JP2566269Y2 - 移動ウエイト付シールド機 - Google Patents
移動ウエイト付シールド機Info
- Publication number
- JP2566269Y2 JP2566269Y2 JP2659293U JP2659293U JP2566269Y2 JP 2566269 Y2 JP2566269 Y2 JP 2566269Y2 JP 2659293 U JP2659293 U JP 2659293U JP 2659293 U JP2659293 U JP 2659293U JP 2566269 Y2 JP2566269 Y2 JP 2566269Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shield machine
- weight
- moving weight
- shield
- soft ground
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、機械堀シールド工法に
より極軟弱地盤を施工するシールド機に関する。
より極軟弱地盤を施工するシールド機に関する。
【０００２】
【従来の技術】機械堀シールド工法により極軟弱地盤を
掘進する場合、例えば、図６に示すように、浮力Ｇによ
りシールド機１が上方に設計線Ｓから外れることがあ
り、これを修正するために、図７を参照して、時間当た
りの上側のジャッキ２２のストロークを大とし、下側の
ジャッキ２３のストロークを小として下側にむいたモー
メントＭを発生させる技術は知られている。
掘進する場合、例えば、図６に示すように、浮力Ｇによ
りシールド機１が上方に設計線Ｓから外れることがあ
り、これを修正するために、図７を参照して、時間当た
りの上側のジャッキ２２のストロークを大とし、下側の
ジャッキ２３のストロークを小として下側にむいたモー
メントＭを発生させる技術は知られている。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
技術は極軟弱地盤では、図８を参照して、モーメントに
よる力Ｆのためシールド機だけ曲り、作業に支障が出る
と共に危険である。
技術は極軟弱地盤では、図８を参照して、モーメントに
よる力Ｆのためシールド機だけ曲り、作業に支障が出る
と共に危険である。
【０００４】ここで、符号２０はセグメントを示してい
る。
る。
【０００５】したがって、本考案は、極軟弱地盤でも確
実に掘進方向を維持できるシールド機を提供する事を目
的としている。
実に掘進方向を維持できるシールド機を提供する事を目
的としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本考案によれば、機械堀
シールド工法により極軟弱地盤を施工するシールド機に
おいて、シールド機に移動ウエイトを取付け、そのウエ
イトの前後方向の位置を制御する位置制御手段を設けて
いる。
シールド工法により極軟弱地盤を施工するシールド機に
おいて、シールド機に移動ウエイトを取付け、そのウエ
イトの前後方向の位置を制御する位置制御手段を設けて
いる。
【０００７】
【作用】上記のように構成された移動ウエイト付きシー
ルド機において、極軟弱地盤により設計線に対して浮力
のためシールド機が上方に向きを変える場合、シールド
機に設けられた移動ウエイトの位置を位置制御手段で前
方に移動し、シールド機の前側に重心を移動させてシー
ルド機が浮力により上向きになることを防止して、設計
線に沿って掘進するよう制御される。
ルド機において、極軟弱地盤により設計線に対して浮力
のためシールド機が上方に向きを変える場合、シールド
機に設けられた移動ウエイトの位置を位置制御手段で前
方に移動し、シールド機の前側に重心を移動させてシー
ルド機が浮力により上向きになることを防止して、設計
線に沿って掘進するよう制御される。
【０００８】
【実施例】以下、図面を参照して、本考案の実施例を説
明する。
明する。
【０００９】図１および図２において、シールド機１に
は複数の移動ウエイトユニット２、２が設けられてい
る。
は複数の移動ウエイトユニット２、２が設けられてい
る。
【００１０】その移動ウエイトユニット２は両端を軸受
４、４で支持されたねじ棒３とそのねじ棒３に螺合され
たウエイト５とねじ棒３を左右両方向に選択的に回転さ
せるモータ６とで構成されている。
４、４で支持されたねじ棒３とそのねじ棒３に螺合され
たウエイト５とねじ棒３を左右両方向に選択的に回転さ
せるモータ６とで構成されている。
【００１１】また、ウエイト５は移動ウエイトユニット
５のケーシング２ａに対して、回転不能にかつ摺動自在
に取付けられている。
５のケーシング２ａに対して、回転不能にかつ摺動自在
に取付けられている。
【００１２】したがって、モータ６を右または左に回転
させることにより、移動ウエイト５を前方または後方に
移動させることができ、シールド機に浮力を与えるほど
の極軟弱地盤でシールド機の重心を移動して掘進方向を
制御できる。
させることにより、移動ウエイト５を前方または後方に
移動させることができ、シールド機に浮力を与えるほど
の極軟弱地盤でシールド機の重心を移動して掘進方向を
制御できる。
【００１３】図３は移動ウエイトの位置を移動する位置
制御手段の別の実施例を示し、スプロケット９、１０に
掛けられたチェン８には移動ウエイト７が固定され、そ
のチェン８はモータ１１で駆動されるよう構成されてい
る。
制御手段の別の実施例を示し、スプロケット９、１０に
掛けられたチェン８には移動ウエイト７が固定され、そ
のチェン８はモータ１１で駆動されるよう構成されてい
る。
【００１４】したがって、モータ１１を左右に選択的に
回転させる事で、移動ウエイト７を前後に移動させるこ
とができる。
回転させる事で、移動ウエイト７を前後に移動させるこ
とができる。
【００１５】図４および図５は本考案の別の実施例を示
し、シールド機１の内周には複数のバラストチャンバー
１５が設けられ、それらのバラストチャンバー１５、１
５…はそれぞれバルブ１６とバルブ１７とを介して、比
重の大きい流体を供給する供給回路１８と排出回路１９
とに連結されている。
し、シールド機１の内周には複数のバラストチャンバー
１５が設けられ、それらのバラストチャンバー１５、１
５…はそれぞれバルブ１６とバルブ１７とを介して、比
重の大きい流体を供給する供給回路１８と排出回路１９
とに連結されている。
【００１６】したがって、バラストチャンバー１５、１
５…に比重の大きい流体を出し入れすることでシールド
機１の重心を移動することができる。
５…に比重の大きい流体を出し入れすることでシールド
機１の重心を移動することができる。
【００１７】流体の比重を変える事により地盤の種類に
対応できる。
対応できる。
【００１８】
【考案の効果】本考案は、以上説明したように構成され
ているので、シールド機に浮力を与えるような極軟弱地
盤に於いても設計線に沿って掘進することができ、作業
を容易にすると共に安全である。
ているので、シールド機に浮力を与えるような極軟弱地
盤に於いても設計線に沿って掘進することができ、作業
を容易にすると共に安全である。
【図１】本考案の一実施例を示すウエイト付きシールド
機の模式図。
機の模式図。
【図２】図１のＸ矢視図。
【図３】本考案の別の位置制御手段を示す模式図。
【図４】本考案の別の実施例を示すシールド機の模式
図。
図。
【図５】図４のＹ矢視図。
【図６】従来技術の問題点を示す図。
【図７】従来技術の方向修正方法を示す図。
【図８】従来技術の方向修正の問題点を示す図。
１…シールド機 ２…移動ウエイトユニット ３…ねじ棒 ４…軸受 ５、７…ウエイト ６…モータ ８…チェン １５…バラストチャンバー １６、１７…バルブ ２０…セグメント
Claims (1)
- 【請求項１】 機械堀シールド工法により極軟弱地盤を
施工するシールド機において、シールド機に移動ウエイ
トを取付け、そのウエイトの前後方向の位置を制御する
位置制御手段を設けたことを特徴とする移動ウエイト付
シールド機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2659293U JP2566269Y2 (ja) | 1993-05-21 | 1993-05-21 | 移動ウエイト付シールド機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2659293U JP2566269Y2 (ja) | 1993-05-21 | 1993-05-21 | 移動ウエイト付シールド機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0685492U JPH0685492U (ja) | 1994-12-06 |
| JP2566269Y2 true JP2566269Y2 (ja) | 1998-03-25 |
Family
ID=12197814
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2659293U Expired - Lifetime JP2566269Y2 (ja) | 1993-05-21 | 1993-05-21 | 移動ウエイト付シールド機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2566269Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6254480B2 (ja) * | 2014-04-21 | 2017-12-27 | 西松建設株式会社 | シールドトンネルの施工方法、及び施工装置 |
| JP7427477B2 (ja) * | 2020-03-03 | 2024-02-05 | 地中空間開発株式会社 | トンネル掘削機 |
-
1993
- 1993-05-21 JP JP2659293U patent/JP2566269Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0685492U (ja) | 1994-12-06 |
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