JP2563182Y2 - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器

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JP2563182Y2
JP2563182Y2 JP1991030430U JP3043091U JP2563182Y2 JP 2563182 Y2 JP2563182 Y2 JP 2563182Y2 JP 1991030430 U JP1991030430 U JP 1991030430U JP 3043091 U JP3043091 U JP 3043091U JP 2563182 Y2 JP2563182 Y2 JP 2563182Y2
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Japan
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fluid supply
discharge pipe
discharge port
heat exchanger
tank
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智子 松沢
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カルソニック株式会社
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  • Details Of Heat-Exchange And Heat-Transfer (AREA)
  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、自動車用空調機のエ
バポレータ等として使用される熱交換器の改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】空気調和装置に組み込まれて、内部で冷
媒を蒸発させ、外部を流通する空気を冷却するエバポレ
ータとして、図3に示す様な構造の熱交換器が、例えば
特開平2−169127号公報に示されている様に、従
来から知られている。この従来の熱交換器は、一端縁に
互いに間隔をあけて1対の突出部1a、1bを形成した
金属板2の片面にU字形の凹部3を、この凹部3の両端
を上記1対の突出部1a、1bの端縁に迄連続させた状
態で形成している。上記凹部3の内側には多数の突起
4、4を形成し、凹部3により構成される、伝熱管相当
部である、折り返し流路5の内側を流れる冷媒等の流体
の流れを乱し、この流体と金属板2との間の熱交換が効
率良く行なわれる様にしている。
【0003】上述の様な金属板2、2は、2枚1組と
し、互いの凹部3同士を対向させた状態で最中状に重ね
合わせて、互いに液密に接合する。そして、U字形の折
り返し流路5と、この折り返し流路5の両端に位置して
端縁部から突出した1対の接合部6a、6bとを有する
素子7とする。そして、複数の素子7のそれぞれの接合
部6a、6bを、1対の(図3には1個のみ示す)タン
ク8の側面にそれぞれ形成した、スリット状の接続孔
9、9に挿入する。更に、各接合部6a、6bの外周面
と各接続孔9、9の内周縁とを、互いに液密にろう付け
接合する。タンク8は、座板10とタンク本体11とを
最中状に組み合わせ、互いに液密にろう付けする事で構
成しており、上記接続孔9、9は、座板10の底面に形
成している。これと共に、隣り合う素子7の間にフィン
(図示せず)を設ける。上記1対のタンク8のうち、一
方のタンク8の内側は、中間部に固定した隔壁12で仕
切る事により、入口室13と出口室14とに分割してい
る。そして、入口室13の側に流体入口として機能する
流体給排口15を、出口室14の側に流体出口として機
能する別の流体給排口(図示せず)を、それぞれ上記タ
ンク8の側面から外方に突出する短管状に設けている。
上述の様に構成する熱交換器の場合、流体給排口15か
ら冷媒等の流体を送り込むと、この流体は、入口室13
から一部の素子7の折り返し流路5を通って別のタンク
内に入る。そして、この別のタンクから残りの素子7の
折り返し流路5内を通って上記一方のタンク8の出口室
14に達し、次いで上記別の流体給排口から流出する。
【0004】ところで、上記流体給排口15(及び別の
流体給排口)には、図4に示す様に、流体給排管16を
接続して、この流体給排口15に、冷媒等の流体を移送
する為のチューブの端部を接続自在としている。即ち、
端部を斜切した上記流体給排管16を上記流体給排口1
5内に、所定長さだけ挿入すると共に、この流体給排口
15の内周縁と上記流体給排管16の外周面とを液密に
ろう付けしている。流体給排管16の端部を斜切するの
は、タンク8内への流体給排管16の挿入量Lを確保し
て、タンク8と流体給排管16とのろう付け前に、両部
材8、16同士が離脱しない様にする為である。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところが、従来の熱交
換器に於いては、流体給排管16の端部を斜切するのが
面倒で、熱交換器の製作費を高くする原因となってい
た。又、流体給排口15内に流体給排管16を挿入した
後、タンク8と流体給排管16とをろう付けする迄の間
に、この流体給排管16の挿入量Lを所定値に保持すべ
く、流体給排管16の外周面と流体給排口15の端縁と
の間を点付け溶接していた。この為、製造工程の増大に
より、やはり熱交換器の製作費を高くする原因となって
いた。本考案の熱交換器は、上述の様な原因による製作
費の高騰を防止するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案の熱交換器は、前
述した従来の熱交換器と同様に、多数の伝熱管相当部と
フィンとから成るコア部の端部にタンクを設け、このタ
ンクの側面にこの側面から外方に突出する短管状に形成
した流体給排口を通じて上記タンク内に、流体給排管を
挿入する事により構成している。特に、本考案の熱交換
器に於いては、上記流体給排管の端部を断面形状が長円
形の扁平管状に形成している。そして、この扁平管状部
分の外周面でこの扁平管状部分の長径方向と平行な部分
の外周面に、この流体給排管の開口端縁部からこの流体
給排管の軸方向に延びる係止凹部を形成すると共に、上
記流体給排管の端部をがたつきなく挿入自在な、断面形
状が長円形である流体給排口の一部を、この係止凹部に
向けかしめ付けている。
【0007】
【作用】本考案の熱交換器は、上述の様に流体給排管の
端部外周面に形成した係止凹部に流体給排口の一部をか
しめ付ける事で、流体給排管の支持を行なう為、この流
体給排管の端部を斜切したり、或は流体給排管と流体給
排口とを点付け溶接する必要がなくなる。又、係止凹部
の露出状態を観察しつつ、上記流体給排管を上記流体給
排口に挿入する事により、この流体給排口に対する流体
給排管の挿入量を容易に規制できる。従って、流体給排
管と上記流体給排口との結合部を組み合わせる際の位置
規制を特に慎重に行なわなくても、この結合部の強度を
十分に確保できる。
【0008】
【実施例】本考案の熱交換器は、前述した従来の熱交換
器と同様、図3並びに次述する図1に示す様に、折り返
し流路5等の多数の伝熱管相当部とフィンとから成るコ
ア部の端部にタンク8を設けている。そして、このタン
ク8の側面にこの側面から外方に突出する短管状に形成
した流体給排口15を通じて上記タンク8内に、流体給
排管16を挿入する事により構成している。又、この流
体給排管16の端部、並びにこの端部を挿入する上記流
体給排口15は、断面形状が長円形の扁平管状に形成し
ている。
【0009】又、図1に示す様に、上記流体給排管16
の端部に形成した上記扁平管状部分の外周面で、この扁
平管状部分の長径方向と平行な部分の外周面には、複数
(図示の例では2個)の係止凹部17を形成している。
これら各係止凹部17は、それぞれ上記流体給排管16
の開口端縁部からこの流体給排管16の軸方向に延び
る。又、この流体給排管16の端部は、斜切する事な
く、軸心に対して直角な面で切断している。そして、こ
の流体給排管16の端部を上記流体給排口15内に挿入
した後、この流体給排口15の端部で上記係止凹部17
に整合する部分を内向にかしめ付け、係止凸部18、1
8を形成している。尚、図1に於いては、説明の為、流
体給排管16挿入以前の流体給排口15に、係止凸部1
8、18を形成している。
【0010】上述の様に、流体給排管16端部外周面の
係止凹部17に向け流体給排口15の端部をかしめ付け
る事により、係止凸部18、18とする事で、流体給排
口15と流体給排管16との間に点付け溶接等を施さな
くても、上記流体給排管16が流体給排口15内にしっ
かりと支持される。又、上記流体給排管16の端部を上
記流体給排口15内に挿入する際には、この流体給排口
15の先端縁から上記各係止凹部17が露出している状
態を観察しつつ、上記流体給排管16を上記流体給排口
15に挿入する事により、この流体給排口15に対する
流体給排管16の挿入量を容易に規制できる。即ち、こ
の流体給排管16の軸方向に亙る、上記係止凹部17の
長さを規制し、例えばこの係止凹部17の端部が僅かに
上記流体給排口15の端縁から露出している状態で、上
記挿入量が適正値になる様にする。これにより、上記流
体給排管16と上記流体給排口15との結合部を組み合
わせる際の位置規制を特に慎重に行なう必要がなくな
る。従って、この結合部の強度を十分に確保する為、上
記流体給排管16を上記流体給排口15に挿入する作業
が容易になる。
【0011】尚、図2に示す様に、上記流体給排管16
の端部外周面に係止突起19、19を形成し、この係止
突起19、19を、上記流体給排口15の開口端縁に衝
合自在とすれば、流体給排口15内への流体給排管16
の挿入量の規制を、より容易且つ確実に行なえる。
【0012】
【考案の効果】本考案の熱交換器は以上に述べた通り構
成され作用する為、タンクに流体給排管を設ける作業を
容易に行なえる様になって、熱交換器の製作費の低廉化
を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す要部分解斜視図。
【図2】応用例を示す要部分解斜視図。
【図3】本考案の対象となる熱交換器の1例を示す要部
分解斜視図。
【図4】従来構造を示す要部断面図。
【符号の説明】
1a 突出部 1b 突出部 2 金属板 3 凹部 4 突起 5 折り返し流路 6a 接合部 6b 接合部 7 素子 8 タンク 9 接続孔 10 座板 11 タンク本体 12 隔壁 13 入口室 14 出口室 15 流体給排口 16 流体給排管 17 係止凹部 18 係止凸部 19 係止突起 20 係止舌片 21 係止凹部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の伝熱管相当部とフィンとから成る
    コア部の端部にタンクを設け、このタンクの側面にこの
    側面から外方に突出する短管状に形成した流体給排口を
    通じて上記タンク内に、流体給排管を挿入した熱交換器
    に於いて、上記流体給排管の端部を断面形状が長円形の
    扁平管状に形成し、この扁平管状部分の外周面でこの扁
    平管状部分の長径方向と平行な部分の外周面に、この流
    体給排管の開口端縁部からこの流体給排管の軸方向に延
    びる係止凹部を形成すると共に、上記流体給排管の端部
    をがたつきなく挿入自在な、断面形状が長円形である流
    体給排口の一部をこの係止凹部に向けかしめ付けた事
    を特徴とする熱交換器。
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NO153250C (no) * 1983-11-09 1986-02-12 Norsk Hydro As Storsekk, omfattende en ytterbeholder og en innerbeholder med innslag, samt fremgangsmaate og anordning for dens fremstilling
JPS63119936A (ja) * 1986-11-07 1988-05-24 Toyota Motor Corp シ−トフレ−ム用管体の継手構造

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