JP2567017B2 - 内燃機関の吸気管圧力の測定方法 - Google Patents

内燃機関の吸気管圧力の測定方法

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JP2567017B2 JP63043421A JP4342188A JP2567017B2 JP 2567017 B2 JP2567017 B2 JP 2567017B2 JP 63043421 A JP63043421 A JP 63043421A JP 4342188 A JP4342188 A JP 4342188A JP 2567017 B2 JP2567017 B2 JP 2567017B2
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博文 東田
博志 岡野
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Toyota Motor Corp
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Toyota Motor Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、内燃機関の吸気管圧力の測定方法に関し、
たとえば内燃機関の燃料噴射制御のために吸気管圧力を
測定するための方法に関する。
従来の技術 従来から、内燃機関の吸気管圧力とその内燃機関の単
位時間当りの回転数とに基づいて、燃料噴射量を制御す
る電子制御燃料噴射方法が用いられている。吸気管に圧
力検出器を設け、この実際に測定された吸気管圧力に基
づいて燃料噴射量を制御すると、たとえば急加速時など
のような過渡時の応答性が低下するので、従来から第1
式に基づいて、吸気管圧力先読み値PMNiを演算し、この
値PMNiに基づいて燃料噴射量を決定する方法が提案され
ている(特願昭61-277020号参照)。なお添え字iは、
サンプリング回を示す。
PMNi=PMADi+K1・(PMADi−PMADi-1)+K2・(DLPMi−
DLPMi-1) …(1) PMADi :今回の吸気管圧力アナログ/デジタル変換値 PMADi-1:1サンプル周期前の吸気管圧力アナログ/デジ
タル値 K1 :回転数により変化する先読み係数 DLPMi :今回の吸気管圧力差分 DLPMi-1:1サンプル周期前の吸気管圧力差分 K2 :回転数により変化する補正係数 このようにして実際に吸入空気が内燃機関のシリンダ
に入り、吸気下死点に至るまでの時間分、吸気管圧力を
先読みしている。
このような先行技術によれば、圧力検出器19によつて
検出される圧力が、第8図のライン1で示されるよう
に加速時の過渡状態で変化するとき、吸気管圧力の先読
み値PMNiはラインl2で示されるように変化し、これによ
つて応答性が向上される。
発明が解決すべき課題 このような先行技術では、第8図のラインl2における
オーバシユート領域Aが生じ、正確な吸気管圧力を推測
することがてきず、このようなオーバシユート領域Aに
よつて、内燃機関に噴射される燃料は多すぎることにな
る。
本発明の目的は、吸気管圧力の過渡時における応答性
を向上するとともに、その吸気管圧力を正確に推測する
ことができるようにした内燃機関の吸気管圧力の測定方
法を提供することである。
課題を解決するための手段 本発明は、内燃機関の吸気管圧力を検出し、 検出された吸気管圧力に基づいて、1階微分値を演算
して求め、 1階微分値に、予め定める係数を掛算して補正項を演
算して求め、 検出された吸気管圧力に、第1補正項を加算して吸気
管圧力を推測して求め、 前記係数は、減衰するように定めることを特徴とする
内燃機関の吸気管圧力の測定方法である。
好ましい実施態様では、前記係数は、時間経過に伴つ
て減衰することを特徴とする。
また好ましい実施態様では、前記係数は、クランク角
に伴つて減衰することを特徴とする。
作用 本発明に従えば、検出された吸気管圧力に基づいて演
算して求められた1階微分値に、掛算すべき予め定めた
係数を、減衰するように定めたので、吸気管圧力の推定
値が前述の先行技術に関連して述べた第8図のオーバシ
ユート領域Aを生じることが防がれて、過補正が抑制さ
れる。
実施例 第1図は、本発明の一実施例のブロツク図である。内
燃機関13には複数のシリンダE1〜Emが形成され、これら
のシリンダE1〜Emには吸気管15から燃焼用空気が供給さ
れる。吸気管15には、スロツトル弁16が介在される。ス
ロツトル弁16を介する燃焼用空気は、サージタンク14か
ら各シリンダE1〜Em毎に個別に設けられた吸気管路A1〜
Amに導かれる。各吸気管路A1〜Amには、それぞれ燃料噴
射弁B1〜Bmが設けられ、各シリンダE1〜Emにおける1回
毎の爆発行程において、後述する処理装置31によつて定
められた燃料量を噴射する。各シリンダE1〜Emには、そ
れぞれ吸気弁C1〜Cmと排気弁D1〜Dmとが設けられる。内
燃機関13は、たとえば点火プラグG1〜Gmを有する4サイ
クル火花点火内燃機関である。
サージタンク14には、吸気圧を検出するための圧力検
出器19が設けられる。内燃機関13には、クランク角を検
出するためのクランク角検出器28が設けられ、またスロ
ツトル弁16の開度を検出するために弁開度検出器30が設
けられる。排気管20の途中には、酸素濃度検出器21が設
けられ、排ガスは三元触媒22で浄化されて、外部に排出
される。
マイクロコンピユータなどによつて実現される処理装
置31は、入力インタフエイス32と、入力されるアナログ
信号をデジタル信号に変換するアナログ/デジタル変換
器33と、処理回路34と、出力インタフエイス35と、メモ
リ36とを含む。メモリ36は、リードオンリメモリおよび
ランダムアクセスメモリを含む。本発明の実施例では、
検出器19,21,28,30,などからの出力に応答して、燃料噴
射弁B1〜Bmから噴射される1回の爆発行程毎の燃料噴射
量を制御する。
圧力検出器19は加速時の過渡状態で第2図(1)で示
される吸気管圧力を導出する。この圧力検出器19の出力
は、クランク角の予め定める角度たとえば180°毎にデ
ジタル変換される。こうして圧力検出器19によつて検出
されてデジタル値に変換された今回のサンプル時におけ
る吸気管圧力のデジタル値PMADiと、1サンプル周期前
の吸気管圧力のデジタル値PMADi-1との差である1階微
分値ΔPMiを第2式のように求める。この1階微分値ΔP
Miは、第2図(2)で示されるように変化する。
ΔPMi=(PMADi−PMADi-1) …(2) したがつて吸気管圧力の推定値PMNiは、第3式に示さ
れるようにして演算して求められる。
PMNi=PMADi+K1・ΔPMi …(3) ここで、K1は予め定める係数であり、K1・ΔPMiは補
正項である。
処理装置34の動作は、第3図に示されている。ステツ
プn1において、吸気管圧力の推定値を演算する一定時間
間隔毎のタイミングになつたことが判断されると、ステ
ツプn2に移り、今回の吸気管圧力のデジタル値PMADiを
求めて、補正項K1・ΔPMiを求める。ステツプn3では、
前述の第3式に基づいて吸気管圧力の推定値PMNiを演算
する。
本発明では、係数K1が第4図に示されるように加速時
などの過渡状態で減衰されてゆく。第4図のステツプr1
において、予め定めた一定時間毎の係数K1の減衰すべき
タイミングになると、ステツプr2に移り、この予め定め
た係数K1に、時間経過に伴つて第5図のように変化する
補助係数K2を掛算して、係数値K1として第3式において
用いる。この補助係数K2は1.0未満の値である。
補助係数K2は第5図に示されるように、加速時の過渡
状態が開始された時点から予め定める時刻t1までは一定
の値K2aであり、その時点t1以降において時間経過に伴
つて減衰する。このような補助係数K2は、メモリ36にス
トアされて処理回路34の演算処理のために用いられる。
したがつて第6図に示されるように、吸気管圧力の推定
値PMiは、第6図のラインl3で示されるように加速の過
渡状態でオーバシユートを生じない値となり、実際に内
燃機関に供給される空気の圧力に正確に一致するように
なる。第6図においてライン1,l2は、第8図に関連し
て前述したものと同様であり、ライン1は圧力検出器
19によつて検出される吸気管圧力を示し、ラインl2は係
数K1を一定としたときにおける先行技術の特性を示して
いる。こうして本発明によれば、第6図のラインl3で示
されるように応答性が向上され、しかも実際に内燃機関
13に供給される空気の圧力と等しい正確な値を推測する
ことができる。
第7図は、本発明の他の実施例の補助係数K2の設定の
仕方を説明するためのグラフである。この実施例では、
補助係数K2は、クランク角検出器28によつて検出される
クランク角に伴つて減衰される。加速時の過渡状態の開
始時点から予め定めたクランク角θ1までは、補助係数
K2は予め定めた一定値K2bであり、このクランク角θ1
以降においては補助係数K2がクランク角に伴つて減衰し
てゆく。このような実施例によつてもまた、前述の第6
図のラインl3で示される吸気管圧力の推測量を求めるこ
とができる。
このようにして求められた吸気管圧力の推測値と、内
燃機関の単位時間あたりの回転数とに基づいて、処理回
路34は燃料噴射量を定めて応答性を良好にして燃料を噴
射することができる。
発明の効果 以上のように本発明によれば、加速時および減速時な
どの過渡状態における応答性を向上し、しかも内燃機関
に実際に内燃機関に供給される空気の圧力を正確に推測
して検出することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例のブロツク図、第2図は吸気
管圧力とそれに関連する時間変化を示すグラフ、第3図
および第4図は処理回路34の動作を説明するためのフロ
ーチヤート、第5図は補助係数K2を示すグラフ、第6図
は第1図〜第5図に示された実施例によつて得られる吸
気管圧力の推定値を示すグラフ、第7図は本発明の他の
実施例の補助係数K2の設定の仕方を説明するためのグラ
フ、第8図は先行技術の特性を示すグラフである。 13……内燃機関、14……サージタンク、19……圧力検出
器、28……クランク角検出器、31……処理装置、34……
処理回路
フロントページの続き (72)発明者 ▲くし▼ 直人 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−131841(JP,A)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内燃機関の吸気管圧力を検出し、 検出された吸気管圧力に基づいて、1階微分値を演算し
    て求め、 1階微分値に、予め定める係数を掛算して補正項を演算
    して求め、 検出された吸気管圧力に、第1補正項を加算して吸気管
    圧力を推測して求め、 前記係数は、減衰するように定めることを特徴とする内
    燃機関の吸気管圧力の測定方法。
  2. 【請求項2】前記係数は、時間経過に伴つて減衰するこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の内燃機関の
    吸気管圧力の測定方法。
  3. 【請求項3】前記係数は、クランク角に伴つて減衰する
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の内燃機関
    の吸気管圧力の測定方法。
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