JP2567269B2 - 印刷機用インキレール - Google Patents

印刷機用インキレール

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JP2567269B2 JP63058038A JP5803888A JP2567269B2 JP 2567269 B2 JP2567269 B2 JP 2567269B2 JP 63058038 A JP63058038 A JP 63058038A JP 5803888 A JP5803888 A JP 5803888A JP 2567269 B2 JP2567269 B2 JP 2567269B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、印刷機のインキ供給装置におけるインキ
レールに関する。
(従来の技術) インキ供給装置のインキレールは、たとえば、特開昭
53−133106号「印刷機用インキ供給装置」公報、特開昭
61−283545号「インキ供給装置」公報、特開昭62−1580
47号「インキ供給装置」公報等に示されるように多数知
られている。即ちインキレールはローラー周面に対向し
ローラー周面にインキを供給する凹面が、通常には長手
方向に沿って分割されており、この分割部には、適宜に
設けたインキ送給部であるインキポンプと連結されると
ともに凹面部に開口されたインキ案内路が設けられてい
る。そして、インキポンプによって送給され、このイン
キ案内路を通って開口部に達したインキは、ローラーの
回転によりローラー面に連続して転移し、より下流位置
でローラーに当接する別のローラーに転移するように構
成される。また、インキレールは、印刷終了時の凹面清
浄等のために、この凹面をローラー周面から大きく遠離
可能であるよう、例えば、特開昭53−133106号「印刷機
用インキ供給装置」公報に示されるように支持される。
(発明が解決しようとする課題) このような従来のインキレールは、インキを印刷面全
幅にわたって供給するものであり、広幅の用紙に印刷可
能な印刷機ではインキレールの長さが長くかつ重量も大
きくなる。そのため、印刷機を長期間稼動経時すること
により、自重乃至他の荷重の作用する方向に撓みを生
じ、ローラー周面とインキレール凹面との精密な間隙
は、インキレールの長手方向端部付近における間隙と中
央部における間隙とが相違するようになり、インキ送給
量調整によるインキ供給調整が不安定となって印刷品質
の低下を招く課題を有した。更に最悪の場合には、ロー
ラー周面にインキレールが当接して相互に損傷すること
もある課題を有した。そして、これら課題の発生を防止
するためには、インキレールを再加工したり、新規のイ
ンキレールと交換したり、インキレール及びその支持部
を再調整して組付けなおす等の必要があり、どちらかと
いえば大掛かりな補修を必要とした。
(課題を解決するための手段) この発明は、インキレールに発生する前記不都合を短
時間かつ簡便に再調整し得るインキレールを提供しよう
とするものである。
即ち、この発明の印刷機用インキレールは、 ローラー周面に接近した稼動位置とローラー周面から
遠離した休稼位置とで位置選択可能であるとともに、イ
ンキ送給部からインキを送給される印刷機のインキレー
ルにおいて; インキレールの位置選択を行うために位置選択機構を
備え、稼動位置におけるローラー近側から他側に向かっ
て低くなる傾斜面である微調整案内面をその長手方向に
わたって有する支持部材と、 稼動位置ではローラーの周面方向の一部をローラーの
長手方向に遮蔽しインキ送給部から送給されるインキを
ローラー周面に供給するためのローラー周面形状に近似
した凹面を備えるとともに、支持部材の微調整案内面に
その傾斜に従って昇降変位可能に装着された凹面部材
と、 支持部材の長手方向の少なくとも中央部に配設され凹
面部材を支持部材の微調整案内面の傾斜に従って押し引
きする調整手段とを有し、 インキレールの稼動位置における凹面部材の凹面とロ
ーラー周面との少なくとも長手方向中央部の間隔を、両
者の撓みの差に対応して微調整可能であることを特徴と
する印刷機用インキレール、である。
(作用) この発明では、稼動位置ではローラーの周面方向の一
部をローラーの長手方向に遮蔽しインキ送給部から送給
されるインキをローラー周面に供給するローラー周面形
状に近似した凹面を備える凹面部材の凹面とローラー周
面との間隙がインキレールの稼動位置において適正であ
るように、凹面部材を支持部材に装着して支持する。そ
して、長期間の稼動経時により重力作用によってインキ
レールに撓み、特にインキレール中央部に撓みを生じた
際は、インキレールを稼動位置においたまま調整手段に
より凹面部材の少なくとも中央部を微調整案内面の傾斜
に従って押し上げる向きに稼動させて調整する。
凹面部材は支持部材の微調整案内面上に位置し、支持
部材の微調整案内面がローラー近側の方を高くした傾斜
面に形成してあるので、凹面部材の少なくとも中央部の
微動を微調整案内面に従って押し上げる向きに行うこと
で、凹面部材のローラー周面に対する位置を、第1図に
おいて上方に迫りあげながら微調整できる。
(実 施 例) この発明を図示の実利例に従って説明する。(10)は
インキレールである。インキレール(10)は、ローラー
R周面に近似した凹面形状を備えた凹面部材(11)と、
これを装着支持する支持部材(12)とよりなる。凹面部
材(11)は、更に上部凹面部材(11)aと下部凹面部材
(11)bとからなり、これらはボルトB1にて一体に固定
される。更に凹面部材(11)は、支持部材(12)のロー
ラーR近側を高くした傾斜面からなる凹面部材(11)用
の微調整案内面(12)a上に位置するように、長穴(1
1)cに遊嵌したボルトB2によって固定される。また、
下部凹面部材(11)bの第2図に示す長手方向外壁面に
は第3図に示すように適宜間隔でインキ案内路(11)d
の入口を開口する。そしてインキ案内路(11)dの出口
を、第3図に示すように2つの凹面部材(11)a、(11
b)の当接面にインキ案内路(11)d毎に設けたインキ
供給スリット(11)e部に開口して設ける。インキ案内
路(11)dの入口は、適宜に設けたインキを送給するイ
ンキポンプからなるインキ供給部(20)のインキ送給口
(21)と配管連結(第2図に配管部を実線の曲線で略
示)する。インキ供給部(20)はインキ源(図示せず)
と配管連結されている。支持部材(12)には、更に長手
方向両端部に同一中心を持つ支持軸(12)bが設けられ
る。支持部材(12)は支持軸(12)bにより、偏心スリ
ーブ(31)、ブラケット(32)を介してフレームFRに装
着される。そのため、支持部材(12)は支持軸(12)b
により回動することによって、インキレール(10)をロ
ーラーR周面と接近した稼動位置(第1図に実線で示
す)乃至ローラーR周面と遠離した休稼位置(第1図に
2点鎖線で示す)との間で往復可能とされ、両位置の選
択が可能である。ブラケット(32)にはインキレール
(10)を稼動位置に固定する固定手段(32)a、及び、
休稼位置を定めるストッパー棒(32)bを設け、支持部
材(12)にはインキレール(10)の往復変位を助けるス
プリング(33)、往復変位のためのハンドル(34)、及
び休稼位置を定める際にストッパー棒(32)bに当接す
るストッパーボルト(35)を設ける。
そしてまた、第2図等に示すように支持部材(12)の
長手方向外壁面の両端側及び中央部には凹面部材(11)
の凹面とローラーR周面との間隙を微調整する調整手段
(13)を設ける。調整手段(13)は、支持部材(12)に
固定したブロック(13)aと、ブロック(13)aに対し
回動方向のみ自由に作動するように、かつ微調整案内面
(12)aに対して平行であるよう装着されるとともに、
下部凹面部材(11)bの雌ネジ穴に螺嵌される調整ボル
ト(13)bよりなる。
偏心スリーブ(31)は支持軸(12)b、支持部材(1
2)を介して凹面部材(11)をフレームFRに対して移動
させ、フレームFRの所定位置に設けられたローラーRの
周面に対して支持部材(12)と凹面部材(11)を一体で
移動させ、ローラーRの周面に対する凹面部材(11)の
凹面全体の位置を一斉に微調整する副調整手段として使
用し得る。
次に、この実施例の作用について説明する。このよう
な構成からなる本実施例に於いて、長期間稼動経時によ
り僅かに撓みを生ずることがあり、凹面部材(11)の凹
面とローラーR周面との間隙が精密であるので、撓みを
矯正する必要がある。
この撓みは第1図に図示するように重力F方向に発生
するが、インキレール(10)が稼動位置で若干傾斜して
いることから生ずる重力Fの分力F1方向に幾らか寄った
状態でしかもインキレール(10)の中央部に最大量をも
って発生する。そこで、この撓み矯正には、支持部材
(12)を固定手段(32)aで固定した状態でインキレー
ル(10)を稼動位置状態におき、まず第2図に示すボル
ト(B2)を若干緩めて支持部材(12)に対し凹面部材
(11)が変位可能状態とし、次に支持部材(12)の長手
方向中央部の調整手段(13)の調整ボルト(13)bを回
動して凹面部材(11)を微調整案内面(12)aに従って
押し上げる。この作動により、前記分力F1方向に寄った
状態の重力F方向への凹面部材(11)の撓みを一挙に矯
正し、凹面部材(11)の凹面とローラーR周面との間隙
を正規のものに調整し得る。前記のように間隙が正規の
ものになったところで、ボルト(B2)を締め付け、凹面
部材(11)を支持部材(12)に固定装着する。
通常の場合は、以上の手順により矯正調整を行うが、
撓みの向きによってこれだけでは充分に矯正調整をし得
ないことがある。その場合には、インキレール(10)を
稼動位置においたまま、固定手段(32)aを緩めて支持
部材(12)が変位可能な状態にし、前記偏心スリーブ
(31)を適宜に回動することによってインキレール(1
0)全体を変位させた後、固定手段(32)aを締めて支
持部材(12)を固定した状態にし、更に、前記撓み矯正
と同様の調整を行うことにより、より正確な矯正調整を
なし得る。尚、偏心スリーブ(31)によってインキレー
ル(10)全体を変位させると、凹面部材(11)の両端側
においても、凹面とローラーR周面との間隔を調整する
必要が生じるときがあるが、そのときは、両端側の調整
手段(13)(13)によって調整可能である。
この発明は以上記載の実施例に限定されるものでな
く、特許請求の範囲を逸脱しない設計上の改変を含むも
のである。
(効果) 従って、この発明により、長期間稼動使用による自重
乃至その他の荷重によるインキレールの撓みを矯正しイ
ンキレールとローラー周面との間隙を調整するに際し、
インキレールを稼動位置においたまま、インキレールの
少なくとも中央部を変位させて、調整すべき間隔の変化
を確認しながら調整できるようになり、従来より遥かに
簡便かつ迅速にこれを行い得、作業効率を著しく向上す
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例であるインキレールの一例を
示す側断面図であり、第2図の1−1線に沿った矢視図
である。第2図は第1図に示すインキレールを含むイン
キ供給装置の正面並列一部断面図、第3図、第4図、第
5図は、それぞれ第2図における3−3線、4−4線、
5−5線に沿ったインキレールの断面図である。 (10)インキレール、(11)凹面部材、(11)a上部凹
面部材、(11)b下部凹面部材、(11)c長穴、(11)
dインキ案内路、(11)eインキ供給スリット、(12)
支持部材、(12)a微調整案内面、(12)b支持軸、
(13)調整手段、(13)aブロック、(13)b調整ボル
ト、(20)インキ供給部、(21)インキ送給口、(31)
偏心スリーブ、(32)ブラケット、(32)a固定手段、
(32)bストッパー溝、(33)スプリング、(34)ハン
ドル、(35)ストッパーボルト、B1、B2ボルト、Rロー
ラー、FRフレーム、F重力、F1分力

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ローラー周面に接近した稼動位置とローラ
    ー周面から遠離した休稼位置とで位置選択可能であると
    ともに、インキ送給部からインキを送給される印刷機の
    インキレールにおいて; インキレールの位置選択を行うための位置選択機構を備
    え、稼動位置におけるローラー近側から他側に向かって
    低くなる傾斜面である微調整案内面をその長手方向にわ
    たって有する支持部材と、 稼動位置ではローラーの周面方向の一部をローラーの長
    手方向に遮蔽しかつインキ送給部から送給されるインキ
    をローラー周面に供給するためのローラー周面形状に近
    似した凹面を備えるとともに、支持部材の微調整案内面
    にその傾斜に従って昇降変位可能に装着された凹面部材
    と、 支持部材の長手方向の少なくとも中央部に配設され凹面
    部材を支持部材の微調整案内面の傾斜に従って押し引き
    する調整手段とを有し、 インキレールの稼動位置における凹面部材の凹面とロー
    ラー周面との少なくとも長手方向中央部の間隔を、両者
    の撓みの差に対応して微調整可能であることを特徴とす
    る印刷機用インキレール。
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