JP2562959B2 - ノック制御方式 - Google Patents
ノック制御方式Info
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- JP2562959B2 JP2562959B2 JP63324819A JP32481988A JP2562959B2 JP 2562959 B2 JP2562959 B2 JP 2562959B2 JP 63324819 A JP63324819 A JP 63324819A JP 32481988 A JP32481988 A JP 32481988A JP 2562959 B2 JP2562959 B2 JP 2562959B2
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- Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)
- Testing Of Engines (AREA)
- Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、自動車等における内燃機関の点火時期制御
等に使用するノック検出装置のノック制御方式に関す
る。
等に使用するノック検出装置のノック制御方式に関す
る。
(従来の技術) 従来のノック検出装置は、エンジン振動を検出する振
動センサの出力信号と点火信号からノッキングを検出で
きるよう、マイクロコンピュータにより処理されるよう
構成されていた。
動センサの出力信号と点火信号からノッキングを検出で
きるよう、マイクロコンピュータにより処理されるよう
構成されていた。
第2図は従来のノック検出装置の一例を示す概略ブロ
ック図であり、図において、1は振動センサであり、エ
ンジン振動を電気信号に変換する。2は該電気信号の必
要な周波数成分のみを取出す帯域波器、3は比較器、
4はDA変換器、5はマイクロコンピュータであり、振動
センサ1の出力信号(第3図波形A)と、マイクロコン
ピュータ5からの複数ビットのデジタル信号をDA変換器
4でアナログ信号に変換した出力信号(第3図波形B)
とを比較器3で比較し、その比較出力を割込み信号Fと
してマイクロコンピュータ5へ出力する。6はディスト
リビュータで、点火および充電開始のタイミング出力
(第3図波形C)を送出する。7は波形整形回路で、マ
イクロコンピュータ5の割込み信号(波形C)となるよ
う、ディストリビュータ6の出力信号の整形を行なう。
8はイグナイタであり、マイスロコンピュータ5からの
出力信号(第3図波形D)で点火を行なう。
ック図であり、図において、1は振動センサであり、エ
ンジン振動を電気信号に変換する。2は該電気信号の必
要な周波数成分のみを取出す帯域波器、3は比較器、
4はDA変換器、5はマイクロコンピュータであり、振動
センサ1の出力信号(第3図波形A)と、マイクロコン
ピュータ5からの複数ビットのデジタル信号をDA変換器
4でアナログ信号に変換した出力信号(第3図波形B)
とを比較器3で比較し、その比較出力を割込み信号Fと
してマイクロコンピュータ5へ出力する。6はディスト
リビュータで、点火および充電開始のタイミング出力
(第3図波形C)を送出する。7は波形整形回路で、マ
イクロコンピュータ5の割込み信号(波形C)となるよ
う、ディストリビュータ6の出力信号の整形を行なう。
8はイグナイタであり、マイスロコンピュータ5からの
出力信号(第3図波形D)で点火を行なう。
次に、動作について第3図を用いて説明する。上記点
火および充電開始のタイミング出力である波形Cは点火
信号であり、この信号からマイクロコンピュータ5はノ
ッキングの生じる期間であるノックゲートG1と、ノッキ
ングの生じない期間であるノイズゲートG2(第3図E)
を作成する。
火および充電開始のタイミング出力である波形Cは点火
信号であり、この信号からマイクロコンピュータ5はノ
ッキングの生じる期間であるノックゲートG1と、ノッキ
ングの生じない期間であるノイズゲートG2(第3図E)
を作成する。
そして、振動センサ1からの出力信号(波形A)と、
DA変換器4からの出力信号(波形B)とをノイズゲート
G2中において比較される。
DA変換器4からの出力信号(波形B)とをノイズゲート
G2中において比較される。
ここで、両出力信号がA>Bの場合は、比較器3から
の出力信号である割込み信号Fがマイクロコンピュータ
5に入力され、この結果により次のノイズゲートG2中に
送出され、DA変換器4からの出力(波形B)を増加させ
る。
の出力信号である割込み信号Fがマイクロコンピュータ
5に入力され、この結果により次のノイズゲートG2中に
送出され、DA変換器4からの出力(波形B)を増加させ
る。
また、上記と反対に、両出力信号がA<Bの場合は、
割込み信号Fが出力されないので、次のDA変換器4から
の出力(波形B)を減少させる。
割込み信号Fが出力されないので、次のDA変換器4から
の出力(波形B)を減少させる。
このようにして、ノイズゲートG2中のレベル、つまり
ノイズレベルを検出した後、このノイズレベルに最適な
係数をかけて、これを次のノックゲートG2中のDA変換器
4の出力(波形B)をノック判定レベルとして送出す
る。
ノイズレベルを検出した後、このノイズレベルに最適な
係数をかけて、これを次のノックゲートG2中のDA変換器
4の出力(波形B)をノック判定レベルとして送出す
る。
そして、ノックゲートG1中でA>Bの場合、比較器3
からの割込み信号Fがマイクロコンピュータ5に入力さ
れ、この結果によりノック有りと判定し、点火および充
電開始のタイミング出力(波形D)を予め定められた遅
角分だけ遅延させ、イダナイタ8へ送出する。また、A
<Bの場合は、比較器3から割込み信号Fが出力されな
いので、この状態が続いた時は上記点火および充電開始
のタイミング出力(波形D)の遅角を減少させる。
からの割込み信号Fがマイクロコンピュータ5に入力さ
れ、この結果によりノック有りと判定し、点火および充
電開始のタイミング出力(波形D)を予め定められた遅
角分だけ遅延させ、イダナイタ8へ送出する。また、A
<Bの場合は、比較器3から割込み信号Fが出力されな
いので、この状態が続いた時は上記点火および充電開始
のタイミング出力(波形D)の遅角を減少させる。
上記ノイズレベルのマイクロコンピュータ5による算
出処理は、ノイズゲートG2中のDA変換器4の出力信号
(波形B)を振動センサ1の共振周波数の1/2波長以下
の時間(例えば、伴振周波数を10kHzとすれば、50μs
以下)で行ない、出力がHighになるノイズパルス回数
(またはLowになるノイズパルス回数)で決定される。
出処理は、ノイズゲートG2中のDA変換器4の出力信号
(波形B)を振動センサ1の共振周波数の1/2波長以下
の時間(例えば、伴振周波数を10kHzとすれば、50μs
以下)で行ない、出力がHighになるノイズパルス回数
(またはLowになるノイズパルス回数)で決定される。
一例として、n−1点目のノイズレベルを VNn-1、n点目のノイズレベルをVNNとすれば ノイズパルスの回数が 2以上の時 1の時 VNN=VNn-1 0の時 で表わされる。つまり、実際のノイズレベルに対し追従
して行くが、ノイズレベルが急変すると追従できない場
合が生じる。
して行くが、ノイズレベルが急変すると追従できない場
合が生じる。
また、上記ノイズレベルが定められた時間または点火
数の間、予め定められたフェール閾値を下回った場合に
は、振動センサが異常であると判定され、マイクロコン
ピュータ5からの出力信号(第3図波形D)は、予め定
められた遅角量を持つよう処理される。
数の間、予め定められたフェール閾値を下回った場合に
は、振動センサが異常であると判定され、マイクロコン
ピュータ5からの出力信号(第3図波形D)は、予め定
められた遅角量を持つよう処理される。
なお、振動センサが正常に戻った場合(ノイズレベル
がフェール閾値を上回った場合)は、上記処理を解除し
て通常のノック制御に戻る。
がフェール閾値を上回った場合)は、上記処理を解除し
て通常のノック制御に戻る。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記従来のノック検出装置では、振動
センサ1が正常に戻った場合、振動センサの出力信号は
零から急に大きな値になる場合が多く、これに対しノイ
ズレベルが追求できず、つまりノック判定レベルが小さ
いため、ノックで無いのにノック有りというノック誤検
出をするという問題があった。
センサ1が正常に戻った場合、振動センサの出力信号は
零から急に大きな値になる場合が多く、これに対しノイ
ズレベルが追求できず、つまりノック判定レベルが小さ
いため、ノックで無いのにノック有りというノック誤検
出をするという問題があった。
本発明は、このような従来の問題を解決するものであ
り、振動センサが正常に戻った場合でも、正確なノック
検出ができる優れたノック制御方式を提供することを目
的とするものである。
り、振動センサが正常に戻った場合でも、正確なノック
検出ができる優れたノック制御方式を提供することを目
的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明は上記目的を達成するために、ノイズレベルに
より振動センサの異常検出後、該振動センサが正常に戻
ったときから予め定められた時間または点火数の間、ノ
ック検出を無効とするようにしたものである。
より振動センサの異常検出後、該振動センサが正常に戻
ったときから予め定められた時間または点火数の間、ノ
ック検出を無効とするようにしたものである。
(作 用) 本発明は、上記のようなノック制御によりノイズレベ
ルによる振動センサの異常検出後、該振動センサが正常
に戻ったときから予め定められた時間または点火数の
間、ノック検出を無効とするので、振動センサの異常,
正常が繰返されても点火期が急変せず、スムーズな運転
を確保することができる。
ルによる振動センサの異常検出後、該振動センサが正常
に戻ったときから予め定められた時間または点火数の
間、ノック検出を無効とするので、振動センサの異常,
正常が繰返されても点火期が急変せず、スムーズな運転
を確保することができる。
(実施例) 第1図は、第2図に示すノック検出装置を制御するた
めの本発明の一実施例による制御フローチャートを示す
ものである。
めの本発明の一実施例による制御フローチャートを示す
ものである。
第1図において、ステップ10で通常時はノイズレベル
がフェール閾値を越えたかどうかをチェックしており、
越えない場合(NO)が予め定められた時間または図示の
ように連続A点火数(例えば、100点火)以上続くと、
ステップ11でセンサフェールと判定し、フェールフラッ
グを立て、第3図に示す点火および充電開始のタイミン
グ出力(波形D)について予め定められた固定遅角をさ
せる。
がフェール閾値を越えたかどうかをチェックしており、
越えない場合(NO)が予め定められた時間または図示の
ように連続A点火数(例えば、100点火)以上続くと、
ステップ11でセンサフェールと判定し、フェールフラッ
グを立て、第3図に示す点火および充電開始のタイミン
グ出力(波形D)について予め定められた固定遅角をさ
せる。
次に、センサフェール中もノイズレベルをチェックし
ているが、ステップ10でフェール閾値を一度でも越えた
ら(YES)、ステップ12で振動センサ1は正常に復帰し
たと判定し(YES)、センサフェールフラッグをクリア
し、正常復帰フラッグを立て、遅角量を正常に戻す。
ているが、ステップ10でフェール閾値を一度でも越えた
ら(YES)、ステップ12で振動センサ1は正常に復帰し
たと判定し(YES)、センサフェールフラッグをクリア
し、正常復帰フラッグを立て、遅角量を正常に戻す。
さらに、ステップ13で正常復帰してからB点火数(例
えば、100点火)はノック検出を無効とする。
えば、100点火)はノック検出を無効とする。
(発明の効果) 本発明は、上記実施例より明らかなように、振動セン
サが正常に復帰してから予め定めた時間または点火数の
間、ノック検出を無効にするため、振動センサの出力信
号が急に増加した時、つまりノイズレベル,ノック判定
レベルが追従していない間におけるノック誤検出(ノッ
クでないのにノック有)を防止できるという利点を有す
る。
サが正常に復帰してから予め定めた時間または点火数の
間、ノック検出を無効にするため、振動センサの出力信
号が急に増加した時、つまりノイズレベル,ノック判定
レベルが追従していない間におけるノック誤検出(ノッ
クでないのにノック有)を防止できるという利点を有す
る。
これにより、振動センサの異常が正常復帰した場合の
急激な点火時期変動を防止し、スムーズな運転を確保す
ることができる。
急激な点火時期変動を防止し、スムーズな運転を確保す
ることができる。
第1図は本発明の一実施例による制御フローチャート、
第2図は本発明によってノック制御されるノック検出装
置の概略ブロック図、第3図は第2図の各部の動作波形
図である。 1……振動センサ、2……帯域波器、3……比較器、
4……DA変換器、5……マイクロコンピュータ、6……
ディストリビュータ、7……波形整形回路、8……イグ
ナイタ。
第2図は本発明によってノック制御されるノック検出装
置の概略ブロック図、第3図は第2図の各部の動作波形
図である。 1……振動センサ、2……帯域波器、3……比較器、
4……DA変換器、5……マイクロコンピュータ、6……
ディストリビュータ、7……波形整形回路、8……イグ
ナイタ。
Claims (1)
- 【請求項1】エンジン振動を検出する振動センサの出力
信号からノッキングの生じない期間のレベルであるノッ
キングレベル検出を行ない、さらに、マイクロコンピュ
ータにて上記レベル等の処理を行ない、かつ、点火信号
に基づきノッウ検出およびノック制御を行なうノック検
出装置に対し、上記ノイズレベルにより振動センサの異
常を検出するとともに、ノイズレベルにより振動センサ
の異常検出後、該振動センサが正常に戻った時から予め
定められた時間または点火数の間、上記ノック検出を無
効にすることを特徴とするノック制御方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63324819A JP2562959B2 (ja) | 1988-12-24 | 1988-12-24 | ノック制御方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63324819A JP2562959B2 (ja) | 1988-12-24 | 1988-12-24 | ノック制御方式 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02173338A JPH02173338A (ja) | 1990-07-04 |
JP2562959B2 true JP2562959B2 (ja) | 1996-12-11 |
Family
ID=18170026
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63324819A Expired - Fee Related JP2562959B2 (ja) | 1988-12-24 | 1988-12-24 | ノック制御方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2562959B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0658087B2 (ja) * | 1985-08-23 | 1994-08-03 | 日本電装株式会社 | 内燃機関の燃料供給量制御装置 |
JPS62135747A (ja) * | 1985-12-10 | 1987-06-18 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ノツクコントロ−ラ |
JPS63295931A (ja) * | 1987-08-28 | 1988-12-02 | Toyota Motor Corp | ノツキングセンサの故障検出回路 |
-
1988
- 1988-12-24 JP JP63324819A patent/JP2562959B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02173338A (ja) | 1990-07-04 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |