JP2561652Y2 - 耐火マット - Google Patents
耐火マットInfo
- Publication number
- JP2561652Y2 JP2561652Y2 JP1990048181U JP4818190U JP2561652Y2 JP 2561652 Y2 JP2561652 Y2 JP 2561652Y2 JP 1990048181 U JP1990048181 U JP 1990048181U JP 4818190 U JP4818190 U JP 4818190U JP 2561652 Y2 JP2561652 Y2 JP 2561652Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mat
- weight
- rock wool
- parts
- glass fiber
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Surface Treatment Of Glass Fibres Or Filaments (AREA)
- Fireproofing Substances (AREA)
- Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)
- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案は土木、建築、車輌などに防風、防塵、防音、
防水などの目的で使用される目地材等に用いられる耐火
マットに関する。
防水などの目的で使用される目地材等に用いられる耐火
マットに関する。
［従来の技術］ 従来土木、建築、車輌などの接続箇所に防風、防塵、
防音、防水などを付与する目的で使用される目地材とし
ては、例えば、予め成形されている連通気泡のポリウレ
タン発泡体に、アスファルトを含浸させ、気泡内壁面に
アスファルトの薄層を形成したものや、実公昭64−1938
号公報に開示される、ガラス繊維製マットに、繊維状チ
タン酸カリウムを含有するシリコーン樹脂を含浸させた
目地材がある。
防音、防水などを付与する目的で使用される目地材とし
ては、例えば、予め成形されている連通気泡のポリウレ
タン発泡体に、アスファルトを含浸させ、気泡内壁面に
アスファルトの薄層を形成したものや、実公昭64−1938
号公報に開示される、ガラス繊維製マットに、繊維状チ
タン酸カリウムを含有するシリコーン樹脂を含浸させた
目地材がある。
［考案が解決しようとする課題］ しかし、前記ポリウレタン発泡体にアスファルトを含
浸させた目地材は、耐火性、耐炎性がないうえ、防水性
も不十分なため、完全に止水性能を発現させるためには
75〜80％も圧縮させなければならず、75〜80％も圧縮す
ればアスファルトが目地材表面に滲み出るなどの課題が
ある。また、ガラス繊維製マットに、繊維状チタン酸カ
リウムを含有するシリコーン樹脂を含浸させた目地材
は、耐火性を具備するほか防水、防風、防塵、防音にも
優れるが、繊維状チタン酸カリウムが非常に高価なため
目地材も高価となり汎用性に欠けるといった課題があ
る。
浸させた目地材は、耐火性、耐炎性がないうえ、防水性
も不十分なため、完全に止水性能を発現させるためには
75〜80％も圧縮させなければならず、75〜80％も圧縮す
ればアスファルトが目地材表面に滲み出るなどの課題が
ある。また、ガラス繊維製マットに、繊維状チタン酸カ
リウムを含有するシリコーン樹脂を含浸させた目地材
は、耐火性を具備するほか防水、防風、防塵、防音にも
優れるが、繊維状チタン酸カリウムが非常に高価なため
目地材も高価となり汎用性に欠けるといった課題があ
る。
［課題を解決するための手段］ 前記課題は、略平板状を呈する密度100〜200kg/m3の
ロックウールマットまたはガラス繊維製ニードルパンチ
ングマットを構成するロックウールまたはガラス繊維の
表面が、リンリーン樹脂100重量部に対し、予め層状剥
離化処理したフレーク径62μ以上であってアスペクト比
が50以上の層状化合物200〜450重量部を、含有する樹脂
組成物の薄層膜で被覆されていることを特徴とするロッ
クウールマットまたはガラス繊維製ニードルパンチング
マットからなる耐火マットにより解決される。土木、建
築、車輌などに耐火、防風、防塵、防音、防水などを目
的とする目地材として用いられる本考案の耐火マット
は、その基材として、密度100〜200kg/m3のロックウー
ルマットまたはガラス繊維製ニードルパンチングマット
が用いられる。ロックウールマットまたはガラス繊維製
ニードルパンチングマットは耐火性に優れ、施工性及び
加工性に富むことから用いられる。また、密度は100kg/
m3未満であると防風、防塵、防音、防水性等が不十分な
場合があり、200kg/m3を超えると前記性能は十分ではあ
るものの重くなり過ぎ取り扱いにくいこと、不経済等の
課題がある。
ロックウールマットまたはガラス繊維製ニードルパンチ
ングマットを構成するロックウールまたはガラス繊維の
表面が、リンリーン樹脂100重量部に対し、予め層状剥
離化処理したフレーク径62μ以上であってアスペクト比
が50以上の層状化合物200〜450重量部を、含有する樹脂
組成物の薄層膜で被覆されていることを特徴とするロッ
クウールマットまたはガラス繊維製ニードルパンチング
マットからなる耐火マットにより解決される。土木、建
築、車輌などに耐火、防風、防塵、防音、防水などを目
的とする目地材として用いられる本考案の耐火マット
は、その基材として、密度100〜200kg/m3のロックウー
ルマットまたはガラス繊維製ニードルパンチングマット
が用いられる。ロックウールマットまたはガラス繊維製
ニードルパンチングマットは耐火性に優れ、施工性及び
加工性に富むことから用いられる。また、密度は100kg/
m3未満であると防風、防塵、防音、防水性等が不十分な
場合があり、200kg/m3を超えると前記性能は十分ではあ
るものの重くなり過ぎ取り扱いにくいこと、不経済等の
課題がある。
本考案に用いられるシリコーン樹脂としては、一般的
には、水素原子、ビニル基、アリル基、アリール基、ヒ
ドロキシル基、炭素数１〜４のアルコキシル基、アミノ
基、メルカプト基等の置換基が少なくとも１個以上含ま
れている例えばポリジメチルシロキサン系シリコーン樹
脂，ポリジフエニルシロキサン系シリコーン樹脂，ポリ
メチルフエニルシロキサン系シリコーン樹脂及びこれら
を他の樹脂で編成したエポキシ変性シリコーン樹脂，ポ
リエステル変性シリコーン樹脂、脂肪酸変性シリコーン
樹脂，アルキッド変性シリコーン樹脂，アミノ酸変性シ
リコーン樹脂などのオルガノポリシロキサン系シリコー
ン樹脂をはじめ、ポリアクリルオキシアルキルアルコキ
シシラン系シリコーン樹脂やポリビニル系シリコーン樹
脂などである。
には、水素原子、ビニル基、アリル基、アリール基、ヒ
ドロキシル基、炭素数１〜４のアルコキシル基、アミノ
基、メルカプト基等の置換基が少なくとも１個以上含ま
れている例えばポリジメチルシロキサン系シリコーン樹
脂，ポリジフエニルシロキサン系シリコーン樹脂，ポリ
メチルフエニルシロキサン系シリコーン樹脂及びこれら
を他の樹脂で編成したエポキシ変性シリコーン樹脂，ポ
リエステル変性シリコーン樹脂、脂肪酸変性シリコーン
樹脂，アルキッド変性シリコーン樹脂，アミノ酸変性シ
リコーン樹脂などのオルガノポリシロキサン系シリコー
ン樹脂をはじめ、ポリアクリルオキシアルキルアルコキ
シシラン系シリコーン樹脂やポリビニル系シリコーン樹
脂などである。
前記シリコーン樹脂に配合される、予め層状剥離化処
理したフレーク径が62μ以上であってアスペクト比が50
以上の層状化合物としては、例えば、雲母類中でも薄片
状に剥がし易い特有のへき開性を有するマスコバイト
［K2Al4（SiAl）2］及び／又はフロゴパイト［K2Mg6（S
i3Al）2O2（OH）4］を公知乾式法（粉砕、剥離、精製、
分級）或いは湿式法（石臼を利用して水練し、ジェット
ウォーターによって層状剥離化処理し、次いで水力分
級、乾燥）によって得る。本考案においては層状化合物
はフレーク径が62μ以上であってアスペクト比が50以上
であることが必要である。この条件を外れると層状化合
物のロックウール繊維に対する被覆性が悪くなり耐火性
が不十分となる場合がある。
理したフレーク径が62μ以上であってアスペクト比が50
以上の層状化合物としては、例えば、雲母類中でも薄片
状に剥がし易い特有のへき開性を有するマスコバイト
［K2Al4（SiAl）2］及び／又はフロゴパイト［K2Mg6（S
i3Al）2O2（OH）4］を公知乾式法（粉砕、剥離、精製、
分級）或いは湿式法（石臼を利用して水練し、ジェット
ウォーターによって層状剥離化処理し、次いで水力分
級、乾燥）によって得る。本考案においては層状化合物
はフレーク径が62μ以上であってアスペクト比が50以上
であることが必要である。この条件を外れると層状化合
物のロックウール繊維に対する被覆性が悪くなり耐火性
が不十分となる場合がある。
本考案における層状剥離化処理したフレーク径が40μ
以上であってアスペクト火が50以上の層状化合物の使用
量はシリコーン樹脂100重量部に対し200〜450重量部で
ある。200重量部未満では耐火性や酸素指数値の低下の
ような欠点が生じ、また450重量部以上では脱落粉塵
性、加工性に欠点が生じるほか経済的に好ましくない。
以上であってアスペクト火が50以上の層状化合物の使用
量はシリコーン樹脂100重量部に対し200〜450重量部で
ある。200重量部未満では耐火性や酸素指数値の低下の
ような欠点が生じ、また450重量部以上では脱落粉塵
性、加工性に欠点が生じるほか経済的に好ましくない。
本考案の基材であるロックウールマットまたはガラス
繊維製ニードルパンチングマットの内部にあるロックウ
ールまたはガラス繊維の表面まで前記シリコーン樹脂に
含有される雲母に拠って均一に被覆するには例えば実願
平１−136956に開示されるサクションドラムを利用して
雲母を含有するシリコーン樹脂液を基材を通して循環す
ることによって均一に被覆する方法などがある。その結
果第１図に模式的に表示するようにロックウールまたは
ガラス繊維２の表面が剥離化処理によって得られた薄片
の雲母１によって全体が均一に完全に被覆される。第２
図は予め剥離化処理していない積層状体の厚片の雲母３
を用いたため、ロックウールまたはガラス繊維２の表面
が完全には被覆されず部分的に露出している状態を比較
のため模式的に表示したものである。
繊維製ニードルパンチングマットの内部にあるロックウ
ールまたはガラス繊維の表面まで前記シリコーン樹脂に
含有される雲母に拠って均一に被覆するには例えば実願
平１−136956に開示されるサクションドラムを利用して
雲母を含有するシリコーン樹脂液を基材を通して循環す
ることによって均一に被覆する方法などがある。その結
果第１図に模式的に表示するようにロックウールまたは
ガラス繊維２の表面が剥離化処理によって得られた薄片
の雲母１によって全体が均一に完全に被覆される。第２
図は予め剥離化処理していない積層状体の厚片の雲母３
を用いたため、ロックウールまたはガラス繊維２の表面
が完全には被覆されず部分的に露出している状態を比較
のため模式的に表示したものである。
［実施例］ 実施例１ 厚さ15mm、密度120kg/m3のロックウールマット（日東
紡績株式会社製、ロックファイバー＃1240）を予め層状
剥離化処理して得た鱗片状雲母マスゴパイト（フレーク
径が50〜600μ、アスペクト比が70〜90）80重量部、シ
リコーン樹脂液（信越化学社製、商品名「KR−2706、不
基発分30重量％）65重量部、トルエン100重量部、硬化
剤４重量部、界面活性剤微量、からなる均一分散混合溶
液（粘度;150cp（25℃））の含浸液に十分に含浸し（乾
燥上りでロックウールマット重量に対し、含浸率が30重
量％になるように含浸する。）、110℃で2.5時間熱風乾
燥し、さらに230℃で10分間過熱して硬化させ含浸率30
重量％のロックウールマット製耐火マットを得た。
紡績株式会社製、ロックファイバー＃1240）を予め層状
剥離化処理して得た鱗片状雲母マスゴパイト（フレーク
径が50〜600μ、アスペクト比が70〜90）80重量部、シ
リコーン樹脂液（信越化学社製、商品名「KR−2706、不
基発分30重量％）65重量部、トルエン100重量部、硬化
剤４重量部、界面活性剤微量、からなる均一分散混合溶
液（粘度;150cp（25℃））の含浸液に十分に含浸し（乾
燥上りでロックウールマット重量に対し、含浸率が30重
量％になるように含浸する。）、110℃で2.5時間熱風乾
燥し、さらに230℃で10分間過熱して硬化させ含浸率30
重量％のロックウールマット製耐火マットを得た。
実施例２ 厚さ15mm、密度130kg/m3のガラス繊維製ニードルパン
チングマット（日東紡績株式会社製）を用いた以外は実
施例１と同様にして含浸率30重量％のガラス繊維製耐火
マットを得た。
チングマット（日東紡績株式会社製）を用いた以外は実
施例１と同様にして含浸率30重量％のガラス繊維製耐火
マットを得た。
比較例１ シリコーン樹脂（信越化学社製「KR2038」100重量
部、ZnO13、１重量部、TiO22.4重量部、繊維状チタン酸
カリウム（イソライト工業株式会社製）100重量部、流
動性改良剤（バイエル株式会社製）７重量部、キシレン
65重量部からなる均一分散混合溶液（粘度;300cp（25
℃））の含浸液以外は実施例１と同様にしてロックウー
ルマット製耐火マットを得た。
部、ZnO13、１重量部、TiO22.4重量部、繊維状チタン酸
カリウム（イソライト工業株式会社製）100重量部、流
動性改良剤（バイエル株式会社製）７重量部、キシレン
65重量部からなる均一分散混合溶液（粘度;300cp（25
℃））の含浸液以外は実施例１と同様にしてロックウー
ルマット製耐火マットを得た。
比較例２ シリコーン樹脂（信越化学社製「KR2038」100重量
部、ZnO13、１重量部、TiO22.4重量部、繊維状チタン酸
カリウム（イソライト工業株式会社製）100重量部、流
動性改良剤（バイエル株式会社製）７重量部、キシレン
65重量部からなる均一分散混合溶液（粘度;300cp（25
℃））の含浸液以外は実施例２と同様にしてロックウー
ルマット製耐火マットを得た。
部、ZnO13、１重量部、TiO22.4重量部、繊維状チタン酸
カリウム（イソライト工業株式会社製）100重量部、流
動性改良剤（バイエル株式会社製）７重量部、キシレン
65重量部からなる均一分散混合溶液（粘度;300cp（25
℃））の含浸液以外は実施例２と同様にしてロックウー
ルマット製耐火マットを得た。
実施例３ 実施例１におけるシリコーン樹脂液（信越化学社製、
商品名「KR−2706、不基発分30重量％）65重量部を１と
して予め層状剥離化処理して第１表に示す性状とした鱗
片状雲母マスゴパイトを1:1、1:2、1:3の割合で用いた
以外は実施例１と同様にしてロックウールマット製耐火
マットを得た。
商品名「KR−2706、不基発分30重量％）65重量部を１と
して予め層状剥離化処理して第１表に示す性状とした鱗
片状雲母マスゴパイトを1:1、1:2、1:3の割合で用いた
以外は実施例１と同様にしてロックウールマット製耐火
マットを得た。
比較例３ 実施例３において用いた予め層状剥離化処理して第１
表に示す性状とした鱗片状雲母マスゴパイトそれぞれの
代わりに未処理の鱗片状雲母マスゴパイトをそれぞれ用
いた以外は実施例３と同様にしてロックウールマット製
耐火マットをそれぞれ得た。
表に示す性状とした鱗片状雲母マスゴパイトそれぞれの
代わりに未処理の鱗片状雲母マスゴパイトをそれぞれ用
いた以外は実施例３と同様にしてロックウールマット製
耐火マットをそれぞれ得た。
次ぎに実施例1,2及び比較例1,2で得た耐火マットにつ
いて下記耐火試験をし測定温度のうちの最高温度を第２
表に示した。また実施例３及び比較例３で得た耐火マッ
トに付いて下記試験により酸素指数（L.O.I）を測定し
第３表に示した。
いて下記耐火試験をし測定温度のうちの最高温度を第２
表に示した。また実施例３及び比較例３で得た耐火マッ
トに付いて下記試験により酸素指数（L.O.I）を測定し
第３表に示した。
耐火試験:JIS−A1304に準拠して作成した第３図に示
すように縦1000mm、横500mm、厚さ130mmの２枚の耐火用
PC板４及び５を25mmの間隙部11を存して配置し、間隙部
11の６の位置（裏面からおよそ〜30mm）に耐火マット
を、該６の位置に続く７の位置（裏面からおよそ30〜55
mm）にクロロプレン製ガスマットを、間隙部11の８の位
置（裏面からおよそ85〜110mm）にポリエチレン製バッ
クアップ材を、間隙部11の９の位置（裏面からおよそ11
0〜130mm）に２液性ポリサルファイド・シーリング材を
充填してから間隙部11裏面側（間隙部11の13の位置側）
に縦100mm、横100mm、厚さ15mmの３枚の気乾した杉板10
を第４図に示す通り上下方向３個所Ａ（板の中心が間隙
部11の上からおよそ200mmに位置する。）、Ｂ（板の中
心が間隙部11の上からおよそ500mmに位置する。）、Ｃ
（板の中心が間隙部11の上からおよそ800mmに位置す
る。）に当接し、24時間経過後に表面側（間隙部11の12
の位置側）から火焔を当て120分間加熱したときの裏面
温度を前記杉板13の接当位置に裏面温度測定用の熱電対
を取り付けておき測定する。
すように縦1000mm、横500mm、厚さ130mmの２枚の耐火用
PC板４及び５を25mmの間隙部11を存して配置し、間隙部
11の６の位置（裏面からおよそ〜30mm）に耐火マット
を、該６の位置に続く７の位置（裏面からおよそ30〜55
mm）にクロロプレン製ガスマットを、間隙部11の８の位
置（裏面からおよそ85〜110mm）にポリエチレン製バッ
クアップ材を、間隙部11の９の位置（裏面からおよそ11
0〜130mm）に２液性ポリサルファイド・シーリング材を
充填してから間隙部11裏面側（間隙部11の13の位置側）
に縦100mm、横100mm、厚さ15mmの３枚の気乾した杉板10
を第４図に示す通り上下方向３個所Ａ（板の中心が間隙
部11の上からおよそ200mmに位置する。）、Ｂ（板の中
心が間隙部11の上からおよそ500mmに位置する。）、Ｃ
（板の中心が間隙部11の上からおよそ800mmに位置す
る。）に当接し、24時間経過後に表面側（間隙部11の12
の位置側）から火焔を当て120分間加熱したときの裏面
温度を前記杉板13の接当位置に裏面温度測定用の熱電対
を取り付けておき測定する。
酸素指数:JIS−K7201に準じ、試験片着炎後一定条件
下（３分以上または50mm以上燃え続けるとき）での最低
酸素流量（l/min）［O2］とそのときの窒素流量（l/mi
n）［N2］とを読取り次式によって求める。
下（３分以上または50mm以上燃え続けるとき）での最低
酸素流量（l/min）［O2］とそのときの窒素流量（l/mi
n）［N2］とを読取り次式によって求める。
［考案の効果］ 以上の如く、本考案の耐火マットはマットを構成する
ロックウール繊維あるいはガラス繊維はその表面がフレ
ーク径が62μ以上であってアスペクト比が50以上の層状
化合物で覆われているため耐火性、耐炎性、防水性、防
風性、防塵性、防音性に優れる。
ロックウール繊維あるいはガラス繊維はその表面がフレ
ーク径が62μ以上であってアスペクト比が50以上の層状
化合物で覆われているため耐火性、耐炎性、防水性、防
風性、防塵性、防音性に優れる。
第１図はロックウールまたはガラス繊維の表面が層状化
合物で被覆されていることを示す模式図。第２図は予め
層状剥離化処理していない層状化合物を用いた場合のロ
ックウールまたはガラス繊維の表面が層状化合物によっ
て完全には被覆されていない状態を比較のために示す模
式図。第３図および第４図は本考案の耐火マットの耐火
試験に用いた２枚の耐火試験用PC板とその間隙に挿入す
る試料等の説明のためのの概略図。1;層状剥離化処理し
た層状化合物、2;ロックウール繊維またはガラス繊維、
3;未処理の層状化合物。４及び5;耐火試験用PC板、6;耐
火試験をする耐火マットを挿入する２枚の耐火試験用PC
板の間隙部、7;クロロプレン製ガスケットを挿入する２
枚の耐火試験用PC板の間隙部、8;ポリエチレン製バック
アップ材を挿入する２枚の耐火試験用PC板の間隙部、9;
2液性ポリサルファイド・シーリング材を充填を挿入す
る２枚の耐火試験用PC板の間隙部、10;気乾した杉板、1
1;2枚の耐火用PC板に拠って形成される巾25mmの間隙
部、12;間隙部11の表面側、13;間隙部11の裏面側。
合物で被覆されていることを示す模式図。第２図は予め
層状剥離化処理していない層状化合物を用いた場合のロ
ックウールまたはガラス繊維の表面が層状化合物によっ
て完全には被覆されていない状態を比較のために示す模
式図。第３図および第４図は本考案の耐火マットの耐火
試験に用いた２枚の耐火試験用PC板とその間隙に挿入す
る試料等の説明のためのの概略図。1;層状剥離化処理し
た層状化合物、2;ロックウール繊維またはガラス繊維、
3;未処理の層状化合物。４及び5;耐火試験用PC板、6;耐
火試験をする耐火マットを挿入する２枚の耐火試験用PC
板の間隙部、7;クロロプレン製ガスケットを挿入する２
枚の耐火試験用PC板の間隙部、8;ポリエチレン製バック
アップ材を挿入する２枚の耐火試験用PC板の間隙部、9;
2液性ポリサルファイド・シーリング材を充填を挿入す
る２枚の耐火試験用PC板の間隙部、10;気乾した杉板、1
1;2枚の耐火用PC板に拠って形成される巾25mmの間隙
部、12;間隙部11の表面側、13;間隙部11の裏面側。
Claims (1)
- 【請求項１】略平板状を呈する密度100〜200kg/m3のロ
ックウールマットまたはガラス繊維製ニードルパンチン
グマットを構成するロックウールまたはガラス繊維の表
面が、シリコーン樹脂100重量部に対し、予め層状剥離
化処理したフレーク径が40μ以上であってアスペクト比
が50以上の層状化合物200〜450重量部を含有する樹脂組
成物の薄層膜で被覆されていることを特徴とするロック
ウールマットまたはガラス繊維製ニードルパンチングマ
ットからなる耐火マット
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990048181U JP2561652Y2 (ja) | 1990-05-10 | 1990-05-10 | 耐火マット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990048181U JP2561652Y2 (ja) | 1990-05-10 | 1990-05-10 | 耐火マット |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH047629U JPH047629U (ja) | 1992-01-23 |
| JP2561652Y2 true JP2561652Y2 (ja) | 1998-02-04 |
Family
ID=31564763
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990048181U Expired - Lifetime JP2561652Y2 (ja) | 1990-05-10 | 1990-05-10 | 耐火マット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2561652Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000355871A (ja) * | 1999-06-09 | 2000-12-26 | Unitika Glass Fiber Co Ltd | 耐火布帛の製造方法 |
| JP2003183578A (ja) * | 2001-12-18 | 2003-07-03 | Kurosaki Harima Corp | 吸湿防止用コーティング材及びそれを被覆した耐火物 |
| US11740403B2 (en) * | 2018-12-06 | 2023-08-29 | Ofs Fitel, Llc | Optical fibers with high-temperature write-through coatings |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS641938U (ja) * | 1987-06-19 | 1989-01-09 | ||
| JP2661181B2 (ja) * | 1988-09-13 | 1997-10-08 | 東洋紡績株式会社 | 鞄 材 |
-
1990
- 1990-05-10 JP JP1990048181U patent/JP2561652Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH047629U (ja) | 1992-01-23 |
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