JP2566883B2 - 砕石・骨材フィーダにおける洩れ防止装置 - Google Patents
砕石・骨材フィーダにおける洩れ防止装置Info
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- Preparation Of Clay, And Manufacture Of Mixtures Containing Clay Or Cement (AREA)
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Description
ベルトあるいは破砕機等の後工程機に対して所定量づつ
投入するようにした砕石・骨材フィーダ、特に砕石等の
投入を往復動する荷受板によって行うようにした砕石・
骨材フィーダに付設されて、小石等の洩れを防止する装
置に関するものである。
るいは鉱山から掘り出された鉱石等は、搬送ベルト等の
搬送機によって所定の場所に搬送しなければならない
し、あるいは破砕機等の後工程機に対して投入しなけれ
ばならない。また、砕石・骨材等の後工程機等に対する
投入は、所定量づつ行わないと、後工程機の加工能力を
超えて安定した加工や搬送が行えない。以上のような場
合に従来より使用されているのが、所謂フィーダと呼ば
れるものである。
にも示すように、砕かれた砕石・骨材あるいは掘り出さ
れた鉱石等をホッパ内に一旦貯めておき、このホッパの
下端開口の下方に配置した荷受板を往復動(図1では左
右動)させることにより、荷受板上に所定量づつ送り出
すようにしたものである。すなわち、ホッパ内に貯めら
れた砕石等は、荷受板が前方(図1では図示右方)に移
動する際に荷受板上に所定量供給され、荷受板が後方
(図1では図示左方)に移動する際に、荷受板上に近接
しているホッパの後方下端縁(図1中の後面板212)
によって止められて荷受板のみが後方に移動する。そし
て、次の荷受板の前動によって、ホッパ内の砕石が荷受
板上に供給されるのである。
ては、ホッパの下端開口と荷受板との間に、両者の相対
移動を可能とするための一定の隙間が必要となっている
のであり、この隙間の存在と、砕石等の中には小さな石
や砂あるいはこれらを含んだ水等が混じっていること
が、次のような一つの問題発生原因となっているのであ
る。
いては、ホッパの下端開口と荷受板との間に存在してい
る隙間から、砕石中にあった製品とはならない細かい小
石や砂、余分なものである土砂、あるいはこれらを含ん
だ水が当該フィーダの周囲に洩れ出てしまって周囲を汚
すだけでなく、その処理を余儀なくされていたのであ
る。この種の砕石・骨材フィーダは、毎日何百トンもの
量の砕石等の送り出しを行うものであり、その内の仮に
1%の小石等が当該フィーダの周囲に洩れ出るとして
も、その清掃等の処理を行わなければならない量は、毎
日相当なものになっていたのである。
フィーダについて、小石等を外に洩れ出さないようなも
のとするにはどうしたらよいかについて種々検討を重ね
てきた結果、本発明を完成したのである。
な経緯に基づいてなされたもので、その解決しようとす
る課題は、砕石等の中に含まれている小石等がフィーダ
による送り出しの際に周囲に洩れ出ることである。
ィーダによる送り出し時において、砕石等の中に含まれ
る小石等を確実に受け取って、送り出されるべき砕石等
を一緒に搬出することのできる洩れ防止装置を、簡単な
構成によって提供することにある。
めに、本発明の採った手段は、実施例において使用する
符号を付して説明すると、「ホッパ210内に投入した
砕石・骨材40を、このホッパ210の下端開口211
の下方に配置した荷受板10を往復動させることによ
り、この荷受板10上に所定量づつ送り出すようにし
て、この荷受板10上に送り出された砕石・骨材40を
当該荷受板10の前端から後工程機300等に向けて投
入するようにした砕石・骨材フィーダ200において、
荷受板10の後端縁及び左右両側縁であって、ホッパ2
10の下端開口211縁が相対移動する範囲の全体をカ
バーする部分に、一本の後端スクリューコンベア20と
左右の側端スクリューコンベア30・30とをそれぞれ
配置するとともに、後端スクリューコンベア20の両端
下方に各側端スクリューコンベア30の後端をそれぞれ
配置して、各スクリューコンベア20・30の周囲に、
これらの各スクリューコンベア20・30側に落下して
きた小石等50が外に洩れ出ないようにそれぞれ防止す
るコンベア壁22・32を配置したことを特徴とする洩
れ防止装置100」である。
おいては、砕石・骨材フィーダ200を構成しているホ
ッパ210と荷受板10との間に隙間が存在するのをそ
のまま許容しておきながら、このホッパ210と荷受板
10との隙間から洩れ出る小石等50を積極的に受け止
めて荷受板10の前端側に送り出す後端スクリューコン
ベア20、及び左右一対の側端スクリューコンベア30
とを、荷受板10と一体的に設けたものなのである。
防止装置100の作用を、これを付設した砕石・骨材フ
ィーダ200全体の作用と同時に説明すると、まず図示
しない装置によって砕石された砕石・骨材等40あるい
は採鉱された鉱石等は、図1に示したホッパ210内に
投入される。このホッパ210の前部下端と荷受板10
との間には、砕石・骨材等40が送り出されるための開
口が形成してあるから、ホッパ210内に投入された砕
石・骨材等40の一部はこの荷受板10上に転がるが、
このホッパ210の後面板212の下端は荷受板10と
の間に僅かな隙間を残して配置してあるため、砕石・骨
材等40が図1に示した位置より図示左方に転がったり
移動することはない。
り、図1に示したチェーンホイル221が回転される
と、このチェーンホイル221に対して偏心させた状態
で設けてある偏心軸222が回転し、この偏心軸222
にクランク223が連結してあるから、クランク223
の先端(図示右端)は案内部材によって前後動すること
になる。このクランク223の先端には荷受板10の後
端が連結してあるから、結果として、この荷受板10
は、ホッパ210の下方において、図1の左右方向に前
後動することになるのである。
に、ホッパ210内に投入されていた砕石・骨材等40
が荷受板10上に順次送り出されるのであり、これによ
り、荷受板10の先端(図1〜図3では図示右端)から
砕石・骨材等40が後工程機300等内に所定量づつ投
入されることになるのである。
下端開口211との関係を相対的に示すと、図8の通り
である。すなわち、荷受板10を固定してみてみると、
ホッパ210の下端開口211は前後動幅L1で以って
前後するのであり、この場合に、ホッパ210の下端開
口211は横振れ幅L2で以って荷受板10に対して相
対移動するのである。何故なら、各図において明示はし
ていないが、荷受板10とホッパ210とを、上記した
ように相対移動可能なものとするには、両者間にはどう
しても隙間を存在させなければならないのであるが、こ
の隙間の存在によって、特にホッパ210の横振れ幅L
2は、たとえ数ミリであっても、ある程度は避けられな
いものとなっているからである。
受板10の上記の特に横振れ幅L2をカバーする部分に
おいて左右の側端スクリューコンベア30をそれぞれ配
置しているとともに、荷受板10の後端縁上に後端スク
リューコンベア20を配置している。これにより、ホッ
パ210と荷受板10との相対的隙間から砕石・骨材等
40中に存在していた小石等50が荷受板10から落下
するか、洩れ出ようとしても、この小石等50は、後端
スクリューコンベア20及び一対の側端スクリューコン
ベア30と、これらを包み込んでいる案内樋33等によ
って完全に受け止められるのである。
ンベア20及び側端スクリューコンベア30は、それぞ
れ駆動モータ21・31によって駆動されているから、
小石等50から最終的には、荷受板10の前端側に送り
出されるのである。すなわち、後端スクリューコンベア
20においては、図2、図4及び図7に示すように、そ
のスクリューが中心において逆に形成してあって、これ
が、それぞれ左右方向に延在しているから、駆動モータ
21によって後端スクリューコンベア20が駆動される
ことにより、小石等50は荷受板10の後端において左
右両側にまず送り出されるのである。
に落下して左右に送られた小石等50は、特に図7に示
したように、下方に位置する各側端スクリューコンベア
30の後端上に落下することになるのである。また、こ
の間において、荷受板10の両側端において洩れ出た小
石等50は各側端スクリューコンベア30上に落下して
いるのである。従って、各側端スクリューコンベア30
が駆動モータ31によって駆動されていれば、小石等5
0は各側端スクリューコンベア30のスクリューによっ
て荷受板10の前端側に向けて送り出されるのである。
勿論、以上の後端スクリューコンベア20及び側端スク
リューコンベア30は、図2〜図4等において示したよ
うに、その外側を各コンベア壁22・32等によって囲
ってあるため、各後端スクリューコンベア20及び側端
スクリューコンベア30の作動中に小石等50が外に飛
び出すことはない。
ア30の前端側に送り出された小石等50は、各側端ス
クリューコンベア30の案内樋33の前端下面に設けて
ある砕石・骨材等40から後工程機300等上に落下す
るのであり、結果として、小石等50が砕石・骨材フィ
ーダ200の周囲に洩れ出ることはないのである。
図面に示した実施例について説明すると、図1にはこの
洩れ防止装置100を付設した砕石・骨材フィーダ20
0の側断面図が示してある。この砕石・骨材フィーダ2
00は、砕石・骨材等40や鉱石等が投入されるホッパ
210と、このホッパ210の下方に前後動される荷受
板10とを備えているものであり、この荷受板10に本
発明に係る洩れ防止装置100が一体化してあるのであ
る。
の下端開口211の前部下端を荷受板10の上面から砕
石・骨材等40を送り出せる程度引き離したものであ
り、下端開口211を形成しているの後面板212の下
端を荷受板10の上面に近接させて構成したものであ
る。なお、図1に示したホッパ210の前面側には複数
のチェーンが設けてあり、このチェーンによって砕石・
骨材等40が急激に荷受板10上に転動しないようにし
てある。
(図2の図示右端)が下方となるように傾斜させた状態
で配置されるもので、その下面に支持レール11を一体
化したものである。各支持レール11は、当該砕石・骨
材フィーダ200を構成している基枠側に設けた支持ロ
ーラ224を案内されるものであり、荷受板10の前後
動を円滑に行うためのものである。
ンク223が連結してあり、このクランク223の他端
は基枠上に設けたチェーンホイル221の偏心軸222
に連結してある。つまり、このチェーンホイル221
は、図示しない駆動源によって回転されるものであり、
このチェーンホイル221に偏心した状態の偏心軸22
2にクランク223を連結することにより、このチェー
ンホイル221の回転力を荷受板10の前後のための駆
動力とすべく構成してある。
端縁と、左右両端縁側には、一本の後端スクリューコン
ベア20と、左右一対の側端スクリューコンベア30と
がそれぞれ配置してある。これら後端スクリューコンベ
ア20及び側端スクリューコンベア30は、ホッパ21
0の下端開口211が相対移動する範囲をカバーする位
置に配置したものであり、上方からこぼれてきた、ある
いは洩れてきた小石等50を確実に受けとめる位置に配
置したものである。
図7にも示したように、その中心から反対向きとなるス
クリューが一体化してあり、当該後端スクリューコンベ
ア20を回転させたとき、そのスクリュー間に位置した
小石等50を左右両端側に送り出すようにしたものであ
る。この後端スクリューコンベア20は、特に図7に示
したように、側端スクリューコンベア30側の案内樋3
3の下面に取付けた駆動モータ21によって回転駆動さ
れるものである。
は、荷受板10の後端縁上に配置したものであり、荷受
板10の後端縁に一体化したコンベア壁22によってそ
の後端を囲んだものである。本実施例の荷受板10の前
側は、直接荷受板10上に連なっているため、コンベア
壁22のような特別な部材で囲むようなことはしていな
いが、コンベア壁22より低い隔壁によって囲んで当該
荷受板10の保護を行うように実施してもよいことは当
然である。
図7に示したように、後端スクリューコンベア20の両
端下方に後端を配置した案内樋33内に収納してある。
この案内樋33及びその中に収納・配置した側端スクリ
ューコンベア30は、図2及び図3に示したように、荷
受板10の両側端縁全体に沿って設けたものである。換
言すれば、各側端スクリューコンベア30は、後端スク
リューコンベア20によってとらえられて送り出されて
きた小石等50を確実に受け取るとともに、ホッパ21
0の相対移動によってその下端開口211の両側から洩
れ出た小石等50をも受け取るものである。また、案内
樋33の外側壁はコンベア壁32としてあり、各案内樋
33内に受け取った小石等50が砕石・骨材フィーダ2
00外に飛び出したり、洩れ出たりしないようにしてあ
る。
納している案内樋33の前端底面には、例えば図3に示
したように投下穴34が形成してあり、これら各投下穴
34から前端側に送り出した小石等50を、図1及び図
5に示したように、荷受板10の前端側に位置する後工
程機300等上に投下するようにしている。
上記実施例にて例示した如く、「ホッパ210内に投入
した砕石・骨材40を、このホッパ210の下端開口2
11の下方に配置した荷受板10を往復動させることに
より、この荷受板10上に所定量づつ送り出すようにし
て、この荷受板10上に送り出された砕石・骨材40を
当該荷受板10の前端から後工程機300等に向けて投
入するようにした砕石・骨材フィーダ200において、
荷受板10の後端縁及び左右両側縁であって、ホッパ2
10の下端開口211縁が相対移動する範囲の全体をカ
バーする部分に、一本の後端スクリューコンベア20と
左右の側端スクリューコンベア30・30とをそれぞれ
配置するとともに、後端スクリューコンベア20の両端
下方に各側端スクリューコンベア30の後端をそれぞれ
配置して、各スクリューコンベア20・30の周囲に、
これらの各スクリューコンベア20・30側に落下して
きた小石等50が外に洩れ出ないようにそれぞれ防止す
るコンベア壁22・32を配置したこと」にその構成上
の特徴があり、これにより、フィーダによる送り出し時
において、砕石等の中に含まれる小石等を確実に受け取
って、送り出されるべき砕石等を一緒に搬出することの
できる洩れ防止装置を、簡単な構成によって提供するこ
とができるのである。
0を付設した砕石・骨材フィーダ200によれば、ホッ
パ210と荷受板10との相対移動を可能にする隙間を
存在させたままとすることができて、砕石・骨材等40
の所定量毎の送り出しを十分行うことができることは当
然として、荷受板10の前後動の際に、それまで大量に
こぼれたり洩れ出たりしていた小石等50を確実に受け
止めることができ、しかもこの受け止めた小石等50を
砕石・骨材等40を受け取るべき後工程機300等内に
確実に投下することができるのである。従って、本発明
に係る洩れ防止装置100を付設した砕石・骨材フィー
ダ200の周囲に小石等50がこぼれ出すことがなく、
従来必要であった清掃作業を全く不要にすることができ
るのである。
材フィーダの側断面図である。
リューコンベアの組付状態を示す部分拡大図である。
分拡大図である。
受板の位置関係を、荷受板10を静止させた状態でみた
平面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】ホッパ内に投入した砕石・骨材を、このホ
ッパの下端開口の下方に配置した荷受板を往復動させる
ことにより、この荷受板上に所定量づつ送り出すように
して、この荷受板上に送り出された前記砕石・骨材を当
該荷受板の前端から後工程機等に向けて投入するように
した砕石・骨材フィーダにおいて、 前記荷受板の後端縁及び左右両側縁であって、前記ホッ
パの下端開口縁が相対移動する範囲の全体をカバーする
部分に、一本の後端スクリューコンベアと左右の側端ス
クリューコンベアとをそれぞれ配置するとともに、前記
後端スクリューコンベアの両端下方に前記各側端スクリ
ューコンベアの後端をそれぞれ配置して、 各スクリューコンベアの周囲に、これらの各スクリュー
コンベア側に落下してきた小石等が外に洩れ出ないよう
にそれぞれ防止するコンベア壁を配置したことを特徴と
する洩れ防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6177913A JP2566883B2 (ja) | 1994-07-29 | 1994-07-29 | 砕石・骨材フィーダにおける洩れ防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6177913A JP2566883B2 (ja) | 1994-07-29 | 1994-07-29 | 砕石・骨材フィーダにおける洩れ防止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0840518A JPH0840518A (ja) | 1996-02-13 |
JP2566883B2 true JP2566883B2 (ja) | 1996-12-25 |
Family
ID=16039258
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6177913A Expired - Fee Related JP2566883B2 (ja) | 1994-07-29 | 1994-07-29 | 砕石・骨材フィーダにおける洩れ防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2566883B2 (ja) |
-
1994
- 1994-07-29 JP JP6177913A patent/JP2566883B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0840518A (ja) | 1996-02-13 |
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