JP2566091Y2 - 生ビール用樽 - Google Patents

生ビール用樽

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JP2566091Y2
JP2566091Y2 JP1991009110U JP911091U JP2566091Y2 JP 2566091 Y2 JP2566091 Y2 JP 2566091Y2 JP 1991009110 U JP1991009110 U JP 1991009110U JP 911091 U JP911091 U JP 911091U JP 2566091 Y2 JP2566091 Y2 JP 2566091Y2
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JP
Japan
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barrel
mirror
upper mirror
draft beer
inner cylinder
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JP1991009110U
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JPH04100473U (ja
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隆明 古橋
勝興 河西
良 坂詰
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Sapporo Breweries Ltd
Fuji Techno Co Ltd
Sapporo Holdings Ltd Japan
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Sapporo Breweries Ltd
Fuji Techno Co Ltd
Sapporo Holdings Ltd Japan
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、生ビール用樽に関し、
詳しくは胴部の全体もしくは一部と上鏡部を真空二重構
造とすること或いは胴部の全体もしくは一部と上鏡部の
外側を合成樹脂でモールドすること等により保冷機能を
持たせた生ビール用樽に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の金属製ビア樽は、一重構造で保冷
効果を全く有しないもの、全外表面を合成樹脂でモール
ドしたもの、魔法瓶タイプとしたもの等が知られてい
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、一重構造のも
のは、当然に保冷効果がなく、全外表面を合成樹脂でモ
ールドしたものや魔法瓶タイプのものは或程度の保冷効
果があるものの、冷却しにくいという問題がある。さら
に、魔法瓶タイプのものは、ヘッドスペースがガス体で
満たされているため、横倒しにして冷却促進を図らねば
ならないという欠点がある。また、魔法瓶タイプのもの
では、全周を真空断熱構造とすることも可能であるが、
これは冷却が殆ど不可能となる。そこで、本考案は通常
の冷蔵庫での冷却が可能であり、簡単な補助冷却装置の
使用により十分な保冷効果が得られるビア樽の提供を目
的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、 第1に上鏡
5,胴6及び下鏡7よりなる内筒1、胴外板8及び上鏡
外板9よりなる外箇2及び上鏡中央部に設けた開口に取
り付けた口金3を具備し、かつ前記内筒と外筒を胴下端
部10で袋状に接合し、空間を真空に保持して、胴部と
上鏡部を真空二重構造とし、下鏡部を一重構造とした
ビール用樽に関し、 第2に上鏡5,胴6及び下鏡7よ
りなる内筒1及び上鏡中央部に設けた開口に取り付けた
口金3を具備し、かつ上鏡外側と胴外側を合成樹脂でモ
ールドしてなる生ビール用樽に関し、 第3に上鏡5,
胴6及び下鏡7よりなる内筒1、胴外板8,8’上鏡
外板9及び下鏡外板13よりなる外箇2,2’及び上鏡
中央部に設けた開口に取り付けた口金3を具備し、かつ
前記内筒1と外筒2及び内筒1と外筒2’をそれぞれ胴
中央部で袋状に接合して二重構造とし、空間を真空に保
持するようにし、かつ胴中央部の一部を一重構造として
なる生ビール用樽に関し、 第4に上鏡5,胴6及び下
鏡7よりなる内筒1、及び上鏡中央部に設けた開口に取
り付けた口金3を具備し、かつ上鏡外側,下鏡外側,胴
上部外側6’及び胴下部外側6”を合成樹脂でモールド
してなる生ビール用樽に関する。
【0005】本考案のビア樽は、実用上十分な保冷機能
を有しており、既存の冷却装置による冷却が可能で、か
つ簡単な補助冷却装置でビールの温度を適切に保持でき
る。また、樽の底部にスタッキング性を持たせることに
よって樽を積み重ねたときに樽底部の空気の流通を遮断
できるビア樽が得られる。また、必要に応じてスカート
部の上部に空気抜穴を1個以上設けることにより、樽の
底部に冷却水を容易に侵入させ、冷却効果を高めたビア
樽が得られる。以下に、図面に基づいて本考案を詳しく
説明する。
【0006】図1は、胴部と上鏡部を真空二重構造と
し、下鏡部を一重構造としたビア樽を示し、主として内
筒1,外筒2及び口金3よりなり、内箇1は上鏡5,胴
6及び下鏡7より構成され、外箇2は胴外板8及び上鏡
外板9より構成されている。内筒1と外筒2は胴下端部
10で袋状に溶接接合し、空間を真空に保持して、胴部
と上鏡部を真空二重構造とし、下鏡部を一重構造とする
ように作られている。また、スカート部11の上部に空
気抜穴12を1個以上設けて冷却水の侵入を容易にさせ
ることができる。
【0007】図2は、胴部と上鏡の外側を合成樹脂4で
モールドし、下鏡部を一重構造としたビア樽を示し、主
として内筒1及び口金3よりなり、内筒1は上鏡5,胴
6及び下鏡7より構成されている。この場合も、スカー
ト部11の上部に空気抜穴12を1個以上設けて冷却水
の侵入を容易にさせることができる。
【0008】図1及び図2のビア樽は、底部(下鏡部)
以外は真空二重構造もしくは合成樹脂によるモールドと
してあるため、保冷性に優れ、必要時に簡単な補助冷却
装置で樽底を冷却することにより生ビールの温度を適切
に保持できる。しかも、正立の状態で既存の冷却装置に
よる冷却が可能である。
【0009】また、図示したように、樽同士を上下方向
に積み重ねたとき、上の樽の底部と下の樽の上部とが密
接に嵌合するよう、樽の底部と樽の上部とに嵌め合い構
造を形成し、スタッキング性を持たせ、樽上部の把手を
封鎖型として上下に積み重ねができるようにした場合、
積み重ねたときに樽底部は空気の流通が遮断されるた
め、保冷効果が得られる。
【0010】図3は、図1のビア樽の別の態様を示した
もので、外筒2として下鏡外板13を設け、かつ内筒1
と外筒2及び内筒1と外筒2’をそれぞれ胴中央部で袋
状に接合して二重構造とし、空間を真空に保持するよう
にし、かつ胴中央部の一部を一重構造としたものであ
る。
【0011】図4は、図2のビア樽の別の態様を示した
もので、上鏡外側と下鏡外側7を合成樹脂4でモールド
し、かつ胴中央部を除く胴上部外側6’及び胴下部外側
6”を合成樹脂でモールドしたものである。
【0012】上記図3及び図4のビア樽は、胴中間部の
断熱をはずしたものであり、通常の冷却が可能である。
室温に放置したときの保冷は、一般の蓄冷剤等を当該部
に取り付けることにより開店時間内の保冷が充分に可能
である。
【0013】
【実施例】次に、実施例により本考案を説明する。 実施例1 内容積10リットルのビア樽に温度5℃の生ビールを充
填し、20℃で常温の場所に静置し、生ビールの温度が
10℃に上昇するまでの時間を測定したところ、図1の
樽では3時間、図2の樽では2時間であった。一方、対
照の全体が一重構造の樽では1時間で10℃に上昇し
た。
【0014】実施例2 実施例1において、温度5℃の生ビールの充填量を底部
から10cm(全高の1/4)となるようにし、ビア樽
を5℃の水冷ショーケースに漬けて置き、生ビールの温
度が10℃となるまでの時間を測定したところ、図1及
び図2の樽では7時間を要した。一方、対照の全体が一
重構造の樽では3時間で10℃になった。また、全周を
真空断熱構造とした魔法瓶タイプの樽や全周を合成樹脂
でモールドした樽は、14時間で10℃になった。
【0015】実施例3 図3に示した内容積10リットルのビア樽(胴部の中間
1/4が一重構造)を用い、実施例1と同様にして実施
したところ、充填時温度5℃の生ビールの温度が10℃
上昇するまでの時間は2時間であった。なお、約3k
gの蓄冷剤を一重構造の胴部に巻付けて保冷した場合、
生ビールの温度が10℃に上昇するまで7時間を要し
た。
【0016】実施例4 実施例3において、図3に示した内容積10リットルの
ビア樽(胴部の中間1/4が一重構造)の代わりに図4
に示した内容積10リットルのビア樽(胴部の中間1/
4が一重構造)を用いたこと以外は同様に行った。その
結果、充填時温度5℃の生ビールの温度が10℃に上昇
するまでの時間は2時間であった。なお、約3kgの蓄
冷剤を一重構造の胴部に巻付けて保冷した場合、生ビー
ルの温度が10℃に上昇するまで7時間を要した。
【0017】実施例5 実施例1において、ビア樽に20℃の生ビールを充填
し、5℃の冷蔵庫に正立状態で置き、生ビールを10℃
に冷却するのに要した時間を測定した。その結果、図1
及び図2の樽では10時間であったが、全周を真空断熱
構造とした魔法瓶タイプの樽では20時間、全周を合成
樹脂でモールドした樽では15時間を要した。一方、全
体が一重構造の樽では5時間であった。
【0018】実施例6 実施例5において、図1及び図2の樽の代わりに図3及
び図4の樽を用いたこと以外は同様に行ったところ、
填時温度20℃の生ビールを10℃に冷却するのに要し
た時間は10時間であった。
【0019】実施例7 実施例3において、図3に示した内容積10リットルの
ビア樽(胴部の中間1/4が一重構造)の代わりに当該
樽のスカート部の上部に空気抜穴を設けたものを使用し
たこと以外は同様に行ったところ、冷水槽に正立状態で
置いて底部を水没させれば、冷水が容易に侵入し、冷却
効果が向上した。この場合は、樽を横倒しにする必要が
ないため、水槽は樽の径が入る大きさで、樽の裾部が入
る深さのものでよい。なお、昇温は他の樽よりも若干早
いが、必要に応じて空気抜穴を粘着テープ等で封止すれ
ば、保冷時間を延長できる。
【0020】
【考案の効果】本考案のビア樽は、胴部と上鏡部が断熱
構造となっており、底部のみ一重構造であるので、実用
上十分な保冷機能を有しており、必要時には簡単な補助
冷却装置で樽底を冷却することにより生ビールの温度を
適切に保持できる。しかも、正立の状態で既存の冷却装
置による冷却が可能である。また、胴中間部の一部を断
熱からはずしたものは、通常の冷却が可能で、保冷に際
しては蓄冷剤を巻き付けることによりビールを飲用適温
に充分保持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のビア樽の正面断面図である。
【図2】本考案の別の態様のビア樽の正面断面図であ
る。
【図3】本考案の別の態様のビア樽の正面断面図であ
る。
【図4】本考案の別の態様のビア樽の正面断面図であ
る。
【符号の説明】
1 内筒 2 外筒 3 口金 4 合成樹脂 5 上鏡 6 胴 7 下鏡 8 胴外板 9 上鏡外板 10 胴下端部 13 下鏡外板
フロントページの続き (72)考案者 坂詰 良 埼玉県川口市並木元町1−1 サッポロ ビール株式会社プラント開発事業部内 (56)参考文献 実開 平1−94279(JP,U)

Claims (8)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上鏡5,胴6及び下鏡7よりなる内筒
    1、胴外板8及び上鏡外板9よりなる外筒2及び上鏡中
    央部に設けた開口に取り付けた口金3を具備し、かつ前
    記内筒と外筒を胴下端部10で袋状に接合し、空間を真
    空に保持して、胴部と上鏡部を真空二重構造とし、下鏡
    部を一重構造とした生ビール用樽。
  2. 【請求項2】 樽同士を上下方向に積み重ねたとき、上
    の樽の底部と下の樽の上部とが密接に嵌合するよう、樽
    の底部と樽の上部とに嵌め合い構造を形成し、スタッキ
    ング性を持たせた請求項1記載の樽。
  3. 【請求項3】 スカート部11の上部に1個以上の空気
    抜穴12を設けた請求項1記載の樽。
  4. 【請求項4】 上鏡5,胴6及び下鏡7よりなる内筒1
    及び上鏡中央部に設けた開口に取り付けた口金3を具備
    し、かつ上鏡外側と胴外側を合成樹脂でモールドしてな
    る生ビール用樽。
  5. 【請求項5】 樽同士を上下方向に積み重ねたとき、上
    の樽の底部と下の樽の上部とが密接に嵌合するよう、樽
    の底部と樽の上部とに嵌め合い構造を形成し、スタッキ
    ング性を持たせた請求項4記載の樽。
  6. 【請求項6】 スカート部11の上部に1個以上の空気
    抜穴12を設けた請求項記載の樽。
  7. 【請求項7】 上鏡5,胴6及び下鏡7よりなる内筒
    1、胴外板8,8’上鏡外板9及び下鏡外板13より
    なる外筒2,2’及び上鏡中央部に設けた開口に取り付
    けた口金3を具備し、かつ前記内箇1と外筒2及び内筒
    1と外筒2’をそれぞれ胴中央部で袋状に接合して二重
    構造とし、空間を真空に保持するようにし、かつ胴中央
    部の一部を一重構造としてなる生ビール用樽。
  8. 【請求項8】 上鏡5,胴6及び下鏡7よりなる内筒
    1、及び上鏡中央部に設けた開口に取り付けた口金3を
    具備し、かつ上鏡外側,下鏡外側,胴上部外側6’及び
    胴下部外側6”を合成樹脂でモールドしてなる生ビール
    用樽。
JP1991009110U 1990-07-30 1991-02-01 生ビール用樽 Expired - Lifetime JP2566091Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991009110U JP2566091Y2 (ja) 1991-02-01 1991-02-01 生ビール用樽
US07/733,736 US5165569A (en) 1990-07-30 1991-07-23 Keg for draft beer
KR1019910012792A KR920002440A (ko) 1990-07-30 1991-07-25 생맥주용 통
DE69112962T DE69112962T2 (de) 1990-07-30 1991-07-26 Bierfass.
CS912348A CS234891A3 (en) 1990-07-30 1991-07-26 Barrel, particularly a beer barrel
AT91306858T ATE127754T1 (de) 1990-07-30 1991-07-26 Bierfass.
EP91306858A EP0472298B1 (en) 1990-07-30 1991-07-26 Keg for draft beer

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JPH04100473U JPH04100473U (ja) 1992-08-31
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH04100473U (ja) 1992-08-31

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