JP2774245B2 - 携帯用断熱容器 - Google Patents

携帯用断熱容器

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JP2774245B2
JP2774245B2 JP12461594A JP12461594A JP2774245B2 JP 2774245 B2 JP2774245 B2 JP 2774245B2 JP 12461594 A JP12461594 A JP 12461594A JP 12461594 A JP12461594 A JP 12461594A JP 2774245 B2 JP2774245 B2 JP 2774245B2
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定美 辻林
清文 若江
尚司 桧垣
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モリ工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は携帯用断熱容器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、飲料や食物等を保冷・保温するた
めの携帯用断熱容器としては、例えば、実公平4−50
824号に開示された独立した2つの容器本体を長手方
向に分離自在に連結したものが公知であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のような
従来の断熱容器は、各々の容器本体が注ぎ口を1つずつ
有するものであるため、連結状態と分離状態の何れに於
ても容易本体の機能が変化することはなかった。また、
注ぎ口の内径は、容器本体の内径よりも小さいため、容
器本体内に大きな氷を入れることができず、かつ、缶入
飲料やペットボトル等を容器本体内に収納するのは不可
能であった。
【0004】また、容器本体の内容物が減少しても、容
器全体を小さくすることができないため、嵩張って携帯
に不便となる欠点があった。
【0005】そこで、本発明は、上述の欠点を解消し
て、飲料のみならず氷、缶入飲料、ペットボトル等をも
収納することができ、さらに、複数に分割して使用する
こともできる携帯用断熱容器を提供することを目的とす
る。
【0006】また、本発明は、容器全体を伸縮させるこ
とができる携帯用断熱容器を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに本発明に係る携帯用断熱容器は、連結用開口端縁を
有すると共に長手方向に相互に分離可能な複数個の容器
形成部を連結して、一端に注ぎ口を有する容器本体を形
成し、該容器本体の各容器形成部は、真空断熱壁部を、
有するものである。
【0008】また、連結用開口端縁を有すると共に長手
方向に相互に分離可能な複数個の容器形成部を連結し
て、一端に注ぎ口を有する容器本体を形成し、該容器本
体の各容器形成部は、真空断熱壁部を、有し、さらに、
分離状態の上記容器形成部の連結用開口端縁に着脱自在
に取付けられる補助蓋を、備えたものである。なお、容
器形成部の総個数を2個とするのも好ましい。
【0009】また、長手方向にスライド自在として相互
に挿嵌されると共に内部が相互に連通連結される複数個
の容器形成部にて、一端に注ぎ口を有する容器本体を形
成し、該容器本体の各容器形成部は、真空断熱壁部を、
有するものである。
【0010】また、長手方向にスライド自在かつ分離自
在として相互に挿嵌されると共に内部が相互に連通連結
される複数個の容器形成部にて、一端に注ぎ口を有する
容器本体を形成し、該容器本体の各容器形成部は、真空
断熱壁部を、有し、さらに、分離状態の上記容器形成部
の開口端縁に着脱自在に取付けられる補助蓋を、備えた
ものである。なお、容器形成部の総個数を2個とするの
も好ましい。また、各容器形成部の開口端縁に、該容器
形成部を相互に抜止するロック機構を設けるも望まし
い。
【0011】
【作用】連結用開口端縁を有すると共に長手方向に相互
に分離可能な複数個の容器形成部を連結して、容器本体
を形成したものでは、容器形成部の連結状態に於て、容
器形成部の内部が相互に連通連結される。また、容器形
成部を分離させれば、各容器形成部の連結用開口端縁が
開口状態となるため、氷、缶入飲料、ペットボトル等を
収納できる。
【0012】また、補助蓋を備えたものでは、容器形成
部の分離状態に於て、連結用開口端縁にその補助蓋を取
付ければ、各容器形成部が独立した容器となる。
【0013】また、長手方向にスライド自在として相互
に挿嵌されると共に内部が相互に連通連結される複数個
の容器形成部にて、容器本体を形成したものでは、各容
器形成部を相互にスライドさせれば、容器全体が伸縮す
ると共に、内容積が変化する。
【0014】また、補助蓋を備えたものでは、容器形成
部を分離させて、連結用開口端縁にその補助蓋を取付け
れば、各容器形成部が独立した容器となる。さらに、ロ
ック機構を設けたものでは、容器形成部を相互に挿嵌さ
せた状態に於て、容器形成部が不意に分離せず内容物が
漏れない。
【0015】
【実施例】以下、実施例を示す図面に基づいて本発明を
詳説する。
【0016】図1と図2と図3は、本発明の携帯用断熱
容器の一実施例を示し、この断熱容器は、一端に注ぎ口
1を有する容器本体2と、該容器本体2の注ぎ口1に螺
進退自在に螺嵌された中栓3と、注ぎ口1及び中栓3を
包囲するように注ぎ口1廻りに着脱自在に取付けられる
コップ兼用の蓋体4と、を備えている。
【0017】しかして、図1に示すように、容器本体2
は、分離・連結自在な連結用開口端縁5,5を有する2
個の容器形成部6,6にて形成される。つまり、連結用
開口端縁5,5を有すると共に長手方向に相互に分離可
能な2個の容器形成部6,6を連結して、一端に注ぎ口
1を有する容器本体2を形成する。
【0018】容器本体2の上半をなすイの容器形成部6
と、下半をなすロの容器形成部6は、各々、真空断熱壁
部7を有する。つまり、各容器形成部6,6は、真空断
熱壁部7を有する。この真空断熱壁部7は、ステンレス
製の内壁部8及び外壁部9から成り、その内壁部8と外
壁部9との間に真空断熱空間部10が設けられる。
【0019】また、イの容器形成部6の真空断熱壁部7
は、上端に注ぎ口1を有すると共に下端に注ぎ口1の内
径よりも大なる内径の開口部を有する。さらに、その真
空断熱壁部7の下方開口端縁に沿って、雄型連結部材12
が固着される。
【0020】この雄型連結部材12は、イの容器形成部6
の真空断熱壁部7の下端部外周面に内面が密接しかつ係
止する鉛直外周壁部13と、真空断熱壁部7の下方開口端
縁に形成された傾斜状の内周面に上端縁が当接する鉛直
内周壁部14と、鉛直外周壁部13と鉛直内周壁部14との間
に配設される鉛直中間壁部15と、鉛直外周壁部13と鉛直
内周壁部14と鉛直中間壁部15との下端縁を相互に連結す
る水平壁部16と、該水平壁部16の内端縁から下方へ垂設
されると共に外周面に雄ねじ部17が形成された垂下壁部
18と、から構成される。
【0021】さらに、雄型連結部材12の水平壁部16の中
間部及び鉛直中間壁部15と、真空断熱壁部7の下方開口
端縁と、の間には、断面U字状のシール材19が介装され
る。また、雄型連結部材12の垂下壁部18の上端部外周面
には、断面円形のシール材20が外嵌される。
【0022】また、ロの容器形成部6の真空断熱壁部7
は、上端に開口部を有し、かつ、下端は該真空断熱壁部
7の一部から成る底壁22にて閉塞される。そして、該真
空断熱壁部7の上方開口端縁に沿って、雌型連結部材23
が固着される。
【0023】この雌型連結部材23は、ロの容器形成部6
の真空断熱壁部7の上端部外周面に内面が密接しかつ係
止する鉛直外周壁部24と、真空断熱壁部7の上方開口端
縁の内周面に外面が当接すると共に内面側に雌ねじ部25
が形成された鉛直内周壁部26と、該鉛直外周壁部24と鉛
直内周壁部26との上端縁を相互に連結する水平壁部27
と、から構成される。
【0024】また、雌型連結部材23の水平壁部27の中間
部と、真空断熱壁部7の上方開口端縁と、の間には、断
面倒立U字状のシール材28が介装される。なお、該真空
断熱壁部7の下端部には、保護カバー29が取付けられ
る。
【0025】しかして、上記雄型連結部材12と雌型連結
部材23が連結用開口端縁5,5とされる。即ち、雄型連
結部材12の垂下壁部18の雄ねじ部17を、雌型連結部材23
の鉛直内周壁部26の雌ねじ部25に螺入して、イとロの容
器形成部6,6が相互に連結される。これにより、イと
ロの容器形成部6,6の内部が相互に連通連結される。
【0026】上述の構成により、図1の連結状態に於
て、飲料等の保温・保冷用の容器として使用できる。ま
た、容器本体2の容器形成部6,6を相互に分離させれ
ば、広口の連結用開口端縁5,5が開口するため、その
分離状態に於て、連結用開口端縁5から大きな氷を入れ
て、その後、容器形成部6,6を再び連結させれば、容
器本体2内に大きな氷を収納することができる。また、
同様の方法にて、容器本体2内に、缶ジュース、缶ビー
ル等の缶入飲料やペットボトル等の長尺のものを収納す
ることができる。
【0027】また、雄型連結部材12の垂下壁部18の雄ね
じ部17を、雌型連結部材23の鉛直内周壁部26の雌ねじ部
25から螺退させれば、図2と図3に示すように、イとロ
の容器形成部6,6を相互に分離させることができる。
【0028】そして、この分離状態に於て、イとロの容
器形成部6,6の連結用開口端縁5,5に、補助蓋30,
30が着脱自在に取付けられる。つまり、この断熱容器
は、分離状態の容器形成部6,6の連結用開口端縁5,
5に着脱自在に取付けられる補助蓋30, 30を、備える。
【0029】具体的には、図2に示すように、イの容器
形成部6に取付けられる補助蓋30は、内部に断熱材層を
有すると共に雄型連結部材12の内側に嵌入される中栓部
31と、該中栓部31の下端部に形成された外鍔部34と、径
方向外方に所定クリアランスをもって配設されると共に
下端部が中栓部31の外鍔部34に外嵌状に固着されたリン
グ状の取付部32とから成る。そして、その補助蓋30の取
付部32の内周面に、雄型連結部材12の雄ねじ部17に螺進
退自在に螺嵌される雌ねじ部33が、設けられている。な
お、中栓部31の上端部には、シール材35が外嵌される。
【0030】また、図3に示すように、ロの容器形成部
6に取付けられる補助蓋30は、内部に断熱材層を有する
と共に雌型連結部材23の内側に嵌入される中栓部37と、
該中栓部37の上端部に設けられた外鍔部38と、から成
り、中栓部37の外周面には、雌型連結部材23の雌ねじ部
25に螺進退自在に螺入される雄ねじ部36が、設けられ
る。なお、中栓部37の下端部には、シール材39が外嵌さ
れる。
【0031】しかして、上述のように構成したことによ
り、2個の容器形成部6,6を相互に分離させ、各々の
容器形成部6,6に補助蓋30, 30を取付けることによ
り、各容器形成部6,6を、独立した容器として使用す
ることができる。従って、2個の容器形成部6,6に別
種の飲料や食物を収納して保冷・保温することができ
る。
【0032】さらに、補助蓋30, 30を取外せば容器形成
部6,6が広口に開口するため極めて使い易く、例え
ば、アウトドア等での料理中にスープ、みそ汁、シチュ
ー等のできあがったものを保温するのにも使用でき、大
きな具が入ったシチューでも容易に収納できる。また、
ランチジャーとしても使用できる。さらには、ロの容器
形成部6を氷入れとして使用し、かつ、イの容器形成部
6に飲料水を収納しておけば、屋外にてウイスキーの水
割りを簡単に作ることができる。また、ロの容器形成部
6をワインクーラー、冷酒クーラーとしても使用でき
る。
【0033】なお、上述の実施例では、容器形成部6の
総個数が2個とされているが、これ以外にも、容器形成
部6の総個数を3個〜5個程度とするも自由である。そ
の場合は、図示省略するが、円筒状の真空断熱壁部7の
上方開口端縁に雌型連結部材23を固着し、かつ、その真
空断熱壁部7の下方開口端縁に雄型連結部材12を固着し
て成る容器形成部6を形成し、その容器形成部6を、図
1のイとロの容器形成部6,6の間に取付ければよい。
【0034】また、容器本体2の上半を成すイの容器形
成部6に雌型連結部材23を固着し、下半を成すロの容器
形成部6に雄型連結部材12を固着するも自由である。ま
た、真空断熱壁部7の内壁部8と外壁部9を樹脂製とす
るも自由であるが、強度及び剛性の点から、ステンレス
製とする方が好ましい。さらに、雄型連結部材12、雌型
連結部材23、保護カバー29、中栓1、蓋体4、及び、補
助蓋30は、製造容易性の点から樹脂製とするのが好まし
いが、一部が金属製とされる場合もある。
【0035】次に、図4と図5と図6は、本発明の携帯
用断熱容器の他の実施例を示し、この断熱容器の容器本
体2は、長手方向にスライド自在かつ分離自在として相
互に挿嵌されると共に内部が相互に連通連結される2個
の容器形成部40, 40にて、形成される。
【0036】しかして、図4に示すように、容器本体2
は、上側のハの容器形成部40と、そのハの容器形成部40
の外径寸法よりも僅かに大なる内径寸法を有する下側の
ニの容器形成部40とから成る。即ち、ハの容器形成部40
が、ニの容器形成部40内にスライド自在に挿入される。
【0037】ハの容器形成部40の真空断熱壁部7は、上
端に注ぎ口1を有すると共に下端に注ぎ口1の内径より
も大なる内径の開口部を有する。そして、その真空断熱
壁部7の下方開口端縁に沿って、ストッパ部材41が固着
される。
【0038】このストッパ部材41は、ハの容器形成部40
の真空断熱壁部7の下方開口端縁に下方から挟持状に取
付けられる断面U字状の取付部材42と、該取付部材42の
外周面に設けられた周方向凹溝に嵌着される突条体43,
43と、から成る。また、取付部材42の内周面には、後述
の補助蓋取付け用の雌ねじ部44が形成される。さらに、
ストッパ部材41の下端部内面と真空断熱壁部7の下方開
口端縁との間には、断面U字状のシール材19が介装され
る。
【0039】また、ニの容器形成部40の真空断熱壁部7
は、上端に開口部を有し、かつ、下端は該真空断熱壁部
7の一部から成る底壁22にて閉塞される。そして、該真
空断熱壁部7の上方開口端縁に沿って、蓋取付部材45が
外嵌状に固着される。この蓋取付部材45の上端部に雄ね
じ部46が設けられる。
【0040】さらに、その蓋取付部材45の上端部に、ス
トッパ部材47が着脱自在に取付けられる。このストッパ
部材47は、蓋取付部材45の雄ねじ部46に螺進退自在に螺
嵌される雌ねじ部48を有すると共に上端に内鍔部を有す
る保持体49と、その保持体49の内周面に沿って嵌着され
る共に保持体49の内鍔部と蓋取付部材45の上端部との間
に挟持状に保持される内方突出状の突条体50と、から成
る。
【0041】上述のハの容器形成部40のストッパ部材41
と、ニの容器形成部40のストッパ部材47と、により、2
つの容器形成部40, 40を相互に抜止するロック機構Lが
構成される。つまり、各容器形成部40, 40の開口端縁
に、該容器形成部40, 40を相互に抜止するロック機構L
が設けられる。
【0042】しかして、ハとニの容器形成部40, 40を相
互に長手方向(図示矢印Aで示す)にスライドさせて、
容器本体2を伸縮させることができる。即ち、図1は容
器本体2を最も短縮させた状態であり、内容積は最小と
なる。また、ニの容器形成部40に対してハの容器形成部
40を上方へ引けば、容器本体2を伸長させることがで
き、それに伴って内容積が増加する。
【0043】シール材としての突条体43がシール材28の
近くまでは伸長して使用できる(最伸長使用時)。
【0044】これにより、用途に合わせて容器本体2の
長さを調整でき、かつ、内容積を調整できる。従って、
用途に合わせて必要な容量に変化させて使用できる。ま
た、伸長状態に於て容器本体2内を飲料で満たしてお
き、飲料が減るにつれて、容器本体2を短縮させれば、
容器本体2の長さに無駄がなくなり、嵩張らないように
できる。また、容器本体2が短縮するにつれて、内外の
真空断熱壁部7,7が重なる部分が増加するため、保温
・保冷効果が徐々に良くなるという利点がある。そし
て、使用後は、コンパクトに短縮できる。従って、携帯
に便利である。
【0045】また、ニの容器形成部40の蓋取付部材45か
ら、ストッパ部材47の保持体49を螺退させて、該ストッ
パ部材47を取外し、ハとニの容器形成部40, 40を相互に
長手方向に引き離せば、該容器形成部40, 40を相互に分
離させることができる。逆に、ニの容器形成部40にハの
容器形成部40を挿嵌させて、蓋取付部材45にストッパ部
材47を螺嵌させれば、ハとニの容器形成部40,40をスラ
イド自在に連結できる。
【0046】また、図5と図6に示すように、分離させ
た容器形成部40, 40の開口端縁60,60に、補助蓋51, 51
が着脱自在に取付けられる。つまり、この断熱容器は、
分離状態の容器形成部40,40の開口端縁60, 60に着脱自
在に取付けられる補助蓋51,51を、備える。
【0047】具体的には、図5に示すように、ハの容器
形成部40に取付けられる補助蓋51は、内部に断熱材層を
有すると共にストッパ部材41の内側の雌ねじ部44に螺進
退自在に螺入される雄ねじ部52を有する中栓部53と、該
中栓部53の下端部に形成された外鍔部54と、中栓部53の
径方向外方に所定クリアランスをもって配設されると共
に下端部が外鍔部54に外嵌状に固着されたリング状の取
付部55とから成る。そして、その取付部55の内周面に、
ストッパ部材41の突条体43, 43の外端が当接する。
【0048】また、図6に示すように、ニの容器形成部
40に取付けられる補助蓋51は、内部に断熱材層を有する
と共に雌型連結部材23の内側に嵌入される中栓部56と、
該中栓部56の上端部に設けられた外鍔部57と、中栓部56
の径方向外方に所定クリアランスをもって配設されると
共に上端部が外鍔部57に外嵌状に固着されたリング状の
取付部58とから成る。また、取付部58の内周面には、蓋
取付部材45の雄ネジ部46に螺進退自在に螺入される雌ね
じ部59が、設けられる。
【0049】しかして、上述のように構成したことによ
り、ハとニの容器形成部40,40を、各々独立して使用す
ることができ、図2と図3に示したものと同様の効果が
得られる。
【0050】次に、図7と図8と図9は、本発明の携帯
用断熱容器の別の実施例を示し、この断熱容器の容器本
体2は図4に示したものとは逆に、上側のハの容器形成
部40内に、下側のニの容器形成部40が、スライド自在に
挿入されている。即ち、上側のハの容器形成部40の内径
寸法は、下側のニの容器形成部40の外径寸法よりも僅か
に大きく設定されている。
【0051】また、ハの容器形成部40の真空断熱壁部7
の下方開口端縁に沿って、蓋取付部材45が外嵌状に固着
され、さらに、その下方にストッパ部材47が着脱自在に
取付けられる。また、ニの容器形成部40の真空断熱壁部
7の上方開口端縁に沿って、ストッパ部材41が挟持状に
固着される。
【0052】しかして、ハとニの容器形成部40, 40を相
互に長手方向(図示矢印Aで示す)にスライドさせて、
容器本体2を伸縮させることができる。即ち、図7は容
器本体2を最も短縮させた状態であり、内容積は最小と
なる。
【0053】また、ニの容器形成部40に対してハの容器
形成部40を上方へ引けば、容器本体2を伸長させること
ができ、それに伴って内容積が増加する。そして、ニの
容器形成部40のストッパ部材41の突条体43に、ハの容器
形成部40のストッパ部材47の突条体50が当接すると、容
器本体2をそれ以上伸長させることができなくなる。そ
のとき容器本体2が最も伸長した状態となり、かつ、内
容積が最大となる。
【0054】次に、図8と図9に示すように、容器形成
部40,40の分離状態に於て、各容器形成部40,40に、補
助蓋51, 51が着脱自在に取付けられる。以上の構成によ
り、図4と図5と図6に示したものと同様の効果が得ら
れる。
【0055】なお、図4〜図9の実施例では、容器形成
部40,40の総個数が2個とされているが、総個数を3個
〜5個程度とするも自由である。その場合は、図示省略
するが、円筒状の真空断熱壁部7の一方の開口端縁にス
トッパ部材41を有し、かつ、他方の開口端縁に蓋取付部
材45とストッパ部材47を有する容器形成部40を、上下の
容器形成部40,40の間に介装させればよい。そのように
すれば、容器本体2の伸縮範囲が大きくなる。また、容
器形成部40, 40の真空断熱壁部7,7は、樹脂製であっ
ても良いが、強度及び剛性の点で、ステンレス製とする
方が好ましい。
【0056】
【発明の効果】本発明は上述の如く構成されているの
で、次に記載する効果を奏する。
【0057】請求項1記載の携帯用断熱容器によれば、
容器本体2内に大きな氷を収容することができる。ま
た、容器本体2内にペットボトルや缶ジュース等を収容
して保温・保冷できる。
【0058】また、請求項2記載の携帯用断熱容器によ
れば、請求項1記載のものと同様の効果を奏すると共
に、複数個の容器形成部6…を分割して、各々、独立し
た容器として保温・保冷に供することができる。また、
請求項3記載の携帯用断熱容器によれば、請求項2記載
のものと同様の効果を奏する。
【0059】請求項4記載の携帯用断熱容器によれば、
容器本体2を、用途に合わせて必要な長さ及び容量に変
化させて使用できる。また、伸長状態に於て容器本体2
内を飲料で満たしておき、飲料が減るにつれて、容器本
体2を短縮させれば、容器本体2の長さに無駄がなくな
り、嵩張らないようにできる。また、容器本体2が短縮
するにつれて、内外の真空断熱壁部7,7が重なる部分
が増加するため、保温・保冷効果が徐々に良くなるとい
う利点がある。そして、使用後は、コンパクトに短縮で
き、携帯に便利である。
【0060】また、請求項5記載の携帯用断熱容器によ
れば、請求項4記載のものと同様の効果を奏すると共
に、複数個の容器形成部40…を分割して、各々、独立し
た容器として保温・保冷に供することができる。また、
請求項6記載の携帯用断熱容器によれば、請求項5記載
のものと同様の効果を奏する。
【0061】さらに、請求項7記載の携帯用断熱容器に
よれば、ロック機構Lにより、複数個の容器形成部40…
が不意に分離するのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す半截断面図である。
【図2】分離状態の半截断面図である。
【図3】分離状態の半截断面図である。
【図4】他の実施例を示す半截断面図である。
【図5】分離状態の半截断面図である。
【図6】分離状態の半截断面図である。
【図7】別の実施例を示す半截断面図である。
【図8】分離状態の半截断面図である。
【図9】分離状態の半截断面図である。
【符号の説明】
1 注ぎ口 2 容器本体 5 連結用開口端縁 6 容器形成部 7 真空断熱壁部 30 補助蓋 40 容器形成部 51 補助蓋 60 開口端縁 L ロック機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−16739(JP,A) 実開 昭60−13023(JP,U) 実開 平4−83143(JP,U) 特公 昭47−38783(JP,B1) 実公 平4−50824(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A47J 41/02 A45F 3/16

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連結用開口端縁5を有すると共に長手方
    向に相互に分離可能な複数個の容器形成部6…を連結し
    て、一端に注ぎ口1を有する容器本体2を形成し、該容
    器本体2の各容器形成部6は、真空断熱壁部7を、有す
    ることを特徴とする携帯用断熱容器。
  2. 【請求項2】 連結用開口端縁5を有すると共に長手方
    向に相互に分離可能な複数個の容器形成部6…を連結し
    て、一端に注ぎ口1を有する容器本体2を形成し、該容
    器本体2の各容器形成部6は、真空断熱壁部7を、有
    し、さらに、分離状態の上記容器形成部6の連結用開口
    端縁5に着脱自在に取付けられる補助蓋30を、備えたこ
    とを特徴とする携帯用断熱容器。
  3. 【請求項3】 容器形成部6の総個数が2個である請求
    項1又は2記載の携帯用断熱容器。
  4. 【請求項4】 長手方向にスライド自在として相互に挿
    嵌されると共に内部が相互に連通連結される複数個の容
    器形成部40…にて、一端に注ぎ口1を有する容器本体2
    を形成し、該容器本体2の各容器形成部40は、真空断熱
    壁部7を、有することを特徴とする携帯用断熱容器。
  5. 【請求項5】 長手方向にスライド自在かつ分離自在と
    して相互に挿嵌されると共に内部が相互に連通連結され
    る複数個の容器形成部40…にて、一端に注ぎ口1を有す
    る容器本体2を形成し、該容器本体2の各容器形成部40
    は、真空断熱壁部7を、有し、さらに、分離状態の上記
    容器形成部40の開口端縁60に着脱自在に取付けられる補
    助蓋51を、備えたことを特徴とする携帯用断熱容器。
  6. 【請求項6】 容器形成部40の総個数が2個である請求
    項4又は5記載の携帯用断熱容器。
  7. 【請求項7】 各容器形成部40の開口端縁60に、該容器
    形成部40を相互に抜止するロック機構Lが設けられてい
    る請求項4又は5記載の携帯用断熱容器。
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