JP2566714Y2 - 酒器セット - Google Patents

酒器セット

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JP2566714Y2
JP2566714Y2 JP5667692U JP5667692U JP2566714Y2 JP 2566714 Y2 JP2566714 Y2 JP 2566714Y2 JP 5667692 U JP5667692 U JP 5667692U JP 5667692 U JP5667692 U JP 5667692U JP 2566714 Y2 JP2566714 Y2 JP 2566714Y2
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sake
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健興 傅
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株式会社咸亨酒店
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、徳利と、盃と、徳利を
離脱可能に受け入れる容器とを備え、特に酒の保温を行
うなめに用いる酒器セットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】飲酒をする人においては、酒を常温で飲
むことを趣向する人、酒を冷却して飲むことを趣向する
人、酒を加温した状態で飲むことを趣向する人など人に
よって種々の飲酒形態がある。
【0003】従来、上述した酒を冷却もしくは加温した
状態で飲む飲酒形態の要求を満たすには、酒器を用いて
冷却もしくは加温等の保温を行っている。酒器は、図1
0に示すように、徳利1と、盃2と、徳利1を離脱可能
に受け入れる容器3とを有している。
【0004】例えば、紹興酒もしくは日本酒等を加温し
て飲むことを趣向する人に酒を提供する場合には、いわ
ゆる人肌程度の温度に酒を加温(燗)して飲ませる。酒
燗は、まず、徳利1に常温の酒を収容して、この徳利1
を加温して酒を所望する温度に燗する。その後に、徳利
1に収容されている酒を盃2に適量づつ注ぎ飲酒する。
また、酒店舗においては、酒を所望する温度に加温した
状態で、徳利1に収容したものを客に提供する場合もあ
る。
【0005】なお、酒を冷却して飲むことを趣向する人
に冷酒を提供する場合には、上述の加温を冷却に替えて
提供している。
【0006】ところで、酒を飲む人に加温した酒もしく
は冷却した酒を提供すると、時間が経過するにつれて徳
利1内に収容されている残りの酒が常温に戻ってしまう
ことから趣向する酒を味わうことができないため、加温
もしくは冷却した酒を保温するための容器3を用てい
る。即ち、容器3には予め加熱した湯水もしくは冷却し
た冷却水、氷等の媒体を収容しておき、徳利1を媒体中
に収容しておくと、加温をした状態の温度もしくは冷却
状態の温度をある程度保つことが可能である。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た酒器セットでは、単に、容器3に徳利1を収容するの
みであり、容器3の上端開口が広口に形成されているた
め、保温媒体の熱が外部に逃げやすくなり保温性能が劣
るという問題がある。この問題を解決するには、周知の
保温ポット等の構成を採用すればよいが、容器3の構造
が複雑になるととも、組み立て部品も多くなってしまう
ため廉価な容器3を得ることが困難である。
【0008】また、酒器は、徳利1、盃2及び容器3が
それぞれ別なものであるため、これらを収納しておくた
めの棚や場所を個別に必要としたり、梱包箱の中に、徳
利1、盃2及び容器3を収納する場合に、梱包箱が大き
くなってしまうという問題がある。
【0009】それ故に本考案の課題は、保温効果に優
れ、かつコンパクトに収納することができる酒器セット
を提供することにある。
【0010】また、本考案の他の課題は、搬送が容易に
でき、搬送時における放熱を防ぐことができる酒器セッ
トを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本考案によれば、徳利
と、盃と、前記徳利を離脱可能に受け入れる容器とを
する酒器セットにおいて、前記容器は前記徳利を受け入
れる側である上面に前記徳利の外面に接近もしくは接触
する寸法の口縁にて規程された開口を有し、前記徳利は
前記開口を通して前記容器内に挿入される胴体部と、該
胴体部に結合され該胴体部が前記容器内に受け入れられ
た状態で前記容器の外に突出する把持部とを有し、前記
把持部には注ぎ口が形成されており、前記盃は前記把持
部を覆いかつ前記開口の周囲の前記上面に前記盃の開口
端が当接する寸法のものであることを特徴とする酒器セ
ットが得られる。
【0012】また、本考案によれば、前記徳利は前記胴
体部が前記容器内に受け入れられた状態で前記容器の上
面に係合して前記容器が内方へ移動するのを阻止する鍔
部を有し、前記盃の開口端は前記胴体部が前記容器内に
受け入れられた状態で前記鍔部の外側に位置することを
特徴とする酒器セットが得られる。
【0013】また、本考案によれば、前記容器の前記上
面部には前記胴体部が前記容器内に 受け入れられた状態
で前記盃が径方向の外側へ移動するのを係止する突起が
形成されていることを特徴とする酒器セットが得られ
る。
【0014】
【作用】容器には媒体を収容する。徳利には所望する温
度に設定した酒を収容する。徳利は胴体部を容器の開口
から容器の内部へ挿入する。この状態で、徳利の把持部
が容器の外に突出される。また、徳利の鍔部は容器の口
縁に係合して容器の内方への移動が阻止される。さら
に、徳利の鍔部が容器の口縁に係合していることから、
徳利が容器に架設された状態になるため、徳利の外底面
は、容器の内底面と離れている。
【0015】したがって、媒体によって、徳利の胴体部
のすべてが保温される。さらに、盃は把持部を覆いかつ
開口の周囲で容器に当接する寸法のものであり、胴体部
に結合され容器の外に突出する把持部を覆っているた
め、酒器セットを搬送するときに熱を外に逃がすことが
なく、梱包時には一体の状態で収納される。
【0016】なお、酒を盃に注ぐときには、容器から盃
を反転して取り外した後、徳利を容器から取り出して盃
に適量の酒を注ぐ。その後、徳利は、再び容器に挿入し
ておけば長時間にわたって徳利内の酒の保温ができる。
容器は受け入れた徳利の外面に接近もしくは接触する寸
法の口縁にて規程された開口を有しているため、保温媒
体の熱が直接外部に放出されることがほとんどない。
【0017】
【実施例】次に、本考案の実施例について添付の図面を
参照しながら説明する。
【0018】図1乃至図4を参照して、酒器セットは、
徳利10と、盃11と、徳利10を離脱可能に受け入れ
る容器12とを有している。
【0019】容器12は、図4にも示すように、受け入
れた徳利10の外面に接近もしくは接触する寸法の口縁
13にて規程された開口14と、この開口(図4を参
照)14を中央部分に形成した上面部15とを有してい
る。徳利10は、図5及び図6にも示すように、容器1
2の開口14を通して容器12の内に挿入される胴体部
16と、この胴体部16に結合され容器12の外に突出
する把持部17とを有している。また、徳利10は口縁
13の近傍の上面部15に係合して容器12の内方への
移動を阻止する鍔部18を有している。即ち、鍔部18
は、上面部15架設されるものであって、把持部17
の下端から径方向の外側へのびているものである。
【0020】したがって、鍔部18は、胴体部16の径
方向の寸法よりも外側に突出している。また、把持部1
7の上端には注ぎ口20が形成されている。盃11は、
図7及び図8にも示すように、徳利10の把持部17を
覆い、盃11の開口端が容器12の開口14の周囲にか
容器12の上面部15に当接する径寸法をもつのもの
である。
【0021】さらに、容器12の上面部15には盃11
径方向の移動を係止する突起21が形成されている。
突起21は容器12の上面部15から上方へ突出してい
る。上面部15には、この突起21が容器12の開口1
4に受け入れられた徳利16の鍔部18よりも外側に環
状に形成されている。図1及び図2に示す状態では、鍔
部18と突起21との間の上面部15に盃11の開口
が当接されている。
【0022】次に、この酒器セットの使用方法の一実施
例について述べる。
【0023】容器12には、冷却、加熱もしくは保温等
の酒の趣向によって、所定温度に加熱された湯、氷、蓄
熱材料もしくは化学的熱反応部材等の媒体(図示せず)
を選択して収容する。徳利10には、所望する温度に設
定した酒を収容する。徳利10は胴体部16を容器12
の開口14から容器12の内部へ挿入する。この状態
で、徳利10の把持部17が容器12の外に突出してい
る。また、徳利10の鍔部18は容器12の上面部15
に係合するので容器12の内方への移動が阻止される。
さらに、徳利10の鍔部18が容器12の上面部15に
係合していることから、徳利10が容器12に架設され
た状態になるため、徳利10の外底面と容器12の内底
面とは離間している。
【0024】したがって、媒体によって、徳利10の胴
体部17のすべてが保温される。さらに、盃11は把持
部17を覆いかつ上面部15で容器12に当接する寸法
のものであり、胴体部16に結合され容器12の外に突
出する把持部17を覆っているため、酒器セットを搬送
するときに熱を外に逃がすことがなく搬送される。
【0025】なお、酒を盃11に注ぐときには、容器1
2から盃11を反転して取り外した後、徳利10を容器
12から取り出して盃11に適量の酒を注ぐ。その後、
容器12内に酒がなくなった時には、容器12内に再び
酒を注ぎ込み、盃11によって把持部17を覆いかつ上
面部15に当接した状態でしばらく保っておけば、
によって容器12内の酒が熱を外に逃がすことなく保温
される。このように、徳利10は、再び容器12に挿入
しておけば長時間にわたって徳利10内の酒の保温がで
きる。容器12は受け入れた徳利10の外面に接近もし
くは接触する寸法の口縁13にて規程された開口14を
有し、しかも盃11が把持部17を覆っているので、媒
体の熱が直接外に放出されることがほとんどない。
【0026】なお、この酒器セットは、徳利10、盃1
1及び容器12が一体にセットされるので、搬送時には
容器12を持ち運べば徳利10及び盃11も同時に運べ
る。
【0027】また、保管時には徳利10、盃11及び容
器12が一体にセットされた酒器セットを保管する。ま
た、徳利10、盃11及び容器12が一体にセットされ
た状態で棚に保管したり、梱包箱に入れて保管する。
【0028】なお、上述した実施例においては、容器1
2に盃11を天地逆にしてセットしている。盃11を図
8に示すような酒を注ぐ状態の姿勢にして開口14の口
縁13に係合することはできない。しかし、把持部17
と、盃11の寸法を適当な寸法に設計すると、図9に示
すように、盃11を開口14の口縁13に架設すること
も可能である。この際、容器12の内部に媒体などを収
容しておくことによって、常温の酒を冷却もしくは加熱
することも可能となる。
【0029】なお、実施例では、酒の保温について述べ
たが、酒に限らず、例えば、他の趣向飲料においても利
用することができ、容器12及び徳利10は、陶器、磁
器乃至ガラス等の材料で作られ、特に材質を選ばず、実
施例の形状も限定されるものではない。
【0030】
【考案の効果】上記したように、本考案によれば、容器
は徳利の外面に接近もしくは接触する寸法の口縁にて規
程された開口を有していることから、媒体の熱が直接外
部に放出されることがほとんどないため、効率の良い酒
の保温ができる。しかも、容器内に酒がなくなった場合
には容器に酒を注ぎ込み、盃によって把持部を覆うこと
により媒体の熱を直接外に放出させることなく保温がで
き、保温された酒を盃を反転して取り外した後、徳利を
容器から取り出して盃に適量の酒を注ぐようにすること
ができる。
【0031】また、徳利の把持部が容器の外に突出さ
れ、徳利の鍔部は容器の口縁近傍に係合して容器の内方
への移動が阻止されることから、徳利が容器に架設され
た状態になり、徳利の外底面は、容器の内底面と離れて
いるため胴体部に効率良く熱を伝えることができる。
【0032】また、盃は把持部を覆いかつ開口の周囲の
上面に盃の開口端を当接した状態で、徳利、盃及び容器
を一体にセットし容易に搬送ができるとともに、全体を
コンパクトな形状とすることができることから、小さな
梱包箱に収納することができる。
【0033】さらに、徳利の把持部と、盃の寸法を適当
な寸法に設計すると、盃を開口に架設するもとも可能で
あることから、容器の内部に媒体を収容しておくことに
よって、常温の酒を冷却もしくは保温することも可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の酒器セットの一実施例を示す側面図で
ある。
【図2】図1の酒器セットのII−II断面図である。
【図3】図1の酒器セットの平面図である。
【図4】図1の酒器セットの容器を示す平面図である。
【図5】図1の徳利の平面図である。
【図6】図1の徳利の側面図である。
【図7】図1の盃の底面図である。
【図8】図1の盃の側面図である。
【図9】本考案の酒器セットの他の実施例を示す断面図
である。
【図10】従来の酒器の一部断面をした側面図である。
【符号の説明】
1,10 徳利 2,11 盃 3,12 容器 13 口縁 14 開口 15 上面部 16 胴体部 17 把持部 18 鍔部 21 突起

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 徳利と、盃と、前記徳利を離脱可能に受
    け入れる容器とを有する酒器セットにおいて、前記容器
    前記徳利を受け入れる側である上面に前記徳利の外面
    に接近もしくは接触する寸法の口縁にて規程された開口
    を有し、前記徳利は前記開口を通して前記容器内に挿入
    される胴体部と、該胴体部に結合され該胴体部が前記容
    器内に受け入れられた状態で前記容器の外に突出する把
    持部とを有し、前記把持部には注ぎ口が形成されてお
    り、前記盃は前記把持部を覆いかつ前記開口の周囲の前
    記上面に前記盃の開口端が当接する寸法のものであるこ
    とを特徴とする酒器セット。
  2. 【請求項2】 前記徳利は前記胴体部が前記容器内に受
    け入れられた状態で前記容器の上面に係合して前記容器
    が内方へ移動するのを阻止する鍔部を有し、前記盃の開
    口端は前記胴体部が前記容器内に受け入れられた状態で
    前記鍔部の外側に位置することを特徴とする請求項1記
    載の酒器セット。
  3. 【請求項3】 前記容器の前記上面部には前記胴体部が
    前記容器内に受け入れられた状態で前記盃が径方向の外
    側へ移動するのを係止する突起が形成されていることを
    特徴とする請求項1記載の酒器セット。
JP5667692U 1992-08-12 1992-08-12 酒器セット Expired - Lifetime JP2566714Y2 (ja)

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JPH0617641U JPH0617641U (ja) 1994-03-08
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JP6145665B2 (ja) * 2013-07-25 2017-06-14 長谷製陶株式会社 徳利用保温保冷器および保温保冷酒器セット

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JPH0617641U (ja) 1994-03-08

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