JP2563325B2 - 振動波駆動装置 - Google Patents

振動波駆動装置

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JP2563325B2
JP2563325B2 JP62107060A JP10706087A JP2563325B2 JP 2563325 B2 JP2563325 B2 JP 2563325B2 JP 62107060 A JP62107060 A JP 62107060A JP 10706087 A JP10706087 A JP 10706087A JP 2563325 B2 JP2563325 B2 JP 2563325B2
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宏之 和田
貴之 月本
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02NELECTRIC MACHINES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H02N2/00Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction
    • H02N2/10Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction producing rotary motion, e.g. rotary motors
    • H02N2/16Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction producing rotary motion, e.g. rotary motors using travelling waves, i.e. Rayleigh surface waves
    • H02N2/163Motors with ring stator
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02NELECTRIC MACHINES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H02N2/00Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction
    • H02N2/0005Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction producing non-specific motion; Details common to machines covered by H02N2/02 - H02N2/16
    • H02N2/005Mechanical details, e.g. housings
    • H02N2/0065Friction interface

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  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の利用分野] 本発明は振動波モータ等の振動波駆動装置に関する。
[発明の背景] 始めに、曲げ振動の進行波を利用した振動波モータの
原理を第2図およびその下面図である第3図により説明
する。同図に示すように、弾性体(例えば金属)よりな
るリング板状の振動体2の下面に第1群の電気−機械エ
ネルギー変換素子1aおよび第2群の電気−機械エネルギ
ー変換素子1bが配列固着されている。これら電気−機械
エネルギー変換素子としては圧電素子、電歪素子、又は
磁歪素子などを用いることができるが、以下では圧電素
子で代表する。
先ず第1群圧電素子1aについて述べると、その全ての
圧電素子1aの上下面に電極膜(不図示)が設けられてお
り、これら電極は不図示の電気接続手段で上面電極同士
および下面電極同士が電気的に並列接続されていて、各
圧電素子1aに同時に電圧が印加されるようになってお
り、この電圧印加により各圧電素子は周方向に伸縮する
ように構成されている。そして各圧電素子1aは、隣り合
うものが互いに逆の極性であるように(すなわち、一方
のものが伸びるとき他方のものが縮むように)、且つ、
λ/2のピッチを以て周方向に配列されている。
第2群圧電素子1bの構成および配列についても同様で
ある。
第1群1aと第2群1bとはλ/4の奇数倍だけずらせて配
置されている。また振動の2の全周の長さはλの整数倍
であるとする。なお、第1群1aと第2群1bとの間の部分
1′は電圧の印加がなく積極的に伸縮作用をしない領域
である。
このような構成・配列において、第1群圧電素子1aの
みに交流電圧を印加すると、振動体2は、伸びる圧電素
子1aの部分では下方に凸に、縮む圧電素子1aの部分では
上方に凸になるような曲げ変形をする結果、振動体2の
全周に亙り曲げ振動の定在波(波長λ)が発生する。こ
の場合、各圧電素子1aの間の中間位置およびそこからλ
/2おきの各位置が節になる。第2群圧電素子1bのみに交
流電圧が印加したときも同様に波長λの定在波が発生す
るが、その節の位置は前記の定在波のそれに比べてλ/4
だけずれたものとなる。
第1群圧電素子1aに交流電圧を印加すると同時に、そ
れとは電気的に90゜の位相差を持つ交流電圧に第2群電
圧素子1bに印加すれば、両者による定在波の合成の結
果、振動体2には周方向に進む曲げ振動の進行波が発生
し、その進行方向は上記印加電圧の位相差の正負によっ
て決まる。この曲げ振動の進行波においては、振動体2
の厚さの中立面(曲げ応力がかからない面)上の点は上
下方向振動をするだけであるが、振動体2の上面および
下面上の点は上下方向振動および周方向振動の合成され
た一種の楕円運動をする。従って、第2図において振動
体2を回転しないように適宜支持しておき、その上面に
リング板状の移動体3(不図示)を加圧接触させておけ
ば、該移動体は振動体2の上記楕円運動よる摩擦力によ
り駆動されて回転し、その回転方向は圧電素子群1a,1b
の印加電圧の位相差の正負によって選択できる。以上が
曲げ振動進行波を利用した振動波モータの原理である。
ところで、このような振動波モータにおいて、移動体
3の移動速度を高め、更にまた駆動効率を高める目的
で、第4図のように、振動体2の移動体3と対面する側
に多数の半径方向の溝2bを形成する提案がなされてい
る。第5図はこのような振動体を側方から見た図であ
る。振動体2と移動体3の接触部分には、耐磨耗性を持
ちかつ摩擦係数が大きくなるような材料の組合せ(例え
ばタングステンカーバイトWCとアルマイト)が用いられ
るが、互いに硬度に差があるため、第5図のような形状
の振動体だと第6図の様に振動体2の突部2aのエッヂが
移動体3に切り込むアブレシブ摩耗が生じ易く、十分な
耐久性が得られないという欠点があった。
[発明の目的] 本発明は従来の上記欠点に鑑みてなされたものであっ
て、振動体に多数の溝を有する振動波モータ等の振動波
駆動装置においてアブレシブ摩耗を防止することにあ
る。
[発明の概要] 本発明は、振動体に発生させた振動波によって該振動
体に接触する接触体を前記振動体と相対的に摩擦駆動す
る振動波駆動装置であって、前記振動体は前記接触体と
対面する側に突部を有し、該突部のエッジ部が該接触体
と直接接触しないように、該突部上に該突部の幅より幅
広い耐磨耗性の部材を付設したことを特徴とするもので
ある。
[発明の実施例] 第1図は本発明の前提となる一例で、第4図に示すよ
うにリング状振動体2の全周に亙り、移動体と接触する
側の面に半径方向に多数の溝2bを形成してあるような振
動波モータの振動体2において、その突部2aのエッヂ部
に丸味を持たせたものである。第1図は第4図の振動体
2を側方から見た部分拡大図であり、図示の如く多数の
半径方向の溝2bと突部2aを有し、突部2aのエッヂ部は丸
味を持っている。このようにすると、第7図に示すよう
に、振動体2に進行性曲げ振動波が生じたとき、上記突
部2aにて振動体2に圧接する移動体3にアブレシブ摩耗
が生ぜず、摩耗量は十分小さくなり、耐久性が向上す
る。更に、振動体2をこのような形状とすることは、鍛
造による振動体の加工を容易にする。
本発明の前提となる他の一例としては第8図に示すも
のがあり、これは振動体2の突部2aのエッヂ部を丸味で
なく面取りしたものである。このようにしても第1図に
示す場合と同様の効果が得られる。
第9図は本発明の一実施例を示すもので、駆動体2の
突部2aのエッヂ部は丸味付けや面取りを行わず、そのま
まとし、図に示すように、突部2aの上に、突部の幅(駆
動方向の幅)より幅広となる耐磨耗性の材料(例えばW
C)製の薄板2cを貼り付けたものであり、これにより振
動体の突部2aのエッヂ部が移動体と直接接触することが
なくなり、高移動速度、高効率を保ちながらアブレシブ
摩耗を防止することができる。
[発明の効果] 本発明によれば、駆動体の突部のエッジ部と接触体と
の接触を確実に防止できるので、振動体接触体との間の
アブレシブ摩耗を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の前提となる一例を示す振動波モータの
振動体を側面から見た部分拡大図、第2図および第3図
は振動波モータの原理説明図、第4図は振動波モータの
溝入り振動体の斜視図、第5図および第6図は従来の振
動波モータの溝入り振動体およびそれと移動体の間の磨
耗発生状況を夫々示す図、第7図は第1図の振動体と移
動体の接触状況を示す図、第8図は本発明の前提となる
他の一例の振動体を側方から見た部分拡大図、第9図は
本発明の一実施例の振動波駆動装置の振動体を側方から
見た部分拡大図である。 1a,1b……圧電素子、2……振動体 2a……突部、2b……溝 2c……耐磨耗性薄板、3……移動体。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】振動体に発生させた振動波によって該振動
    体に接触する接触体を前記振動体と相対的に摩擦駆動す
    る振動波駆動装置であって、前記振動体は前記接触体と
    対面する側に突部を有し、該突部のエッジ部が該接触体
    と直接接触しないように、該突部上に該突部の幅より幅
    広い耐磨耗性の部材を付設したことを特徴とする振動波
    駆動装置。
JP62107060A 1987-04-30 1987-04-30 振動波駆動装置 Expired - Lifetime JP2563325B2 (ja)

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JPS63277478A (ja) * 1987-04-10 1988-11-15 Matsushita Electric Ind Co Ltd 超音波モ−タ

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