JP2562710Y2 - 容器把持用プライヤ - Google Patents

容器把持用プライヤ

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JP2562710Y2
JP2562710Y2 JP7447093U JP7447093U JP2562710Y2 JP 2562710 Y2 JP2562710 Y2 JP 2562710Y2 JP 7447093 U JP7447093 U JP 7447093U JP 7447093 U JP7447093 U JP 7447093U JP 2562710 Y2 JP2562710 Y2 JP 2562710Y2
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ルカ・プシネリ
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オッフィチーネ・アベ・ソシエタ・ペル・アチオニ
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ガラス、セラミック、
プラスチック材料等からなる、例えばビンや壷の如きの
容器を把持する可動ジョーを備えた容器把持用プライヤ
に関し、特に、自動ないし半自動の回転式又はライン式
の容器洗浄滅菌装置によって行われる容器の洗浄、濯ぎ
又は滅菌に際して当該容器を把持して移送させる容器把
持用プライヤに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術として、ビンの如きの容器に
対して洗浄操作や濯ぎ操作、滅菌操作のいずれか一つの
操作、もしくはそれらの操作を施す自動洗浄滅菌装置が
提案されている。このような自動洗浄滅菌装置には、通
常、水や滅菌剤、空気、ガスなどの処理媒体をビンに詰
めるために、当該処理媒体を充填するノズルの直下にビ
ン口が臨むように所定の経路に沿って当該ビンを移動さ
せるビン把持手段が備わっている。一般に知られている
把持手段は、通常、ジョーの把持(閉成)動作及び解離
(開成)動作の両方を生じさせる手段の動作でビンの首
部を掴む、一対の枢動自在ジョーを備えた容器把持用プ
ライヤで構成されている。
【0003】ジョーの開閉動作は、ジョーの制御部に変
位を生じさせる押圧手段によって行われることになる。
このような仕掛けは、一対のジョーの枢支点の後側に配
置されていて、傾斜した溝部ないしてこ装置の中で摺動
するピンで構成されている。枢支点又はてこは、把持動
作又は解離動作の段階では、通常ロッドないし摺動体に
作用するカム又はその他の押圧手段によって制御されて
いる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】かかる一般に知られた
把持用プライヤにおいて見出だされる主な不具合の1つ
は、もし開き動作量にガードがかけられるようになって
いる場合は、たとえ形が決められていたとしても溝部が
ビンの完全な把持を許容しないので、ジョーの溝部にお
けるスライドピボットを制御し調整するのが困難になっ
ているところにある。もう1つは、てこの制御を行うの
が困難でプライヤが大径の容器の広い開口部に届かなく
なるなど、可動性と実用性が限られている点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用効果】本考案では
容器把持用プライヤに2つの可能性を有する新規な移動
部材が設けられているので、前述の不具合及びその結果
生じる他の不具合が解消される。即ち、かかる移動部材
が、大きな直径を有するビン又は壷を把持することがで
きるほど、プライヤをして大きな広がりに達するまで開
くことができる。他方では、かかる移動部材が、開き動
作量に影響を与えることなく他のどのようなプライヤよ
りも強い掴み動作が得られるように、ジョーを効果的に
復帰させるようになっている。
【0006】上述した一般的な目的の範囲内にて、本考
案の容器把持用プライヤはジョーを備え、該ジョーの延
長部に作用する開動部材と閉動部材とによって上記ジョ
ーは対称的に動作する。上記延長部はピンの後ろに配置
されカム形状を呈している。上記各ジョーにおけるカム
形延長部の形状及び方向は、上記ジョーに要求される開
度に基づく種々の角度に応じて変えることができる。本
考案による独特のプライヤは、上記カム形延長部の内側
部の方向がスラスト線にほぼ平行であり、上記内側部は
閉るときのスラストと関係しており、従って、上記ジョ
ーの戻り動作でビンの効果的な把持に必要な非常に強い
力をもたらすことができる。
【0007】詳述すれば、本考案は前述の目的を達成す
るために、支持ブラケットにそれぞれの枢支ピンを介し
て枢着された一対の可動ジョーからなりる容器把持用プ
ライヤにおいて、各可動ジョーは対応する前記枢支ピン
を中心として一方側に容器を把持する先端部を、他方側
にカム形延長部を備えている。各可動ジョーのカム形延
長部は、各可動ジョーの長手方向に沿って両可動ジョー
の間を延在する中心線に沿ってシャフト上を前後進自在
なスライダに装着した第1及び第2ピンの間に捕捉さ
れ、第1ピンは上記カム形延長部の外側に、また、第2
ピンは上記カム形延長部の内側に配置されている。前記
スライダは、前記シャフトに装着した付勢スプリングに
より、可動ジョーの先端部が容器を把持する後退位置へ
付勢されているが、当該スライダが付勢スプリングに抗
して前進位置へと移動すると、前記第1及び第2ピンと
対応するカム形延長部との協働により可動ジョーの前端
部が容器を解放すべく解離するように構成されている。
【0008】
【実施例】添付図面において、符号1は、好ましくは回
転式又は直線式自動濯ぎ滅菌機に装着されるビン又はそ
れと類似の容器をつかむ容器把持用プライヤを示す。本
質的には、そのプライヤ1は二本の枢支ピン3に対して
軸対称で、枢支ピン3を中心にして回動する二本のジョ
ー2からなる。二本のジョー2は互いにミラーの如く面
対称の形状を有する。上記二本のジョー2の回動中心で
あるそれぞれの枢支ピン3は、アーム5を備えたL形状
のブラケット4に堅固に固定されている。アーム5は上
記濯ぎ滅菌機の固定部上にジョー支持アッセンブリを装
着するために用いられる。それぞれのブラケット4は、
二条の平行な空洞(凹所)7を形成する付属部分6を備
えており、前記空洞7の機能については後述する。
【0009】各ジョー2の前端は上記ブラケット4から
外側にせり出し、ほぼ半円形状をなしている。上記二本
のジョー2のそれぞれの前端にはビンの首部をつかむた
めの従来公知の二個のパッド8が備わっている。前記枢
支ピン3を中心として前記前端とは反対側の各ジョー2
の後方部分は、ジョー2による解離・把持動作、すなわ
ち開閉動作を制御する部材が関係するカム形延長部9を
形成している。当該二本のカム形延長部9は、上記延長
部9とブラケット4の付属部分6との間で摺動する中心
スライダ12に固定された二対のピン10と11の間に
それぞれ介装されている。スライダ12はシャフト13
上を両方のジョー2の間の仮想中心線に沿ってシャフト
13の長手方向に摺動自在であるが、通常、上記シャフ
ト13上に設けた付勢スプリング14によってブラケッ
ト4の外側に向かって所定の押出し位置で保持されてい
る。
【0010】カム形延長部9は、その側部がピン10と
11によって規制されるとともに、上部クロジングプレ
ート15によって保持されている。更に、スライダ12
の前進・後退動作は、前述したようにブラケット4にお
ける平行な空洞7に沿ってスライドするガイドロール1
6により案内される。カム形延長部9は、スライダ12
が前進動作中は、ジョーを開けるために外側のピン10
が両方のカム形延長部の外側面を押圧するが、スライダ
12の後退動作中では、ジョーを閉じるために内側のピ
ン11が両方のカム形延長部の内側面を押圧するに必要
な形状に形成されている。
【0011】ジョーの最大開度とビンの首部に対するク
ランプ力については、上記延長部の形状が非常に重要で
ある。というのは、カム形延長部9の外側面の角度を変
えることによって多少なりとも広い開度を達成すること
が可能であり、一方、カム形延長部9の内側面の形状は
ジョーでビンの首部をつかむ力を決定付けることにな
る。
【0012】それぞれのカム形延長部9を備えたジョー
2の好ましい形状が図4に示されている。この図4で
は、カム形延長部9の外側面が、ジョー2のグリップエ
ンド(前端)に向かって増加する角度で僅かに曲げられ
ていることが認められるのに対して、内側面は、大きく
曲げられた初期部分とスライダ12の中央のシャフト1
3にほとんど平行な最終部分を有する折れ線の形状を呈
している。
【0013】上述した形状を定めることにより、ピン1
1が引っ込められたときに各カム形延長部9の内側面に
おける第1部分がジョーにクランプ動作を行わせるよう
にする一方、傾斜の緩い第2部分が、ビンの首部のクラ
ンプを手助けしてそれを完成させ、しかも、しばしば急
速におこなわれるビンの変位の時にジョーが部分的にビ
ンの首部を解放しないようにすることができるのであ
る。従って、カム形延長部9の傾きと方向の変化が、ピ
ン10と11がこれらピンが取り付けられているスライ
ダ12と共に変位する間にジョーが行う動作の変化をも
たらすのは明らかである。
【0014】最後に、両方のカム形延長部9の端末部分
には、外側のピン10とスライダ12のスライドする部
分全体に対して、最大後退位置を決定付ける停止歯17
が備わっている。ジョーの解離動作を行わせるためのス
ライダ12の前進は、カムやその他の公知のスラスト装
置によって引き起こされる。一方、スライダ12の後退
は、スライダ12が摺動するシャフト13に配設された
付勢スプリング14によって引き起こされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案による容器把持用プライヤの全体図で
あり閉じた状態の平面図である。
【図2】 図1に示す容器把持用プライヤの開いた状態
を示す平面図である。
【図3】 本考案の容器把持用プライヤの側面図であ
る。
【図4】 ジョーの詳細図である。
【図5】 ジョーの支持部を明確に図示した容器把持用
プライヤの平面図である。
【符号の説明】
1…容器把持用プライヤ、 2…ジョー、 3…ピン、
4…ブラケット、9…延長部、 10,11…ピン、
12…スライダ、 13…シャフト、14…スプリン
グ、 16…ガイドロール、 17…停止歯。

Claims (7)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器洗浄滅菌装置に装着するために容器
    を把持するものであって、支持ブラケット(4)にそれぞ
    れの枢支ピン(3)を介して枢着された一対の可動ジョー
    (2)からなる容器把持用プライヤにおいて、各可動ジョ
    ー(2)は対応する前記枢支ピンを中心として一方側に容
    器を把持する先端部を、他方側にカム形延長部(9)を備
    え、各可動ジョー(2)のカム形延長部(9)は、各可動ジ
    ョー(9)の長手方向に沿って両可動ジョー(2)の間を延
    在する中心線に沿ってシャフト(13)上を前後進自在なス
    ライダ(12)に装着した第1及び第2ピン(10、11)の間に
    捕捉され、第1ピン(10)は上記カム形延長部(9)の外側
    に、また、第2ピン(11)は上記カム形延長部(9)の内側
    に配置されており、前記スライダ(12)は、前記シャフト
    (13)に装着した付勢スプリング(14)により、可動ジョー
    (2)の先端部が容器を把持する後退位置へ付勢されてい
    るが、当該スライダ(12)が付勢スプリング(14)に抗して
    前進位置へと移動すると、前記第1及び第2ピン(10、1
    1)と対応するカム形延長部(9)との協働により可動ジョ
    ー(2)の前端部が容器を解放すべく解離することを特徴
    とする容器把持用プライヤ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のものであって、上記スラ
    イダ(12)がジョー(2)のカム形延長部(9)と支持ブラケ
    ット(4)との間に配置されるとともに、該支持ブラケッ
    ト(4)に設けられた平行な凹部(7)に沿ってスライドす
    るロール(16)により前記スライダ(12)の前後進が案内さ
    れることを特徴とする容器把持用プライヤ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載されたものであっ
    て、上記ジョー(2)のカム形延長部(9)に上記スライダ
    (12)の上記第1及び第2ピン(10、11)により行われる押
    しおよび引張り動作が上記スライダ(12)に作用する通常
    のスラスト手段の介在を通して上記ジョー(2)の開きと
    閉じとをそれぞれ行なわせることを特徴とする容器把持
    用プライヤ。
  4. 【請求項4】 請求項1から3までのいずれか一項に記
    載のものであって、上記ジョー(2)のカム形延長部(9)
    が所望の開き量および所望のクランプ力によるいかなる
    角度も示すことができることを特徴とする容器把持用プ
    ライヤ。
  5. 【請求項5】 請求項1から4までのいずれか一項に記
    載のものであって、上記カム形延長部(9)の形状が、上
    記ジョー(2)の開きを決定するように上記スライダ(12)
    の前進運動の間に第1ピン(10)が上記カム形延長部の外
    側を押す一方、上記ジョー(2)のクランプを決定するよ
    うに上記スライダ(12)の後進段階の間に上記第2ピン(1
    1)が上記カム形延長部(9)の内側を押すように構成した
    ことを特徴とする容器把持用プライヤ。
  6. 【請求項6】 請求項1から5までのいずれか一項に記
    載のものであって、上記カム形延長部(9)が、上記延長
    部(9)の外側が上記ジョーの把持部に向かって増加する
    角度を有する僅かに曲がった輪郭を有する一方、内側が
    折れ線を示し、始めの部分が大きなな角度を有するとと
    もに終わりの部分が上記シャフト(13)にほぼ平行となる
    形状を有していることを特徴とする容器把持用プライ
    ヤ。
  7. 【請求項7】 請求項1から6までのいずれか一項に記
    載のものであって、上記カム形延長部(9)の末端部が上
    記第1ピン(10)および上記スライダ(12)の後退位置を定
    める停止歯(17)を備えたことを特徴とする容器把持用プ
    ライヤ。
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