JP2561862Y2 - 除湿兼水耕栽培用容器 - Google Patents

除湿兼水耕栽培用容器

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JP2561862Y2
JP2561862Y2 JP1991044467U JP4446791U JP2561862Y2 JP 2561862 Y2 JP2561862 Y2 JP 2561862Y2 JP 1991044467 U JP1991044467 U JP 1991044467U JP 4446791 U JP4446791 U JP 4446791U JP 2561862 Y2 JP2561862 Y2 JP 2561862Y2
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container
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hydroponic cultivation
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耕 鎌田
力 斎藤
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株式会社白元
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  • Hydroponics (AREA)
  • Packages (AREA)
  • Drying Of Gases (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、潮解性吸湿剤を使用し
て室内および収納庫等を除湿し、さらに、球根等の植物
の水耕栽培も可能な除湿兼水耕栽培用容器に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、かいわれ大根等の種子類およびチ
ューリップ等の球根類を用いた家庭内での水耕栽培がブ
ームとなっており、これら水耕栽培専用の容器が販売さ
れている。
【0003】これら水耕栽培用容器は、かいわれ大根等
の種子類を水耕栽培する場合には、それ専用の容器が販
売されており、また、チューリップ等の球根類を水耕栽
培するには、例えば、図8に示すような専用容器が販売
されている。
【0004】すなわち、図8において、符号1は球根用
水耕栽培用容器で、この球根用水耕栽培用容器1上方に
チューリップ等の球根2を支持する支持部3を形成し、
この支持部3の下方に栄養分を加えた水4を貯溜するよ
うになっている。
【0005】しかしながら、このような球根用水耕栽培
用容器1では、支持部3の径により栽培可能な球根の種
類(大きさ)が決定されてしまうため、球根の種類によ
り球根用水耕栽培用容器を選定する必要があり、また、
かいわれ大根等の種子類は全く異なる構造の水耕栽培用
容器を用いなければ栽培不可能であった。
【0006】このようなことから、手軽に、種子類から
様々な種類(大きさ)の球根類の水耕栽培が行なうこと
のできる水耕栽培用容器が望まれている。
【0007】また、従来より、省資源および省エネルギ
が重要な問題となっており、さらに、近年では都市部に
おけるゴミ処理の問題等から、資源の再使用および再利
用が大きく叫ばれている。特に、押し入れ、タンス等内
部の除湿を目的とした除湿容器等の使い捨て消費物は、
その多くが樹脂製で焼却することができない上、廃棄さ
れる量も多いためにゴミ処理をより困難なものとしてい
る。
【0008】上記除湿容器としては、例えば、実公昭6
0−28483号公報に示されるように、潮解液を貯溜
する樹脂製外容器と、この外容器の内側に収納され、粉
状、顆粒状または粒状の塩化カルシウム等の潮解性吸湿
剤が充填された樹脂製内容器とから構成され、上記潮解
性吸湿剤が空気中の水分を吸収して潮解し、潮解液とな
って上記内容器に形成されたスリット等の廃液孔から上
記外容器に貯溜されるようになっている。そして、除湿
容器は、上記潮解性吸湿剤が全て潮解し、除湿効果が失
われた際に廃棄しているのが現状である。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】上述のように、従来の
水耕栽培用容器では種子類専用あるいは球根の種類によ
り専用の水耕栽培用容器が必要で、一つの水耕栽培用容
器では、特定の種類の植物しか栽培することができない
ため、手軽に様々な植物の水耕栽培が行なうことのでき
る水耕栽培用容器が望まれている。
【0010】また、従来の除湿容器は、各家庭で一般的
に使用されているにもかかわらず、形状も通常の容器等
と比べ特殊で、除湿以外の用途を考慮して作成されてい
ないため、除湿容器以外の用途に再使用、再利用するに
は困難であり、除湿効果が失われた際に廃棄されてしま
う。
【0011】本考案は上記事情に鑑みてなされたもの
で、各家庭で一般的に使用される除湿容器を水耕栽培用
容器として手軽に再使用、再利用することができるよう
にするとともに、水耕栽培用容器としても、種子類から
様々な大きさの球根類に至るまで幅広い種類の植物の水
耕栽培が可能な除湿兼水耕栽培用容器を提供することを
目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本考案による除湿兼水耕栽培用容器は、突起部を形成
し、この突起部を上方に位置させて該突起部の凸側の面
に除湿剤を載置可能とするとともに、上記突起部を下方
に位置させて、この突起部の凹側の面に球根、種子等
植物体を載置可能とした複数のスリットを有する中仕切
板と、この中仕切板を着脱自在に支持する支持部を内側
中途部に形成するとともに、上記中仕切板の下方を液体
を貯溜する貯溜部とした容器本体とを備えたものであ
る。
【0013】
【作 用】上記構成において、除湿容器として使用する
場合、中仕切板を、この中仕切板の突起部を上方に向け
て凸の状態として容器本体の支持部に支持し、上記突起
部の凸側の面に除湿剤を載置する。
【0014】そして、容器本体の上方より水分を含んだ
空気が侵入して上記除湿剤に接触すると、この除湿剤
は、空気中の水分を吸湿して潮解し、潮解液となりスリ
ットより下方に排出され、上記容器本体の貯溜部に貯溜
される。
【0015】また、水耕栽培容器として使用する場合、
上記中仕切板を、この中仕切板の突起部を下方に向けて
凸の状態として容器本体の支持部に支持し、この突起部
の凹側の面に球根、種子等の植物体を載置する。
【0016】そして、これら球根、種子等の植物体の種
類、大きさに適するように、上記容器本体の貯溜部の所
定の位置まで水あるいは栄養分を含有した栄養水を貯溜
して水耕栽培を行なう。
【0017】
【実施例】以下、図面を参照して本考案の実施例を説明
する。
【0018】図1〜図7は本考案の一実施例を示し、図
1は水耕栽培時における除湿兼水耕栽培用容器構造図、
図2は除湿器としての除湿兼水耕栽培用容器構造図、図
3は除湿兼水耕栽培用容器の中仕切板説明図、図4は除
湿器としての作用説明図、図5は大きな球根の水耕栽培
作用説明図、図6は小さな球根の水耕栽培作用説明図、
図7は種子類の水耕栽培作用説明図である。
【0019】これらの図において符号10は除湿兼水耕
栽培用容器で、この除湿兼水耕栽培用容器10は、上方
に向けて開口した容器本体11と、この容器本体11の
上方開口部11aを覆うように設けられた水蒸気透過性
シート12と、この水蒸気透過性シート12の上方で、
上記開口部11aに着脱自在に冠着されて複数の空気取
入孔13aを有する容器蓋13と、上記容器本体11の
内側中途部に形成された縦状の支持部14に着脱自在に
支持された中仕切板15とから構成される。
【0020】また、上記容器本体11は、上記中仕切板
15により上段部16と下段部17の2段に分割され、
上記上段部16には、上記中仕切板15の配設の仕方に
より塩化カルシウム等の潮解性除湿剤18や球根19お
よび種子20が収納可能になっている。さらに、上記容
器本体11の下段部17は、上記除湿剤18の潮解液1
8a、水あるいは栄養水21等の液体の貯溜部となって
いる。尚、本実施例では、上記容器本体11の内側に形
成された支持部14を縦状に形成しているが、横状に形
成したものでもよく、また、容器本体が有するテーパ面
によって支持部を形成してもよい。
【0021】また、上記中仕切板15は、中央部に第一
の突起部15aが形成され、さらに、この第一の突起部
15aの中央部に、この第一の突起部15aと同方向に
突出したテーパ状の第二の突起部15bが形成された多
段構造となっており、上記中仕切板15の配設の仕方に
より上記第一の突起部15aと第二の突起部15bは上
記容器本体11の上段部16側あるいは下段部17側に
突出可能になっている。また、上記中仕切板15の全面
には、複数のスリット22が形成されており、上記第一
の突起部15a側面および上記第二の突起部15b側面
のスリット22は上記容器本体11に対し縦方向に形成
されている。尚、本実施例においては、上記中仕切板1
5に一組の多段に構成される突起部15a、15bを、
この中仕切板15の中央部に形成したが、このような2
段突起部を複数形成してもよく、また、中仕切板15の
中央部の位置としなくてもよい。さらに、突起部は2段
構造に限らず単段のものでもよく、3段以上に形成され
るものでもよい。
【0022】このような構成で、除湿兼水耕栽培用容器
10を除湿器として使用する場合には、図2および図4
に示すように、中仕切板15を、第一の突起部15aお
よび第二の突起部15bが上に凸となるように容器本体
11の支持部14により支持させる。そして、この容器
本体11の上段部16に潮解性除湿剤18を上記中仕切
板15の第二の突起部15bが僅かに露呈するように充
填する。
【0023】すると、容器蓋13の複数の空気取入孔1
3aおよび水蒸気透過性シート12を通過した水分を含
んだ空気は、上記潮解性除湿剤18の上方露出部に接触
する。また、水分を含んだ空気の一部は、上記第二の突
起部15bの側面に形成されたスリット22から上記容
器本体11の下段部17側に侵入し、下方より上記潮解
性除湿剤18の露出部に接触する。
【0024】そして、上記潮解性除湿剤18は空気中の
水分を吸湿して潮解し、潮解液18aとなり上記中仕切
板15のスリット22より下方に排出され、上記容器本
体11の液体貯溜部である下段部17に貯溜される。
【0025】このように、除湿兼水耕栽培用容器10を
除湿器として使用する場合には、上記中仕切板15のス
リット22は、廃液口および水蒸気の通気口としての役
割を果たす。
【0026】また、上記中仕切板15を第一の突起部1
5aおよび第二の突起部15bを有する多段構造とする
ことにより、水蒸気と除湿剤18との接触面積を広くす
ることができ、効果的に除湿することが可能である。
【0027】さらに、上記中仕切板15の第一の突起部
15aおよび第二の突起部15bをテーパ状に形成する
とともに、この第一の突起部15a側面および第二の突
起部15b側面にスリット22を上記容器本体11に対
し縦方向に形成したので、潮解液の水切れ性が良くなり
廃液を有効に行なうことができる。
【0028】一方、除湿兼水耕栽培用容器10を水耕栽
培容器として使用する場合には、図1に示すように、水
蒸気透過性シート12および容器蓋13は用いず、中仕
切板15を、第一の突起部15aおよび第二の突起部1
5bが下に凸となるように容器本体11の支持部14に
より支持させる。
【0029】ここで、図5に示すように、チューリップ
等の球根類19を栽培するには、上記中仕切板15の第
二の突起部15bの基端部に上記球根19を保持すると
ともに、上記容器本体11の液体貯溜部である下段部1
7の所定の位置まで水あるいは栄養分を含有した栄養水
21を貯溜する。ここで、スリット22の上記第二の突
起部15b側面に形成された部分は、上記貯溜された水
あるいは栄養水21を、上記第二の突起部15b内部に
導くとともに、成長する球根19の根を上記第二の突起
部15bから外部に伸張させる。
【0030】また、図6に示すように、栽培する球根が
小さい場合でも、上記第二の突起部15bが有するテー
パ面にて球根19を保持することができ、球根の大きさ
に左右されることなく、球根類の水耕栽培を行なうこと
ができる。
【0031】さらに、図7に示すように、かいわれ大根
等の種子類20を栽培する場合には、上記中仕切板15
の水平面に形成されたスリット22に沿って種子20を
蒔き、上記容器本体11の液体貯溜部である下段部17
の所定の位置まで水あるいは栄養分を含有した栄養水2
1を貯溜する。この場合、上記中仕切板15の水平面に
形成されたスリット22は、水あるいは栄養水21の種
子20への導入、成長する種子20の根の下段部17へ
の導入に加え、種子20の保持の役割も果たす。尚、水
耕栽培を行なう場合、必要に応じて不織布やスポンジ等
を中仕切板上に設けて行なってもよい。
【0032】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、各
家庭で一般的に使用される除湿容器の中仕切板に、除湿
剤だけでなく種子類から様々な大きさの球根類を有効に
載置可能に構成したので、各家庭で一般的に使用される
除湿容器を水耕栽培用容器として手軽に再使用、再利用
することができるようにするとともに、水耕栽培用容器
としても、種子類から様々な大きさの球根類に至るまで
幅広い種類の植物の水耕栽培が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例による水耕栽培時における除
湿兼水耕栽培用容器構造図。
【図2】本考案の一実施例による除湿器としての除湿兼
水耕栽培用容器構造図。
【図3】本考案の一実施例による除湿兼水耕栽培用容器
の中仕切板上面図。
【図4】本考案の一実施例による除湿器としての作用説
明図。
【図5】本考案の一実施例による大きな球根の水耕栽培
作用説明図。
【図6】本考案の一実施例による小さな球根の水耕栽培
作用説明図。
【図7】本考案の一実施例による種子類の水耕栽培作用
説明図。
【図8】従来技術によるに球根用水耕栽培用容器説明
図。
【符号の説明】
10 除湿兼水耕栽培用容器 11 容器本体 14 支持部 15 中仕切板 15a 突起部(第一の突起部) 15b 突起部(第二の突起部) 17 貯溜部(下段部) 18 除湿剤 18a 液体(潮解液) 19 球根 20 種子 21 液体(水あるいは栄養水) 22 スリット

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 突起部を形成し、この突起部を上方に位
    置させて該突起部の凸側の面に除湿剤を載置可能とする
    とともに、上記突起部を下方に位置させて、この突起部
    の凹側の面に球根、種子等の植物体を載置可能とした複
    数のスリットを有する中仕切板と、この中仕切板を着脱
    自在に支持する支持部を内側中途部に形成するととも
    に、上記中仕切板の下方を液体を貯溜する貯溜部とした
    容器本体とを備えたことを特徴とする除湿兼水耕栽培用
    容器。
JP1991044467U 1991-06-13 1991-06-13 除湿兼水耕栽培用容器 Expired - Lifetime JP2561862Y2 (ja)

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JPH05667U JPH05667U (ja) 1993-01-08
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