JPH058435U - 体積測定装置 - Google Patents
体積測定装置Info
- Publication number
- JPH058435U JPH058435U JP6420491U JP6420491U JPH058435U JP H058435 U JPH058435 U JP H058435U JP 6420491 U JP6420491 U JP 6420491U JP 6420491 U JP6420491 U JP 6420491U JP H058435 U JPH058435 U JP H058435U
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- main tank
- tank
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- volume measuring
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- Measurement Of Levels Of Liquids Or Fluent Solid Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 車両等の床壁に固定されたメインタンク内に
圧力を付与することにより、該メインタンク内収容物の
体積を測定する体積測定装置において、該タンクの共振
周波数を高くすることを目的とする。 【構成】 床壁25と前記床壁に固定されたメインタン
ク3との間に、圧縮状態の弾性体28を介在せしめた体
積測定装置である。 【効果】 バンドパスフィルタでの信号処理を正確にか
つ容易にする。
圧力を付与することにより、該メインタンク内収容物の
体積を測定する体積測定装置において、該タンクの共振
周波数を高くすることを目的とする。 【構成】 床壁25と前記床壁に固定されたメインタン
ク3との間に、圧縮状態の弾性体28を介在せしめた体
積測定装置である。 【効果】 バンドパスフィルタでの信号処理を正確にか
つ容易にする。
Description
【0001】
本考案は、タンク内に収納された液体、粉体、粒体、異形状物体等の体積を測 定する体積測定装置に関するものである。
【0002】
図3は従来の体積測定装置を示すブロック構成図、図4はメインタンクの支持 部を示す斜視図である。図において、26はメインタンク3を支持しているバン ド、27はメインタンクをカバーしているプロテクターであり、バンド26に固 定されている。従って、メインタンク3はバンド26により保持され車体に取り 付けられている。
【0003】 本考案者は、例えば樹脂製のタンク内に収納(充填)した収納物の量を、その タンク内の圧力変化を検出して測定することができるようにした体積測定方法と 、それに関連する装置の多数の出願を済ませている。
【0004】 先願のこの種の体積測定装置は、図3に示す如きものであって、3は合成樹脂 で形成されたメインタンクであって、このメインタンク3内には液体注入口5か らガソリン等の液体4を供給することができる。6はその液体注入口5に被着さ れる蓋体、3aは液体4を例えばエンジン等に導入するための導液管を示す。
【0005】 7はピストンで、周面に磁極を有する円盤状の永久磁石からなると共にその周 面には磁性流体7aが吸着され、後述のシリンダ8との隙間を塞ぎ、通気を防止 し、かつシリンダ8内をピストン7が摺動するときの摩擦を小さくしている。な お、ピストン7の周面にOリングを取り付けることによって通気を防止してもよ い。シリンダ8のその一端開口部8aは補正タンク9に連通されると共に、他端 を開口している。この補正タンク9の体積V1 がメインタンク3の全体積VT に 対して十分に小さく設定されていると共に、シリンダ8の最大体積変化量、すな わちピストン7の摺動によって変化する最大体積V0 に対して、例えば10倍の 体積に設定されて、ピストン7の一往復によって、内部の圧力変化は、正弦波状 に変化する(これは後述のモータ16の定速回転による)。また、補正タンク9 は電磁バルブ10および第1のパイプ11を直列に介してメインタンク3の液体 注入口5の開口縁の近くに接続され、気体がタンク3内と補正タンク9との間を 流通できるように設定されている。なお、第1のパイプ11の液体注入口5、電 磁バルブ10間の一部は、該液体注入口の開口縁より高く位置せしめられており 、液体4が液体注入口5の開口縁まで注入されても補正タンク9内に液体4が流 れ込まないように設定されている。
【0006】 12は圧力センサで、図示されていない基準圧力室、検出圧力室、その双方の 圧力室を仕切り、かつその双方の圧力室の圧力の差に比例して歪む歪板および該 歪板に貼り付けられているストレインゲージ等の圧力センサ本体からなり、その 基準圧力室は空洞室13および微細管の第2のパイプ14に直列に第1のパイプ 11に連通され、その空洞室13および第2のパイプ14は、タンク3内の圧力 変動を吸収し空気圧フィルタを構成している。また、検出圧力室は補正タンク9 に連通され、圧力センサ本体は歪板が受ける双方の圧力室の圧力差を検出して電 気信号に変換する。15は円板で、透孔15aが設けられていると共に、ピスト ン7を往復直線運動させるためのクランク15bの一端が連結させられている。 また、円板15は後述のモータ16の回転軸に図示されない減速ギアを介して連 結されている。
【0007】 17は光センサで、ピストン7が最大に後退した位置で透孔15aに対面する ように設けられており、円板15の透孔15aを検出する。18はモータ駆動制 御回路で、電源投入直後にモータ16を回転せしめるための信号の供給を後述の 演算処理回路21から受け、光センサ17の位置に円板15の透孔15aを一致 させるための信号をモータ16に供給する。また、モータ駆動制御回路18は後 述の演算処理回路21から前記信号とは別の信号を受けて、モータ16を一定角 速度ω0 で回転駆動せしめるための駆動信号をモータ16に供給する。
【0008】 19はバンドパスフィルタで、モータ16の角速度に対応する周波数成分のみ を抽出して出力するように設定されており、圧力センサ12で発生するノイズ成 分、メインタンク3内の温度上昇に対応して圧力センサ12で発生するドリフト 成分等を除去する。20は振幅検出回路で、バンドパスフィルタ19の出力を入 力し、その波高値を検出する。21は演算処理回路で、CPU(CENTRAL PROCESSOR UNIT)、ROM(READ ONLY MEMORY )等からなり、振幅検出回路20の出力を入力して、次のごとき演算処理を実行 することによってタンク3内の液面位を算出し、算出結果を表示部22に供給し て表示せしめる。
【0009】 次に動作について説明する。電源が投入されると、光センサ17からモータ駆 動制御回路18に透孔15aを光センサ17の位置に一致させるための信号が供 給され、モータ16が回転されて光センサ17の位置に円板15の透孔15aが 一致せしめられる。なお、この作動は電源投入直後から所定時間内に終了させら れる。
【0010】 その後、演算処理回路21からバルブ10にバルブ閉成信号が供給されること によってバルブ10が閉成され、さらに演算処理回路21からモータ駆動制御回 路18にモータ16の複数回の回転開始を指示する信号が供給される。
【0011】 該信号が供給されるとモータ駆動制御回路18は、モータ16を一定角速度で 一方向に指示された回転数だけ回転せしめ、モータ16の回転軸に連結された円 板15が回転させられることによってクランク15bを介してピストン7がシリ ンダ8内を往復運動し、シリンダ8の最大体積変化量に相当する体積V1 の部分 の空気を補正室9に送り込んだり、補正タンク9の空気を吸い込んだりし、補正 タンク9内の圧力を正弦波状に変化せしめると、圧力センサ12の検出圧力室の 圧力は、補正タンク9の圧力が伝わることによって正弦波状に変化し、メインタ ンク3内圧力と等しい基準圧力室の圧力との差が、圧力センサ本体によって検出 され、正弦波状の電気信号に変換される。
【0012】 その信号はバンドパスフィルタ19を介して振幅検出回路20に供給され、そ の波高値が検出される。検出された波高値は、演算処理回路21に供給され平均 化されることによって、係数が算出され、CPU内のレジスタ等に記憶される。 その後、演算処理回路21からバルブ10にバルブ閉成信号の供給が停止されて 、バルブ10は開放され、さらにモータ16は前記係数を算出するときよりも多 くの回数回転させられることによってメインタンク3内の液体4の体積が算出さ れ、その算出結果は表示部22に表示される。
【0013】 以後、上記動作が繰り返され、バルブ10が閉成される毎に係数が更新されて 記憶され、再度新たに液面位が算出されるものである。
【0014】
従来の体積測定装置は以上のように構成されているので、そのメインタンク3 の材質が樹脂製であり、また金属製であっても容量の大なる大型タンクである場 合に、多量の液体4が収容されているメインタンク3内で、その液体4が揺動さ れると、その底面が液体4の揺動力に伴って10〜30Hzの非常に低い周波数 で共振してしまう。従って、バンドパスフィルタ19で抽出した信号成分の周波 数に接近して、信号成分の抽出が困難になるという課題があった。
【0015】 この考案は上記のような課題を解消するためになされたもので、メインタンク 3内の液体4の揺動によるメインタンク3の共振周波数を高くすることができる とともに、バンドパスフィルタ19での信号成分の抽出を容易にすることができ る体積測定装置を得ることを目的とする。
【0016】
この考案に係る体積測定装置は、車両等の床壁に下側から固定されたメインタ ンクと前記床壁の間に弾性体を圧縮した状態で介在させたことを特徴とする。
【0017】
この考案における体積測定装置は、メインタンクの共振周波数が高くなり、バ ンドパスフィルタでの抽出する信号成分の周波数とは分離し易く、信号処理が容 易である。
【0018】
実施例1. 以下、この考案の一実施例を図について説明する。図1はこの考案の一実施例 による体積測定装置のメインタンク支持部の断面図である。図において、25は 車体の床壁、28は圧縮された状態の円柱形状のゴム体(弾性体)である。なお 、従来の装置と同一の部分については同一の符号を付けて、その説明を省略する 。
【0019】 次に動作について説明する。メインタンク3の上面に円柱形状のゴム体28を 4箇所固着させる(床壁側にゴム体を固着させてもよい)。プロテクター27と 一体化した2本のバンド26により、メインタンク3の下側からメインタンク3 を支持しながら、ゴム体28が圧縮状態になるように床壁25に前記メインタン ク3を圧接し、バンド26を床壁25に、ネジまたは引掛けにより固定する。こ の結果、ゴム体28により、メインタンク3内の液体4の揺動によるメインタン ク3の共振周波数を高くすることができる。なお、ゴム体3の設置位置がメイン タンク3の固有共振周波数における共振モードの節であれば、もっとも共振周波 数が高くなり好ましい。
【0020】 実施例2. また図2に示すように、前記2本のバンド26の上面に各2個ずつゴム体28 を固着させ、メインタンク3の下面にゴム体28を圧接してもよいし、またバン ド26の代わりにプロテクタ27にゴム体28を固着させてもよい。
【0021】
以上のように、この考案によれば、メインタンクと床壁との間に圧縮した状態 で弾性体を介在するように構成したので、メインタンクの共振周波数を高くする ことができ、従ってバンドパスフィルタでの信号成分の抽出が正確で容易になる 効果がある。
【図1】この考案の一実施例による体積測定装置のメイ
ンタンク支持部を示す断面図である。
ンタンク支持部を示す断面図である。
【図2】この考案の他の実施例による体積測定装置のメ
インタンク支持部を示す斜視図である。
インタンク支持部を示す斜視図である。
【図3】従来の体積測定装置を示すブロック構成図であ
る。
る。
【図4】従来の体積測定装置のメインタンク支持部を示
す斜視図である。
す斜視図である。
3 メインタンク 9 補正タンク 25 床壁 28 ゴム体(弾性体)
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 車両等の床壁に下側から固着され、被測
定物を収納する樹脂製メインタンクと、該メインタンク
に連通して設けられた補正タンクとの双方タンク内圧を
所定周波数で変化させ、該双方タンクの内圧変化に基づ
いて前記被測定物の体積を測定する体積測定装置におい
て、前記メインタンクと前記床壁との間に圧縮した状態
で介在した弾性体を備えたことを特徴とする体積測定装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6420491U JP2561758Y2 (ja) | 1991-07-19 | 1991-07-19 | 体積測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6420491U JP2561758Y2 (ja) | 1991-07-19 | 1991-07-19 | 体積測定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH058435U true JPH058435U (ja) | 1993-02-05 |
JP2561758Y2 JP2561758Y2 (ja) | 1998-02-04 |
Family
ID=13251309
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6420491U Expired - Lifetime JP2561758Y2 (ja) | 1991-07-19 | 1991-07-19 | 体積測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2561758Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-07-19 JP JP6420491U patent/JP2561758Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2561758Y2 (ja) | 1998-02-04 |
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