスイッチ48を動作させる。な
お、49cはばねで、支持板50とドック軸の下端に設
けた突起部との間に弾装され、常時当板46cを反時計
方向に付勢し、レバー46aの一部をケースの内面に押
圧して振動等でレバー46aが上下動するのを防止して
いる。
幅方向から挟むコ字形のリミットセンサ用レバー46a
と、他端側に回動軸部46bおよび該回動軸部46bを
介して前記レバー46aを図の反時計方向の回動力を与
える当板46cとから構成されている。この当板46c
は、リミットスイッチ48近くに設けられたリミットス
イッチ操作部49を操作する。このリミットスイッチ操
作部49は、当板46cに当接して該当板46cの回動
によって上下動するドック軸49aと、該ドック軸49
aに設けられた円錐形のリミットスイッチ用ドック49
bからなり、ドック軸49aは固定部に設けられた支持
板50に支承され、ドック49bの傾斜面は、リミット
スイッチ48の操作桿48aと摺動接触し、レバー46
aが被検出体47に当たって時計方向に回動し、当板4
6cでドック軸49aが上方に移動されたとき、ドック
49bの傾斜面をリミットスイッチの操作桿48aが摺
動して変位し、リミットスイッチ48を動作させる。な
お、49cはばねで、支持板50とドック軸の下端に設
けた突起部との間に弾装され、常時当板46cを反時計
方向に付勢し、レバー46aの一部をケースの内面に押
圧して振動等でレバー46aが上下動するのを防止して
いる。
【0010】動作は、平ベルト6に設けた被検出体47
があらかじめ設定した上限位置に達したとき、位置検出
器46のレバー46aを押し上げてドック49bを介
し、直接リミットスイッチ48を動作させる。
があらかじめ設定した上限位置に達したとき、位置検出
器46のレバー46aを押し上げてドック49bを介
し、直接リミットスイッチ48を動作させる。
【0011】
【考案が解決しようとする課題】図6に示す上限リミッ
トスイッチ装置は、本出願人が先に提案したものである
が、ベルトに取り付けた被検出体47が、リミットセン
サ用レバー46aを押し上げるストロークが比較的大き
く必要とし、その分設置スペースを必要とし、設置スペ
ースに余裕がある場合は問題がないが、バッテリー駆動
方式のようにバッテリーの搭載面積を確保する必要があ
る場合にはそのまま適用できないという課題が生じた。
トスイッチ装置は、本出願人が先に提案したものである
が、ベルトに取り付けた被検出体47が、リミットセン
サ用レバー46aを押し上げるストロークが比較的大き
く必要とし、その分設置スペースを必要とし、設置スペ
ースに余裕がある場合は問題がないが、バッテリー駆動
方式のようにバッテリーの搭載面積を確保する必要があ
る場合にはそのまま適用できないという課題が生じた。
【0012】以上の点に鑑み本考案は、リミットセンサ
用レバーの押上ストロークを小さくし、且つバッテリー
駆動方式にも適用可能な上限リミットスイッチ装置を備
えた介護装置を提供しようとするものである。
用レバーの押上ストロークを小さくし、且つバッテリー
駆動方式にも適用可能な上限リミットスイッチ装置を備
えた介護装置を提供しようとするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本考案において上記の課
題を解決するための手段は、被介護者を吊り上げる介護
装置本体と、被介護者を乗せるためのハンガー部と、前
記介護装置本体と前記ハンガー部とを連繋する平ベルト
と、前記介護装置本体に減速機を介して設けられるとと
もに、前記平ベルトを巻回する巻取プーリと、前記減速
機を介して巻取プーリを回転する駆動モータを備えた介
護装置において、前記介護装置本体のベルト導出部に設
けられ、前記平ベルトを挿通して該平ベルトの平面と直
角な方向に案内するとともに、上下方向に移動可能なベ
ルト案内板と、前記平ベルトに設けられ該平ベルトの設
定巻き上げ上限に達したとき前記ベルト案内板を押し上
げる操作金具と、このベルト案内板が押し上げられたと
き操作レバーを介して動作される上限リミットスイッチ
とで構成した上限リミットスイッチ装置を設ける。
題を解決するための手段は、被介護者を吊り上げる介護
装置本体と、被介護者を乗せるためのハンガー部と、前
記介護装置本体と前記ハンガー部とを連繋する平ベルト
と、前記介護装置本体に減速機を介して設けられるとと
もに、前記平ベルトを巻回する巻取プーリと、前記減速
機を介して巻取プーリを回転する駆動モータを備えた介
護装置において、前記介護装置本体のベルト導出部に設
けられ、前記平ベルトを挿通して該平ベルトの平面と直
角な方向に案内するとともに、上下方向に移動可能なベ
ルト案内板と、前記平ベルトに設けられ該平ベルトの設
定巻き上げ上限に達したとき前記ベルト案内板を押し上
げる操作金具と、このベルト案内板が押し上げられたと
き操作レバーを介して動作される上限リミットスイッチ
とで構成した上限リミットスイッチ装置を設ける。
【0014】
【作用】本考案は上記のように構成されているので、被
介護者を乗せたハンガー部を上昇させ、設定された上限
位置に達すると、平ベルトに設けた操作金具がベルト案
内板に当接し、更に上昇するとベルト案内板が押し上げ
られる。このベルト案内板が押し上げられると操作レバ
ーが回動して上限リミットスイッチを動作させ、駆動モ
ータを停止させる。
介護者を乗せたハンガー部を上昇させ、設定された上限
位置に達すると、平ベルトに設けた操作金具がベルト案
内板に当接し、更に上昇するとベルト案内板が押し上げ
られる。このベルト案内板が押し上げられると操作レバ
ーが回動して上限リミットスイッチを動作させ、駆動モ
ータを停止させる。
【0015】また、平ベルトの巻き込み、巻戻しによ
り、ベルトの巻数が変化し、これにより平ベルトの導出
部がベルトの平面と直角な方向に移動するが、この際、
平ベルトはベルト案内金具に案内されて移動し、ベルト
の捩れが防止される。
り、ベルトの巻数が変化し、これにより平ベルトの導出
部がベルトの平面と直角な方向に移動するが、この際、
平ベルトはベルト案内金具に案内されて移動し、ベルト
の捩れが防止される。
【0016】
【実施例】以下、本考案を図面に示す一実施例に基づい
て説明する。図1は本考案の上限リミットスイッチ装置
の説明図、図2は介護装置本体内における上限リミット
スイッチ装置の配置説明図、図3は本考案の介護装置本
体の要部切截側面図を示す。
て説明する。図1は本考案の上限リミットスイッチ装置
の説明図、図2は介護装置本体内における上限リミット
スイッチ装置の配置説明図、図3は本考案の介護装置本
体の要部切截側面図を示す。
【0017】なお、これらの図において図4〜図6と同
一名称又は同じ機能を有する部分には、これと同じ符号
を付して説明を省略する。
一名称又は同じ機能を有する部分には、これと同じ符号
を付して説明を省略する。
【0018】図2はバッテリを搭載した介護装置本体3
内の主たる構成部の平面的配置図で、平ベルトの巻取プ
ーリ43を略中央に配置し、この巻取プーリ43の下側
(平ベルト導出部)にリミットスイッチ装置部を配設す
る。Ba1,Ba2は2箇所に分散したバッテリで、バッ
テリBa1は左寄り隅の幅方向に、また、Ba2は右寄り
隅の長手方向に配置し、減速機30およビブレーキ付駆
動モータ32は右寄り隅のバッテリBa2と反対側の長
手方向に配設したものである。Tは上部左隅に配置した
操作スイッチ9のリード線導出部である。
内の主たる構成部の平面的配置図で、平ベルトの巻取プ
ーリ43を略中央に配置し、この巻取プーリ43の下側
(平ベルト導出部)にリミットスイッチ装置部を配設す
る。Ba1,Ba2は2箇所に分散したバッテリで、バッ
テリBa1は左寄り隅の幅方向に、また、Ba2は右寄り
隅の長手方向に配置し、減速機30およビブレーキ付駆
動モータ32は右寄り隅のバッテリBa2と反対側の長
手方向に配設したものである。Tは上部左隅に配置した
操作スイッチ9のリード線導出部である。
【0019】次に上限リミットスイッチ装置の構成を図
1に示す一実施例に基づいて説明する。この上限リミッ
トスイッチ装置はスイッチ駆動部100と、上限リミッ
トスイッチ部120とにより構成されている。図1
(A)は上限リミットスイッチ装置全体の説明図、
(B)はベルト案内板103の平面図で、これらの図に
おいて、101は本体カバー、102は本体カバー10
1のベルト導出口で、該ベルト導出口102から平ベル
ト6が導出される。103は平ベルト(以下、ベルトと
略称する)6のベルト案内板で、該ベルト案内板103
は(B)に示すように、ベルト6を案内するベルト案内
部104と、該案内部104に設けられベルト6を挿通
するベルト挿通口105と、ベルト案内板103を平ベ
ルトの平面と直角方向に案内する案内ピン106,10
6′と、この案内ピン106,106′を支承する支持
金具107,107′とにより構成されている。そし
て、支持金具107,107′はベルト案内板103が
図(B)の左右方向および紙面の手前方向((A)の上
方向)に移動可能に案内ピン106,106′を支承し
ている。111はベルト6の上限位置を設定する操作金
具で、ベルト6に固設されている。これらベルト案内板
103と操作金具111とで、スイッチ駆動部100を
形成する。図中110はベルトカバーで、ベルト導出口
102を覆い、ベルト案内板103とともに移動し、導
出口103を塞いでいる。
1に示す一実施例に基づいて説明する。この上限リミッ
トスイッチ装置はスイッチ駆動部100と、上限リミッ
トスイッチ部120とにより構成されている。図1
(A)は上限リミットスイッチ装置全体の説明図、
(B)はベルト案内板103の平面図で、これらの図に
おいて、101は本体カバー、102は本体カバー10
1のベルト導出口で、該ベルト導出口102から平ベル
ト6が導出される。103は平ベルト(以下、ベルトと
略称する)6のベルト案内板で、該ベルト案内板103
は(B)に示すように、ベルト6を案内するベルト案内
部104と、該案内部104に設けられベルト6を挿通
するベルト挿通口105と、ベルト案内板103を平ベ
ルトの平面と直角方向に案内する案内ピン106,10
6′と、この案内ピン106,106′を支承する支持
金具107,107′とにより構成されている。そし
て、支持金具107,107′はベルト案内板103が
図(B)の左右方向および紙面の手前方向((A)の上
方向)に移動可能に案内ピン106,106′を支承し
ている。111はベルト6の上限位置を設定する操作金
具で、ベルト6に固設されている。これらベルト案内板
103と操作金具111とで、スイッチ駆動部100を
形成する。図中110はベルトカバーで、ベルト導出口
102を覆い、ベルト案内板103とともに移動し、導
出口103を塞いでいる。
【0020】上限リミットスイッチ部120は操作レバ
ー121を有する。この操作レバー121は支軸122
に回動自在に軸支され、その一端側に当接部121a、
他端側に係合部121bを有する。当接部121aには
錘を設け操作レバー121を反時計方向に回動させてベ
ルト案内板103の上面に近接させ、係合部121bは
略水平に曲げられ、その先端は2股に形成されている。
123は操作ピンで、ピンガイド部材124に摺動自在
に支承され、その一端は操作レバー121の係合部12
1bの2股間に挿通され係合部121bと係合する係合
ピン125を有する。また、この操作ピン123には傾
斜面を有するドック126が設けられており、且つ該操
作ピン123を常時図1(A)の上方に付勢するばね1
27が設けられている。128上限リミットスイッチ
で、その操作杆129の先端部はドック126の傾斜面
に接し、傾斜面を昇り切ったときに上限リミットスイッ
チ128が動作する。
ー121を有する。この操作レバー121は支軸122
に回動自在に軸支され、その一端側に当接部121a、
他端側に係合部121bを有する。当接部121aには
錘を設け操作レバー121を反時計方向に回動させてベ
ルト案内板103の上面に近接させ、係合部121bは
略水平に曲げられ、その先端は2股に形成されている。
123は操作ピンで、ピンガイド部材124に摺動自在
に支承され、その一端は操作レバー121の係合部12
1bの2股間に挿通され係合部121bと係合する係合
ピン125を有する。また、この操作ピン123には傾
斜面を有するドック126が設けられており、且つ該操
作ピン123を常時図1(A)の上方に付勢するばね1
27が設けられている。128上限リミットスイッチ
で、その操作杆129の先端部はドック126の傾斜面
に接し、傾斜面を昇り切ったときに上限リミットスイッ
チ128が動作する。
【0021】この上限リミットスイッチ装置の動作は、
ベルト6に設けた操作金具111があらかじめ設定した
上限位置に達したとき、ベルト案内板103は、この操
作金具111によって上方に押し上げられる。すると操
作レバー121の当接部121aも押し上げられて操作
レバー121は時計方向に回動し、その係合部121b
が係合ピン125と係合して操作ピン123およびドッ
ク126を下方に移動させ、操作杆129が平面部に乗
り上げたとき、上限リミットスイッチ128が動作し、
駆動モータを停止させる。
ベルト6に設けた操作金具111があらかじめ設定した
上限位置に達したとき、ベルト案内板103は、この操
作金具111によって上方に押し上げられる。すると操
作レバー121の当接部121aも押し上げられて操作
レバー121は時計方向に回動し、その係合部121b
が係合ピン125と係合して操作ピン123およびドッ
ク126を下方に移動させ、操作杆129が平面部に乗
り上げたとき、上限リミットスイッチ128が動作し、
駆動モータを停止させる。
【0022】ベルト案内板103は、案内ピン106,
106′によって案内されてベルト6が巻き戻されると
徐々に図3の左側に移動するが、このときベルト6は挿
通口105に挿通された状態で移動するので、ベルト6
の捩れ現象は生じない。
106′によって案内されてベルト6が巻き戻されると
徐々に図3の左側に移動するが、このときベルト6は挿
通口105に挿通された状態で移動するので、ベルト6
の捩れ現象は生じない。
【0023】
【考案の効果】本考案は上記のように、ベルト案内板に
ベルトを挿通してベルトを案内し、且つ該ベルト案内板
を、設定上限位置に達したとき、ベルトに設けた操作金
具で押し上げて上限リミットスイッチを動作させるよう
にしたので、操作金具の移動量、即ちベルトの移動量が
少なくて動作させることができ、上限リミットスイッチ
装置全体が小形化され、バッテリの搭載スペースを確保
することができ、バッテリ式介護装置の実現を可能とし
た。
ベルトを挿通してベルトを案内し、且つ該ベルト案内板
を、設定上限位置に達したとき、ベルトに設けた操作金
具で押し上げて上限リミットスイッチを動作させるよう
にしたので、操作金具の移動量、即ちベルトの移動量が
少なくて動作させることができ、上限リミットスイッチ
装置全体が小形化され、バッテリの搭載スペースを確保
することができ、バッテリ式介護装置の実現を可能とし
た。
【0024】また、ベルトはベルト案内板によって案内
されて左右に移動するので、ベルトの捩れが防止され、
安全な介護装置が得られる等の効果を奏する。
されて左右に移動するので、ベルトの捩れが防止され、
安全な介護装置が得られる等の効果を奏する。
【図1】本考案の一実施例の上限リミットスイッチ装置
の説明図 (A)全体構成図 (B)ベルト案内板の平面図
の説明図 (A)全体構成図 (B)ベルト案内板の平面図
【図2】本考案の一実施例の平面配置説明図。
【図3】本考案の一実施例の要部切截側面図。
【図4】アーチ形介護装置の全体構成図。
【図5】従来の介護装置の要部切截正面図。
【図6】図5の側面図。
1…レール 2,2′…支柱 3…介護装置本体 4…支持台 6…平ベルト 7…ハンガー部 9…操作スイッチ 10…電源コード線 30…減速機 32…ブレーキ付駆動モータ 43…巻取プーリ 100…スイッチ駆動部 101…本体カバー 102…ベルト導出口 103…ベルト案内板 104…ベルト案内部 105…ベルト挿通口 106,106′…案内ピン 107,107′…支持金具 108…作動部 110…ベルトカバー 111…操作金具 120…上限リミットスイッチ部 121…操作レール 122…支軸 123…操作ピン 124…ピンガイド部材 125…係合ピン 126…ドック 127…ばね 128…上限リミットスイッチ
Claims (1)
- 【請求項1】 被介護者を吊り上げる介護装置本体と、
被介護者を乗せるためのハンガー部と、前記介護装置本
体と前記ハンガー部とを連繋する平ベルトと、前記介護
装置本体に減速機を介して設けられるとともに、前記平
ベルトを巻回する巻取プーリと、前記減速機を介して巻
取プーリを回転する駆動モータを備えた介護装置におい
て、 前記介護装置本体のベルト導出部に設けられ、前記平ベ
ルトを挿通して該平ベルトの平面と直角な方向に案内す
るとももに、上下方向に移動可能なベルト案内板と、前
記平ベルトに設けられ、該平ベルトの設定巻き上げ上限
に達したとき前記ベルト案内版を押し上げる操作金具
と、このベルト案内板が押し上げられたとき操作レバー
を介して動作される上限リミットスイッチとで構成した
上限リミットスイッチ装置を設けたことを特徴とする介
護装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6262593U JP2567954Y2 (ja) | 1993-11-22 | 1993-11-22 | 介護装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6262593U JP2567954Y2 (ja) | 1993-11-22 | 1993-11-22 | 介護装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0731786U JPH0731786U (ja) | 1995-06-16 |
JP2567954Y2 true JP2567954Y2 (ja) | 1998-04-08 |
Family
ID=13205697
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6262593U Expired - Fee Related JP2567954Y2 (ja) | 1993-11-22 | 1993-11-22 | 介護装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2567954Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-11-22 JP JP6262593U patent/JP2567954Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0731786U (ja) | 1995-06-16 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |