JP2563260Y2 - 扉のロック機構 - Google Patents

扉のロック機構

Info

Publication number
JP2563260Y2
JP2563260Y2 JP1992040010U JP4001092U JP2563260Y2 JP 2563260 Y2 JP2563260 Y2 JP 2563260Y2 JP 1992040010 U JP1992040010 U JP 1992040010U JP 4001092 U JP4001092 U JP 4001092U JP 2563260 Y2 JP2563260 Y2 JP 2563260Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
handle
link bar
shaft
lock mechanism
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1992040010U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH062753U (ja
Inventor
肇 松田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP1992040010U priority Critical patent/JP2563260Y2/ja
Publication of JPH062753U publication Critical patent/JPH062753U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2563260Y2 publication Critical patent/JP2563260Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Casings For Electric Apparatus (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、保守、点検等が必要な
電子機器の扉のロック機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は、電子機器の背面斜視図であり、
外筺1の中には各種ユニットA,B,Cが実装されてい
る。ここで前記ユニットの保守、点検等を行なうため
に、装置背面には図示せぬ蝶番等で開閉可能に支持され
た扉2が設けてある。この前記扉2には、ロック機構が
設けてある。ここで3はハンドル、4はリンクバーで、
5,6は前記ハンドル3、リンクバー4と連動するシャ
フトであり、7,8は前記シャフト5,6を係止する孔
を有したロックブラケットである。ここで前記ハンドル
3が回転すると、前記リンクバー4も同様に回転する。
このリンクバー4の回転に伴いシャフト5,6は上下に
移動し、ロックブラケット7,8の孔にシャフト5,6
が係合して扉2のロックを行なっている。
【0003】次に扉のロック機構の詳細を図5(A)を
用いて説明する。同図は扉2を閉めてロックした状態を
筺体の内側から見たものである。同図において、9はソ
レノイド、10は引っ張りバネ、11は図5(A)にお
いて手前方向へL字状に曲折されたストッパ部11aを
有するストッパプレートである。次に動作について説明
する。扉2を閉めた状態では本体側に設けられた図示せ
ぬドア開閉検知手段により扉2が閉まったことを検知
し、ソレノイド9への通電をカットする。これにより、
前記ソレノイド9に吸引されていた可動鉄芯12が自由
となり、引っ張りバネ10の張力によって前記可動鉄芯
12と連動するストッパプレート11が引っ張られ、図
5(A)に示すように左方向へ移動し、シャフト6の上
端部6aの上方へ位置する。このことにより、扉2の外
側からハンドル3を矢印方向へ回転させ扉2のロックを
解除しようとしても、前記シャフト6の上端部6aがス
トッパプレート11のストッパ部11aに当たってハン
ドル3の回転が妨げられているため、扉2のロックは解
除されない。
【0004】次に図5(B)を用いて扉2のロックを解
除する時の動作を説明する。
【0005】ロックを解除するにはまず図示せぬカード
リーダにてカードパスさせることでソレノイド9へ通電
させ、前記ソレノイド9が可動鉄芯12を吸引すること
で、前記可動鉄芯12と連動するストッパプレート11
が図5(B)に示すように右方向へ移動する。このこと
により、シャフト5,6のロックは解除され、ハンドル
3を矢印方向へ回転させると、図示せぬロックブラケッ
ト7,8の孔に係止されていたシャフト5,6が移動し
て孔から抜けることにより、前記ロックブラケット7,
8との係合が解かれ扉2のロックが解除できる。
【0006】図6(A)にハンドル3の分解構成図と図
6(B)はその組立図を示す。同図において、ハンドル
3は各種ワッシャーを介し、リンクバー4と連動するよ
うに構成されており、ハンドル3を回転させると、前記
ハンドル3の軸部3a、角軸部3c、ネジ孔部3dに固
着されたフランジ13、リングワッシャー14、六角ナ
ット15、リンクバー4、角孔ワッシャー16、丸孔ワ
ッシャー17、バネ座金付六角ボルト18が前記ハンド
ル3と一体となって回転する。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】以上説明した従来技術
によると、無理にハンドル3を回転させて扉2のロック
を解除し、扉2を開けようとする行為に対して扉2のロ
ック機構が破壊されてしまうため、図5(A)(B)に
示すシャフト5,6とリンクバー4とを接合しているピ
ン19やリンクバー4自体の強度を増す必要があり、強
度の選択の手間や必要な強度を有する材質利用にかかる
コスト高の問題が生じた。
【0008】本考案は、前記問題点を解決するためにな
されたものであり、各種部材の強度を増すことなく、無
理にハンドルを回し扉2を開けようとする行為を防止す
る優れた装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、本考案は、ハンドルに連動するリンクバーに取り
付けたシャフトの移動を規制して扉をロック状態にして
おく扉のロック機構において、ハンドルにクラッチレバ
ーを設け、クラッチレバーに係合部(または被係合部)
を設け、対応して、リンクバーに被係合部(または係合
部)を設け、前記係合部は、シャフトの移動を規制して
いないとき、係合が行われ、シャフトの移動を規制して
いるとき、一定以上の力がハンドルに加えられると係合
が外れるものである。
【0010】
【作用】上記構成において、シャフトの移動を規制して
扉をロック状態にしておき、無理にハンドルを操作し、
一定以上の力を加えると、前記ハンドルに固定したクラ
ッチレバーの係合部と扉をロックしているシャフトが取
り付けられたリンクバーの被係合部との係合が外れ、ハ
ンドルは自由に操作可能となり、扉のロック状態は解除
されない。
【0011】
【実施例】以下に本考案の実施例を図面を用いて説明す
る。
【0012】尚、各図面に共通する要素には同一の符号
を付す。
【0013】図1(A)は本考案の実施例を示すハンド
ル部の分解構成図、図1(B)は本考案の実施例を示す
ハンドル部の組立図、図2は本考案の実施例を示す扉の
ロック状態図、図3は本考案の実施例を示す扉のロック
解除状態図である。
【0014】図1(A)において、ハンドル部はハンド
ル3、フランジ13、リングワッシャー14、六角ナッ
ト15、クラッチレバー19、軸座20、リンクバー
4、角孔ワッシャー16、丸孔ワッシャー17、バネ座
金付六角ボルト18より構成される。ここで前記クラッ
チレバー19は可撓性を有した材質(例えばステンレス
鋼)であり、爪部19aを有している。また前記リンク
バー4には、前記クラッチレバー19の爪部19aと係
合する切り込み部4aを有している。
【0015】またハンドル3は、ツマミ部3a、軸部3
b、角軸部3c、ネジ孔部3dを有しており、軸部3b
はフランジ13の孔部13bが嵌入し、角軸部3cには
クラッチレバー19と軸座20が嵌入する。また前記ク
ラッチレバー19の爪部19aはリンクバー4の切り込
み部4aに係合され、前記軸座20はリンクバー4の丸
孔部4bに嵌挿される。また角穴ワッシャー16と丸孔
ワッシャー17は、リンクバー4を固定させるもので、
バネ座金付六角ボルト18をハンドル3のネジ孔部3d
にねじ込むことで固定している。
【0016】次に動作について説明する。図2は扉2を
閉め、ロックさせた状態を筐体の内側から見たものであ
る。ここでシャフト6の上端部6aはストッパプレート
11のストッパ部11aに当たっている。それゆえ、ハ
ンドル3を矢印方向へ回転させようとしても回転しな
い。この状態で、無理にハンドル3を矢印方向へ回転さ
せ、ある一定の力が加えられると、図3に示すように、
可撓性を有するクラッチレバー19の爪部19aとリン
クバー4の切り込み部4aの係合が外れ、リンクバー4
は回転せずに、ハンドル3と他の部材は一体となって回
転する。このことにより、前記リンクバー4に取り付け
たシャフト5、6の移動はないので、扉2のロック状態
は解除されない。
【0017】そして、クラッチレバー19を回転させれ
ば、再度前記可撓性を有するクラッチレバー19の爪部
19aとリンクバー4の切り込み部4aの係合が行わ
れ、通常の使用状態に戻る。ここで、図5(B)に示す
ように、扉2のロックが解除されているとき、ハンドル
3を回転させると、クラッチレバー19の爪部19aと
リンクバー4の切り込み部4aが係合しているので、前
記リンクバー4をハンドル3と連動して回転すること
で、シャフト5、6とロックブラケット7、8の係合が
外れ、扉2を開くことができる。
【0018】
【考案の効果】以上説明した本考案によると、扉のロッ
ク状態時に、無理にハンドルを回転させようとすると、
ある一定以上の力で、ハンドルと連動するクラッチレバ
ーの爪部がリンクバーの切り込み部より外れ、前記ハン
ドルだけが回転し、前記リンクバーに取り付けられた、
扉をロックしているシャフトは移動しないので、扉のロ
ック状態は解除されない。なお、可撓性を有するクラッ
チレバーの爪部は、容易に元の状態に復旧する。したが
って、扉のロック機構が破壊されてロック状態のままと
なり、その扉を再び開けることが困難になるということ
はなく、また、各種部材の強度を増さなくとも、無理な
ハンドル操作により扉を損傷するということはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示すハンドル部の分解構成図
とハンドル部の組立図
【図2】本考案の実施例を示す扉のロック状態図
【図3】本考案の実施例を示す扉のロック解除状態図
【図4】電子機器の背面斜視図
【図5】従来の扉のロック機構の詳細を示す図
【図6】従来のハンドル部の分解構成図と組立図
【符号の説明】
3 ハンドル 4 リンクバー 4a 切り込み部 6 シャフト 19 クラッチレバー 19a 爪部

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハンドルに連動するリンクバーに取り付
    けたシャフトの移動を規制して扉をロック状態にしてお
    く扉のロック機構において、 ハンドルにクラッチレバーを設け、 クラッチレバーに係合部(または被係合部)を設け、対
    応して、リンクバーに被係合部(または係合部)を設
    け、 前記係合部は、シャフトの移動を規制していないとき、
    係合が行われ、シャフトの移動を規制しているとき、一
    定以上の力がハンドルに加えられると係合が外れること
    を特徴とする扉のロック機構。
  2. 【請求項2】係合部を可撓性の爪部とし、被係合部を切
    り込み部とした請求項1記載の扉のロック機構。
JP1992040010U 1992-06-11 1992-06-11 扉のロック機構 Expired - Lifetime JP2563260Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992040010U JP2563260Y2 (ja) 1992-06-11 1992-06-11 扉のロック機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992040010U JP2563260Y2 (ja) 1992-06-11 1992-06-11 扉のロック機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH062753U JPH062753U (ja) 1994-01-14
JP2563260Y2 true JP2563260Y2 (ja) 1998-02-18

Family

ID=12568943

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992040010U Expired - Lifetime JP2563260Y2 (ja) 1992-06-11 1992-06-11 扉のロック機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2563260Y2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE112008003828B4 (de) * 2008-04-29 2012-02-23 Hewlett-Packard Development Co., L.P. Ausstoßmechanismus für Computerausrüstung
JP5937049B2 (ja) * 2013-10-10 2016-06-22 株式会社栃木屋 施錠装置
JP6669037B2 (ja) * 2016-10-24 2020-03-18 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 カバーロック装置、画像形成装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0335821Y2 (ja) * 1984-11-28 1991-07-30

Also Published As

Publication number Publication date
JPH062753U (ja) 1994-01-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5941104A (en) Paddle lock
US4974886A (en) Motor-vehicle door latch with antitheft override
US7861563B2 (en) Dual locking system and latch incorporating therefor
US5015019A (en) Locking mechanism for equipment cabinet
US5820174A (en) Lockable slammable paddle latch
US5946955A (en) Door latch/lock control
JPH07305539A (ja) 車両用ロック装置とアウターハンドル
JP2000500836A (ja) 車両ドアロックアクチュエータ
US20040212197A1 (en) Overhead door locking apparatus and method of operation
US20020190529A1 (en) Door latching system
JP2563260Y2 (ja) 扉のロック機構
US4540207A (en) Refrigerator door pull and latch assembly
JPH08135279A (ja) 左右兼用型扉用ロックハンドル装置
US5520423A (en) Anti-burst latch
US3004419A (en) Chain locking construction
US5711556A (en) Lock assembly
JPH0842214A (ja) 扉等のラッチ式解錠装置
GB2382616A (en) Lock latch assembly
US7055874B1 (en) Door handle bracket and latch assembly
JPH0617960Y2 (ja) 自動車用ロック装置
JPH0649778Y2 (ja) レバー型開閉用ハンドル
JPH08282277A (ja) スナッチロック装置
JP2515601B2 (ja) エレベ―タのかご操作盤
CN219327420U (zh) 防撬装置和应用其的保险设备
KR20080009840A (ko) 차량의 도어 인사이드 핸들 조립체

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19971021

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071107

Year of fee payment: 10