JP2563058B2 - 金属用印刷インキ - Google Patents
金属用印刷インキInfo
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- JP2563058B2 JP2563058B2 JP6317293A JP6317293A JP2563058B2 JP 2563058 B2 JP2563058 B2 JP 2563058B2 JP 6317293 A JP6317293 A JP 6317293A JP 6317293 A JP6317293 A JP 6317293A JP 2563058 B2 JP2563058 B2 JP 2563058B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属用印刷インキに関
し、さらに詳しくはインキを印刷後、インキウェットの
状態で水性タイプのオーバープリントワニスをウエット
コートし、その上から焼付ける印刷方式において、優れ
た印刷適性を示す金属用印刷インキに関する。
し、さらに詳しくはインキを印刷後、インキウェットの
状態で水性タイプのオーバープリントワニスをウエット
コートし、その上から焼付ける印刷方式において、優れ
た印刷適性を示す金属用印刷インキに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、金属用印刷インキとしては、アル
キレングリコールのプロピレンオキシド付加物を溶剤成
分として用いるもの(例えば、特開昭62-295975号公
報)などが提案されている。
キレングリコールのプロピレンオキシド付加物を溶剤成
分として用いるもの(例えば、特開昭62-295975号公
報)などが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、アルキレング
リコールのプロピレンオキシド付加物を溶剤成分として
用いた印刷インキは、水性タイプのオーバープリント用
ワニスに対する適性は有するが、印刷インキ中の硬化剤
の種類によっては印刷後の焼付け硬化塗膜形成時の反応
性が不十分となる問題点があった。
リコールのプロピレンオキシド付加物を溶剤成分として
用いた印刷インキは、水性タイプのオーバープリント用
ワニスに対する適性は有するが、印刷インキ中の硬化剤
の種類によっては印刷後の焼付け硬化塗膜形成時の反応
性が不十分となる問題点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは水性タイプ
のオーバープリント用ワニスに対する適性を有し、か
つ、焼付け硬化塗膜形成時の反応性が高い金属用印刷イ
ンキについて鋭意検討した結果、本発明に到達した。
のオーバープリント用ワニスに対する適性を有し、か
つ、焼付け硬化塗膜形成時の反応性が高い金属用印刷イ
ンキについて鋭意検討した結果、本発明に到達した。
【0005】すなわち本発明は、顔料、樹脂及び溶剤を
主成分としてなる金属用印刷インキにおいて、該溶剤成
分として、 一価の脂肪族アルコール類(a)のEO及びPO付加
物(A)からなるものを使用し、且つ印刷インキの全量
に対する(A)の含量が5〜70重量%であることを特
徴とする金属用印刷インキ(I)ならびに、 二価のアミノアルコール類(b)のEO及び/または
PO付加物(B)からなるものを使用し、且つ印刷イン
キの全量に対する(B)の含量が5〜70重量%である
ことを特徴とする金属用印刷インキ(II)ならびに、 三価以上のアミノアルコール類(c)のEO及び/ま
たはPO付加物(C)からなるものを使用し、且つ印刷
インキの全量に対する(C)の含量が5〜70重量%で
あることを特徴とする金属用印刷インキ(III)であ
る。
主成分としてなる金属用印刷インキにおいて、該溶剤成
分として、 一価の脂肪族アルコール類(a)のEO及びPO付加
物(A)からなるものを使用し、且つ印刷インキの全量
に対する(A)の含量が5〜70重量%であることを特
徴とする金属用印刷インキ(I)ならびに、 二価のアミノアルコール類(b)のEO及び/または
PO付加物(B)からなるものを使用し、且つ印刷イン
キの全量に対する(B)の含量が5〜70重量%である
ことを特徴とする金属用印刷インキ(II)ならびに、 三価以上のアミノアルコール類(c)のEO及び/ま
たはPO付加物(C)からなるものを使用し、且つ印刷
インキの全量に対する(C)の含量が5〜70重量%で
あることを特徴とする金属用印刷インキ(III)であ
る。
【0006】本発明において、一価の脂肪族アルコール
類(a)としては、一価の脂肪族アルコール(メタノー
ル、エタノール、1-プロパノール、1-ブタノール、イソ
ブタノール、ヘプタノール、ヘキサノール、シクロヘキ
サノール、シクロヘキシルメタノール、オクタノール、
2-エチルヘキサノール、ノニルアルコール、デシルアル
コール、ラウリルアルコール、ステアリルアルコール、
イソステアリルアルコール、エイコシルアルコール、テ
トラコシルアルコール、オレイルアルコール、ソルビタ
ントリオレート等);一価のアミノアルコール(ジエチ
ルアミノエタノール、ジブチルアミノプロパノール、エ
チルドデシルアミノエタノール、ジシクロヘキシルアミ
ノエタノール、メチルステアリルアミノエタノール等)
等;並びにこれらの混合物が挙げられる。
類(a)としては、一価の脂肪族アルコール(メタノー
ル、エタノール、1-プロパノール、1-ブタノール、イソ
ブタノール、ヘプタノール、ヘキサノール、シクロヘキ
サノール、シクロヘキシルメタノール、オクタノール、
2-エチルヘキサノール、ノニルアルコール、デシルアル
コール、ラウリルアルコール、ステアリルアルコール、
イソステアリルアルコール、エイコシルアルコール、テ
トラコシルアルコール、オレイルアルコール、ソルビタ
ントリオレート等);一価のアミノアルコール(ジエチ
ルアミノエタノール、ジブチルアミノプロパノール、エ
チルドデシルアミノエタノール、ジシクロヘキシルアミ
ノエタノール、メチルステアリルアミノエタノール等)
等;並びにこれらの混合物が挙げられる。
【0007】(a)として好ましいものは、水性タイプ
のオーバープリント用ワニスに対する適性を考慮する
と、炭素数4〜24のものである。
のオーバープリント用ワニスに対する適性を考慮する
と、炭素数4〜24のものである。
【0008】さらに、(a)として窒素原子を含有する
もの、すなわちアミノアルコールを用いると、印刷中の
インキのミスティングが防止できる。
もの、すなわちアミノアルコールを用いると、印刷中の
インキのミスティングが防止できる。
【0009】印刷(A)は、一価の脂肪族アルコール類
(a)にEO及びPOを共付加重合したものであり、E
OとPOの合計の付加モル数は、(a)の種類、特に炭
素数によって変化するが、通常1〜1000モル、好ま
しくは2〜50モルである。
(a)にEO及びPOを共付加重合したものであり、E
OとPOの合計の付加モル数は、(a)の種類、特に炭
素数によって変化するが、通常1〜1000モル、好ま
しくは2〜50モルである。
【0010】(A)におけるEOとPOのモル比率は、
(a)の種類、特に炭素数によって変化するが、通常E
O:PO=1:(0.01〜100)、好ましくは1:
(0.1〜10)、より好ましくは1:(0.5〜5)
である。
(a)の種類、特に炭素数によって変化するが、通常E
O:PO=1:(0.01〜100)、好ましくは1:
(0.1〜10)、より好ましくは1:(0.5〜5)
である。
【0011】(A)において、(A)の末端が、ヒドロ
キシエチル基である場合、焼付け硬化塗膜形成時の反応
性が高くなり好ましい。
キシエチル基である場合、焼付け硬化塗膜形成時の反応
性が高くなり好ましい。
【0012】(A)は、(a)にEO及びPOを通常の
方法で付加させて得られる。末端がヒドロキシエチル基
である(A)を得る方法としては、例えば、一価の脂肪
族アルコール類(a)にPO単独、またはEOとPOの
混合物を付加した後、必要によって未反応のPO、また
は、EOとPOの混合物を除去したあと、さらにEOを
付加する方法が挙げられる。
方法で付加させて得られる。末端がヒドロキシエチル基
である(A)を得る方法としては、例えば、一価の脂肪
族アルコール類(a)にPO単独、またはEOとPOの
混合物を付加した後、必要によって未反応のPO、また
は、EOとPOの混合物を除去したあと、さらにEOを
付加する方法が挙げられる。
【0013】本発明の金属用印刷インキ(I)は、
(A)からなる溶剤、顔料及び樹脂を主成分としてな
る。
(A)からなる溶剤、顔料及び樹脂を主成分としてな
る。
【0014】溶剤成分として、(A)とともに必要によ
り、従来から金属印刷用インキの溶剤として使用されて
いた各種溶剤(飽和炭化水素、アルキルベンゼン、グリ
コール類のアルキルエーテル、ジエチルフタレート等)
を併用してもよい。この場合、各種溶剤の使用量は、通
常、該溶剤成分中の50重量%以下である。
り、従来から金属印刷用インキの溶剤として使用されて
いた各種溶剤(飽和炭化水素、アルキルベンゼン、グリ
コール類のアルキルエーテル、ジエチルフタレート等)
を併用してもよい。この場合、各種溶剤の使用量は、通
常、該溶剤成分中の50重量%以下である。
【0015】顔料としては、特に制限はなく、通常の無
機及び有機顔料が使用できる。
機及び有機顔料が使用できる。
【0016】樹脂としては、特に制限はなく、従来から
金属印刷用インキの樹脂として使用されていた各種樹脂
(短油長アルキッド樹脂、オイルフリーアルキッド樹
脂、エポキシエステル樹脂、ビニル変性アルキッド樹
脂、ロジン、脂肪酸変性フェノール樹脂、マレイン酸樹
脂等)、及び、アミノ樹脂などの硬化剤[グアナミン樹
脂(ベンゾグアナミン樹脂等)、メラミン樹脂(トリメ
チロールメラミン、ヘキサメチロールメラミン及びこれ
らのアルキルエーテル化物等)等]等を使用することが
できる。
金属印刷用インキの樹脂として使用されていた各種樹脂
(短油長アルキッド樹脂、オイルフリーアルキッド樹
脂、エポキシエステル樹脂、ビニル変性アルキッド樹
脂、ロジン、脂肪酸変性フェノール樹脂、マレイン酸樹
脂等)、及び、アミノ樹脂などの硬化剤[グアナミン樹
脂(ベンゾグアナミン樹脂等)、メラミン樹脂(トリメ
チロールメラミン、ヘキサメチロールメラミン及びこれ
らのアルキルエーテル化物等)等]等を使用することが
できる。
【0017】また、必要に応じて、公知のドライヤー等
の使用も可能である。
の使用も可能である。
【0018】印刷インキ全量に対して、通常、溶剤成分
は5〜70重量%に対して、顔料は5〜60重量%、樹
脂は20〜60重量%の範囲である。
は5〜70重量%に対して、顔料は5〜60重量%、樹
脂は20〜60重量%の範囲である。
【0019】各成分の混合方法は特に制限は無く、三本
ロール、ボールミル等を用いた常用の方法を用いること
ができる。
ロール、ボールミル等を用いた常用の方法を用いること
ができる。
【0020】本発明の金属用印刷インキの印刷方法を例
示すると、ドライオフセット曲面印刷した後、インキウ
ェットの状態で仕上げワニスをロール塗装し、その上か
らインキを焼付ける方法が挙げられる。
示すると、ドライオフセット曲面印刷した後、インキウ
ェットの状態で仕上げワニスをロール塗装し、その上か
らインキを焼付ける方法が挙げられる。
【0021】インキの焼付け条件は、通常130℃〜2
30℃で、時間は20秒〜20分の範囲である。
30℃で、時間は20秒〜20分の範囲である。
【0022】本発明はさらに、顔料、樹脂及び溶剤を主
成分としてなる金属用印刷インキにおいて、該溶剤成分
として、二価のアミノアルコール類(b)のEO及び/
またはPO付加物(B)からなるものを使用し、且つ印
刷インキの全量に対する(B)の含量が5〜70重量%
であることを特徴とする金属用印刷インキ(II)に関
する発明でもある。
成分としてなる金属用印刷インキにおいて、該溶剤成分
として、二価のアミノアルコール類(b)のEO及び/
またはPO付加物(B)からなるものを使用し、且つ印
刷インキの全量に対する(B)の含量が5〜70重量%
であることを特徴とする金属用印刷インキ(II)に関
する発明でもある。
【0023】二価のアミノアルコール類(b)として
は、エチルジエタノールアミン、プロピルジプロパノー
ルアミン、ブチルジエタノールアミン、2−エチルヘキ
シルジエタノールアミン、ドデシルジエタノールアミ
ン、オクタデシルジプロパノールアミン、シクロヘキシ
ルジエタノールアミン、N,N−ジメチル−N’,N’
−ジエタノールアミン等、並びにこれらの混合物が挙げ
られる。
は、エチルジエタノールアミン、プロピルジプロパノー
ルアミン、ブチルジエタノールアミン、2−エチルヘキ
シルジエタノールアミン、ドデシルジエタノールアミ
ン、オクタデシルジプロパノールアミン、シクロヘキシ
ルジエタノールアミン、N,N−ジメチル−N’,N’
−ジエタノールアミン等、並びにこれらの混合物が挙げ
られる。
【0024】(B)は、二価のアミノアルコール類
(b)にEO及び/またはPOを付加重合したものであ
り、EOとPOの合計の付加モル数は、(b)の種類、
特に炭素数によって変化するが、通常1〜1000モ
ル、好ましくは2〜50モルである。
(b)にEO及び/またはPOを付加重合したものであ
り、EOとPOの合計の付加モル数は、(b)の種類、
特に炭素数によって変化するが、通常1〜1000モ
ル、好ましくは2〜50モルである。
【0025】(B)が(b)のEOとPOの共付加重合
物である場合、(B)におけるEOとPOのモル比率
は、(b)の種類、特に炭素数によって変化するが、通
常EO:PO=1:(0.01〜100)、好ましくは
1:(0.1〜10)、より好ましくは1:(0.5〜
5)である。
物である場合、(B)におけるEOとPOのモル比率
は、(b)の種類、特に炭素数によって変化するが、通
常EO:PO=1:(0.01〜100)、好ましくは
1:(0.1〜10)、より好ましくは1:(0.5〜
5)である。
【0026】(B)においても(A)と同様に、(B)
の末端が、ヒドロキシエチル基である場合、焼付け硬化
塗膜形成時の反応性が高くなり好ましい。
の末端が、ヒドロキシエチル基である場合、焼付け硬化
塗膜形成時の反応性が高くなり好ましい。
【0027】(B)は、(A)と同様の方法で(b)に
EO及びPOを通常の方法で付加させて得られる。
EO及びPOを通常の方法で付加させて得られる。
【0028】本発明の金属用印刷インキ(II)は、
(B)からなる溶剤、顔料及び樹脂を主成分としてな
る。
(B)からなる溶剤、顔料及び樹脂を主成分としてな
る。
【0029】顔料、樹脂は、前述の本発明の金属用印刷
インキ(I)と同様のものを使用することができる。
インキ(I)と同様のものを使用することができる。
【0030】また、必要に応じて、公知のドライヤー等
の使用も可能である。
の使用も可能である。
【0031】印刷インキ全量に対する各成分の含量、各
成分の混合方法、印刷方法、インキの焼付け条件は、本
発明の金属用印刷インキ(I)と同様である。
成分の混合方法、印刷方法、インキの焼付け条件は、本
発明の金属用印刷インキ(I)と同様である。
【0032】本発明はさらに、顔料、樹脂及び溶剤を主
成分としてなる金属用印刷インキにおいて、該溶剤成分
として、三価以上のアミノアルコール類(c)のEO及
び/またはPO付加物(C)からなるものを使用し、且
つ印刷インキの全量に対する(C)の含量が5〜70重
量%であることを特徴とする金属用印刷インキ(II
I)に関する発明でもある。
成分としてなる金属用印刷インキにおいて、該溶剤成分
として、三価以上のアミノアルコール類(c)のEO及
び/またはPO付加物(C)からなるものを使用し、且
つ印刷インキの全量に対する(C)の含量が5〜70重
量%であることを特徴とする金属用印刷インキ(II
I)に関する発明でもある。
【0033】三価以上のアミノアルコール類(c)とし
ては、トリエタノールアミン、トリプロパノールアミ
ン、ジヒドロキシエチルヒドロキシプロピルアミン、N
−メチル−N,N’,N’−トリエタノールエチレンジ
アミン、テトラエタノールエチレンジアミン、ペンタエ
タノールジエチレントリアミン等、及びこれらの混合物
が挙げられる。
ては、トリエタノールアミン、トリプロパノールアミ
ン、ジヒドロキシエチルヒドロキシプロピルアミン、N
−メチル−N,N’,N’−トリエタノールエチレンジ
アミン、テトラエタノールエチレンジアミン、ペンタエ
タノールジエチレントリアミン等、及びこれらの混合物
が挙げられる。
【0034】(C)は、上記(c)にEO及び/または
POを付加重合したものであり、EO及び/またはPO
の付加モル数は、(c)の種類、特に炭素数によって変
化するが、通常1〜1000モル、好ましくは3〜10
0モルである。
POを付加重合したものであり、EO及び/またはPO
の付加モル数は、(c)の種類、特に炭素数によって変
化するが、通常1〜1000モル、好ましくは3〜10
0モルである。
【0035】(C)が、(c)のEOとPOの共付加重
合物である場合、(C)におけるEOとPOのモル比率
は、水酸基含有脂肪族系化合物の種類、特に炭素数によ
って変化するが、通常EO:PO=1:(0.01〜1
00)、好ましくは1:(0.1〜10)、より好まし
くは1:(0.5〜5)である。この場合、末端が、ヒ
ドロキシエチル基である場合、焼付け硬化塗膜形成時の
反応性が高くなり好ましい。
合物である場合、(C)におけるEOとPOのモル比率
は、水酸基含有脂肪族系化合物の種類、特に炭素数によ
って変化するが、通常EO:PO=1:(0.01〜1
00)、好ましくは1:(0.1〜10)、より好まし
くは1:(0.5〜5)である。この場合、末端が、ヒ
ドロキシエチル基である場合、焼付け硬化塗膜形成時の
反応性が高くなり好ましい。
【0036】(C)は、(A)と同様に(c)にEO及
び/またはPOを通常の方法で付加重合させて得られ
る。
び/またはPOを通常の方法で付加重合させて得られ
る。
【0037】本発明の金属用印刷インキ(III)は、
(C)からなる溶剤、顔料及び樹脂を主成分としてな
る。
(C)からなる溶剤、顔料及び樹脂を主成分としてな
る。
【0038】顔料、樹脂としては、前述の本発明の金属
用印刷インキ(I)と同様のものを使用することができ
る。
用印刷インキ(I)と同様のものを使用することができ
る。
【0039】また、必要に応じて、公知のドライヤー等
の使用も可能である。
の使用も可能である。
【0040】印刷インキ全量に対する各成分の含量、各
成分の混合方法、印刷方法、インキの焼付け条件は、本
発明の金属用印刷インキ(I)と同様である。
成分の混合方法、印刷方法、インキの焼付け条件は、本
発明の金属用印刷インキ(I)と同様である。
【0041】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに説明する
が、本発明はこれに限定されるものではない。実施例中
の部は重量部である。
が、本発明はこれに限定されるものではない。実施例中
の部は重量部である。
【0042】実施例1 ネオペンチルグリコール170部及びトリメチロールプ
ロパン110部と、アジピン酸170部及びイソフタル
酸200部を常法によってエステル化して得られた、酸
価5.9のオイルフリーアルキッド樹脂25部と、イソ
ブタノールにPOを3モル−EOを3モルブロック付加
したもの15部、酸化チタン40部、及び、ヘキサメチ
ロールメラミン(三井東圧製サイメル300)20部を
3本ロールミルを用いてインキ化し、金属用印刷インキ
(I−1)を得た。
ロパン110部と、アジピン酸170部及びイソフタル
酸200部を常法によってエステル化して得られた、酸
価5.9のオイルフリーアルキッド樹脂25部と、イソ
ブタノールにPOを3モル−EOを3モルブロック付加
したもの15部、酸化チタン40部、及び、ヘキサメチ
ロールメラミン(三井東圧製サイメル300)20部を
3本ロールミルを用いてインキ化し、金属用印刷インキ
(I−1)を得た。
【0043】実施例2 実施例1における溶剤である、イソブタノールにPOを
3モル−EOを3モルブロック付加したものの代わり
に、n−ブタノールにEOを5モルとPOを10モルラ
ンダム付加した後EOを2モル付加したものを用いる他
は実施例1と同様にして、金属用印刷インキ(I−2)
を得た。
3モル−EOを3モルブロック付加したものの代わり
に、n−ブタノールにEOを5モルとPOを10モルラ
ンダム付加した後EOを2モル付加したものを用いる他
は実施例1と同様にして、金属用印刷インキ(I−2)
を得た。
【0044】実施例3 実施例1における溶剤である、イソブタノールにPOを
3モル−EOを3モルブロック付加したもの15部の代
わりに、ジエチルアミノエタノールにPOを2モル−E
Oを5モルブロック付加したもの10部及びイソブタノ
ールにPOを3モル−EOを3モルブロック付加したも
の5部を用いる他は実施例1と同様にして、金属用印刷
インキ(I−3)を得た。
3モル−EOを3モルブロック付加したもの15部の代
わりに、ジエチルアミノエタノールにPOを2モル−E
Oを5モルブロック付加したもの10部及びイソブタノ
ールにPOを3モル−EOを3モルブロック付加したも
の5部を用いる他は実施例1と同様にして、金属用印刷
インキ(I−3)を得た。
【0045】実施例4 実施例1における溶剤である、イソブタノールにPOを
3モル−EOを3モルブロック付加したものの代わり
に、ブチルジエタノールアミンにEOを2モル付加した
ものを用いる他は実施例1と同様にして、金属用印刷イ
ンキ(II−1)を得た。
3モル−EOを3モルブロック付加したものの代わり
に、ブチルジエタノールアミンにEOを2モル付加した
ものを用いる他は実施例1と同様にして、金属用印刷イ
ンキ(II−1)を得た。
【0046】実施例5 実施例1における溶剤である、イソブタノールにPOを
3モル−EOを3モルブロック付加したもの15部の代
わりに、シクロヘキシルジプロパノールアミンにPOを
4モル−EOを2モルブロック付加したもの10部及び
2−エチルヘキシルジエタノールアミンにEOを4モル
付加したもの5部を用いる他は実施例1と同様にして、
金属用印刷インキ(II−2)を得た。
3モル−EOを3モルブロック付加したもの15部の代
わりに、シクロヘキシルジプロパノールアミンにPOを
4モル−EOを2モルブロック付加したもの10部及び
2−エチルヘキシルジエタノールアミンにEOを4モル
付加したもの5部を用いる他は実施例1と同様にして、
金属用印刷インキ(II−2)を得た。
【0047】実施例6 実施例1における溶剤である、イソブタノールにPOを
3モル−EOを3モルブロック付加したものの代わり
に、トリエタノールアミンにPOを6モル−EOを3モ
ルブロック付加したものを用いる他は実施例1と同様に
して、金属用印刷インキ(III−1)を得た。
3モル−EOを3モルブロック付加したものの代わり
に、トリエタノールアミンにPOを6モル−EOを3モ
ルブロック付加したものを用いる他は実施例1と同様に
して、金属用印刷インキ(III−1)を得た。
【0048】実施例7 実施例1における溶剤である、イソブタノールにPOを
3モル−EOを3モルブロック付加したものの代わり
に、ジヒドロキシエチルヒドロキシプロピルアミンにP
Oを10モル−EOを3モルブロック付加したものを用
いる他は実施例1と同様にして、金属用印刷インキ(I
II−2)を得た。
3モル−EOを3モルブロック付加したものの代わり
に、ジヒドロキシエチルヒドロキシプロピルアミンにP
Oを10モル−EOを3モルブロック付加したものを用
いる他は実施例1と同様にして、金属用印刷インキ(I
II−2)を得た。
【0049】比較例1 実施例1における溶剤である、イソブタノールにPOを
3モル−EOを3モルブロック付加したものの代わり
に、トリエチレングリコールモノブチルエーテルを用い
る他は実施例1と同様にして、金属用印刷インキ(IV
−1)を得た。
3モル−EOを3モルブロック付加したものの代わり
に、トリエチレングリコールモノブチルエーテルを用い
る他は実施例1と同様にして、金属用印刷インキ(IV
−1)を得た。
【0050】比較例2 実施例1における溶剤である、イソブタノールにPOを
3モル−EOを3モルブロック付加したものの代わり
に、ジエチレングリコールモノヘキシルエーテルを用い
る他は実施例1と同様にして、金属用印刷インキ(IV
−2)を得た。
3モル−EOを3モルブロック付加したものの代わり
に、ジエチレングリコールモノヘキシルエーテルを用い
る他は実施例1と同様にして、金属用印刷インキ(IV
−2)を得た。
【0051】比較例3 実施例1における溶剤である、イソブタノールにPOを
3モル−EOを3モルブロック付加したものの代わり
に、ブチルジエタノールアミンを用いる他は実施例1と
同様にして、金属用印刷インキ(IV−3)を得た。
3モル−EOを3モルブロック付加したものの代わり
に、ブチルジエタノールアミンを用いる他は実施例1と
同様にして、金属用印刷インキ(IV−3)を得た。
【0052】比較例4 実施例1における溶剤である、イソブタノールにPOを
3モル−EOを3モルブロック付加したものの代わり
に、トリエタノールアミンを用いる他は実施例1と同様
にして、金属用印刷インキ(IV−4)を得た。
3モル−EOを3モルブロック付加したものの代わり
に、トリエタノールアミンを用いる他は実施例1と同様
にして、金属用印刷インキ(IV−4)を得た。
【0053】試験例、比較試験例 実施例1〜11、比較例1〜4で得たインキを使用し、
アルミ2ピース缶にドライオフセット方式で印刷をし、
水性アクリル樹脂(三井東圧製アルマテックスWA4
1)60部、脱イオン水60部、水溶性ベンゾグアナミ
ン樹脂(三井東圧製サイメル1123)15部、ブチル
セロソルブ10部からなる水性オーバープリントワニス
を全面にオーバープリントした後、200℃、30秒間
焼付けを行い、塗装性(ハジキ、光沢)、層間剥離、塗
膜硬度を評価した。結果を表1に示す。
アルミ2ピース缶にドライオフセット方式で印刷をし、
水性アクリル樹脂(三井東圧製アルマテックスWA4
1)60部、脱イオン水60部、水溶性ベンゾグアナミ
ン樹脂(三井東圧製サイメル1123)15部、ブチル
セロソルブ10部からなる水性オーバープリントワニス
を全面にオーバープリントした後、200℃、30秒間
焼付けを行い、塗装性(ハジキ、光沢)、層間剥離、塗
膜硬度を評価した。結果を表1に示す。
【0054】
【表1】
【0055】(注)・光沢,ハジキ;塗膜を目視し、良
好の場合○,正常レベルの場合△,使用不可レベルの場
合×、として示した。 ・層間剥離 ;塗膜面に刃物で1mm間隔の100個の
碁盤目を作り、セロハンテープによる剥離状況を調べ、
剥離しなかったマス目の数で示した。 ・塗膜硬度 ;JIS規格にのっとり、塗膜の鉛筆硬
度で示した。
好の場合○,正常レベルの場合△,使用不可レベルの場
合×、として示した。 ・層間剥離 ;塗膜面に刃物で1mm間隔の100個の
碁盤目を作り、セロハンテープによる剥離状況を調べ、
剥離しなかったマス目の数で示した。 ・塗膜硬度 ;JIS規格にのっとり、塗膜の鉛筆硬
度で示した。
【0056】
【発明の効果】以上、実施例等で示した通り、本発明の
金属用印刷インキは、インキを印刷後インキウェットの
状態で水性タイプのオーバープリントワニスをウエット
コートし、その上から焼付ける印刷方式において、水性
タイプのオーバープリントワニスに対してインキ塗膜面
でのワニスのハジキやインキ膜中へのワニスの潜り込み
が発生しないため、充分な印刷適性を有する上、焼付け
硬化塗膜形成時の反応性が高いため、優れた密着性及び
塗膜硬度を与えるものである。さらに、アミノアルコー
ル類のアルキレンオキシド付加物を溶剤として使用した
場合は、印刷中のインキのミスティングが防止できるも
のである。
金属用印刷インキは、インキを印刷後インキウェットの
状態で水性タイプのオーバープリントワニスをウエット
コートし、その上から焼付ける印刷方式において、水性
タイプのオーバープリントワニスに対してインキ塗膜面
でのワニスのハジキやインキ膜中へのワニスの潜り込み
が発生しないため、充分な印刷適性を有する上、焼付け
硬化塗膜形成時の反応性が高いため、優れた密着性及び
塗膜硬度を与えるものである。さらに、アミノアルコー
ル類のアルキレンオキシド付加物を溶剤として使用した
場合は、印刷中のインキのミスティングが防止できるも
のである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き 審査官 鐘尾 みや子 (56)参考文献 特開 平3−41171(JP,A)
Claims (8)
- 【請求項1】 顔料、樹脂及び溶剤を主成分としてなる
金属用印刷インキにおいて、該溶剤成分として、一価の
脂肪族アルコール類(a)のエチレンオキシド(EO)
及びプロピレンオキシド(PO)付加物(A)からなる
ものを使用し、且つ印刷インキの全量に対する(A)の
含量が5〜70重量%であることを特徴とする金属用印
刷インキ(I)。 - 【請求項2】 該(A)におけるEO及びPOの付加モ
ル数の合計が、2〜50モルである請求項1記載の金属
用印刷インキ(I)。 - 【請求項3】 該(A)の末端が、ヒドロキシエチル基
である請求項1または2記載の金属用印刷インキ
(I)。 - 【請求項4】 顔料、樹脂及び溶剤を主成分としてなる
金属用印刷インキにおいて、該溶剤成分として、二価の
アミノアルコール類(b)のEO及び/またはPO付加
物(B)からなるものを使用し、且つ印刷インキの全量
に対する(B)の含量が5〜70重量%であることを特
徴とする金属用印刷インキ(II)。 - 【請求項5】 該(B)におけるEO及び/またはPO
の付加モル数の合計が、2〜50モルである請求項4記
載の金属用印刷インキ(II)。 - 【請求項6】 該(B)の末端が、ヒドロキシエチル基
である請求項4または5記載の金属用印刷インキ(I
I)。 - 【請求項7】 顔料、樹脂及び溶剤を主成分としてなる
金属用印刷インキにおいて、該溶剤成分として、三価以
上のアミノアルコール類(c)のEO及び/またはPO
付加物(C)からなるものを使用し、且つ印刷インキの
全量に対する(C)の含量が5〜70重量%であること
を特徴とする金属用印刷インキ(III)。 - 【請求項8】 該(C)におけるEO及び/またはPO
の付加モル数の合計が、3〜100モルである請求項7
記載の印刷インキ(III)。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6317293A JP2563058B2 (ja) | 1992-02-28 | 1993-02-26 | 金属用印刷インキ |
Applications Claiming Priority (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7933892 | 1992-02-28 | ||
JP8796392 | 1992-03-11 | ||
JP4-102276 | 1992-03-27 | ||
JP4-87963 | 1992-03-27 | ||
JP10227692 | 1992-03-27 | ||
JP4-79338 | 1992-03-27 | ||
JP6317293A JP2563058B2 (ja) | 1992-02-28 | 1993-02-26 | 金属用印刷インキ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07150096A JPH07150096A (ja) | 1995-06-13 |
JP2563058B2 true JP2563058B2 (ja) | 1996-12-11 |
Family
ID=27464268
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6317293A Expired - Fee Related JP2563058B2 (ja) | 1992-02-28 | 1993-02-26 | 金属用印刷インキ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2563058B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4710100B2 (ja) * | 2000-03-29 | 2011-06-29 | Dic株式会社 | 印刷インキ組成物及びそれを用いた被覆方法 |
JP7022227B1 (ja) * | 2021-01-26 | 2022-02-17 | サカタインクス株式会社 | 金属印刷用インキ組成物、及びそれを用いた、印刷中のミスチングを低減させる方法 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5422331A (en) * | 1977-07-20 | 1979-02-20 | Takeda Chem Ind Ltd | Preparation of quinones |
JPS62295976A (ja) * | 1986-06-13 | 1987-12-23 | Sakata Corp | 金属用印刷インキ |
JP2545633B2 (ja) * | 1990-03-20 | 1996-10-23 | 東洋インキ製造株式会社 | 金属印刷用インキ |
JPH04106166A (ja) * | 1990-08-24 | 1992-04-08 | Toyo Ink Mfg Co Ltd | 金属印刷用インキ |
JPH0540791A (ja) * | 1991-08-07 | 1993-02-19 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 部品データベース自動登録方法 |
JPH0791499A (ja) * | 1993-09-21 | 1995-04-04 | Daito Juki Koji Kk | コッタソケットのワイヤ装着装置 |
-
1993
- 1993-02-26 JP JP6317293A patent/JP2563058B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07150096A (ja) | 1995-06-13 |
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