JP2565590Y2 - ファンコンベクター - Google Patents

ファンコンベクター

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JP2565590Y2
JP2565590Y2 JP1991015683U JP1568391U JP2565590Y2 JP 2565590 Y2 JP2565590 Y2 JP 2565590Y2 JP 1991015683 U JP1991015683 U JP 1991015683U JP 1568391 U JP1568391 U JP 1568391U JP 2565590 Y2 JP2565590 Y2 JP 2565590Y2
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  • Steam Or Hot-Water Central Heating Systems (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、温水を利用して温風暖
房を行うファンコンベクターに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種ファンコンベクターは、
例えば、特公平2−29945号公報に開示されている
ように、内部を温水が流れる熱交換器と、この熱交換器
に送風するクロスフロー型の送風機と、熱交換器に供給
する温水が通る温水配管とを外装ケース内に収容し、熱
交換器内の温水と熱交換した送風機の風を吹き出し口か
ら室内に放出して、温風暖房を行うものである。このよ
うなファンコンベクターでは、温水を通す熱交換器の大
きさと、送風機のファン(クロスフローファン)の横幅
は、暖房能力を最大に発揮させるために、略決まった割
合の寸法になっている。
【0003】上述したファンコンベクターにおいて、近
年では、外装ケースの高さを同じにするとともに、横幅
寸法を異ならせることにより、例えば、1500kca
l/h,2500kcal/h,4000kcal/h
等の暖房能力に応じてシリーズ化したものが商品化され
ている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うに、外装ケースの横幅寸法を異ならせてシリーズ化し
たものでは、熱交換器と外装ケースの側面部との間の空
間の幅寸法を一定にできず、この空間に配置した温水配
管を、熱交換器と外装ケースに左右両端を固定した配管
保持具によって安定的に支えるようにした場合、外装ケ
ースの横幅寸法に応じて長さの異なる複数種類の保持具
を用意しなければならず、部品の製作及び保管等の管理
面で大変面倒であった。
【0005】本考案は上述の事実に鑑みてなされたもの
であり、温水配管を支える保持具に寸法調整部を設ける
ことにより、温水配管を安定的に保持しつつ、部品の共
用化を図ることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、熱交換器と、
送風機と、熱交換器に供給する温水が通る温水配管とを
外装ケース内に収容するとともに、温水配管を熱交換器
と外装ケースとの間の空間に配置してなるファンコンベ
クターにおいて、一端部が外装ケースに取付けられると
ともに他端部が熱交換器に固着された固定金具に取付け
られ、かつ、中間部で前記温水配管の適所を保持する
長状の保持具を備え、この保持具の他端部は、複数の透
孔を保持具の長手方向に沿って横並びに有する寸法調整
部となし、この寸法調整部の複数の透孔のうちの一つを
前記固定金具に設けられたビス孔に合致させて、前記保
持具の他端部と熱交換器の固定金具とをビス止めする構
成としている
【0007】
【0008】
【作用】このように構成すると、熱交換器と外装ケース
との間の空間に配置された温水配管は、一端部が外装ケ
ースに取付けられるとともに、他端部が熱交換器の固定
金具に取付けられた横長状の保持具によって安定的に保
持される。また、保持具の他端部は、複数の透孔を保持
具の長手方向に沿って横並びに有する寸法調整部とな
し、この寸法調整部の複数の透孔のうちの一つを前記固
定金具に設けられたビス孔に合致させて、前記保持具の
他端部と熱交換器の固定金具とをビス止めする構成とし
ているので、熱交換器と外装ケースの一側部との間の空
間の幅寸法が異なる場合でも、温水配管を保持するため
の保持具の取付けが容易に行えるものであり、同じ形状
の保持具を、横幅寸法の異なる複数種類のファンコンベ
クターの外装ケースに対応させることができる
【0009】
【0010】
【実施例】以下、本考案の実施例について図1ないし図
3の図面に基づき説明する。図2において、1はファン
コンベクターの外装ケースであり、この外装ケース1は
前面を大きく開口した箱状のケース本体2と、このケー
ス本体2の前面部に着脱自在に取付けられた合成樹脂性
の前パネル3とから構成されている。
【0011】前記前パネル3は空気吸込口4及び温風吐
出口5を有するとともに、複数のパネル6,7,8を横
並びに連結して構成しており、これら複数のパネル6,
7,8のうち、中間のパネル7の使用数を増減すること
により、幅寸法の異なる複数種類の前パネル3を製作で
きるようになっている。9は空気吸込口4の内側に配置
されたフィルター、10は表示部兼用の操作部である。
【0012】また、前記外装ケース1内には、フインチ
ューブ型の熱交換器11と、クロスフローファン12
A、ケーシング12B及びモータ12Cからなる送風機
12と、前記熱交換器11に供給する温水が通る温水配
管13,14が収容され、これら温水配管13,14の
ほとんどの部分は、ケース本体2の右側壁2Aと熱交換
器11との間の空間Aに配置されており、また、入口側
となる温水配管13の接続口部15と出口側となる温水
配管14の接続口部16とは、それぞれ前記空間Aの前
方部に位置せしめられ、さらに、温水配管13の途中に
は熱応動弁17が設けられている。
【0013】18は前記両接続口部15,16の直下に
位置してケース本体2の底壁2Bに穿った貫通穴であ
り、この貫通穴18は室内の床面上に突出した温水コン
セント(図示せず)からの外部配管(図示せず)をケー
ス本体2に導入させるためのものである。そして、貫通
穴18を貫通してケース本体2に導入した外部配管は、
空間A内で接続口部15,16に接続されるため、ケー
ス本体2の背壁2Cを室壁等の壁面に当接することがで
き、ケース本体2の背壁2Cと壁面との間に、外部配管
との接続のためのスペースを必要としないので、機器の
設置スペースが少なくて済むものである。
【0014】前記外装ケース1内には、図1に示すよう
に、一端部アが前記ケース本体2の右側壁2A前端の折
曲片19にビス20によって取付けられるとともに、他
端部イが熱交換器11の右端部の固定金具21にビス2
2によって取付けられ、かつ、中間部ウで前記温水配管
13,14の接続口部15,16近くを保持する横長状
保持具23が設けられている。
【0015】また、前記固定金具21は基部21Aが熱
交換器11の管板11Aにスポット溶接によって一体に
固着され、その前端部に折曲形成された取付面部21B
にはビス孔24を設けている。さらに、前記保持具23
の他端部イは、複数(実施例では3個)の横長な透孔2
5,26,27を保持具23の長手方向に沿って横並び
に有する寸法調整部28となっており、この保持具23
の中間部ウには、保持具23とともに前記温水配管1
3,14を挟み持つ挟み板29がビス30によって固定
されている。
【0016】上述の構成において、保持具23は図3に
示すように使用される。即ち、図3(a)に示すよう
に、暖房能力が約1500kcal/hのファンコンベ
クターの場合、ケース本体2は幅寸法1Sが約410m
mのものを使用し、それに適応するクロスフローファン
12Aとして、長さ寸法1Tが約280mmのものを使
用すると、熱交換器11とケース本体2との間の空間X
の幅寸法1Uは約100mmと最も小さいので、保持具
23の他端部イはその寸法調整部28の右端の透孔25
を用いてビス22止めする。
【0017】また、図3(b)に示すように、暖房能力
が約2500kcal/hのファンコンベクターの場
合、ケース本体2は幅寸法2Sが約580mmのものを
使用し、それに適応するクロスフローファン12Aとし
て、長さ寸法2Tが約420mmのものを使用すると、
熱交換器11とケース本体2との間の空間Xの幅寸法2
Uは約130mmであるので、保持具23の他端部イは
その寸法調整部28の中央の透孔26を用いてビス22
止めする。
【0018】さらに、図3(c)に示すように、暖房能
力が約4000kcal/hのファンコンベクターの場
合、ケース本体2は幅寸法3Sが約750mmのものを
使用し、それに適応するクロスフローファン12Aとし
て、長さ寸法3Tが約560mmのものを使用すると、
熱交換器11とケース本体2との間の空間Xの幅寸法3
Uは約160mmと最も大きいので、保持具23の他端
部イはその寸法調整部28の左端の透孔27を用いてビ
ス22止めすれば良い。
【0019】本実施例によれば、熱交換器11、送風機
12及び熱交換器11に供給する温水が通る温水配管1
3,14を収容した外装ケース1内に、一端部アがケー
ス本体2の右側壁2A前端の折曲片19にビス20によ
って取付けられるとともに、他端部イが熱交換器11の
右端部の固定金具21にビス22によって取付けられ、
かつ、中間部ウで前記温水配管13,14の接続口部1
5,16近くを保持する保持具23を設けたものである
から、熱交換器11とケース本体2との間の空間Xに配
置された温水配管13,14を、保持具23とこの保持
具23の中間部ウに取付けた挟み板29とによって極め
て安定的に保持でき、温水配管13,14の接続口部1
5,16に外部配管(図示せず)を接続或いは離脱する
際に、接続口部15,16が移動したり、温水配管1
3,14が変形したりすることがなく、接続作業が容易
に行えるとともに、温水配管13,14が変形しないよ
うに保護できる。
【0020】また、熱交換器11に一体に設けた固定金
具21にビス22止めする保持具23の他端部イには寸
法調整部28が形成されているので、図3(a)(b)
(c)で示すように、熱交換器11とケース本体2との
間の空間Xの幅寸法1U,2U,3Uが異なる場合で
も、共通の保持具23を使用することができ、部品の共
用化が図れ、製作上の手間が省けるのはもちろん、部品
在庫の保管、管理等の取扱が大変楽に行える。
【0021】さらに、保持具23の寸法調整部28は、
横並びに設けられた複数の透孔25,26,27を有し
てなるので、保持具23の他端部イに単に複数個の透孔
を穿つだけで良く、何ら別の部品追加せずに寸法調整部
28を形成でき、構成をいたって簡素なものとすること
ができる。
【0022】さらにまた、上述した実施例のファンコン
ベクターでは、入口側となる温水配管13の接続口部1
5と、出口側となる温水配管14の接続口部16とが、
それぞれ前記空間Aの前方部に位置せしめられるととも
に、これら接続口部15,16の直下に位置して、ケー
ス本体2の底壁2Bには、外部配管をケース本体2内に
導入するための貫通穴18を設けているので、外部配管
を、ケース本体2の空間A内で接続口部15,16に接
続でき、ケース本体2の背壁2Cを室壁等の壁面に当接
させられ、ケース本体2の背壁2Cと壁面との間に、外
部配管との接続のためのスペースを必要とせず、機器の
設置スペースが少なくて済む。
【0023】
【0024】
【考案の効果】本考案は以上の説明から明らかなよう
に、熱交換器と、送風機と、熱交換器に供給する温水が
通る温水配管とを外装ケース内に収容するとともに、温
水配管を熱交換器と外装ケースとの間の空間に配置して
なるファンコンベクターにおいて、一端部が外装ケース
に取付けられるとともに、他端部が熱交換器に固着され
た固定金具に取付けられ、かつ、中間部で前記温水配管
の適所を保持する横長状の保持具を備え、この保持具の
他端部は、複数の透孔を保持具の長手方向に沿って横並
びに有する寸法調整部となし、この寸法調整部の複数の
透孔のうちの一つを前記固定金具に設けられたビス孔に
合致させて、前記保持具の他端部と熱交換器の固定金具
とをビス止めする構成としたものであるから、熱交換器
と外装ケースとの間の空間に配置された温水配管は、一
端部が外装ケースに取付けられるとともに、他端部が熱
交換器の固定金具に取付けられた横長状の保持具によっ
て安定的に保持されるため、配管接続時における温水配
管の移動や変形を確実に防止できるのはもちろんのこ
と、熱交換器と外装ケースの一側部との間の空間の幅寸
法が異なる場合でも、温水配管を保持するための保持具
の取付けが容易に行えるため、同形状の保持具を、横幅
寸法の異なる複数種類のファンコンベクターに共通に使
用できる
【0025】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例であるファンコンベクターの
要部拡大斜視図である。
【図2】同じくファンコンベクターの一部を切欠した状
態の斜視図である。
【図3】同じく保持具の取付け状態を説明する説明図で
ある。
【符号の説明】
1 外装ケース 11 熱交換器 12 送風機 13 温水配管 14 温水配管 23 保持具 25 透孔 26 透孔 27 透孔 28 寸法調整部 X 空間

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱交換器と、送風機と、熱交換器に供給
    する温水が通る温水配管とを外装ケース内に収容すると
    ともに、温水配管を熱交換器と外装ケースとの間の空間
    に配置してなるファンコンベクターにおいて、一端部が
    外装ケースに取付けられるとともに他端部が熱交換器に
    固着された固定金具に取付けられ、かつ、中間部で前記
    温水配管の適所を保持する横長状の保持具を備え、この
    保持具の他端部は、複数の透孔を保持具の長手方向に沿
    って横並びに有する寸法調整部となし、この寸法調整部
    の複数の透孔のうちの一つを前記固定金具に設けられた
    ビス孔に合致させて、前記保持具の他端部と熱交換器の
    固定金具とをビス止めする構成としたことを特徴とする
    ファンコンベクター。
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JPS54158476U (ja) * 1978-04-27 1979-11-05

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