JP2565946Y2 - 中折れシートバックの構造 - Google Patents

中折れシートバックの構造

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JP2565946Y2
JP2565946Y2 JP2448792U JP2448792U JP2565946Y2 JP 2565946 Y2 JP2565946 Y2 JP 2565946Y2 JP 2448792 U JP2448792 U JP 2448792U JP 2448792 U JP2448792 U JP 2448792U JP 2565946 Y2 JP2565946 Y2 JP 2565946Y2
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  • Seats For Vehicles (AREA)
  • Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は自動車用シート(座席)
のシートバック(背凭部)、詳しくは、シートバックの
上部が下部に対して前後方向に傾動可能に形成されてい
る中折れシートバックの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の中折れシートバックにはシートバ
ック構成用のフレームを、上部フレームと下部フレーム
に分割し、その下部フレームに上部フレームを前後方向
に傾動可能に連結し、この上、下部フレームに発泡体製
クッション体を被せ、これらをトリムカバーで被覆して
なるものがあり、以上のクッション体及びトリムカバー
は、上下に独立せずに一体に形成している。
【0003】この従来品を図5、6に基づいて説明する
と、図中(A)はシートバックの下部である下部シート
バックで、この下部シートバック(A)はシートクッシ
ョンにリクライニングデバイスによって前後方向に傾動
可能に取付けられ、上部に、図中(B)に示すシートバ
ックの上部を構成する上部シートバックがリクライニン
グデバイス(不図示)によって前後に傾動可能に設けて
ある。図5において、図中(a)は下部シートバック
(A)を構成する下部フレーム、(b)は上部シートバ
ックを構成する上部フレームを示し、上部フレーム
(b)は前記リクライニングデバイスによって下部フレ
ーム(a)に対して前後方向に傾動自在に連結されてい
る。
【0004】以上の上、下部シートバック(A)(B)
は、前記上部フレーム(b)又は下部フレーム(a)
(b)と、モールド加工した発泡体製クッション体
(1)と、このクッション体(1)を被覆するトリムカ
バー(1)とから構成されている。トリムカバー(1)
は図6に示すように接ぎ合わされており、この接ぎ合わ
せは上、下部フレーム(a)(b)間で対応する位置で
なされている。なお、図6において、図中(6)はバッ
クボード、(41)(42)(43)は下部フレーム
(a)を構成するフレーム構成部材、(44)(44)
は下部フレーム(a)に張架したS形ばね、(51)
(52)(53)は上部フレーム(b)を構成するフレ
ーム構成部材を示す。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】以上の従来品は、上部
シートバック(B)をリクライニングデバイスによって
前傾すると、図6に示すように上部シートバック(B)
と下部シートバック(A)における前面の境界部分が前
方に膨出する。図中(イ)は膨出部を示し、この膨出部
(イ)によって皺が生じ、シートバックの外観品質が損
なわれる不具合があった。そこで、本考案は上部シート
バックを前傾した際に、シートバックの外観品質が損な
われないようにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めの本考案は、下部シートバックを構成する下部フレー
ムに、上部シートバックを構成する上部フレームを前後
方向に傾動可能に連結し、この上、下部フレームに発泡
体製クッション体を被せ、これらをトリムカバーで被覆
してなる中折れシートバックにおいて、前記クッション
体における上、下部フレーム間に対向する部分に横方向
にスリットを開孔すると共に、該スリットに前記トリム
カバーにおける裏面側に一体に設けた吊込材を挿通し、
且つ、該吊込材の先端を前記上部フレームに一体に連結
し上部シートバックの前傾により回転する横杆に下方よ
り取付けてなることを特徴とするものである。
【0007】
【作用】上部シートバックを前傾させると、それに伴っ
て上部フレームが回転し、この上部フレームに一端が掛
止されている吊込部材が上部フレームに巻回される。そ
のため吊込材と一体のトリムカバーがシートバックの内
部方向に引張られる。
【0008】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図1乃至図4に基
づいて説明する。図1乃至図4において、図6と同一符
号は同一部材を示し、その説明を省略する。図中(1)
に示すクッション体における前面における中央に横方向
にスリット(11)が開孔され、このスリット(11)
は上部フレーム(b)と下部フレーム(a)との間に対
応する部分に設けてある。以上の上部フレーム(b)に
おけるパイプ製横杆(51)には、前記スリット(1
1)内に挿通したトリムカバー(2)の吊込材(3)が
掛止されている。
【0009】以上の上部フレーム(b)は、横杆(5
1)を回転中心にモータ(M)に回転する。従って、上
部フレーム(b)をモータ(M)によって前傾させる
と、横杆(51)が図2の矢印方向に回転して横杆(5
1)に一端が掛止されている吊込材(3)が横杆(5
1)に巻回される。
【0010】図示する吊込材(3)はトリムカバー(2
1)(22)の接ぎ合わせ個所における裏面側に縫着し
た吊袋(31)と、この吊袋(31)に一体に固定した
吊紐(32)とから構成され、吊袋(31)内にはワイ
ヤ製の芯線(31a)が挿入され、図示するものは芯線
(31a)の両端に前記吊紐(32)の一端が連結さ
れ、吊紐(32)の他端にはフック(32a)が固定さ
れている。そして、このフック(32a)が前記横杆
(51)に固定した係止片(51a)に掛止されてい
る。
【0011】上部シートバック(B)を構成する上部フ
レーム(b)及び下部シートバック(A)を構成する下
部フレーム(a)は図3、4に示すように構成されてい
る。即ち、下部フレーム(a)はシートクッションを構
成するクッションフレーム(7)にリクライニングデバ
イス(RD)によって傾動可能に連結され、上部フレー
ム(b)はモータ(M)の駆動力により作動する従来周
知の構造のリクライニングデバイス(7)によって、下
部フレーム(a)に対して傾動可能に連結され、この上
部フレーム(b)の上部にはヘッドレストのステーを支
持するホルダー(54)(54)が固着されている。そ
して、上部フレーム(b)における下部フレーム(a)
側の横杆(51)には前記係止片(51a)(51a)
が固定されている。
【0012】斯くして、スイッチを操作してモータ
(M)により上部フレーム(b)を前傾させると、同時
に横杆(51)が回転して吊込材(3)を巻回する。こ
の吊込材3)はクッション体(2)のスリット(11)
内に挿入したトリムカバー(21)(22)の接ぎ合わ
せ個所に一体に設けてあるため、トリムカバー(21)
(22)の接ぎ合わせ個所はシートバックの内部方向に
引張られる。そのため、スリット(11)近傍のクッシ
ョン体(2)がトリムカバー(21)(22)の張力に
よってシートバックの内部方向に押圧される。従って、
トリムカバー(21)(22)における上部シートバッ
ク(B)と下部シートバック(A)の前面における境界
個所が、上部シートバック(B)を前傾させた際に前方
に膨出することがない。
【0013】
【考案の効果】本考案によれば、中折れシートバックに
おいてトリムカバーが吊込材でシートバック内部方向に
吊込まれ、この吊込材の一端を、上部シートバックを構
成し前傾した際に回転する上部フレームに連結している
ため、上部シートバックを前傾させた際、吊込材によっ
てトリムカバーをシートバックの内部方向に引込む。従
って、上部シートバックを前傾させた際、上部シートバ
ックと下部シートバックとの前面における境界個所に、
シートバックの外観を損なう膨出部が生じないため、前
記従来品に対してシートバックの外観が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る中折れシートバックの断面図であ
る。
【図2】図1の部分拡大図である。
【図3】本考案に使用するフレームの斜視図である。
【図4】図3の部分拡大斜視図である。
【図5】従来の中折れシートバックの斜視図である。
【図6】図5のVIーVI線に沿う断面図である。
【符号の説明】
A 下部シートバック B 上部シートバック a 下部フレーム b 上部フレーム 1 クッション体 2 トリムカバー 3 吊込材 11 クッション体のスリット

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部シートバックを構成する下部フレー
    ムに、上部シートバックを構成する上部フレームを前後
    方向に傾動可能に連結し、この上、下部フレームに発泡
    体製クッション体を被せ、これらをトリムカバーで被覆
    してなる中折れシートバックにおいて、 前記クッション体における上、下部フレーム間に対向す
    る部分に横方向にスリットを開孔すると共に、該スリッ
    トに前記トリムカバーにおける裏面側に一体に設けた吊
    込材を挿通し、且つ、該吊込材の先端を前記上部フレー
    ムに一体に連結し上部シートバックの前傾により回転す
    る横杆に下方より取付けてなることを特徴とする中折れ
    シートバックの構造
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