JP2562993Y2 - 焼結機パレットシールバーのシール構造 - Google Patents

焼結機パレットシールバーのシール構造

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JP2562993Y2
JP2562993Y2 JP8340492U JP8340492U JP2562993Y2 JP 2562993 Y2 JP2562993 Y2 JP 2562993Y2 JP 8340492 U JP8340492 U JP 8340492U JP 8340492 U JP8340492 U JP 8340492U JP 2562993 Y2 JP2562993 Y2 JP 2562993Y2
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JP
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air seal
seal bar
sintering machine
bar
air
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盛明 鶴田
光裕 山崎
和彦 緒方
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Nippon Steel Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は焼結機パレットシールバ
ーのシール構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に焼結機のパレットの漏風は、ウイ
ンドボックス内の負圧が1400mmAqになるため漏
風スピードで100m/秒前後にもなる。この漏風は焼
結機のいろんな部位から発生し、焼結機の大きなエネル
ギー損失を招いている。特にスライドベッドとエアシー
ルバーは摺動部であるため漏風を生じ易く、漏風対策と
して種々の手段が提案されていた。
【0003】この代表的なものとして、例えば特開昭6
0−82779号公報に記載されているように、クーラ
ーの排ガスをボイラーを介して熱回収した後、ウインド
ボックスとパレットを覆ったフード内に送り込み、間隙
から侵入するエアの減少と侵入エア自体の昇温を行う方
法がある。また、実開昭61−185998号公報に記
載されているように、エアシールバーの端部をエアシー
ルケースで覆い、エアシールケースとエアシールバーの
端面とを弾性体で当接シールする手段もあり、さらにこ
の他にも多くの手段が提案されていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、特開昭
60−82779号公報記載の方法では熱回収の回収効
率が低く、全体として省エネルギー効果が小さく、しか
も全体を覆うフード、熱回収、供給等の装置が複雑で、
且つ設備費用も多大となる。また、実開昭61−185
998号公報記載の手段はエアシールバーとエアシール
ケースとのシールは行い得るが、焼結機のパレットの反
転時に落下した粉鉱石がエアシールケースとエアシール
バー間に侵入し、エアシールバーのスプリングおよび自
重による自由な動きを規制するため往路におけるシール
性がそこなわれる。さらに、弾性体の先端がエアシール
ケースとシールバー間に挟まって摺動する場合も生じ、
弾性体の損耗が激しく、しかも弾性体とエアシールケー
スの間に隙間が生じる結果として漏風を確実に防止する
ことができない等の問題がある。
【0005】本考案は、シール装置が簡単で、シール装
置損耗が少なく確実に安定した漏風防止ができ、省エネ
ルギー効果の優れた焼結機パレットシールバーのシール
構造を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案の要旨は、スライ
ドベッドとエアシールバーとエアシールバーをエアシー
ルケースに内装スプリングで押し圧シールする焼結機パ
レットシールバーのシール構造において、エアシールバ
ーの先端部より内側にエアシールケース先端を嵌装する
とともに、エアシールバーの先端近傍に弾性体の板を固
定してその先端をエアシールケース外側に当接させたこ
とを特徴とする焼結機パレットシールバーのシール構造
である。
【0007】
【作用、実施例】以下、本考案を図示の実施例に基づい
て詳細に説明する。
【0008】図1は本考案の焼結機パレットシールバー
のシール構造のエアシールバーおよびエアシールケース
の斜視図であり、図2は本考案の焼結機パレットシール
バーのシール構造の断面図である。
【0009】エアシールバー1の先端部より内側にエア
シールケース2の先端を嵌装してある。エアシールバー
1の先端近傍には弾性体の板3を固定し、弾性体の板3
の先端はエアシールケース2の外側に当接させてある。
弾性体としては、空気を通さないゴム、弾性を有する耐
磨耗布、プラスチック等、耐磨耗性と弾性を具備したも
のが採用可能である。ウインドボックス4にはスライド
べッド5が設けてあり、スライドベッド5にはスライド
ベッド潤滑の給油機構6が設けてあって、スライドベッ
ド5とエアシールバー1は当接摺動する。また、エアシ
ールバー1はボルト7により固定され、エアシールケー
ス2内に設けた内装スプリング8によりスライドベッド
5に当接摺動するようにしてある。弾性体の板3は固定
部材9とボルト10でエアシールバー1の先端近傍に固
定する。この弾性体の板3はエアシールバー1の先端近
傍の形状に対応した形状で、先端が固定部材9による締
めつけでエアシールケース2に十分に当接できる構造に
してある。11はパレット本体である。
【0010】このように構成された焼結機パレットシー
ルバーのシール構造は、弾性体の板をエアシールバーに
固定してエアシールケースの内側に当接させた従来のシ
ール装置に比べ弾性体の板3の先端部のめくれがなく、
新たな組み込み時に補修点検が容易であり、確実なシー
ルが保証できる。また、焼結機の復路では上部になるた
め焼結粉がエアシールバー1とエアシールケース2に落
下するが、逆方向を当接摺動機構にしてあるため弾性体
の板3とエアシールケース2の間に焼結粉の噛込みがな
く、エアシールバー1の自由な動きを保障することがで
き、スライドベッド5とスムースな摺動が実現できる。
また、隙間の形成、噛込み焼結粉による偏磨耗等がな
い。しかも、落下する焼結粉のエアシールケース2内へ
の侵入が防止できるため、エアシールケース2内に設け
た内装スプリング8への障害も回避できる。さらに、弾
性体の板3をエアシールケース2の外側に設けるため、
エアシールケース2内への取付けに比べ十分な厚みを確
保でき、弾性体の板3の寿命向上と確実な漏風防止と省
エネルギーができる。
【0011】
【考案の効果】本考案により確実な漏風防止と省エネル
ギー、シール構造自体の寿命延長、組み込み時の補修点
検等が容易になるという極めて優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の焼結機パレットシールバーのシール構
造のエアシールバーおよびエアシールケースの斜視図で
ある。
【図2】本考案の焼結機パレットシールバーのシール構
造の断面図である。
【符号の説明】
1 エアシールバー 2 エアシールケース 3 弾性体の板 4 ウインドボックス 5 スライドベッド 6 給油機構 7 ボルト 8 内装スプリング 9 固定部材 10 ボルト 11 パレット本体

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スライドベッドとエアシールバーとエア
    シールバーをエアシールケースに内装スプリングで押し
    圧シールする焼結機パレットシールバーのシール構造に
    おいて、エアシールバーの先端部より内側にエアシール
    ケース先端を嵌装するとともに、エアシールバーの先端
    近傍に弾性体の板を固定してその先端をエアシールケー
    ス外側に当接させたことを特徴とする焼結機パレットシ
    ールバーのシール構造。
JP8340492U 1992-11-10 1992-11-10 焼結機パレットシールバーのシール構造 Expired - Lifetime JP2562993Y2 (ja)

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KR100931980B1 (ko) * 2009-06-08 2009-12-15 미래산업 주식회사 스프링 씰

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