JP2563364B2 - エチレンオキシド製造方法 - Google Patents
エチレンオキシド製造方法Info
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- B01J—CHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
- B01J8/00—Chemical or physical processes in general, conducted in the presence of fluids and solid particles; Apparatus for such processes
- B01J8/02—Chemical or physical processes in general, conducted in the presence of fluids and solid particles; Apparatus for such processes with stationary particles, e.g. in fixed beds
- B01J8/06—Chemical or physical processes in general, conducted in the presence of fluids and solid particles; Apparatus for such processes with stationary particles, e.g. in fixed beds in tube reactors; the solid particles being arranged in tubes
- B01J8/067—Heating or cooling the reactor
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D301/00—Preparation of oxiranes
- C07D301/02—Synthesis of the oxirane ring
- C07D301/03—Synthesis of the oxirane ring by oxidation of unsaturated compounds, or of mixtures of unsaturated and saturated compounds
- C07D301/04—Synthesis of the oxirane ring by oxidation of unsaturated compounds, or of mixtures of unsaturated and saturated compounds with air or molecular oxygen
- C07D301/08—Synthesis of the oxirane ring by oxidation of unsaturated compounds, or of mixtures of unsaturated and saturated compounds with air or molecular oxygen in the gaseous phase
- C07D301/10—Synthesis of the oxirane ring by oxidation of unsaturated compounds, or of mixtures of unsaturated and saturated compounds with air or molecular oxygen in the gaseous phase with catalysts containing silver or gold
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- Epoxy Compounds (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 本発明はエチレンオキシドの製造方法に関するもので
ある。
ある。
エチレンオキシドは普通には、エチレンと、酸素と、
および通常は塩素含有反応禁止剤例えば二塩化エチレン
または塩化ビニルを含む他のガスを耐熱性支持体例えば
α−アルミナ支持体上の銀から通常成る適当な触媒の床
を通過させることによって製造される。触媒は例えば管
状反応器の管に充填し、管の外側を熱交換流体と接触さ
せて管内の温度を調節する。
および通常は塩素含有反応禁止剤例えば二塩化エチレン
または塩化ビニルを含む他のガスを耐熱性支持体例えば
α−アルミナ支持体上の銀から通常成る適当な触媒の床
を通過させることによって製造される。触媒は例えば管
状反応器の管に充填し、管の外側を熱交換流体と接触さ
せて管内の温度を調節する。
ガスが反応管から出た後は、ガスを冷却させる先立っ
て、物理的理由から空のまたは充填された空間を通過さ
せることが望ましかったり又は必要であったりすること
が多々ある。このことは、例えばガスが反応器から離れ
た冷却器へ送られる場合におこる。この場合における空
間とは反応管以外の反応器内、配管内の自由空間、ある
いは冷却管に到達するまでの冷却器内空間などである。
これらの空間を通過する間ガスは熱く、エチレンオキシ
ドはエチレンオキシドから除くのが困難であるアセトア
ルデヒドに異性化する傾向があり、従って製品を汚染し
がちである。
て、物理的理由から空のまたは充填された空間を通過さ
せることが望ましかったり又は必要であったりすること
が多々ある。このことは、例えばガスが反応器から離れ
た冷却器へ送られる場合におこる。この場合における空
間とは反応管以外の反応器内、配管内の自由空間、ある
いは冷却管に到達するまでの冷却器内空間などである。
これらの空間を通過する間ガスは熱く、エチレンオキシ
ドはエチレンオキシドから除くのが困難であるアセトア
ルデヒドに異性化する傾向があり、従って製品を汚染し
がちである。
本発明はエチレンと酸素とを反応帯中の固体触媒の主
要本体と接触させ、ガス状反応生成物を上記帯域から取
り出し、そしてこのガス状反応生成物を冷却器へ送るこ
とからなるエチレンオキシドの製造方法において、当該
ガス状反応生成物を上記帯域から取り出した後であって
冷却器に送る前に、エチレンを酸素でエチレンオキシド
に酸化するための触媒の第2のより小さい床に通し、そ
れにより反応生成物中のアセトアルデヒド分を反応生成
物が冷却器に入る前に減少させることを特徴とする。
要本体と接触させ、ガス状反応生成物を上記帯域から取
り出し、そしてこのガス状反応生成物を冷却器へ送るこ
とからなるエチレンオキシドの製造方法において、当該
ガス状反応生成物を上記帯域から取り出した後であって
冷却器に送る前に、エチレンを酸素でエチレンオキシド
に酸化するための触媒の第2のより小さい床に通し、そ
れにより反応生成物中のアセトアルデヒド分を反応生成
物が冷却器に入る前に減少させることを特徴とする。
触媒の主要本体は、適切には管状反応器中に充填され
た固体床とする。
た固体床とする。
エチレンおよび/または存在する他のガスの酸素によ
る燃焼は酸素の濃度が高すぎる場合におこり得る。この
ことは、反応器入口においてある程度容易にコントロー
ルでき、また、より小規模でではあるが、管に触媒をは
じめに充填するときに管をできるだけ確実に均質である
ようにすることによって出口においてコントロールする
ことがある程度可能であるが、十分な安全率を与える酸
素水準において操作するにもかかわらず反応管出口にお
いてこのような燃焼が時々おこる。
る燃焼は酸素の濃度が高すぎる場合におこり得る。この
ことは、反応器入口においてある程度容易にコントロー
ルでき、また、より小規模でではあるが、管に触媒をは
じめに充填するときに管をできるだけ確実に均質である
ようにすることによって出口においてコントロールする
ことがある程度可能であるが、十分な安全率を与える酸
素水準において操作するにもかかわらず反応管出口にお
いてこのような燃焼が時々おこる。
このような燃焼は触媒をしばらく使用した後におこる
傾向があり、本発明者は、次の説明に束縛されることを
望むものではないが、それがある反応管において、他の
反応管で起こるよりも早く触媒が劣化することと関連し
ていると考える。このことは、本発明者の考えによれ
ば、そのような管の中では消費される酸素が少ないとい
うことに帰着する。反応中のガスの温度の全般的上昇は
酸素の可燃限界を下げるので、触媒の劣化した管からの
流出物が他の管から出て来る熱いガス中に過剰の酸素を
注入することとなり燃焼を招くこととなる。
傾向があり、本発明者は、次の説明に束縛されることを
望むものではないが、それがある反応管において、他の
反応管で起こるよりも早く触媒が劣化することと関連し
ていると考える。このことは、本発明者の考えによれ
ば、そのような管の中では消費される酸素が少ないとい
うことに帰着する。反応中のガスの温度の全般的上昇は
酸素の可燃限界を下げるので、触媒の劣化した管からの
流出物が他の管から出て来る熱いガス中に過剰の酸素を
注入することとなり燃焼を招くこととなる。
本発明のさらなる側面においては、この困難性は主要
反応管からの流出物を不活性充填物の存在下で横方向に
(transversely)迅速に混合させることによって減らす
ことができる。
反応管からの流出物を不活性充填物の存在下で横方向に
(transversely)迅速に混合させることによって減らす
ことができる。
すなわち、上記通過空間を形成する相当量の容積の少
くともいくらか、好ましくは全部を不活性充填物によっ
て占めさせる。
くともいくらか、好ましくは全部を不活性充填物によっ
て占めさせる。
米国特許第4051659によって、エチレンオキシド反応
生成物を不活性耐火物粒状物質の存在下で冷却してエチ
レンオキシドのアセトアルデヒドへの異性化を減らすこ
とが知られており、又米国特許第4376209によって、同
様のこと、すなわちたとえばカルシウム、ストロンチウ
ム、またはバリウムを含む粒状物質がさらに異性化を阻
止することができることが教示されている。このような
方法は、本発明においても応用することはできる。しか
し、ガスの実質的冷却と、燃焼を避けることが望まれる
触媒管から出てくるガスの同時的効果的直接横方向混合
とを組合わせることは実際上は物理的に困難である。
生成物を不活性耐火物粒状物質の存在下で冷却してエチ
レンオキシドのアセトアルデヒドへの異性化を減らすこ
とが知られており、又米国特許第4376209によって、同
様のこと、すなわちたとえばカルシウム、ストロンチウ
ム、またはバリウムを含む粒状物質がさらに異性化を阻
止することができることが教示されている。このような
方法は、本発明においても応用することはできる。しか
し、ガスの実質的冷却と、燃焼を避けることが望まれる
触媒管から出てくるガスの同時的効果的直接横方向混合
とを組合わせることは実際上は物理的に困難である。
横方向混合を実施するための手段は冷却管の形または
冷却された邪魔板の形をとることができる。しかし横方
向混合と同時にガスを冷却することは、どのような手段
であっても混合帯域の容積を増し、その効果混合をおく
らせることとなり、又背圧を増す傾向を招くことともな
るので、実質的冷却を行わないで混合を実施することが
好ましい。混合の間に異性化によって生成するアセトア
ルデヒドは触媒の第二床中で消費されるので、冷却を行
わなくても問題はない。
冷却された邪魔板の形をとることができる。しかし横方
向混合と同時にガスを冷却することは、どのような手段
であっても混合帯域の容積を増し、その効果混合をおく
らせることとなり、又背圧を増す傾向を招くことともな
るので、実質的冷却を行わないで混合を実施することが
好ましい。混合の間に異性化によって生成するアセトア
ルデヒドは触媒の第二床中で消費されるので、冷却を行
わなくても問題はない。
適切な形状をもちかつ適切に整然と排列された不活性
無機耐火性粒子の床を横方向混合を行わせるために使用
することができるが、標準的な粒子は床中でややランダ
ムな充填を生ずる。混合されるべき側面からの(latera
l)横方向の流れは、ランダムに充填された床において
全体として生起するガス流の流れの方向の場合と比べて
控え目である傾向がある。それゆえ、正規のペレット化
されたタイプ(球、環、円筒など)の粒子をランダムに
充填した。又はランダムな形状の(例えば破断)粒子を
充填した粒子床の場合におこる水準をこえてそれ以上に
横方向混合を増大するように適応させたより規則正しい
構造をもつ充填を用いることが好ましい。それゆえ、例
えば金属またはセラミック材料で作られ、かつより大き
い横方向混合効果を与えることができる、規則正しい構
造をもつ充填要素を使用することが好ましい。このタイ
プの充填要素は蒸留において使用される、例えば、W.マ
イヤによるSulzer Technical Review2/1979、49頁以
降に記載されている金属またはセラミック要素を使用す
ることができる。これらの使用材料は温度および酸素に
抵抗性であるべきであることが好ましく、かつ望ましく
ない副反応を触媒するものであってはならない。
無機耐火性粒子の床を横方向混合を行わせるために使用
することができるが、標準的な粒子は床中でややランダ
ムな充填を生ずる。混合されるべき側面からの(latera
l)横方向の流れは、ランダムに充填された床において
全体として生起するガス流の流れの方向の場合と比べて
控え目である傾向がある。それゆえ、正規のペレット化
されたタイプ(球、環、円筒など)の粒子をランダムに
充填した。又はランダムな形状の(例えば破断)粒子を
充填した粒子床の場合におこる水準をこえてそれ以上に
横方向混合を増大するように適応させたより規則正しい
構造をもつ充填を用いることが好ましい。それゆえ、例
えば金属またはセラミック材料で作られ、かつより大き
い横方向混合効果を与えることができる、規則正しい構
造をもつ充填要素を使用することが好ましい。このタイ
プの充填要素は蒸留において使用される、例えば、W.マ
イヤによるSulzer Technical Review2/1979、49頁以
降に記載されている金属またはセラミック要素を使用す
ることができる。これらの使用材料は温度および酸素に
抵抗性であるべきであることが好ましく、かつ望ましく
ない副反応を触媒するものであってはならない。
第二床を通過する間に、さらにエチレンオキシドが、
また形成される。
また形成される。
触媒は慣用的タイプのものが使用できる。例えば0.05
から10、例えば0.1から2m2/g、好ましくは0.2から1m2/g
の表面積を有し、また任意的にアルカリ金属例えばナト
リウム、カリウム、ルビジウムおよび/またはセシウム
を水による抽出によって除去できる形で含みそして/ま
たはアルカリ土類金属例えばバリウムを含む、多孔質耐
熱性支持体例えばアルファ・アルミナ支持体上に、3%
から30%好ましくは5から20重量%の銀を有するものが
使用できる。
から10、例えば0.1から2m2/g、好ましくは0.2から1m2/g
の表面積を有し、また任意的にアルカリ金属例えばナト
リウム、カリウム、ルビジウムおよび/またはセシウム
を水による抽出によって除去できる形で含みそして/ま
たはアルカリ土類金属例えばバリウムを含む、多孔質耐
熱性支持体例えばアルファ・アルミナ支持体上に、3%
から30%好ましくは5から20重量%の銀を有するものが
使用できる。
触媒の第二床は、適切には主要本体の容積の少くとも
0.2%、好ましくは0.5から5%、より好ましくは0.7か
ら3%であり、都合よくは主要本体のものと類似または
同等の容積であり得る。
0.2%、好ましくは0.5から5%、より好ましくは0.7か
ら3%であり、都合よくは主要本体のものと類似または
同等の容積であり得る。
エチレンオキシドのアセトアルデヒドへの異性化が顕
著な問題となる温度は180から300℃である。
著な問題となる温度は180から300℃である。
冷却は好ましくは第二床通過の直後に行う。冷却は、
慣用的熱交換器中で行うのが都合がよい。
慣用的熱交換器中で行うのが都合がよい。
エチレンオキシドの製造方法そのものは従来のもので
あり得る。普通には塩素含有反応禁止剤例えば塩化ビニ
ルまたは二塩化エチレンの少量の存在下で、例えば200
〜300℃の温度と0.5から30バールの絶対圧において行
う。そしてきわめて適切な場合としては、我々の英国特
許No.2,014,133に開示したとおり、触媒の存在下で硝酸
塩イオンおよび/または亜硝酸塩イオンを形成すること
ができる化合物が気相として存在する中で実施する場合
である。
あり得る。普通には塩素含有反応禁止剤例えば塩化ビニ
ルまたは二塩化エチレンの少量の存在下で、例えば200
〜300℃の温度と0.5から30バールの絶対圧において行
う。そしてきわめて適切な場合としては、我々の英国特
許No.2,014,133に開示したとおり、触媒の存在下で硝酸
塩イオンおよび/または亜硝酸塩イオンを形成すること
ができる化合物が気相として存在する中で実施する場合
である。
実施例1 α−アルミナ支持体上の銀から成る商業的触媒56gを
直径1〜3mmの粒子に磨砕し、内径11mmのステンレス鋼
反応器管に装填して75cmの長さの床を得た。30%のC
2H4、8%のO2、2.5%のCO2、3.5ppmの塩化ビニル、0.5
ppmの塩化エチル、0.05%のC2H6から成り残りが窒素で
あるガスを270/時で、225℃で16バールの圧力で触媒
上に通し、29.2%の酸素転化率と81.2%のC2H4のエチレ
ンオキシドへの選択率を得た。触媒床の下流が上記と同
じ温度と圧力にある50cmの空の管であった場合、冷却後
において出口ガスのアルデヒド含量は4.3ppmであった。
これに対し、同じ触媒の1cmの長さの床をその空の管の
端にとりつけたときは、その後の冷却のあとで測定した
出口アルデヒド含量は2.4ppmであった。
直径1〜3mmの粒子に磨砕し、内径11mmのステンレス鋼
反応器管に装填して75cmの長さの床を得た。30%のC
2H4、8%のO2、2.5%のCO2、3.5ppmの塩化ビニル、0.5
ppmの塩化エチル、0.05%のC2H6から成り残りが窒素で
あるガスを270/時で、225℃で16バールの圧力で触媒
上に通し、29.2%の酸素転化率と81.2%のC2H4のエチレ
ンオキシドへの選択率を得た。触媒床の下流が上記と同
じ温度と圧力にある50cmの空の管であった場合、冷却後
において出口ガスのアルデヒド含量は4.3ppmであった。
これに対し、同じ触媒の1cmの長さの床をその空の管の
端にとりつけたときは、その後の冷却のあとで測定した
出口アルデヒド含量は2.4ppmであった。
実施例2 使用されたα−アルミナ支持体上の銀から成る商業的
触媒82gを直径1〜3mmの粒子に磨砕し、内径11mmのステ
ンレス鋼反応器管に装填して79cmの長さの床を得た。30
%のC2H4、8%のO2、2.5%のCO2、3.5ppmの塩化ビニ
ル、0.5ppmの塩化エチル、0.05%のC2H6から成り残りが
窒素であるガスを285/時で、255℃で16バールの圧力
において触媒上に通し、33.8%の酸素転化率と77.9%の
エチレンのエチレンオキシドへの転化率を得た。触媒床
の下流が上記と同じ温度と圧力にある50cmの空の管とし
た場合、冷却後に出てくるガスのアルデヒド含量は9.5p
pmであった。一方、2gの同じ触媒をその空の管の端に挿
入したとき、引き続く冷却後において出てくるアルデヒ
ド含量は4.6ppmであることが見出された。
触媒82gを直径1〜3mmの粒子に磨砕し、内径11mmのステ
ンレス鋼反応器管に装填して79cmの長さの床を得た。30
%のC2H4、8%のO2、2.5%のCO2、3.5ppmの塩化ビニ
ル、0.5ppmの塩化エチル、0.05%のC2H6から成り残りが
窒素であるガスを285/時で、255℃で16バールの圧力
において触媒上に通し、33.8%の酸素転化率と77.9%の
エチレンのエチレンオキシドへの転化率を得た。触媒床
の下流が上記と同じ温度と圧力にある50cmの空の管とし
た場合、冷却後に出てくるガスのアルデヒド含量は9.5p
pmであった。一方、2gの同じ触媒をその空の管の端に挿
入したとき、引き続く冷却後において出てくるアルデヒ
ド含量は4.6ppmであることが見出された。
ppmは百万部のガスあたりの部数であり、ガス濃度は
容積によっている。
容積によっている。
反応器から出てくるガスの横方向混合を具体化する本
発明の一つの態様を付属図面を参照して説明する。ただ
し、図面はエチレンオキシド反応器の下方部分および冷
却器11の図式的説明である。
発明の一つの態様を付属図面を参照して説明する。ただ
し、図面はエチレンオキシド反応器の下方部分および冷
却器11の図式的説明である。
反応器1の上部分は多数の外部冷却された管2を有
し、これらの管は担持銀触媒で充填され、管板3で終
る。管板3の下側にボルト(図示せず)によってSulzer
により商標名メラパックとして販売される充填物質を担
持する孔のあいた板4が固定されている。これは3層の
波型金属シート5、6および7からなり、各層は垂直方
向に45度の角度で置いた平行な充填体として配置されて
おり、このようにして反応管出口の列(row)と接続
し、各層はひとつ下の層に関して反応器の軸について90
度だけ回るように向けられており、このようにして上記
の反応管出口の列を他の列と連結し、それによって管か
らの流出体をより徹底的に混合するようにしている。
し、これらの管は担持銀触媒で充填され、管板3で終
る。管板3の下側にボルト(図示せず)によってSulzer
により商標名メラパックとして販売される充填物質を担
持する孔のあいた板4が固定されている。これは3層の
波型金属シート5、6および7からなり、各層は垂直方
向に45度の角度で置いた平行な充填体として配置されて
おり、このようにして反応管出口の列(row)と接続
し、各層はひとつ下の層に関して反応器の軸について90
度だけ回るように向けられており、このようにして上記
の反応管出口の列を他の列と連結し、それによって管か
らの流出体をより徹底的に混合するようにしている。
充填物取り付けのための通路(アクセス)がマンホー
ル8および9によって設けられている。取り付けに便利
なように、充填物と支持板4は隣接部分(abutting se
ction)としてつくられており、これらの部分はマンホ
ールを通して送られ、その場で組立てることができる。
ル8および9によって設けられている。取り付けに便利
なように、充填物と支持板4は隣接部分(abutting se
ction)としてつくられており、これらの部分はマンホ
ールを通して送られ、その場で組立てることができる。
混合ガスは反応器1から管10を通して冷却器11へ通
り、冷却器11はガスが中を通過する管12を有する。それ
らは熱交換流体で外部的に冷却され管板13で終り、その
下面は、反応器1中の触媒と同じ触媒層15が管板13にボ
ルト止めされた孔のあいた板14によって保持されてい
る。冷却器は反応器1より寸法が小さく、従って、床15
へのアクセスは冷却器のフランジ16を外しその上部を上
げることによって容易に得ることができる。反応床15は
反応器1中の床の容積の約2.5%である。
り、冷却器11はガスが中を通過する管12を有する。それ
らは熱交換流体で外部的に冷却され管板13で終り、その
下面は、反応器1中の触媒と同じ触媒層15が管板13にボ
ルト止めされた孔のあいた板14によって保持されてい
る。冷却器は反応器1より寸法が小さく、従って、床15
へのアクセスは冷却器のフランジ16を外しその上部を上
げることによって容易に得ることができる。反応床15は
反応器1中の床の容積の約2.5%である。
操作にあたっては、30%のエチレン、7.5%の酸素、
6%のCO2、2ppmの塩化ビニル、0.5ppmの塩化エチルか
ら成り、残りが主としてメタンと不活性物質及び若干の
エタンを含むものであるガス流を反応器1の管の中に、
入口温度140℃、出口温度260℃において通して約40%の
平均酸素転化率と約75%のエチレンのエチレンオキシド
への選択率を得た。
6%のCO2、2ppmの塩化ビニル、0.5ppmの塩化エチルか
ら成り、残りが主としてメタンと不活性物質及び若干の
エタンを含むものであるガス流を反応器1の管の中に、
入口温度140℃、出口温度260℃において通して約40%の
平均酸素転化率と約75%のエチレンのエチレンオキシド
への選択率を得た。
異なる反応管中において酸素転化率は均一ではない
が、これら異なる管から出て来るガスが充填物層5、6
および7を通して迅速に混合することによって相殺され
る。このガスを次に冷却器11へ通す。冷却器中で、触媒
床15は、ガスが冷却される直前に、管2と床15の間の空
間においてエチレンオキシド異性化によって形成された
アセトアルデヒドの少くとも一部を酸化する役を果す。
が、これら異なる管から出て来るガスが充填物層5、6
および7を通して迅速に混合することによって相殺され
る。このガスを次に冷却器11へ通す。冷却器中で、触媒
床15は、ガスが冷却される直前に、管2と床15の間の空
間においてエチレンオキシド異性化によって形成された
アセトアルデヒドの少くとも一部を酸化する役を果す。
ppmは百万部あたりの部を意味する。
ガス濃度は容積による。
図は反応器流出物の横方向混合を具体化する本発明の一
つの態様であって、エチレンオキシド反応器の下方部分
と冷却器11の図式的説明図である。
つの態様であって、エチレンオキシド反応器の下方部分
と冷却器11の図式的説明図である。
Claims (4)
- 【請求項1】エチレンと酸素とを固体触媒の主要本体と
反応帯において接触させ、ガス状反応生成物を上記帯域
から取り出し、そしてこのガス状反応生成物を冷却器へ
送ることからなるエチレンオキシドの製造方法におい
て、当該ガス状反応生成物を上記帯域から取り出した後
であって冷却器に送る前に、エチレンを酸素でエチレン
オキシドに酸化するための触媒の第2のより小さい床に
通し、それにより反応生成物中のアセトアルデヒド分を
反応生成物が冷却器に入る前に減少させることから成る
方法。 - 【請求項2】触媒の主要本体が管状反応器中に充填され
た固定床である特許請求の範囲第1項に記載の方法。 - 【請求項3】管状反応器の管の出口が、管から出てくる
ガスが固体と接触して横方向に迅速に混合される帯域中
に入っている特許請求の範囲第2項に記載の方法。 - 【請求項4】ガスが実質的に冷却されることなく横方向
に混合される特許請求の範囲第3項に記載の方法。
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