JP2562551Y2 - 近接スイッチ - Google Patents

近接スイッチ

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JP2562551Y2
JP2562551Y2 JP1990057667U JP5766790U JP2562551Y2 JP 2562551 Y2 JP2562551 Y2 JP 2562551Y2 JP 1990057667 U JP1990057667 U JP 1990057667U JP 5766790 U JP5766790 U JP 5766790U JP 2562551 Y2 JP2562551 Y2 JP 2562551Y2
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JP
Japan
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spacer
resin
coil case
proximity switch
case
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1990057667U
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English (en)
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JPH0416845U (ja
Inventor
正勝 細谷
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Omron Corp
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Omron Corp
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  • Switches That Are Operated By Magnetic Or Electric Fields (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、近接スイッチの改良に関する。
(従来の技術) 第4図に従来の近接スイッチの断面が示されている。
この近接スイッチは、有底の円筒状に成形されたABS
樹脂製のコイルケース1、コイル2が組み込まれたコア
3、コア3の背面に取り付けられた回路基板4、金属製
の外殻ケース5、およびリード線6引き出し用の樹脂製
の出力側ケース7からなり、コイルケース1及び出力側
ケース7を外殻ケース5にそれぞれ挿入固定した状態で
ケース内空間をエポキシ樹脂等の充填樹脂8で充填した
防水構造となっている。
(考案が解決しようとする課題) 上記コイルケース1は厚さが0.3〜0.5mm程度の薄肉成
形品であり、かつ、充填樹脂8がコイルケース1に強力
に接着しているために、大きい熱衝撃や温度サイクルに
より充填樹脂8が膨張・収縮した場合にコイルケース1
が物理的に追従できずに応力集中が発生し、ときにはク
ラックが発生して防水性が損なわれ、性能不良や作動不
良を招くことがあった。そして、この応力集中は充填樹
脂8の量が急変するコア3の背部付近Pで発生しやす
く、この部位でコイルケース1にクラックが発生しやす
いものであった。
本考案はこのような実情に着目してなされたものであ
って、大きい熱衝撃や温度サイクルにも充分耐えうる近
接スイッチを提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するための本考案は、コイルが組み込
まれたコアが装着される有底筒状の樹脂製のコイルケー
ス内に樹脂充填が行われ、コイルケース内の回路基板が
その樹脂充填により封止されて構成される近接スイッチ
であって、前記コイルケース内のコアの背部付近に該コ
イルケースの筒軸方向とほぼ同じ軸方向に持つように略
リング状のスペーサによって、コイルケース内にスペー
サ周辺に存在する充填樹脂をスペーサ外側とスペーサ内
側とに区切る構成とした。
(作用) 本考案構成によると、コアの背部付近にリング状のス
ペーサが設けられて、コイルケース内のスペーサ周辺に
存在する充填樹脂をスペーサ外側とスペーサ内側とに区
切るので、コイルケースに応力をもたらす充填樹脂はス
ペーサの外側にある樹脂だけとなり、これにより大きい
熱衝撃や温度サイクルにより充填樹脂が膨張・収縮した
場合にも外側にある充填樹脂における膨張・収縮量は小
さいので、コイルケースにおよぶ応力は減少される。
(実施例) 第1図に本考案の一実施例に係る近接スイッチの断面
が示されている。
この近接スイッチの基本的な構成は第4図の従来例と
同様であり、対応する部品に同一の符号を記してある。
つまり、1は樹脂成形された有底筒状のコイルケー
ス、2はコイル、3はコイルケース1の底部に挿入装着
されるコア、4はコア3の背面に取り付けられた回路基
板、5はコイルケース1を内嵌支持する金属製の外殻ケ
ース、6は回路基板4に接続されたリード線、7は出力
ケース、8は封止用の充填樹脂である。回路基板4の表
裏には高周波発振回路を構成する電子部品9群が組み付
けられるとともに、作動表示用の発光素子10が備えら
れ、また、外殻ケース5はスイッチ取付板11への連結用
のナット12が装着できるよう構成されている。
以上のように構成される近接スイッチにおいて、本考
案ではリング状のスペーサ13を、コイルケース1内のコ
ア3の背部に位置する充填樹脂8内に、コイルケース1
の周壁1a内面と充填樹脂8を介して相対するように埋設
配備した。
このスペーサ13は、第3図に示すように、外周に複数
個の突起14を放射状に突設したものであり、このスペー
サー13が設けられることにより、コア3背部の充填樹脂
8がリング13の内外に区切られるとともに、スペーサリ
ング13とコイルケース1との間の環状空間の充填樹脂8
自体も突起14によって周方向複数に区切られた状態とな
り、コア3背部における充填樹脂8の熱応力の集中が抑
制されている。これにより、コイルケース1のスペーサ
ー13に相対する周壁1a部分に充填樹脂8の収縮、膨張に
伴う変形力が及ぶことが回避され、その結果、周壁1aの
クラック発生が防止される。
なお、前記スペーサ13の素材は特に問わないが、軟質
の樹脂の場合、応力の分散がより有効に行われる。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案によればコアの背部付近
に略リング状のスペーサが設けられたことで、大きい熱
衝撃や温度サイクルにより充填樹脂が膨張・収縮した場
合にもスペーサの外側にある充填樹脂における膨張・収
縮量は小さいので、コイルケースにおよぶ応力は減少さ
れ、これにより従来発生しやすかったコイルケースにお
けるクラック発生が防止できるようになり、その結果、
高い防水性が維持されて近接スイッチの耐久性が高めら
れる。
また、スペーサによってコイルケース内のスペーサ周
辺に存在する充填樹脂がスペーサ外側とスペーサ内側と
に区切られ、その部分の充填樹脂の膨張・収縮が軽減さ
れることで、充填樹脂そのものにおいてもクラックの発
生がなく、仮に発生した場合にもスペーサによりその広
がりが規制され、このようにして防水性が向上される。
さらに、スペーサ内側にある充填樹脂の膨張・収縮量
が軽減されることで、部品、例えばコア側から回路基板
側に引き出されるリード線等にかかる応力も軽減され、
これにより、機器の故障発生も防止される。
とくに、スペーサとして、外側に複数個の突起を放射
状に設けたものを用いることで、スペーサの外側にある
充填樹脂はさらに分割される状態となり、これにより、
コイルケースにおよぶ応力はさらに減少される。また、
突起それぞれが位置決め機能を発揮することで、スペー
サが充填樹脂内に偏ることなく配置される。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案の実施例を示し、第1図は
近接スイッチの全体断面図、第2図は第1図におけるA
−A線断面図、第3図はスペーサの斜視図である。 また、第4図は従来の近接スイッチの断面図である。 1……コイルケース、2……コイル、3……コア、4…
…回路基板、13……スペーサ。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】コイル(2)が組み込まれたコア(3)が
    装着される有底筒状の樹脂製のコイルケース(1)内に
    樹脂充填が行われ、コイルケース(1)内の回路基板
    (4)がその樹脂充填により封止されて構成される近接
    スイッチであって、 前記コイルケース(1)内のコア(3)の背部付近に該
    コイルケース(1)の筒軸方向とほぼ同じ軸方向を持つ
    ように略リング状のスペーサ(13)を位置させ、このス
    ペーサ(13)によって、コイルケース(1)内のスペー
    サ(13)周辺に存在する充填樹脂(8)をスペーサ(1
    3)外側とスペーサ(13)内側とに区切ることを特徴と
    する近接スイッチ。
JP1990057667U 1990-05-30 1990-05-30 近接スイッチ Expired - Lifetime JP2562551Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0416845U JPH0416845U (ja) 1992-02-12
JP2562551Y2 true JP2562551Y2 (ja) 1998-02-10

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JPS6395140U (ja) * 1986-12-10 1988-06-20

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