JP2565903Y2 - スチールガスケットの位置決め装置 - Google Patents
スチールガスケットの位置決め装置Info
- Publication number
- JP2565903Y2 JP2565903Y2 JP1991074759U JP7475991U JP2565903Y2 JP 2565903 Y2 JP2565903 Y2 JP 2565903Y2 JP 1991074759 U JP1991074759 U JP 1991074759U JP 7475991 U JP7475991 U JP 7475991U JP 2565903 Y2 JP2565903 Y2 JP 2565903Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- manifold
- gasket
- steel gasket
- contact area
- steel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は内燃機関など、各種機械
に使用されるスチールガスケットの位置決め装置に関す
るものである。
に使用されるスチールガスケットの位置決め装置に関す
るものである。
【０００２】
【従来の技術】内燃機関などに使用されるスチールガス
ケットの位置決め装置は図３〜４のようになっている。
図はＶ型内燃機関に使用される場合を示し、図３は従来
例１、図４は従来例２、図５は従来例１又は２に使用す
るスチールガスケットの平面図を示している。（従来例
２は従来例１に鎖線部分１３、１４を追加したものであ
る。）
ケットの位置決め装置は図３〜４のようになっている。
図はＶ型内燃機関に使用される場合を示し、図３は従来
例１、図４は従来例２、図５は従来例１又は２に使用す
るスチールガスケットの平面図を示している。（従来例
２は従来例１に鎖線部分１３、１４を追加したものであ
る。）
【０００３】図３に示す従来例１は、図５に示すように
開口１１を有するスチールガスケット１がシリンダヘッ
ド６、排気マニホルド５間に介装され、この位置決めは
排気マニホルド取付スタッド２、３をガスケットのボル
ト穴１２に押入して行なう。ナット４はスタッド２、３
の締付用である。この場合排気マニホルド５の取付け取
外しには当然のことながら、着脱スペースＬが必要とな
る。
開口１１を有するスチールガスケット１がシリンダヘッ
ド６、排気マニホルド５間に介装され、この位置決めは
排気マニホルド取付スタッド２、３をガスケットのボル
ト穴１２に押入して行なう。ナット４はスタッド２、３
の締付用である。この場合排気マニホルド５の取付け取
外しには当然のことながら、着脱スペースＬが必要とな
る。
【０００４】図４に示す従来例２は、図５に示すように
開口１１と、鎖線で示す耳部１４に穴１３を有するスチ
ールガスケット１ａがシリンダヘッド６ａ、排気マニホ
ルド５間に介装され、ボルト２ａ、３ａで締付けられて
いる。ガスケットの位置決めはダウエルピン７をガスケ
ットのピン穴１３、シリンダヘッド６ａのピン穴６１に
打込んで行なっている。この場合ピン穴６１はダウエル
ピン７の脱落防止のためピンに締代を与えるよう精密に
加工されている。
開口１１と、鎖線で示す耳部１４に穴１３を有するスチ
ールガスケット１ａがシリンダヘッド６ａ、排気マニホ
ルド５間に介装され、ボルト２ａ、３ａで締付けられて
いる。ガスケットの位置決めはダウエルピン７をガスケ
ットのピン穴１３、シリンダヘッド６ａのピン穴６１に
打込んで行なっている。この場合ピン穴６１はダウエル
ピン７の脱落防止のためピンに締代を与えるよう精密に
加工されている。
【０００５】
【考案が解決しようとする課題】このように従来のスチ
ールガスケットの位置決め装置においては、従来例１の
場合は取付けスタッド２、３で締付けているので、排気
マニホルド５の取付け取外しのスペースが必要となり、
従来例２のスチールガスケット１ａの場合はダウエルピ
ン７を使用しているので、ピン穴６１の加工に精度を要
するなど、整備性不良、コストアップの問題があった。
ールガスケットの位置決め装置においては、従来例１の
場合は取付けスタッド２、３で締付けているので、排気
マニホルド５の取付け取外しのスペースが必要となり、
従来例２のスチールガスケット１ａの場合はダウエルピ
ン７を使用しているので、ピン穴６１の加工に精度を要
するなど、整備性不良、コストアップの問題があった。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本考案に係わるスチールガスケットの位置決め装
置においては、所定の接触面積を有してシリンダヘッド
とマニホールドとの間に挿入されるとともに、ボルトに
より締め付けられて気体ガスをシールするスチールガス
ケットの位置決め装置において、所定の接触面積を有す
るシリンダヘッドと、所定の接触面積を有するととも
に、所定の接触面積の外方に位置決め用のピン孔が貫通
されたスチールガスケットと、所定の接触面積を有する
とともに、所定の接触面積の外方に位置決め用のピン穴
が明けられたマニホールドと、スチールガスケットのピ
ン孔を貫通してマニホールドのピン穴に打ち込まれ、ス
チールガスケットを所定の位置に位置決めするととも
に、スチールガスケットをマニホールドに固定する頭付
きピンとからなり、シリンダヘッドにスチールガスケッ
トおよびマニホールドを取着するとき、マニホールドに
スチールガスケットを頭付きピンで位置決め固定した後
に、シリンダヘッドに取り付けられることを特徴とす
る。
めに、本考案に係わるスチールガスケットの位置決め装
置においては、所定の接触面積を有してシリンダヘッド
とマニホールドとの間に挿入されるとともに、ボルトに
より締め付けられて気体ガスをシールするスチールガス
ケットの位置決め装置において、所定の接触面積を有す
るシリンダヘッドと、所定の接触面積を有するととも
に、所定の接触面積の外方に位置決め用のピン孔が貫通
されたスチールガスケットと、所定の接触面積を有する
とともに、所定の接触面積の外方に位置決め用のピン穴
が明けられたマニホールドと、スチールガスケットのピ
ン孔を貫通してマニホールドのピン穴に打ち込まれ、ス
チールガスケットを所定の位置に位置決めするととも
に、スチールガスケットをマニホールドに固定する頭付
きピンとからなり、シリンダヘッドにスチールガスケッ
トおよびマニホールドを取着するとき、マニホールドに
スチールガスケットを頭付きピンで位置決め固定した後
に、シリンダヘッドに取り付けられることを特徴とす
る。
【０００７】
【作用】上記の構成により、ピン穴の加工は精度を要し
ないキリ穴で十分であり、また、ガスケットの過大の取
付スペースも不要になる。また、マニホールドにスチー
ルガスケットを固定する頭付きのピンがシリンダヘッド
に干渉しない位置に配設されており、マニホールドのピ
ン穴にスチールガスケットを貫通して頭付きのピンが打
ち込まれ、ガスケットがマニホールドにより固定された
後に、マニホールドはスチールガスケットとともにシリ
ンダヘッドに組付けられる。
ないキリ穴で十分であり、また、ガスケットの過大の取
付スペースも不要になる。また、マニホールドにスチー
ルガスケットを固定する頭付きのピンがシリンダヘッド
に干渉しない位置に配設されており、マニホールドのピ
ン穴にスチールガスケットを貫通して頭付きのピンが打
ち込まれ、ガスケットがマニホールドにより固定された
後に、マニホールドはスチールガスケットとともにシリ
ンダヘッドに組付けられる。
【０００８】
【実施例】本考案の構成を図１〜２ａ、２ｂに示すＶ型
内燃機関に使用される場合のスチールガスケットの位置
決め装置について説明する。図３〜５の従来例と同一部
分は同一符号で示し、この説明を省略する。
内燃機関に使用される場合のスチールガスケットの位置
決め装置について説明する。図３〜５の従来例と同一部
分は同一符号で示し、この説明を省略する。
【０００９】図１において、スチールガスケット１ｂの
位置決め装置は、ピン７ａを図２ａ〜２ｂに示すガスケ
ットのピン穴１３ａ、排気マニホルド５ａのキリ穴５１
に打込んで行なっている。
位置決め装置は、ピン７ａを図２ａ〜２ｂに示すガスケ
ットのピン穴１３ａ、排気マニホルド５ａのキリ穴５１
に打込んで行なっている。
【００１０】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、マ
ニホールドのピン穴に頭付きピンを打ち込んでスチール
ガスケットを固定するようにしたため、ピン穴の加工は
精度を要せずキリ穴で十分であり、また、ガスケットの
過大の取付スペースは不要なので、整備性向上、コスト
低減の効果が得られる。また、先に小型のマニホールド
にスチールガスケットを固定し、その後に大きなシリン
ダヘッドに組付けるようにしたため、エンジンが車両等
に搭載された状態で、スチールガスケットからガスがも
れスチールガスケットを交換する時に、マニホールドを
取り外すことによりスチールガスケットも一緒に取り外
されるため、車両から降ろされた場所でスチールガスケ
ットの交換ができ、作業が容易に行われ整備性が向上す
る効果が得られる。
ニホールドのピン穴に頭付きピンを打ち込んでスチール
ガスケットを固定するようにしたため、ピン穴の加工は
精度を要せずキリ穴で十分であり、また、ガスケットの
過大の取付スペースは不要なので、整備性向上、コスト
低減の効果が得られる。また、先に小型のマニホールド
にスチールガスケットを固定し、その後に大きなシリン
ダヘッドに組付けるようにしたため、エンジンが車両等
に搭載された状態で、スチールガスケットからガスがも
れスチールガスケットを交換する時に、マニホールドを
取り外すことによりスチールガスケットも一緒に取り外
されるため、車両から降ろされた場所でスチールガスケ
ットの交換ができ、作業が容易に行われ整備性が向上す
る効果が得られる。
【図１】本考案のスチールガスケット位置決め装置の全
形図。
形図。
【図２】（ａ）は本考案のスチールガスケット位置決め
装置の詳細図、（ｂ）は本考案のスチールガスケット平
面図。
装置の詳細図、（ｂ）は本考案のスチールガスケット平
面図。
【図３】従来のスチールガスケット位置決め装置の全形
図。
図。
【図４】他の従来のスチールガスケット位置決め装置の
装置の全形図。
装置の全形図。
【図５】従来のスチールガスケット平面図（従来例２は
従来例１に鎖線部分１３、１４を追加したものであ
る。）である。
従来例１に鎖線部分１３、１４を追加したものであ
る。）である。
１、１ａ、１ｂ・・・スチールガスケット ７ ・・・ダウエルピン ７ａ ・・・ピン
Claims (1)
- 【請求項１】 所定の接触面積を有してシリンダヘッド
とマニホールドとの間に挿入されるとともに、ボルトに
より締め付けられて気体ガスをシールするスチールガス
ケットの位置決め装置において、所定の接触面積を有す
るシリンダヘッドと、所定の接触面積を有するととも
に、所定の接触面積の外方に位置決め用のピン孔が貫通
されたスチールガスケットと、所定の接触面積を有する
とともに、所定の接触面積の外方に位置決め用のピン穴
が明けられたマニホールドと、スチールガスケットのピ
ン孔を貫通してマニホールドのピン穴に打ち込まれ、ス
チールガスケットを所定の位置に位置決めするととも
に、スチールガスケットをマニホールドに固定する頭付
きピンとからなり、シリンダヘッドにスチールガスケッ
トおよびマニホールドを取着するとき、マニホールドに
スチールガスケットを頭付きピンで位置決め固定した後
に、シリンダヘッドに取り付けられることを特徴とする
スチールガスケットの位置決め装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991074759U JP2565903Y2 (ja) | 1991-08-23 | 1991-08-23 | スチールガスケットの位置決め装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991074759U JP2565903Y2 (ja) | 1991-08-23 | 1991-08-23 | スチールガスケットの位置決め装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0516068U JPH0516068U (ja) | 1993-03-02 |
| JP2565903Y2 true JP2565903Y2 (ja) | 1998-03-25 |
Family
ID=13556530
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991074759U Expired - Lifetime JP2565903Y2 (ja) | 1991-08-23 | 1991-08-23 | スチールガスケットの位置決め装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2565903Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6478732A (en) * | 1987-09-18 | 1989-03-24 | Honda Motor Co Ltd | Assembling method for cylinder head |
-
1991
- 1991-08-23 JP JP1991074759U patent/JP2565903Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0516068U (ja) | 1993-03-02 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |