JP2561758Y2 - 体積測定装置 - Google Patents

体積測定装置

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JP2561758Y2
JP2561758Y2 JP6420491U JP6420491U JP2561758Y2 JP 2561758 Y2 JP2561758 Y2 JP 2561758Y2 JP 6420491 U JP6420491 U JP 6420491U JP 6420491 U JP6420491 U JP 6420491U JP 2561758 Y2 JP2561758 Y2 JP 2561758Y2
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Japan
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main tank
tank
volume
pressure
signal
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JP6420491U
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JPH058435U (ja
Inventor
克司 大根田
潤 西野
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株式会社カンセイ
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  • Measurement Of Levels Of Liquids Or Fluent Solid Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、タンク内に収納された
液体、粉体、粒体、異形状物体等の体積を測定する体積
測定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の体積測定装置を示すブロッ
ク構成図、図4はメインタンクの支持部を示す斜視図で
ある。図において、26はメインタンク3を支持してい
るバンド、27はメインタンクをカバーしているプロテ
クターであり、バンド26に固定されている。従って、
メインタンク3はバンド26により保持され車体に取り
付けられている。
【0003】本考案者は、例えば樹脂製のタンク内に収
納(充填)した収納物の量を、そのタンク内の圧力変化
を検出して測定することができるようにした体積測定方
法と、それに関連する装置の多数の出願を済ませてい
る。
【0004】先願のこの種の体積測定装置は、図3に示
す如きものであって、3は合成樹脂で形成されたメイン
タンクであって、このメインタンク3内には液体注入口
5からガソリン等の液体4を供給することができる。6
はその液体注入口5に被着される蓋体、3aは液体4を
例えばエンジン等に導入するための導液管を示す。
【0005】7はピストンで、周面に磁極を有する円盤
状の永久磁石からなると共にその周面には磁性流体7a
が吸着され、後述のシリンダ8との隙間を塞ぎ、通気を
防止し、かつシリンダ8内をピストン7が摺動するとき
の摩擦を小さくしている。なお、ピストン7の周面にO
リングを取り付けることによって通気を防止してもよ
い。シリンダ8のその一端開口部8aは補正タンク9に
連通されると共に、他端を開口している。この補正タン
ク9の体積V1 がメインタンク3の全体積VT に対して
十分に小さく設定されていると共に、シリンダ8の最大
体積変化量、すなわちピストン7の摺動によって変化す
る最大体積V0 に対して、例えば10倍の体積に設定さ
れて、ピストン7の一往復によって、内部の圧力変化
は、正弦波状に変化する(これは後述のモータ16の定
速回転による)。また、補正タンク9は電磁バルブ10
および第1のパイプ11を直列に介してメインタンク3
の液体注入口5の開口縁の近くに接続され、気体がタン
ク3内と補正タンク9との間を流通できるように設定さ
れている。なお、第1のパイプ11の液体注入口5、電
磁バルブ10間の一部は、該液体注入口の開口縁より高
く位置せしめられており、液体4が液体注入口5の開口
縁まで注入されても補正タンク9内に液体4が流れ込ま
ないように設定されている。
【0006】12は圧力センサで、図示されていない基
準圧力室、検出圧力室、その双方の圧力室を仕切り、か
つその双方の圧力室の圧力の差に比例して歪む歪板およ
び該歪板に貼り付けられているストレインゲージ等の圧
力センサ本体からなり、その基準圧力室は空洞室13お
よび微細管の第2のパイプ14に直列に第1のパイプ1
1に連通され、その空洞室13および第2のパイプ14
は、タンク3内の圧力変動を吸収し空気圧フィルタを構
成している。また、検出圧力室は補正タンク9に連通さ
れ、圧力センサ本体は歪板が受ける双方の圧力室の圧力
差を検出して電気信号に変換する。15は円板で、透孔
15aが設けられていると共に、ピストン7を往復直線
運動させるためのクランク15bの一端が連結させられ
ている。また、円板15は後述のモータ16の回転軸に
図示されない減速ギアを介して連結されている。
【0007】17は光センサで、ピストン7が最大に後
退した位置で透孔15aに対面するように設けられてお
り、円板15の透孔15aを検出する。18はモータ駆
動制御回路で、電源投入直後にモータ16を回転せしめ
るための信号の供給を後述の演算処理回路21から受
け、光センサ17の位置に円板15の透孔15aを一致
させるための信号をモータ16に供給する。また、モー
タ駆動制御回路18は後述の演算処理回路21から前記
信号とは別の信号を受けて、モータ16を一定角速度ω
0 で回転駆動せしめるための駆動信号をモータ16に供
給する。
【0008】19はバンドパスフィルタで、モータ16
の角速度に対応する周波数成分のみを抽出して出力する
ように設定されており、圧力センサ12で発生するノイ
ズ成分、メインタンク3内の温度上昇に対応して圧力セ
ンサ12で発生するドリフト成分等を除去する。20は
振幅検出回路で、バンドパスフィルタ19の出力を入力
し、その波高値を検出する。21は演算処理回路で、C
PU(CENTRALPROCESSOR UNI
T)、ROM(READ ONLY MEMORY)等
からなり、振幅検出回路20の出力を入力して、次のご
とき演算処理を実行することによってタンク3内の液面
位を算出し、算出結果を表示部22に供給して表示せし
める。
【0009】次に動作について説明する。電源が投入さ
れると、光センサ17からモータ駆動制御回路18に透
孔15aを光センサ17の位置に一致させるための信号
が供給され、モータ16が回転されて光センサ17の位
置に円板15の透孔15aが一致せしめられる。なお、
この作動は電源投入直後から所定時間内に終了させられ
る。
【0010】その後、演算処理回路21からバルブ10
にバルブ閉成信号が供給されることによってバルブ10
が閉成され、さらに演算処理回路21からモータ駆動制
御回路18にモータ16の複数回の回転開始を指示する
信号が供給される。
【0011】該信号が供給されるとモータ駆動制御回路
18は、モータ16を一定角速度で一方向に指示された
回転数だけ回転せしめ、モータ16の回転軸に連結され
た円板15が回転させられることによってクランク15
bを介してピストン7がシリンダ8内を往復運動し、シ
リンダ8の最大体積変化量に相当する体積V1 の部分の
空気を補正室9に送り込んだり、補正タンク9の空気を
吸い込んだりし、補正タンク9内の圧力を正弦波状に変
化せしめると、圧力センサ12の検出圧力室の圧力は、
補正タンク9の圧力が伝わることによって正弦波状に変
化し、メインタンク3内圧力と等しい基準圧力室の圧力
との差が、圧力センサ本体によって検出され、正弦波状
の電気信号に変換される。
【0012】その信号はバンドパスフィルタ19を介し
て振幅検出回路20に供給され、その波高値が検出され
る。検出された波高値は、演算処理回路21に供給され
平均化されることによって、係数が算出され、CPU内
のレジスタ等に記憶される。その後、演算処理回路21
からバルブ10にバルブ閉成信号の供給が停止されて、
バルブ10は開放され、さらにモータ16は前記係数を
算出するときよりも多くの回数回転させられることによ
ってメインタンク3内の液体4の体積が算出され、その
算出結果は表示部22に表示される。
【0013】以後、上記動作が繰り返され、バルブ10
が閉成される毎に係数が更新されて記憶され、再度新た
に液面位が算出されるものである。
【0014】
【考案が解決しようとする課題】従来の体積測定装置は
以上のように構成されているので、そのメインタンク3
の材質が樹脂製であり、また金属製であっても容量の大
なる大型タンクである場合に、多量の液体4が収容され
ているメインタンク3内で、その液体4が揺動される
と、その底面が液体4の揺動力に伴って10〜30Hz
の非常に低い周波数で共振してしまう。従って、バンド
パスフィルタ19で抽出した信号成分の周波数に接近し
て、信号成分の抽出が困難になるという課題があった。
【0015】この考案は上記のような課題を解消するた
めになされたもので、メインタンク3内の液体4の揺動
によるメインタンク3の共振周波数を高くすることがで
きるとともに、バンドパスフィルタ19での信号成分の
抽出を容易にすることができる体積測定装置を得ること
を目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】この考案に係る体積測定
装置は、車両等の床壁に下側から固定されたメインタン
クと前記床壁の間に弾性体を圧縮した状態で介在させた
ことを特徴とする。
【0017】
【作用】この考案における体積測定装置は、メインタン
クの共振周波数が高くなり、バンドパスフィルタでの抽
出する信号成分の周波数とは分離し易く、信号処理が容
易である。
【0018】
【実施例】実施例1. 以下、この考案の一実施例を図について説明する。図1
はこの考案の一実施例による体積測定装置のメインタン
ク支持部の断面図である。図において、25は車体の床
壁、28は圧縮された状態の円柱形状のゴム体(弾性
体)である。なお、従来の装置と同一の部分については
同一の符号を付けて、その説明を省略する。
【0019】次に動作について説明する。メインタンク
3の上面に円柱形状のゴム体28を4箇所固着させる
(床壁側にゴム体を固着させてもよい)。プロテクター
27と一体化した2本のバンド26により、メインタン
ク3の下側からメインタンク3を支持しながら、ゴム体
28が圧縮状態になるように床壁25に前記メインタン
ク3を圧接し、バンド26を床壁25に、ネジまたは引
掛けにより固定する。この結果、ゴム体28により、メ
インタンク3内の液体4の揺動によるメインタンク3の
共振周波数を高くすることができる。なお、ゴム体3の
設置位置がメインタンク3の固有共振周波数における共
振モードの節であれば、もっとも共振周波数が高くなり
好ましい。
【0020】実施例2. また図2に示すように、前記2本のバンド26の上面に
各2個ずつゴム体28を固着させ、メインタンク3の下
面にゴム体28を圧接してもよいし、またバンド26の
代わりにプロテクタ27にゴム体28を固着させてもよ
い。
【0021】
【考案の効果】以上のように、この考案によれば、メイ
ンタンクと床壁との間に圧縮した状態で弾性体を介在す
るように構成したので、メインタンクの共振周波数を高
くすることができ、従ってバンドパスフィルタでの信号
成分の抽出が正確で容易になる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例による体積測定装置のメイ
ンタンク支持部を示す断面図である。
【図2】この考案の他の実施例による体積測定装置のメ
インタンク支持部を示す斜視図である。
【図3】従来の体積測定装置を示すブロック構成図であ
る。
【図4】従来の体積測定装置のメインタンク支持部を示
す斜視図である。
【符号の説明】
3 メインタンク 9 補正タンク 25 床壁 28 ゴム体(弾性体)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両等の床壁に下側から固着され、被測
    定物を収納する樹脂製メインタンクと、該メインタンク
    に連通して設けられた補正タンクとの双方タンク内圧を
    所定周波数で変化させ、該双方タンクの内圧変化に基づ
    いて前記被測定物の体積を測定する体積測定装置におい
    て、前記メインタンクと前記床壁との間に圧縮した状態
    で介在した弾性体を備えたことを特徴とする体積測定装
    置。
JP6420491U 1991-07-19 1991-07-19 体積測定装置 Expired - Lifetime JP2561758Y2 (ja)

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JPH058435U JPH058435U (ja) 1993-02-05
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