JP2562938Y2 - 放電灯用安定器ケース - Google Patents

放電灯用安定器ケース

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JP2562938Y2
JP2562938Y2 JP9412191U JP9412191U JP2562938Y2 JP 2562938 Y2 JP2562938 Y2 JP 2562938Y2 JP 9412191 U JP9412191 U JP 9412191U JP 9412191 U JP9412191 U JP 9412191U JP 2562938 Y2 JP2562938 Y2 JP 2562938Y2
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JP
Japan
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case
ground wire
case body
discharge lamp
tongue piece
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JP9412191U
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JPH0645323U (ja
Inventor
優一 松本
幸夫 柿沼
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Eye Lighting Systems Corp
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Eye Lighting Systems Corp
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  • Arrangement Of Elements, Cooling, Sealing, Or The Like Of Lighting Devices (AREA)
  • Housings And Mounting Of Transformers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は安定器を収納するための
ケース、特にこのケースからのアース線の引出し構造の
改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に放電灯等にはその放電状態の安定
化を図るため、トランスやコンデンサからなる安定器が
設置される。このような安定器は、通常金属製のケース
に収納されて放電灯近傍に設置されている。ところで放
電灯用安定器ケースでは、感電事故を防止するためアー
ス線の引出しを行う必要がある。そして、このアース線
の引出しは、そのケース本体の正面側部あるいは左右側
部にビスなどを螺入させることによってアース線の一端
部を挟み固定するものや、ケース本体開口端を閉塞する
ための蓋体にアース引出し用の端子を設けてこの端子か
らアース線を引き出すような形式などが用いられてい
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例のようにケース本体側部の正面側や両側側にビスな
どを締付けアース線の引出しを行う場合には、安定器の
包装を行う際に、その包装紙あるいは包装用箱等の包装
用部材がビスの頭部によって傷付けられ、またケース本
体をベルトコンベア上等に並べて組立てを行なう状態で
は、両側側からのビス止め作業は困難である等の問題が
あった。従って、ケースの包装やアース線取付けの自動
化を行う場合に種々の支障が生じていた。また、蓋体側
にアース用端子を設けてアース線の引出しを行う場合に
は、ケース本体側と蓋体側とは塗装などが行われている
ため電気的な導通状態が不良な状態となっているので、
ビスなどによって両者を導通させた上で、該蓋体部分に
アース線を取り付けるという作業を行わなければならな
かった。従って、蓋体とケース本体との当接部分にビス
固定部分を設ける必要があり、構造の複雑化を生じ、さ
らには蓋体設置の作業性も悪くなるという問題が生じて
いた。
【0004】本考案は、前記従来技術の課題に鑑みなさ
れたなされたものであり、その目的はケース本体側に配
置されケースの自動包装においても支障を生じない簡単
な構成のアース線引出し部を設けた放電灯用安定器ケー
スを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案に係る放電灯用安定器ケースは、ケース本体
の固定用部材設置側の側壁でかつ開口縁部近傍位置の一
部を外方へ所定角度屈曲させてアース線固定用ビスが内
側から螺合される舌片を形成し、該アース線固定用ビス
の外部突出端のケース本体側面からの高さ位置より外方
へ突出しないように設定されたことを特徴とする。
【0006】
【作用】上記構成の放電灯用安定器ケースによれば、ケ
ースからアース線を引き出すための構成部である舌片
は、ケース本体外側面の外部部材への取付け面、すなわ
ち背面側に設けられる。そして、この舌片に固定される
アース線固定用ビスの外部突出端は、その背面側側面に
取り付けられている外部部材への取付けを行うための固
定用部材の高さ位置、すなわち固定用部材のケース本体
側面からの高さ位置よりも外方へ突出しないように設定
されている。これにより、ケース本体の外側の正面側あ
るいは両側側にアース引出し用の部材が突出することが
なく、包装の自動化に何ら支障を生じさせることがな
い。すなわち、ケース本体にそのまま包装用部材を巻き
付けたような場合あるいはケース本体を包装用箱に収納
した場合でも、アース線引出し用の舌片がその包装用部
材などを傷付けるおそれがなく、自動的な包装作業を簡
単に行うことが可能となる。
【0007】また、アース線引出し用の舌片はケース本
体の開口縁部近傍位置の一部を外方へ所定角度屈曲させ
て形成されているので、そのケース本体の開口側からそ
の舌片へのアース線の取付け作業を極めて簡単に行うこ
とができる。さらに、蓋体にアース引出し用端子を設け
る必要がないので、蓋体の構造の複雑化や取付け作業の
煩雑化を伴うこともない。
【0008】
【実施例】以下、図面に基づいて本考案の実施例を詳細
に説明する。図1は実施例に係る放電灯用安定器ケース
のケース本体の構成を示す図であり、同図(A)は平面
図、同図(B)は正面図、同図(C)は底面図、同図
(D)は右側面図をそれぞれ示している。図において、
ケース本体10は同図(D)から明らかなように略四角
形(正確には八角形)の断面を有する筒状体に形成さ
れ、一方の端部には底部12が設けられている。このケ
ース本体10内部に放電灯用安定器が装填され、その装
填した状態でケース本体10が放電灯の近傍に固定され
るものである。
【0009】ケース本体10の放電灯への取付け側面
(背面)10aにはケース本体10を放電灯側へ固定す
るための固定用部材14がそれぞれの上下端部寄り位置
に2個形成されている。この固定用部材14は、ケーシ
ング14a内に引出し可能な固定用プレート14bを設
け(同図(B)参照)、各図に破線にて示したようにそ
の固定用プレート14bを引出した状態とし、それら固
定用プレート14bに形成されたそれぞれの凹部16及
び18の部分でビス止めなどを行い、ケース本体10全
体を外部部材に固定するようにしている。
【0010】次に、本考案の特徴的構成要素であるアー
ス線引出し用の舌片20は、同図(B)、(C)及び
(D)に示されており、ケース本体10の開口端10b
側の縁部に形成されている。すなわち、図示のようにケ
ース本体10の開口端10bの縁部の一部を外方へ所定
角度屈曲させ、その屈曲部に小孔22を形成することに
よって構成されている。このアース線引出し用の舌片2
0は、好適にはケース本体10の側面に対し5度乃至3
0度の角度範囲に屈曲される。これは、ケースの開口端
10b側からドライバなどによってアース線固定用のビ
スを小孔22内に螺入させる作業を容易にするため所定
の角度が必要であり、かつ必要以上に屈曲させることに
よる亀裂の発生を防止することのできる角度に設定され
るものである。また、この舌片20は固定用部材14の
形成されたケース本体10の背面10a側に設けられ、
かつ舌片20の先端部及び該舌片に螺合されるアース線
固定用ビスの先端部は固定用部材14のケース本体10
の側面からの高さ位置よりも外方に突出しないように形
成されている。
【0011】図2には前記舌片20近傍の拡大図が示さ
れており、舌片20の内側からはアース線固定用ビス2
1が螺合されており、その先端はケース本体10より外
方に突出しているが、固定要部材14の高さ位置よりは
突出していないため、従来と全く同様の包装等を行なう
ことができる。次に、図3には、図1のケース本体10
の開口端10bに被せられる蓋体24の構成が示されて
いる。同図(A)は平面図、同図(B)は正面図、同図
(C)は側面図をそれぞれ示している。
【0012】この蓋体24はケース本体10の断面形状
と等しい略四角形の底部26とその底部26の外周囲に
所定の傾斜角をもって立設されたテーパ状側部28とか
ら構成されている。この蓋体24は底部26側から同図
(B)に示した矢印100方向にケース本体10の開口
部へ落し込み設置されるものであり、テーパ状側部28
の上端の4箇所に形成された係止突起30がケース本体
の縁部に係止されることによって制止される。そして、
テーパ状側部28の左右対向する所定箇所には他の部分
よりも傾斜角を大きくした係合片32が形成されてい
る。そして、この係合片32は図1(A)に示したケー
ス本体10の端部近傍位置に形成された係合片受部34
に係合される。すなわち、蓋体24をケース本体10の
開口部へ挿入動作する際に、係合片32はケース本体1
0の側壁を外方へやや突出させて形成した係合片受部3
4に嵌り込み係合状態となるものである。このように、
蓋体24はケース本体10内方へ落ち込むことを係止突
起30によって防止し、かつ簡単に外れることのないよ
うに係合片32によって固定されるものである。
【0013】上記のようにケース本体10及び蓋体24
にて構成される本実施例によれば、舌片20の小孔22
にケース本体10の内側面側からドライバなどによって
ビスをねじ込むことによりそのビスのヘッド部と舌片2
0の内側面との間にアース線の端部を挟み固定すること
ができる。そして、そのような作業は舌片20が適切な
角度に屈曲されているので容易に行うことができ、その
ビス締付け作業の自動化をも図ることが可能である。そ
して、舌片20は固定用部材14と同一の側面に形成さ
れかつその先端部は固定用部材14よりも外方へ突出し
ないように形成されているので、このケースの包装に当
たっては、舌片20の先端部が箱などの包装用部材を傷
付けるおそれがなく、ケースの包装の自動化を図ること
が容易となる。また、上記図2に示したように蓋体24
にはこのようなアース線引出し用の構成を設ける必要が
ないので、その構造が複雑化することを有効に防止する
ことができる。
【0014】また、ケース本体10にアース線を予め取
り付けた状態にて包装などを行う場合でも、舌片20の
内側面側からビスが螺入され、アース線の端部を挟み込
んだビスのヘッド部はケース本体10の内側面側に位置
していることとなる。従って、このビスのヘッドが包装
用部材などを傷付けるおそれもない。さらに、舌片20
の外側へ突出するビスの先端側の端部が固定用部材14
よりも外方へ突出しないように舌片20の傾斜角や大き
さを設定することによってビスの先端側が包装用部材を
傷付けることも完全に防止することが可能である。な
お、本考案は上記実施例に限定されるものではなく、考
案の要旨の範囲内で種々の変形が可能である。
【0015】
【考案の効果】以上説明したように、本考案に係る放電
灯用安定器ケースによれば、ケースに必要なアース線引
出しのための構造によりケースの包装用部材などを傷付
ける心配がなく、かつケース本体側にアース線引出し構
造を配置することができるので、ケースの蓋体の構成の
複雑化や取付け作業の煩雑化を生じさせるおそれもな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るケース本体の構成を示
す図であり、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)
は底面図、(D)は右側面図をそれぞれ示している。
【図2】図1のケースの舌片近傍の拡大図である。
【図3】実施例に用いた蓋体の構成を示す図であり、
(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は側面図をそ
れぞれ示している。
【符号の説明】
10 ケース本体 12 ケースの底部 14 固定用部材 20 舌片 22 小孔 24 蓋体 28 テーパ状側部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平2−140824(JP,U) 実開 昭55−115024(JP,U) 実開 昭59−28911(JP,U) 実公 昭49−5416(JP,Y1)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に放電灯用安定器を収納可能な有底
    の略四角筒状体として形成されかつ外側面の所定箇所に
    外部部材への取付けを行うための固定用部材が設けられ
    たケース本体と、該ケース本体の開口端を閉塞する蓋体
    と、からなる放電灯用安定器ケースにおいて、 前記ケース本体の固定用部材設置側の側壁でかつ開口縁
    部近傍位置の一部を外方へ所定角度屈曲させてアース線
    固定用ビスが内側から螺合される舌片を形成し、 該アース線固定用ビスの外部突出端は前記固定用部材の
    ケース本体側面からの高さ位置より外方へ突出しないよ
    うに設定されたことを特徴とする放電灯用安定器ケー
    ス。
JP9412191U 1991-10-20 1991-10-20 放電灯用安定器ケース Expired - Lifetime JP2562938Y2 (ja)

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JPH0645323U JPH0645323U (ja) 1994-06-14
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JP5884091B2 (ja) * 2011-01-11 2016-03-15 パナソニックIpマネジメント株式会社 照明器具

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