JP2566929B2 - 符号化・復号回路 - Google Patents
符号化・復号回路Info
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- JP2566929B2 JP2566929B2 JP61232008A JP23200886A JP2566929B2 JP 2566929 B2 JP2566929 B2 JP 2566929B2 JP 61232008 A JP61232008 A JP 61232008A JP 23200886 A JP23200886 A JP 23200886A JP 2566929 B2 JP2566929 B2 JP 2566929B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [技術分野] 本発明は、誤り訂正の分野に関し、特にBCH符号の符
号化・復号化回路に関する。
号化・復号化回路に関する。
[従来技術] 従来、BCH符号の符号化は生成多項式による除算回
路、復号は、各アルゴリズム(ピータソンの方式、バー
レカンプマツセイの方法等)による回路によって行なわ
れていた。
路、復号は、各アルゴリズム(ピータソンの方式、バー
レカンプマツセイの方法等)による回路によって行なわ
れていた。
従って、符号化と復号は別の回路を用いていた。ま
た、マイクロプログラミング等によって回路を多重的に
用いて処理する場合、符号化と復号で処理を細かく変え
る必要があった。従って、符号化と復号を同じ基板また
は、チツプで行なう場合、回路量の増大、または、ROM
容量の増大となる。また、処理速度を速めるためにパイ
プライン的な処理を行なう場合、回路規模が大きくなる
という欠点があった。延いては、これらを搭載した光デ
イスク等の機器の大型化につながるという欠点があっ
た。
た、マイクロプログラミング等によって回路を多重的に
用いて処理する場合、符号化と復号で処理を細かく変え
る必要があった。従って、符号化と復号を同じ基板また
は、チツプで行なう場合、回路量の増大、または、ROM
容量の増大となる。また、処理速度を速めるためにパイ
プライン的な処理を行なう場合、回路規模が大きくなる
という欠点があった。延いては、これらを搭載した光デ
イスク等の機器の大型化につながるという欠点があっ
た。
[目的] 本発明は、上述従来例の欠点を除去するために、符号
化回路を復号化回路の一部を変えるだけで実現し、かつ
1つの乗算回路と、除算回路のみで行なえるようにしな
がら、パイプライン処理を行なうことを目的とする。
化回路を復号化回路の一部を変えるだけで実現し、かつ
1つの乗算回路と、除算回路のみで行なえるようにしな
がら、パイプライン処理を行なうことを目的とする。
[実施例] 以下、図面を参照し本願発明について詳細に説明す
る。
る。
本出願人は特願昭60−79674において、誤り訂正装置
を提案している。本例は光デイスクDAT等に使用可能な
誤り訂正装置の符号化、復号化回路に関するものであ
る。
を提案している。本例は光デイスクDAT等に使用可能な
誤り訂正装置の符号化、復号化回路に関するものであ
る。
まず、符号化を後出の式(1)〜(8)に示す処理で
行なうことを考える。
行なうことを考える。
手順的には、シンドロームS1〜S IVが求まると同時に
式(7),(8)の符号化定数を各々乗じてその出力を
4clock(S0〜S3)毎に、EXORすれば4clock毎にパリテイ
が生成される。従って、符号化は1つの乗算回路とシリ
アルにS I〜S IVが出力されるシンドローム生成回路
と、S I〜S IVに同期してシリアルに符号化定数を出力
する回路と、4clock毎のEXOR回路によって第1図に示す
ブロツク図の構成で実現される(各ブロツクについては
詳述する。)。
式(7),(8)の符号化定数を各々乗じてその出力を
4clock(S0〜S3)毎に、EXORすれば4clock毎にパリテイ
が生成される。従って、符号化は1つの乗算回路とシリ
アルにS I〜S IVが出力されるシンドローム生成回路
と、S I〜S IVに同期してシリアルに符号化定数を出力
する回路と、4clock毎のEXOR回路によって第1図に示す
ブロツク図の構成で実現される(各ブロツクについては
詳述する。)。
次に、復号化を式(11)〜(20)に示す処理で行なう
ことを考える。最初は、シンドロームSに符号長補正定
数α-n〜α-3nを乗じる動作を行なうので符号化と同じ
構成で実現できる(ただし、定数の値が変わる。)。こ
の後式(11)〜(20)を行なうブロツク図は第2図のよ
うになる。ここでパターン生成回路4clock毎のEXOR回路
とすれば、この回路も符号器と共有できる。
ことを考える。最初は、シンドロームSに符号長補正定
数α-n〜α-3nを乗じる動作を行なうので符号化と同じ
構成で実現できる(ただし、定数の値が変わる。)。こ
の後式(11)〜(20)を行なうブロツク図は第2図のよ
うになる。ここでパターン生成回路4clock毎のEXOR回路
とすれば、この回路も符号器と共有できる。
ここまでは昭和61年9月30日出願の特願昭61−232007
号に示す通りであり、各ブロツクの処理がパイプライン
的に流れ、各処理は簡単な処理であるので高処理速度が
実現できる。ここで、3つ用いられている乗算回路を1
つにすることを考える。
号に示す通りであり、各ブロツクの処理がパイプライン
的に流れ、各処理は簡単な処理であるので高処理速度が
実現できる。ここで、3つ用いられている乗算回路を1
つにすることを考える。
A0 2(A0+A1)-1の除算を行なうために除算回路を昭
和61年9月30日出願の特願昭61−232005号に示す回路を
用いると、乗算器を内蔵し、4clock分の乗算を行なって
いることがわかる。シンドローム生成回路6S0〜S3と4cl
ock周期で動作しているので4clockを基本周期と考え
る。そこで式(11)〜(20)の中で残っている乗算は、
A0・A2と、除算回路で用いるy・x14の2clock分の乗算
である。符号長補正は符号長毎であるので、符号語毎に
は行なわない。
和61年9月30日出願の特願昭61−232005号に示す回路を
用いると、乗算器を内蔵し、4clock分の乗算を行なって
いることがわかる。シンドローム生成回路6S0〜S3と4cl
ock周期で動作しているので4clockを基本周期と考え
る。そこで式(11)〜(20)の中で残っている乗算は、
A0・A2と、除算回路で用いるy・x14の2clock分の乗算
である。符号長補正は符号長毎であるので、符号語毎に
は行なわない。
α-n〜α-3nを乗じる動作は3clockであるので1clock
余る。そこにA0・A2を行なわせ、符号長補正を行なう場
合だけy・x14の乗算を行なわないことにする。すると
この場合の符号語だけ誤りパターンが生成されていない
が、その符号語をパリテイ部になるようにすれば問題は
ない。
余る。そこにA0・A2を行なわせ、符号長補正を行なう場
合だけy・x14の乗算を行なわないことにする。すると
この場合の符号語だけ誤りパターンが生成されていない
が、その符号語をパリテイ部になるようにすれば問題は
ない。
従って、符号化・復号回路を第3図に示す構成にする
ことによって簡単に構成できる各ブロツクは、次のよう
な構成にすることによって簡単になる。
ことによって簡単に構成できる各ブロツクは、次のよう
な構成にすることによって簡単になる。
[シンドローム生成回路] 第3図のように1つの乗算器を用いる場合、シンドロ
ーム生成回路からの出力をバスラインを用いてシリアル
に行なう必要がある。そこで、昭和61年9月30日出願の
特願昭61−232001号に示すシンドローム生成回路を用い
る。符号化の場合、パリテイ部に当るin−3〜inが0で
入力される場合は良いが、されない場合のために次のこ
とを行なう。
ーム生成回路からの出力をバスラインを用いてシリアル
に行なう必要がある。そこで、昭和61年9月30日出願の
特願昭61−232001号に示すシンドローム生成回路を用い
る。符号化の場合、パリテイ部に当るin−3〜inが0で
入力される場合は良いが、されない場合のために次のこ
とを行なう。
2重誤り訂正符号化において、(7)式に示すS I〜S
IVを実現するには、入力データin−3〜inを0として
シンドローム生成回路を動作させればよい。そのために
受信語Jをラツチしているレジスタのクリア入力をin−
3〜inの間Lにおとす。従って、in−3=0を入力して
いるとき、il〜in−4までの受信語によって生成される
シンドロームS I=[S0,S1,S2,S3]が生成される。ま
た、in−2=0を入力しているときシンドローム生成回
路は動作し続けることによりS II=[S0,α・S1,α2・
S2,α3・S3]が生成される。同様にin−1=0,in=0
を入力するときS III=[S0,α2・S1,α4・S2,α6・
S3],S IV=[S0,α3・S1,α6・S2,α9・S3]が生成
される。
IVを実現するには、入力データin−3〜inを0として
シンドローム生成回路を動作させればよい。そのために
受信語Jをラツチしているレジスタのクリア入力をin−
3〜inの間Lにおとす。従って、in−3=0を入力して
いるとき、il〜in−4までの受信語によって生成される
シンドロームS I=[S0,S1,S2,S3]が生成される。ま
た、in−2=0を入力しているときシンドローム生成回
路は動作し続けることによりS II=[S0,α・S1,α2・
S2,α3・S3]が生成される。同様にin−1=0,in=0
を入力するときS III=[S0,α2・S1,α4・S2,α6・
S3],S IV=[S0,α3・S1,α6・S2,α9・S3]が生成
される。
単一誤りのときも同様にin−1=0を入力していると
き、il〜in−2までの入力によってS I=[S0,S1]が、
次のin=0を入力しているときS II=[S0,α・S1]が
生成されている。従って、符号化用シンドローム生成回
路は復号用シンドローム生成回路のSPCLを制御するだけ
でよいことになる。そのタイミングを第4図に示す。
き、il〜in−2までの入力によってS I=[S0,S1]が、
次のin=0を入力しているときS II=[S0,α・S1]が
生成されている。従って、符号化用シンドローム生成回
路は復号用シンドローム生成回路のSPCLを制御するだけ
でよいことになる。そのタイミングを第4図に示す。
[定数出力回路] 2重誤り訂正符号化においてシンドロームS I〜S IV
がシンドローム生成回路において求まると、パリテイin
−3〜inを生成するためにシンドロームと2重誤り訂正
符号化定数を乗じる必要がある。符号化定数は1重誤り
訂正の場合と2重誤り訂正の場合で(7),(8)式の
ように1つに定まっているのでS I〜S IVに同期して対
応する定数を乗算器に出力する回路を構成すればよい。
そのブロツク図を第5図に示す。
がシンドローム生成回路において求まると、パリテイin
−3〜inを生成するためにシンドロームと2重誤り訂正
符号化定数を乗じる必要がある。符号化定数は1重誤り
訂正の場合と2重誤り訂正の場合で(7),(8)式の
ように1つに定まっているのでS I〜S IVに同期して対
応する定数を乗算器に出力する回路を構成すればよい。
そのブロツク図を第5図に示す。
PC1…16は、PC1をシフトレジスタによってシフトした
出力であり、それによってPC1…16の出力が式(7)に
よって割り当てられる。第5図は以上のようにして割り
当てられた2重誤り訂正符号化定数出力をEOW制御によ
ってBlock10の乗算器の入力バスラインYに出力する回
路である。PC1…16による2重誤り訂正符号化定数出力
回路は第6図によって実現できる。このタイミングを第
9図に示す。1重誤り訂正符号化の場合、シンドローム
S IIIが生成されたとき、SCLがLとなるのでPCはPC1…
8でよく、これによってS I〜S IIに対応する符号化定
数が割り当てられる。また1重誤り訂正符号化の場合、
S2,S3は意味がないのでS2,S3に対しては0が出力され
る。それによって1重誤り訂正符号化設定回路も2重誤
り訂正符号化回路と同様の原理、構成で第7図,第8図
のように与えることができる。そのタイミングを第9図
に示す。
出力であり、それによってPC1…16の出力が式(7)に
よって割り当てられる。第5図は以上のようにして割り
当てられた2重誤り訂正符号化定数出力をEOW制御によ
ってBlock10の乗算器の入力バスラインYに出力する回
路である。PC1…16による2重誤り訂正符号化定数出力
回路は第6図によって実現できる。このタイミングを第
9図に示す。1重誤り訂正符号化の場合、シンドローム
S IIIが生成されたとき、SCLがLとなるのでPCはPC1…
8でよく、これによってS I〜S IIに対応する符号化定
数が割り当てられる。また1重誤り訂正符号化の場合、
S2,S3は意味がないのでS2,S3に対しては0が出力され
る。それによって1重誤り訂正符号化設定回路も2重誤
り訂正符号化回路と同様の原理、構成で第7図,第8図
のように与えることができる。そのタイミングを第9図
に示す。
符号長補正定数は、符号化定数と同様に第10図のブロ
ツク図によって生成される。1,α-n〜α-3nは、nが固
定長の場合、第6,8図のようなOR回路によって構成され
る。
ツク図によって生成される。1,α-n〜α-3nは、nが固
定長の場合、第6,8図のようなOR回路によって構成され
る。
符号化・復号化はDで、訂正能力はTで与え、EOW
(符号化、T=2)、EOS(符号化、T=1)、HOE(復
号化)は、T,Dの設定により動作し、設定以外の場合、
Hとなる。
(符号化、T=2)、EOS(符号化、T=1)、HOE(復
号化)は、T,Dの設定により動作し、設定以外の場合、
Hとなる。
[パターン生成回路] 式(19)を実現する為に、まずCKB6によって第12図の
レジスタからの出力をクリアし、それと同時にKDからKG
TによってK0を抜き出しレジスタに入れ、次にセレクタ
からの出力,ZSからの出力をXGTによってx254・A02即ちA
02・(A0+A1)-1を抜き出しレジスタの出力とEXORする
(それ以外は0としてEXORする)ことによって、誤りパ
ターンが生成される。これは1重誤り、2重誤りに対し
て共通である。そのタイミングを第13図に示す。ただ
し、復号時PCL=Hである。
レジスタからの出力をクリアし、それと同時にKDからKG
TによってK0を抜き出しレジスタに入れ、次にセレクタ
からの出力,ZSからの出力をXGTによってx254・A02即ちA
02・(A0+A1)-1を抜き出しレジスタの出力とEXORする
(それ以外は0としてEXORする)ことによって、誤りパ
ターンが生成される。これは1重誤り、2重誤りに対し
て共通である。そのタイミングを第13図に示す。ただ
し、復号時PCL=Hである。
次はパリテイ生成の場合で、これは符号化時において
行う。2重誤り訂正符号化においてはZからシンドロー
ムS I〜S IVに符号化定数を乗じた値が出力されるの
で、XGT=H,KGT=LとしてCKB6でクリアされたレジスタ
出力にZS出力を、次にCKB6によってレジスタ出力が再び
クリアされるまでEXORする事によってパリテイin−3〜
inが順次生成される。以上の動作はZからS I〜S IVが
出力される期間に限るので、それ以外のEPの出力は意味
がない。従って、PCLをLにすることによってEPの出力
を0にする。その様子を第14図に示す。1重誤り訂正符
号化の場合は第15図に示される。
行う。2重誤り訂正符号化においてはZからシンドロー
ムS I〜S IVに符号化定数を乗じた値が出力されるの
で、XGT=H,KGT=LとしてCKB6でクリアされたレジスタ
出力にZS出力を、次にCKB6によってレジスタ出力が再び
クリアされるまでEXORする事によってパリテイin−3〜
inが順次生成される。以上の動作はZからS I〜S IVが
出力される期間に限るので、それ以外のEPの出力は意味
がない。従って、PCLをLにすることによってEPの出力
を0にする。その様子を第14図に示す。1重誤り訂正符
号化の場合は第15図に示される。
[K生成回路] K生成回路1は(15)式から符号長補正されたSi′に
αiを符号長回乗じる((16)式)回路であり、復号の
みに関与する。従って、シンドローム生成回路と同様の
構成によって実現できるが、受信語とEXORする必要はな
いので第19図のような構成になる。第19図のスイツチを
3セテート制御とし、シンドローム生成回路のようなバ
スライン制御構成にしたものを第20図に示す。S0は(1
5)式から符号長補正する必要はないが、S1〜S3は符号
長補正をしてS1′〜S3′にする必要がある。符号長補正
はS1〜S3に符号長補正定数を乗算することによってなさ
れる。S1′〜S3′はSEに同期して出力されるようにする
とS0をS0′のタイミングに合わせるために、S0をCK3で
ラツチしてKEで出力することによって、S′はS0′〜S
3′の順にK生成回路に入力される。このためにK0〜K3
用ラツチのアウトプツトイネーブル制御信号RE1〜4
は、第4図と同様にきっ抗して動作するが、KE及びSEで
S′が入力されている間閉じている必要がある。そのタ
イミングを第21図に示す。この回路の特徴はシンドロー
ム生成回路と同様に小さな回路規模でバスライン構成の
S′を受け、Kを生成することができることである。こ
れによって、KではK0〜K3が4周期毎に出力される。
αiを符号長回乗じる((16)式)回路であり、復号の
みに関与する。従って、シンドローム生成回路と同様の
構成によって実現できるが、受信語とEXORする必要はな
いので第19図のような構成になる。第19図のスイツチを
3セテート制御とし、シンドローム生成回路のようなバ
スライン制御構成にしたものを第20図に示す。S0は(1
5)式から符号長補正する必要はないが、S1〜S3は符号
長補正をしてS1′〜S3′にする必要がある。符号長補正
はS1〜S3に符号長補正定数を乗算することによってなさ
れる。S1′〜S3′はSEに同期して出力されるようにする
とS0をS0′のタイミングに合わせるために、S0をCK3で
ラツチしてKEで出力することによって、S′はS0′〜S
3′の順にK生成回路に入力される。このためにK0〜K3
用ラツチのアウトプツトイネーブル制御信号RE1〜4
は、第4図と同様にきっ抗して動作するが、KE及びSEで
S′が入力されている間閉じている必要がある。そのタ
イミングを第21図に示す。この回路の特徴はシンドロー
ム生成回路と同様に小さな回路規模でバスライン構成の
S′を受け、Kを生成することができることである。こ
れによって、KではK0〜K3が4周期毎に出力される。
[比較回路] 比較回路のブロツク図を第24図に示す。A0・A2とA12
をコンパレータで一致しているか否か、即ち、L2=A12
+A0・A2=0かL2≠0(式(20)参照)を判定しCK6で
ラツチすることによって2重誤りに対する誤り位置検出
が行なえる。また1重誤りに対する誤り位置検出は式
(20)よりL1=A0=0かL1≠0を判定しCK6でラツチす
ることによって行なえる。
をコンパレータで一致しているか否か、即ち、L2=A12
+A0・A2=0かL2≠0(式(20)参照)を判定しCK6で
ラツチすることによって2重誤りに対する誤り位置検出
が行なえる。また1重誤りに対する誤り位置検出は式
(20)よりL1=A0=0かL1≠0を判定しCK6でラツチす
ることによって行なえる。
[A生成回路] A生成回路2は(17)式により、K生成回路によって
生成されたK0〜K3を各々EXORしてA0〜A2を生成させる回
路、及びA0+A1,A02,A12生成回路から成り、復号のみに
関与する。K0〜K3は、バスライン構成によって同時に送
られてこないので、一度KをMCKによってラツチして1cl
ock送らせてその1clock遅れの出力とKをEXORすること
によってAが生成される。この回路構成を第22図に示
し、タイミングを第23図に示す。第23図以降において斜
線部分はその信号がinvalidであることを示す。A2の次
の部分はK3+K0となり、この値は以降のアルゴリズムに
おいて意味を持たない。またA0+A1の値が出力されるの
はAのA1に同期した部分のみであり、その他の部分は意
味を持たない。またAの信号を起自CK7,CK1でラツチし
てA0,A1を作りA02,A12を生成するのは式(18),(19)
を計算するためのタイミング上の都合である。
生成されたK0〜K3を各々EXORしてA0〜A2を生成させる回
路、及びA0+A1,A02,A12生成回路から成り、復号のみに
関与する。K0〜K3は、バスライン構成によって同時に送
られてこないので、一度KをMCKによってラツチして1cl
ock送らせてその1clock遅れの出力とKをEXORすること
によってAが生成される。この回路構成を第22図に示
し、タイミングを第23図に示す。第23図以降において斜
線部分はその信号がinvalidであることを示す。A2の次
の部分はK3+K0となり、この値は以降のアルゴリズムに
おいて意味を持たない。またA0+A1の値が出力されるの
はAのA1に同期した部分のみであり、その他の部分は意
味を持たない。またAの信号を起自CK7,CK1でラツチし
てA0,A1を作りA02,A12を生成するのは式(18),(19)
を計算するためのタイミング上の都合である。
また、x2回路はxのベクトル表現(p(x)=x8+x4
+x3+x2+1の場合)を x=V7・α7+V6・α6+V5・α5+V4・α4+V3・α2+V1・α+V0 とすると x2=V7・α14+V6・α12+V5・α10+V4・α8+V3・α6+V2・α4+V1・α2
+V0 =V7・(α4+α+1)+V6・(α7+α6+α3+α2+1) +V5・(α6+α5+α4+α2)+V4・(α4・α3+α2+1) +V3・α6+V2・α4+V1・α2+V0 =V6・α7+(V6+V5+V3)α6+V5・α5+(V7+V5+V4+V2)・α4 +(V6+V4)・α3+(V6+V5+V4+V1)・α2+V7・α+(V7+V6+V4+V0) となり、第18図の回路構成によって求められる。
+x3+x2+1の場合)を x=V7・α7+V6・α6+V5・α5+V4・α4+V3・α2+V1・α+V0 とすると x2=V7・α14+V6・α12+V5・α10+V4・α8+V3・α6+V2・α4+V1・α2
+V0 =V7・(α4+α+1)+V6・(α7+α6+α3+α2+1) +V5・(α6+α5+α4+α2)+V4・(α4・α3+α2+1) +V3・α6+V2・α4+V1・α2+V0 =V6・α7+(V6+V5+V3)α6+V5・α5+(V7+V5+V4+V2)・α4 +(V6+V4)・α3+(V6+V5+V4+V1)・α2+V7・α+(V7+V6+V4+V0) となり、第18図の回路構成によって求められる。
次に、前述したが、エンコーダの場合について説明す
る。リード・ソロモン符号の基本となる検査行列Hと符
号語Iの関係は(1)式で表せる。
る。リード・ソロモン符号の基本となる検査行列Hと符
号語Iの関係は(1)式で表せる。
(1)式をパリテイ部とデータ部に分けると 両辺にA-1をかけると Bを分解して A-1・Cをまとめて 従って、 1重訂正符号化定数も同様に、 又、デコーダについて説明する。誤りの有無はシンドロ
ームを生成することによって判定できる。
ームを生成することによって判定できる。
ただし、 従って、シンドロームSは(13)式により誤りEと検査
行列Hの積で表される。
行列Hの積で表される。
ここで、iとjの位置に誤りeiとejがある場合を考え
る。
る。
7)判定 誤りなしの場合(ei=ej=0) L1=0 L2=0 e=0 単一誤りの場合(ei≠0,ej=0) 2重誤りの場合(ei≠0,ej≠0) L1:不定 L2:k=i,k=jのときのみ0 e:k=iのときei,k=jのときej 尚、符号長補正回路はnが可変である場合、ROMまた
は昭和61年9月30日出願の特願昭61−232003号に示すよ
うな指数ベクトル変換回路を用いて、最初のシンドロー
ムを生成している期間を用いて、前述の乗算器を使って
α-nを生成し、それからさらに乗算器においてα-2n,α
-3nを生成し、その出力を3ステートのレジスタにラッ
チして、NCK1〜3によってレジスタのOE制御を行なうこ
とによっても可能である。そのブロツク図を第16図に、
タイミングを第17図に示す。第17図のN0〜N7期間のZは
上記特許願(3)に示す通りである。
は昭和61年9月30日出願の特願昭61−232003号に示すよ
うな指数ベクトル変換回路を用いて、最初のシンドロー
ムを生成している期間を用いて、前述の乗算器を使って
α-nを生成し、それからさらに乗算器においてα-2n,α
-3nを生成し、その出力を3ステートのレジスタにラッ
チして、NCK1〜3によってレジスタのOE制御を行なうこ
とによっても可能である。そのブロツク図を第16図に、
タイミングを第17図に示す。第17図のN0〜N7期間のZは
上記特許願(3)に示す通りである。
[効果] 以上説明したように、本願発明によれば、符号長及び
訂正能力可変の符号化・復号回路が、符号化及び復号に
おけるシンドローム生成、符号化におけるシンドローム
と符号化定数との乗算、復号におけるシンドロームと符
号長補正定数との乗算及び誤り位置検出及び誤りパター
ン生成のための乗算、パリティまたは誤りのパターン生
成、パリティの付加と誤りの訂正の構成を共通化し、特
に、複数の異なる乗算のための構成を共通化すること
で、小さな回路規模で、かつ高速な処理速度で実現でき
るという効果がある。
訂正能力可変の符号化・復号回路が、符号化及び復号に
おけるシンドローム生成、符号化におけるシンドローム
と符号化定数との乗算、復号におけるシンドロームと符
号長補正定数との乗算及び誤り位置検出及び誤りパター
ン生成のための乗算、パリティまたは誤りのパターン生
成、パリティの付加と誤りの訂正の構成を共通化し、特
に、複数の異なる乗算のための構成を共通化すること
で、小さな回路規模で、かつ高速な処理速度で実現でき
るという効果がある。
又、本発明の回路を用いることによって、それを搭載
した機器の小型化かつ高機化を図ることが可能となっ
た。
した機器の小型化かつ高機化を図ることが可能となっ
た。
第1図は符号化回路ブロツク図、 第2図は復号回路ブロツク図、 第3図は符号化・復号回路ブロツク図、 第4図は符号化時におけるシンドローム生成回路のタイ
ミング図、 第5図は2重誤り訂正符号化定数回路ブロツク図、 第6図は2重誤り訂正符号化定数出力回路を示す図、 第7図は1重誤り訂正符号化定数回路ブロツク図、 第8図は1重誤り訂正符号化定数出力回路を示す図、 第9図は符号化定数回路のタイミング図、 第10図は符号長補正定数回路のブロツク図、 第11図は符号長補正定数回路のタイミング図、 第12図はパターン生成回路ブロツク図、 第13図は復号におけるパターン生成回路タイミング図、 第14図,第15図は符号化におけるパターン生成回路タイ
ミング図、 第16図は可変符号長補正回路のブロツク図、 第17図は可変符号長補正回路のタイミング図、 第18図はx2回路を示す図、 第19図はK生成回路の説明図、 第20図はバスライン制御のK生成回路の説明図 第21図はK生成回路のタイミング説明図、 第22図はA生成回路の構成図、 第23図はA生成回路のタイミング説明図、 第24図は比較回路のブロツク図、 1はK生成回路、 2はA生成回路
ミング図、 第5図は2重誤り訂正符号化定数回路ブロツク図、 第6図は2重誤り訂正符号化定数出力回路を示す図、 第7図は1重誤り訂正符号化定数回路ブロツク図、 第8図は1重誤り訂正符号化定数出力回路を示す図、 第9図は符号化定数回路のタイミング図、 第10図は符号長補正定数回路のブロツク図、 第11図は符号長補正定数回路のタイミング図、 第12図はパターン生成回路ブロツク図、 第13図は復号におけるパターン生成回路タイミング図、 第14図,第15図は符号化におけるパターン生成回路タイ
ミング図、 第16図は可変符号長補正回路のブロツク図、 第17図は可変符号長補正回路のタイミング図、 第18図はx2回路を示す図、 第19図はK生成回路の説明図、 第20図はバスライン制御のK生成回路の説明図 第21図はK生成回路のタイミング説明図、 第22図はA生成回路の構成図、 第23図はA生成回路のタイミング説明図、 第24図は比較回路のブロツク図、 1はK生成回路、 2はA生成回路
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−219848(JP,A) 特開 昭61−144129(JP,A) 特開 昭62−116019(JP,A) 特開 昭63−24724(JP,A) 特開 昭63−86927(JP,A) 特開 昭63−86923(JP,A) 特開 昭63−86925(JP,A) 特公 昭54−40345(JP,B2) 電子情報通信学会技術研究報告,信学 技報Vol.87,No.52,岩村・今 井・土肥著「IT87−13.データフォー マットに対して可変性のあるリードソロ モン符号化復号チップ」
Claims (2)
- 【請求項1】入力データよりシンドロームを生成するシ
ンドローム生成手段と、 符号化の指示により符号化定数を出力し、復号の指示に
より符号長補正定数を出力する定数出力手段と、 乗算手段と、 復号の際に、前記定数出力手段により出力される符号長
補正定数と、前記シンドローム生成手段により生成され
たシンドロームとを前記乗算手段により乗算し、該乗算
の結果に定数を符号長回乗じる第1の演算手段と、 復号の際に、該第1の演算手段の異なる2つの出力同士
の排他的論理和、該排他的論理和の2乗、及び前記排他
的該論理和同士の排他的論理和を演算する第2の演算手
段と、 復号の際に、前記論理和同士の和のべき乗を演算して出
力し、該出力と前記第2の演算手段より出力される前記
論理和の2乗を前記乗算手段で乗じた結果を受けて、該
論理和の2乗を前記論理和同士の和で除算した除算結果
を出力する第3の演算手段と、 復号の際に、前記第2の演算手段より出力される前記排
他的論理和同士を前記乗算手段により乗じた結果と、前
記第2の演算手段より出力される前記排他的論理和の2
乗とに基づいて、2重誤りの位置を検出し、前記第2の
演算手段より出力される前記排他的論理和に基づいて1
重誤りの位置を検出する誤り位置検出手段と、 符号化に際して、前記定数出力手段により出力される符
号化定数と、前記シンドローム生成手段により生成され
たシンドロームとを前記乗算手段により乗算した結果に
基づいてパリティを生成するとともに、復号に際して、
前記第3の演算手段より出力される前記除算結果に基づ
いて、誤りのパターンを生成する生成手段とを具えるこ
とを特徴とする符号化・復号回路。 - 【請求項2】前記定数出力手段が、訂正能力の指示に基
づいて、対応する符号化定数を出力することを特徴とす
る特許請求の範囲第1項記載の符号化・復号回路。
Priority Applications (9)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61232008A JP2566929B2 (ja) | 1986-09-30 | 1986-09-30 | 符号化・復号回路 |
EP96200874A EP0723342B1 (en) | 1986-09-30 | 1987-09-29 | Error correction apparatus |
DE3752367T DE3752367T2 (de) | 1986-09-30 | 1987-09-29 | Fehlerkorrekturgerät |
DE3751958T DE3751958T2 (de) | 1986-09-30 | 1987-09-29 | Fehlerkorrekturgerät |
EP87308648A EP0262944B1 (en) | 1986-09-30 | 1987-09-29 | Error correction apparatus |
EP93201798A EP0566215B1 (en) | 1986-09-30 | 1987-09-29 | Error correction apparatus |
DE3789266T DE3789266T2 (de) | 1986-09-30 | 1987-09-29 | Fehlerkorrekturgerät. |
US08/400,521 US5590138A (en) | 1986-09-30 | 1995-03-07 | Error correction apparatus |
US08/701,327 US5774389A (en) | 1986-09-30 | 1996-08-23 | Error correction apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61232008A JP2566929B2 (ja) | 1986-09-30 | 1986-09-30 | 符号化・復号回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6386928A JPS6386928A (ja) | 1988-04-18 |
JP2566929B2 true JP2566929B2 (ja) | 1996-12-25 |
Family
ID=16932500
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61232008A Expired - Lifetime JP2566929B2 (ja) | 1986-09-30 | 1986-09-30 | 符号化・復号回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2566929B2 (ja) |
-
1986
- 1986-09-30 JP JP61232008A patent/JP2566929B2/ja not_active Expired - Lifetime
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
電子情報通信学会技術研究報告,信学技報Vol.87,No.52,岩村・今井・土肥著「IT87−13.データフォーマットに対して可変性のあるリードソロモン符号化復号チップ」 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6386928A (ja) | 1988-04-18 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |