JP2562085Y2 - 双眼鏡の吊紐受 - Google Patents

双眼鏡の吊紐受

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JP2562085Y2
JP2562085Y2 JP1990404523U JP40452390U JP2562085Y2 JP 2562085 Y2 JP2562085 Y2 JP 2562085Y2 JP 1990404523 U JP1990404523 U JP 1990404523U JP 40452390 U JP40452390 U JP 40452390U JP 2562085 Y2 JP2562085 Y2 JP 2562085Y2
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JP
Japan
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binoculars
eyepiece
binocular
eyepieces
observation optical
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Inventor
剛治 舩津
Original Assignee
旭光学工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、双眼鏡を携帯する際に
首や肩等に掛けて保持する吊紐を、双眼鏡本体に連結す
る為の双眼鏡の吊紐受に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、双眼鏡を首等に掛けて保持す
る吊紐は、その両端で夫々双眼鏡に連結されて、その連
結部分を調整することで長さ調整を行なうようになって
いる。一般的な双眼鏡では、左右の光学系をその中央で
折曲可能に連結してこの連結部の折曲量を調整して眼幅
調整を行なうように構成されると共に、左右両光学系の
上面の接眼部側端部に前記吊紐を連結する金具が装着乃
至一体に形成されており、ここに吊紐がその両端で連結
され、観望の際にはこの吊紐を首に掛けて保持すること
により接眼部が上側となってバランス良く保持されるよ
うになっている。
【0003】ところで、出願人は先に、対物レンズの光
軸と接眼レンズの光軸が両レンズ間に介設されたポロプ
リズムにより偏心状態となる望遠光学系を、その対物レ
ンズ光軸間距離を一定として並列に配置すると共に、接
眼部を対物レンズ光軸を中心に回動させて眼幅調整を行
なう形式の双眼鏡を提案したが、この形式の双眼鏡で
は、回動可能な接眼部に吊紐を連結することは吊紐によ
って保持している最中に一度調節した眼幅が変わってし
まう怖れがあると共に光学的見地からも望ましくなく、
その為、両対物レンズをその光軸を平行として保持する
枠体(双眼鏡本体)の両接眼部の間の部位に吊紐を連結
するように構成していた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし乍ら、上記従来
構成では、吊紐の端部の連結部が接眼部に近接配置され
ることとなり、この連結部が接眼部に目を当てる際に邪
魔になるという問題があった。つまり、連結部では吊紐
の端部を折り返して重合状態とされる為に当該部位の剛
性は他部位より高く、吊紐によって首から下げていると
連結部が接眼部と平行に立上った状態となり、特に咄嗟
の観望の際には煩わしいものであった。
【0005】
【考案の目的】本考案は、上記の如き事情に鑑み、観望
の際に邪魔にならないよう吊紐を双眼鏡本体に連結する
ことのできる、双眼鏡の吊紐受の提供、を目的とする。
【0006】
【課題を解決する為の手段】上記目的の達成の為、本考
案は、双眼鏡本体内の観察光学系の接眼側に設けられ、
観察光学系の両接眼部と干渉しない双眼鏡本体の両接眼
部付近に夫々開口し、2つの観察光学系の両光軸と交差
する方向に沿う挿通孔からなり、挿通孔は、該挿通孔に
挿通された吊紐が両接眼部の側方に向けて延びるよう、
吊紐をガイドするよう構成したものである。
【0007】
【考案の実施例】次に、本考案の実施例を図面に基いて
説明する。図1は本考案の一実施例を適用した双眼鏡の
斜視図であり、図2はその側面図である。
【0008】図示双眼鏡10は、正立プリズムとしてポ
ロプリズムを用い、対物レンズの光軸に対して接眼レン
ズの光軸が所定量偏心配置された左右二本の望遠光学系
20(20L,20R)を、その対物レンズの光軸を平
行に所定間隔離した状態で連結保持部材11に装着して
構成されている。望遠光学系20は、その対物レンズ側
の鏡筒21が連結保持部材11に摺動回転可能に嵌挿さ
れ、連結保持部材11の後端側(接眼部23側)に装着
された後蓋12によってそのプリズムケース22の後端
面22Aの対物レンズの光軸と対応する部位が押えら
れ、対物レンズの光軸を中心として回転可能となってい
る。即ち、左右の望遠光学系20L,20Rは夫々対物
レンズの光軸を中心として回動し、この回動によって両
望遠光学系20L,20Rの接眼部23,23同士が離
接し、これによって眼幅調整を行うようになっているも
のである。
【0009】後蓋12は、眼幅調整の範囲に於て接眼部
23の移動を妨げない形状に所定の厚さで形成されると
共に、その厚さ方向の所定位置に、吊紐孔12Aが当該
双眼鏡10の幅方向に水平に貫通形成されている。
【0010】吊紐孔12Aは、当該双眼鏡10に装着す
る吊紐30が、その断面の長辺を縦(上下)にして挿通
可能な断面形状を呈し、当該吊紐孔12Aを左右方向に
水平に延長しても接眼部23と干渉しない位置に形成さ
れている。つまり、本実施例に於る双眼鏡10は、接眼
部23側から見て、中央に配置された後蓋12の左右斜
め下方に接眼部23が所定範囲揺回動可能に配置され、
更に、後蓋12の接眼部23より上側に吊紐孔12Aが
左右水平に開設されているものである。
【0011】而して、上記の如く構成された双眼鏡10
では、所定長さの吊紐30の一端を吊紐孔12Aにその
一方開口部から挿通した後、図1に示す如く両端をバッ
クル31によって結合して無端の環状とすることによっ
て装着する。尚、このバックル31による結合部は双眼
鏡10と対称となる位置でなければならないものではな
いが、当該結合部に図示の如く肩当て32を装着するこ
とにより、バックル31が肩や首に当ることによる不快
感を防ぐことができる。
【0012】本構成によれば、双眼鏡10を吊紐30を
介して保持する際には、吊紐30は吊紐孔12Aの両側
端の開口部を支点として当該支点部位があたかも連結部
の如く所謂二点支持の状態となって接眼部23が上側に
向いて安定的に支持されることとなる。
【0013】ここで、吊紐30はその断面の長辺を縦に
して後蓋12の左右方向に挿通されていることから、双
眼鏡の前後方向(光軸方向)には容易に屈曲可能であ
り、吊紐30を介しての保持状態から接眼部を覗こうと
して接眼部に目を当てた場合には、吊紐30は極めて自
然に吊紐孔12Aの方向に延在状態となり、接眼部23
側に突出して観望の邪魔となることはないものである。
【0014】
【考案の効果】以上述べたように、本考案に係る双眼鏡
の吊紐受によれば、吊紐によって良好に保持できると共
に、吊紐の双眼鏡本体への連結部位が観望の際に邪魔に
なることがないものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を適用した双眼鏡の斜視図。
【図2】図1の側面図
【符号の説明】
10…双眼鏡 12…後蓋(双眼鏡本体の接眼部側不可動部位) 12A…吊紐孔(貫通孔) 30…吊紐

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】2つの観察光学系がその光軸が互いに平行
    となる様に双眼鏡本体に挟んで配置された双眼鏡の吊紐
    受であって、 前記双眼鏡本体内の前記観察光学系の接眼側に設けら
    れ、前記観察光学系の両接眼部と干渉しない前記双眼鏡
    本体の両接眼部付近に夫々開口し、前記2つの観察光学
    系の両光軸と交差する方向に沿う挿通孔からなり、前記挿通孔は、該挿通孔に挿通された吊紐が前記両接眼
    部の側方に向けて延びるよう、前記吊紐をガイドするよ
    構成したこと、を特徴とする双眼鏡の吊紐受。
JP1990404523U 1990-12-25 1990-12-25 双眼鏡の吊紐受 Expired - Fee Related JP2562085Y2 (ja)

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JPH0491327U JPH0491327U (ja) 1992-08-10
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