JP2562429B2 - スライドユニット - Google Patents

スライドユニット

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JP2562429B2
JP2562429B2 JP5063521A JP6352193A JP2562429B2 JP 2562429 B2 JP2562429 B2 JP 2562429B2 JP 5063521 A JP5063521 A JP 5063521A JP 6352193 A JP6352193 A JP 6352193A JP 2562429 B2 JP2562429 B2 JP 2562429B2
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JP
Japan
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guide
side wall
guide frame
slide unit
mounting
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JP5063521A
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English (en)
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JPH0617803A (ja
Inventor
寛二 水野
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Howa Machinery Ltd
Original Assignee
Howa Machinery Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、相対向する左右一対
の側壁を備えた断面コ字状のガイドフレームの収容部内
にロッドレスシリンダを側壁に沿って長く延びるように
配設し、そのロッドレスシリンダの外部移動体に連結し
たスライダを両側壁に設けた一対の案内レールによりロ
ッドレスシリンダの軸線に沿って案内するようにした
ライドユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のスライドユニットは、例えば実
開昭61−141030号に開示されているように、ガ
イドフレームの長い基台の左右の側部に、長手方向へ長
い堤防状の一対の支柱(左右側壁)が溶着され、これら
の支柱の上端部に夫々案内レールが一体的に取付けられ
ている。一対の支柱間にはロッドレスシリンダが配設さ
れ、そのロッドレスシリンダのピストンにより移動され
るワイヤが前記案内レールに案内されて摺動するスライ
ドテーブル(スライダ)に接続されている。前記案内レ
ールの支柱への取付けは、案内レールに設けたボルト孔
のピッチに合わせて支柱上面に複数のタップ孔を加工
し、案内レールのボルト孔に挿通したボルト をそれらの
タップ孔にねじ込むことによって取付けていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述のようにこの種の
スライドユニットでは、左右の案内レールにスライダを
案内させてスライダの両側を支持する構造なので、スラ
イダを極めて安定した状態で摺動させることができる
が、そのスライダを案内する案内レールの取付けに際
し、支柱の上面に複数のタップ孔を穿設する必要がある
上にそれらのタップ孔の間隔を案内レールに穿設された
ボルト孔の間隔に合わせる必要があり、その加工に面倒
な作業を要して製造コストが高くなる問題があった。本
発明は、案内レールの取付に際し、ねじ孔加工を不要と
したスライドユニットを提供することを目的としてい
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、相対向する左右一対の側壁を備えた断面
コ字状のガイドフレームの収容部内にロッドレスシリン
ダを側壁に沿って長く延びるように配設し、そのロッド
レスシリンダの外部移動体に連結したスライダを両側壁
に設けた一対の案内レールによりロッドレスシリンダの
軸線に沿って案内するようにしたスライドユニットにお
いて、前記ガイドフレームの側壁には夫々その全長に亘
って前記軸線に沿うT溝を形成すると共にそのT溝を形
成した壁面に取付け面を形成し、それらの取付け面に前
記案内レールを夫々T溝に嵌合する複数のT溝用締結具
を介して取付けて成ることを特徴としている。
【0005】
【作用】上記によれば、ガイドフレームの側壁に夫々そ
の全長に亘って長手方向のT溝を形成すると共にそのT
溝を形成した壁面に取付け面を形成し、その取付け面に
案内レールをT溝に嵌合するT溝用締結具を介して取付
けるようにしているので、ガイドフレームを長い型材を
切断して安価に製造でき、しかも案内レールを複数のT
溝用締結具を介して簡易迅速に取付けることができる。
また側壁に複数のタップ孔を穿設する必要がないので、
ガイドフレームを案内レールに設ける取付 孔の間隔が異
なる種々の案内レールの取付けに対応できる。
【0006】
【実施例】図1,5において、1は周知のロッドレスシ
リンダで、シリンダバレル2の側壁に設けられた軸方向
のスリット3からピストン4と一体のヨーク(外部移動
体)5が外方に突出し、このヨーク5に係合凸部6が連
結されている。この係合凸部6は、耐摩耗性の高い材料
から成り、その前後端面は円弧面6aに形成されてい
る。シリンダバレル2の両端部にはエンドキャップ7が
ボルト8で連結されている。エンドキャップ7には夫々
シリンダバレル2内の左右のシリンダ室9a,9bに連
通する連通路10a,10bが設けられている。前記ス
リット3は前記エンドキャップ7,7間に支持されたイ
ンナーシールバンド11aにより内側からシールされ、
また、アウターシールバンド11bによりごみがスリッ
ト3に入らないようにしてある。前記エンドキャップ7
は、夫々エンドプレート12,13の縦溝14に嵌め込
まれ、前記ボルト8の頭部に形成された雌ねじ8aに取
付けボルト15を螺合することによりエンドプレート1
2,13と一体に連結されている(図2)。エンドプレ
ート12には給排ポート16,17が穿設され、一方の
ポート16は前記連通路10aに連通され、また、他方
のポート17は、ロッドレスシリンダ1の軸線に沿った
給排管18を介して他方のエンドプレート13に連結さ
れて前記左側のエンドキャップ7の連通路10bに連通
されている。これらのエンドプレート12,13は図3
に示すようにT字状を呈し、段部19は後述のガイドフ
レーム22の突縁24と係合する立上げ面19aとガイ
ドフレーム22の取付け面25に載置される取付け面1
9bから構成されている。また、エンドプレート12,
13の細幅部20の幅は後述のガイドフレーム22の収
容部28の幅より狭く設定され、また、高さは収容部2
8の底部との間に隙間が生じるように設定してある。ま
た、このエンドプレート12,13には取付けボルト用
の取付孔21が穿設されている。
【0007】22は断面がコ字状のガイドフレームで、
前記ロッドレスシリンダ1にエンドプレート12、13
を接続したときの全体の長さと略一致した長さに設定さ
れている。その左右の側壁23には、コ字状断面の開口
を上向きにしたときに上側となる上面に、突縁24と取
付け面25が全長に亘って形成され、また、取付け面2
5には全長に亘ってT溝26が形成されている。この取
付け面25上に前記エンドプレート12,13が載置さ
れ、T溝26に嵌合する4角ナット27aと取付けボル
ト27bとから成るT溝用締結具27の取付けボルト2
7bを取付孔21に挿通すると共に、その取付けボルト
27bに螺合されている4角ナット27aをT溝26に
嵌合し、取付けボルト27bを締め付けることによって
エンドプレート12,13とガイドフレーム22とを連
結し、その結果前記ロッドレスシリンダ1がガイドフレ
ーム22の収容部28内に配設されている。エンドプレ
ート12,13の間の、前記取付け面25上には図4の
ように案内レール29が載置され、夫々前記突縁24に
より外側への位置規制が行なわれている。また案内レー
ル29に形成した取付孔29aにT溝用締結具27の取
付けボルト27bを挿通すると共に、その取付けボルト
27bに螺合されている4角ナット27aをT溝26に
嵌合し、取付けボルト27bを締め付けてることによっ
て4角ナット27aを前記T溝26の顎部に圧着させ、
前記エンドプレート12,13と同様にしてT溝用締結
具27により案内レール29をガイドフレーム22に固
着してある。
【0008】30はスライダで、その下面の左右に案内
子31が固着され、前記案内レール29に係合されてロ
ッドレスシリンダ1の軸線に沿って案内されるようにな
っている。このスライダ30は下面に係合凹部30aが
設けられ、その横幅は前記係合凸部6の横幅より僅かに
広く設定して隙間33が左右に形成されている。また、
この係合凹部30aの前後に耐摩耗性の高い材料から成
る当接片32が夫々固着され、これらの当接片32の間
に係合凸部6が嵌合され、前記円弧面6aが当接するよ
うになっている。また、係合凹部30aに係合凸部6が
嵌め込まれた状態で、係合凹部30aの下面と係合凸部
6の上面との間に隙間33が形成されるようにしてあ
る。尚、34は前記エンドプレート12,13間に横架
されたカバーである。
【0009】以上において、給排ポート16,17の何
れかから圧流体がシリンダバレル2内に供給されると、
ピストン4が往復動を行い、スライダ30が案内レール
29に沿って精密、高精度に案内される。ピストンの移
動途中に異常な負荷が生じても、上下左右方向は係合凸
部6と係合凹部30aとの隙間33が吸収し、また平面
的な捻れは係合凸部6の弧面6aが吸収し、スライダ3
0が案内レール29に沿って精密、高精度に案内され
る。
【0010】次にこのような、ガイド付ロッドレスシリ
ンダの製造にあたっては、断面コ字状のガイドフレーム
素材を長い型材によって成形しておき、そのガイドフレ
ーム素材を切断加工してガイドフレーム22とする。ガ
イドフレーム22の端面にエンドプレート12,13を
当接させることなく組付けるので、ロッドレスシリンダ
1の両端にエンドプレート12,13を接続した全体の
長さとほぼ対応する長さにガイドフレーム22を設けれ
ば良く、従来のように長手方向に高い加工精度で切断す
る必要がなくなって加工が容易である。またエンドプレ
ート12,13とロッドレスシリンダ1との間に軸方向
の隙間が無くなるので、ロッドレスシリンダ1のシリン
ダバレル2が軸方向に動くことがなく、精度を良くでき
る。
【0011】また、案内レール29を、ガイドフレーム
22の側壁の取付け面25に、T溝26とT溝用締付具
27を用いて固着しているので、案内レール29がガイ
ドフレーム22と別体のものであっても、左右の側壁2
3に取付けボルト27bを螺合させるための複数のタッ
プ孔を穿設する必要がない上に、案内レール29に穿設
しておく取付孔29aの加工ピッチの寸法精度を高くす
る必要がなく、案内レール29取付用の加工を極めて簡
単にできる。
【0012】尚、本実施例ではエンドプレートをロッド
レスシリンダのエンドキャップに固着したもので説明し
たが、エンドプレートがエンドキャップを兼ねているも
のであってもよい。
【0013】
【発明の効果】以上のように本発明では、ガイドフレー
ムの側壁に全長に亘ってT溝を形成すると共にその壁面
に取付け面を形成し、その取付け面に案内レールをT溝
と係合するT溝用締結具を介して取付けるようにしたの
で、ガイドフレームを長い型材を切断することによって
簡易に製造できる上に、従来側壁に穿設していた案内レ
ール取付用の複数のタップ孔加工を省くことができて案
内レールの取付けを簡易迅速にでき、製造コストを大幅
に低減できる。また側壁の取付け面に長い案内レールを
T溝用締結具を介して取付けるようにしているので、案
内レールに設ける取付孔の間隔が異なっている種々の案
内レールをガイドフレームに容易に取付けることができ
る。また左右側壁に全長に亘って設けたT溝を利用して
案内レールを取付けているので、そのT溝の端部を必要
に応じて他の部材の取付けに兼用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願に係るスライドユニットの平面図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】図2の右側面図である。
【図4】図1のIV−IV断面図である。
【図5】ヨークとスライダの接続を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ロッドレスシリンダ、 5 ヨーク、 12,13
エンドプレート、22 ガイドフレーム、 23 側
壁、 25 取付け面、 26 T溝、27 T溝用締
結具、 29 案内レール、 30 スライダ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相対向する左右一対の側壁を備えた断面
    コ字状のガイドフレームの収容部内にロッドレスシリン
    ダを側壁に沿って長く延びるように配設し、そのロッド
    レスシリンダの外部移動体に連結したスライダを両側壁
    に設けた一対の案内レールによりロッドレスシリンダの
    軸線に沿って案内するようにしたスライドユニットにお
    いて、前記ガイドフレームの側壁には夫々その全長に亘
    って前記軸線に沿うT溝を形成すると共にそのT溝を形
    成した壁面に取付け面を形成し、それらの取付け面に前
    記案内レールを夫々T溝に嵌合する複数のT溝用締結具
    を介して取付けて成ることを特徴とするスライドユニッ
    ト。
JP5063521A 1993-02-26 1993-02-26 スライドユニット Expired - Lifetime JP2562429B2 (ja)

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JP63072625A Division JPH071041B2 (ja) 1988-03-26 1988-03-26 ガイド付ロッドレスシリンダ

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JPH0617803A JPH0617803A (ja) 1994-01-25
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TW308628B (en) 1995-12-27 1997-06-21 Toyowa Kogyo Kk A rodless power cylinder
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JPH0617803A (ja) 1994-01-25

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