JP2563070Y2 - レーダ装置 - Google Patents

レーダ装置

Info

Publication number
JP2563070Y2
JP2563070Y2 JP9746291U JP9746291U JP2563070Y2 JP 2563070 Y2 JP2563070 Y2 JP 2563070Y2 JP 9746291 U JP9746291 U JP 9746291U JP 9746291 U JP9746291 U JP 9746291U JP 2563070 Y2 JP2563070 Y2 JP 2563070Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
angle
data
shape
phase shifter
scanning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP9746291U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0547880U (ja
Inventor
靖利 森田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP9746291U priority Critical patent/JP2563070Y2/ja
Publication of JPH0547880U publication Critical patent/JPH0547880U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2563070Y2 publication Critical patent/JP2563070Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Radar Systems Or Details Thereof (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案はフェーズド・アレー・
アンテナを用いて、一定区間のビーム走査を行うレーダ
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は従来の代表的なフェーズド・アレ
ー・アンテナを備えたレーダ装置の機能ブロック図を示
すものであり、図において1は空間にビームを放射し、
受信するフェーズド・アレー・アンテナ、2は送受切換
器、3は送信信号を発生する励振発振器、4は上記フェ
ーズド・アレー・アンテナの受信信号をビデオ信号に変
換する受信機、5はビデオ信号から所望の信号を抽出す
る信号処理器、6は送受タイミング発生回路、7はビー
ム指向角を設定し、アンテナ面座標に変換するビーム制
御器、8はアンテナ面座標をアレー・アンテナに内蔵す
る移相器の位相データに変換するビーム走査処理器であ
る。
【0003】次に動作について説明する。従来のフェー
ズド・アレー・アンテナを備えたレーダ装置は上記のよ
うに構成され、励振発振器3で発生した送信信号を送受
切換器2を通してフェーズド・アレー・アンテナ1に供
給する。フェーズド・アレー・アンテナ1はこの送信信
号を送受信タイミング発生回路6で発生する送信トリガ
信号により空間に放射するとともに、目標からの反射信
号を受信し、送受切換器2を通して受信機4に入力す
る。受信機4は受信信号をビデオ信号に変換し、信号処
理器5に供給する。信号処理器5はビデオ信号から所要
の目標信号を抽出する。一方ビーム制御器7はビーム走
査シーケンスを制御してビーム指向角を設定し、そのビ
ーム指向角を空間の絶対座標系からアンテナ面座標系デ
ータに変換し、送受信タイミング発生回路6で発生する
送信トリガ信号によりビーム走査処理器8に供給する。
ビーム走査処理器8はアンテナ面座標系データをフェー
ズド・アレー・アンテナ1に内蔵する移相器の位相デー
タに変換してフェーズド・アレー・アンテナ1に供給
し、位相データを設定することにより送受信信号のビー
ム指向角を制御する。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】従来のレーダ装置では
ビーム形状が固定であり、一定のビーム走査時間間隔で
半球空間をビーム走査するような場合において、空間上
へのビーム放射電力の抜け(ホール)をなくすためにビ
ームを均等な間隔で配列しようとしても平面に配列する
のと異なり実現が困難である。また特に回転型のレーダ
の場合にはビーム配列を複雑に組んで、ビーム走査の制
御方式を複雑にするか、あるいはビームの重なりの無駄
が発生するかホールが発生するという問題点があった。
【0005】この考案では上記のような課題を解消する
ためになされたものであり、ビーム形状を任意に設定で
きるというフェーズド・アレー・アンテナの特徴を利用
し、仰角に応じたビーム形状を設定することで最適なビ
ーム配列を実現できるとともに、ビーム走査の制御方式
を単純にすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この考案におけるビーム
形状を計算する機能は、空間絶対座標でのビーム指向角
における最適なビーム形状を移相器の位相データとして
あらかじめ設定しておくことにより、ビーム指向角が変
化するつどにビーム形状を計算するとともに、設定して
おいた位相データを選択することにより空間に放射する
ビームを制御する。
【0007】
【作用】この考案に係わるレーダ装置は、ビーム走査位
置に応じたビーム形状を計算する機能を付加し、ビーム
配列を最適化するとともに、ビーム走査を直線的にする
ことが可能なため、ビーム走査制御方式を単純にでき
る。
【0008】
【実施例】実施例1. 以下、この考案の一実施例を図について説明する。図1
において1〜8は上記従来のレーダ装置と全く同一のも
のであり、9はビーム形状演算回路であり、ビーム制御
器7のビーム指向角データよりその指向角における最適
ビーム形状を計算し、移相器の位相データに変換してビ
ーム走査処理器に入力する。
【0009】次に動作について説明する。上記のように
構成されたレーダ装置を用いて半球空間をビーム走査す
る場合、仰角に応じたビームスポット数Nは次式で表さ
れる。 N=N0 cosθE …(1) N0 :仰角0゜におけるビームスポット数 θE :ビーム仰角 N0 =2π/(η・θB0) …(2) π:円周率 η:ビームの重ね合わせ率 θB0=ビーム半値幅[rad]
【0010】このNをどの仰角においても一定にすれ
ば、仰角方向へのビーム走査は直線的に動作させるだけ
で、均等なビーム配置が可能となる。したがって一定の
ビーム形状でビーム走査する従来のレーダ装置に比べて
ビーム走査制御が単純化できる。
【0011】この様子を半球空間にビーム形状を仰角対
応に変化させてビーム走査(配置)する場合を例にと
り、覆域図を図2に示す。図において10はレーダの覆
域、11はビームスポット、θB0は基準のビーム半値
幅、θB はビーム形状変更後のビーム半値幅である。ま
た図3は従来のビーム形状を一定にした場合のビーム走
査(配置)例である。図3に示すような従来の方式では
仰角が大きくなるにしたがって、ビーム重なりが多く
なりむだが発生する。あるいはこれを回避するためにビ
ーム配置を複雑にするか、ホールの発生を許容してビー
ム配置を間引く必要がある。また図2はビーム配置を単
純にしてビーム走査制御を簡素化するのみならず、ビー
スポット数を限定することで、ビーム走査周期を短縮
する様子も同時に説明するものである。
【0012】図4はこの考案の実施例の原理を最も簡単
に説明するものである。図4において1はフェーズド・
アレー・アンテナであり、覆域の垂直断面図を単位円に
見立ててビーム走査の様子を示している。ここで覆域に
おける最大走査仰角をθH 、このときのビームスポット
数をNH とすると、各仰角でのビームスポット数を一定
にするには、各仰角での方位方向のビーム幅θB を次式
のように計算すればよい。 θB =θB0(cosθE /cosθH ) …(3) θB0:基準のビーム半値幅 θE :ビーム仰角 θH :ビーム最大仰角
【0013】したがってNH を基準にビーム形状を設定
すれば、最も簡単にビーム配置を均等にできる。
【0014】
【考案の効果】この考案は以上説明したように、ビーム
走査角に対応したビーム形状を計算する機能を付加する
ことにより、ビーム配列を最適化できるのみならず、ビ
ーム走査制御方式も簡素化できる効果がある。また、ビ
ーム形状を変化させてビームスポット数を限定すること
により、ビーム走査周期を短縮する効果がある。また、
この考案の方式を応用することで、艦船等の動揺を生じ
る場所で使用されるレーダ装置においてもビーム走査制
御方式も簡素化できる効果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例によるレーダ装置の機能ブ
ロック図である。
【図2】この考案の効果を説明する覆域図である。
【図3】この考案の効果を説明するための従来の方式で
のレーダ覆域図である。
【図4】この考案の原理を説明するレーダ垂直覆域断面
図である。
【図5】従来のレーダ装置の機能ブロック図である。
【符号の説明】
1 フェーズド・アレー・アンテナ 2 送受切換器 3 励振発振器 4 受信機 5 信号処理器 6 送受信タイミング発生回路 7 ビーム制御器 8 ビーム走査処理器 9 ビーム形状演算回路 10 レーダの覆域 11 ビームスポット

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電波を放射及び受信し、かつビーム放射
    方向を可変とする移相器を備えたフェーズド・アレー・
    アンテナと、ビーム指向角を設定してそのビーム指向角
    を空間の絶対座標系からアンテナ面座標系に変換し、ビ
    ーム走査シーケンスを制御するビーム制御器と、上記
    ーム指向角データを用いて仰角方向のビーム走査のスポ
    ット数が一定でかつ仰角に応じて方位角方向のビーム幅
    が変化するようにビーム形状を計算するビーム形状演算
    回路と、このビーム形状とビーム指向角データを移相器
    の位相データに変換して移相器に設定するビーム走査器
    を備えたことを特徴とするレーダ装置。
JP9746291U 1991-11-27 1991-11-27 レーダ装置 Expired - Fee Related JP2563070Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9746291U JP2563070Y2 (ja) 1991-11-27 1991-11-27 レーダ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9746291U JP2563070Y2 (ja) 1991-11-27 1991-11-27 レーダ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0547880U JPH0547880U (ja) 1993-06-25
JP2563070Y2 true JP2563070Y2 (ja) 1998-02-18

Family

ID=14192972

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9746291U Expired - Fee Related JP2563070Y2 (ja) 1991-11-27 1991-11-27 レーダ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2563070Y2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5212335B2 (ja) * 2009-10-28 2013-06-19 日本電気株式会社 レーダ装置、該レーダ装置に用いられるビーム走査方法及びビーム走査制御プログラム
JP6273757B2 (ja) * 2013-10-15 2018-02-07 三菱電機株式会社 レーダ装置
JP2016045132A (ja) * 2014-08-25 2016-04-04 株式会社東芝 気象レーダ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0547880U (ja) 1993-06-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0898174B1 (en) Radar apparatus
JP3393204B2 (ja) マルチビームレーダ装置
CN101005154B (zh) 无线通信用的方向可变天线系统
JP7224174B2 (ja) 電子装置およびレーダー制御方法
JP3441326B2 (ja) レーダ装置
JPH05276084A (ja) 無線通信システム
JP5151030B2 (ja) フェーズドアレイレーダ装置
JP2016090432A (ja) Dbfレーダ装置及びそのレーダ信号処理方法
CN114578337A (zh) 发射相扫宽波束接收数字多波束“低小慢”探测雷达
JP2563070Y2 (ja) レーダ装置
EP1342291B1 (en) Direction-agile antenna system for wireless communications
JP3216713B2 (ja) フェーズドアレイレーダ
JPH06291535A (ja) アレイアンテナ
JP3456167B2 (ja) 多機能アンテナ装置
JP2022527817A (ja) 特にインターリーブレーダモードの実施のための偏極の動的変更によるレーダ送受信のための方法及び装置
JP2010068482A (ja) アレイアンテナ装置
JP2020079740A (ja) ビーム制御装置およびレーダ装置
JP2004279147A (ja) アンテナ装置
JP3181415B2 (ja) レーダ装置
JP2009055245A (ja) アンテナ装置及び水平面パターンの切替え方法
JPH06249945A (ja) レーダ装置
JPS63284484A (ja) レ−ダ装置
JP3563579B2 (ja) Dbfレーダ装置
JPH0584879U (ja) レーダ装置
JPH05297132A (ja) レーダー装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees