JP2561623B2 - 沈降物処理装置 - Google Patents

沈降物処理装置

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JP2561623B2
JP2561623B2 JP6079487A JP7948794A JP2561623B2 JP 2561623 B2 JP2561623 B2 JP 2561623B2 JP 6079487 A JP6079487 A JP 6079487A JP 7948794 A JP7948794 A JP 7948794A JP 2561623 B2 JP2561623 B2 JP 2561623B2
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plate
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sediment
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文彦 間
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Hazama Machinery Equipment Co Ltd
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Hazama Machinery Equipment Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、フライト型と称され
る汚泥掻寄せ機や沈砂搬出機などに適用される沈降物処
理装置に関連し、特にこの発明は、処理槽の底面上に堆
積した汚泥,沈砂などの沈降物を掻き寄せるための装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の沈降物処理装置は、図5
に示すように、処理槽1の底面上でフライトと呼ばれる
複数の掻寄せ板2を矢印方向へ移行させることにより、
底面上に堆積した沈降物を一端部位置の溜まり部3へ掻
き寄せるように構成されている。
【0003】各掻寄せ板2は、駆動装置5に連繋された
チェーンコンベヤ4に一定間隔で取り付けられており、
前記処理槽1の底面上には、各掻寄せ板2の移行路沿い
に2本のガイドレール6,6が設置されている。各掻寄
せ板2の下端縁には、図6および図7に示すように、各
ガイドレール6の設置位置に対応して、シューと呼ばれ
る摺動板7をボルト8およびナット9によりそれぞれ締
め付け固定しており、掻寄せ板2の移行時、摺動板7を
ガイドレール6の上面に接して摺動させる。
【0004】前記処理槽1内へ導入管10により被処理
水を導入すると、被処理水中の汚泥や砂利などは槽内で
沈降して底面上に堆積する。駆動装置5によりチェーン
コンベヤ4を駆動すると、各掻寄せ板2が移行して底面
上の堆積物を前記溜まり部3へ掻き寄せる。前記溜まり
部3には、沈降物の導出管11が連通させてあり、ポン
プ12を作動すると、溜まり部2に溜まった沈降物が導
出管11に引き込こまれて槽外へ導出される。なお、処
理槽1内の上位の清澄水は、溢水口13よりオーバーフ
ローし、水路により他の処理場へ送られる。
【0005】前記の摺動板7は、一般には鋳物製のもの
が用いられ、ガイドレール6との摺動により磨耗したと
き、新しいものと交換する。この交換に際し、まずボル
ト8およびナット9を緩めて抜き取り、磨耗した摺動板
7を掻寄せ板2より取り外した後、新しい摺動板7を前
記ボルト8およびナット9により掻寄せ板2に締め付け
固定する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら摺動板7
を交換するのに、ボルト8およびナット9を掻寄せ板2
より一旦抜き取る必要があるため、交換作業に手数がか
かるだけでなく、ボルト8およびナット9が締忘れによ
り、処理槽1の底面上に放置されることがある。この状
態で沈降物の処理が行われると、ボルト8やナット9が
沈降物とともに前記溜まり部3に掻き寄せられて導出管
11に導入されるため、このボルト8やナット9がポン
プ12を破損するという問題がある。
【0007】この発明は、上記問題に着目してなされた
もので、ボルトおよびナットを抜き取ることなく摺動板
の交換を可能となすことにより、摺動板の交換作業を容
易化し、またボルトおよびナットの締忘れに起因して発
生するポンプの破損を防止し得る沈降物処理装置を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の沈降物処理装
置は、被処理水が導入される処理槽の底面上に、沈降物
の掻寄せ板の移行路に沿ってガイドレールが設けられ、
前記掻寄せ板の下端縁にはガイドレールの設置位置に対
応して摺動板がボルトおよびナットにより締め付け固定
されたものである。前記摺動板は、ガイドレールに接し
て摺動する摺動板部と、掻寄せ板の側面に支持される支
持板部とを一体に備え、前記支持板部の上端縁には前記
ボルトの軸部が挿脱可能な切欠が開設され、支持板部の
外側面には前記ナットの係脱が可能な係合凹部が形成さ
れている。
【0009】
【作用】摺動板の交換に際し、ボルトおよびナットを緩
めれば、ナットと係合凹部との係合が外れて抜止め状態
が解除されるので、ボルトの軸部を切欠より抜き出すよ
うにして摺動板を掻寄せ板より取り外す。ボルトおよび
ナットを抜き取らない状態で新しい摺動板の切欠にボル
トの軸部を挿入するようにして摺動板の支持板部を掻寄
せ板に重ね、しかる後、ボルトおよびナットを締め付け
固定すれば、ナットは係合凹部に係合して抜止め状態と
なる。
【0010】
【実施例】図1および図2は、この発明の一実施例であ
る沈降物処理装置において、その特徴部分である摺動板
20の取付構造を示している。なおこの沈降物処理装置
の全体構成は、図5に示した従来例と同様の構成であ
り、ここでは図示並びにその説明を省略する。
【0011】図1および図2において、21はチェーン
コンベヤ(図示せず)に一定間隔毎に設けられる沈降物
の掻寄せ板であって、この掻寄せ板21の下端縁には、
2本のガイドレール22,22の設置位置に対応して2
個の摺動板20,20が着脱交換可能に取り付けられて
いる。前記ガイドレール22は、鋼鉄製であり、処理槽
の底面23上の前記掻寄せ板20の移行路に沿って設け
られる。
【0012】前記摺動板20は、鋳物製であり、L字を
なす摺動板部24と支持板部25とを一体に備えてい
る。前記摺動板部24は、ガイドレール22の上面に接
して摺動する部分であり、掻寄せ板21の厚みに一致す
る長さを有する。この摺動板20は摺動板部24の上面
が掻寄せ板21の下端面に面接触した状態で取付け固定
される。前記支持板部25は、図3および図4に示すよ
うに、掻寄せ板21にボルト26およびナット27を介
して支持される部分であり、締付け状態のとき、支持板
部25の内面が掻寄せ板21の外側面に面接触する。
【0013】前記支持板部25の上端縁には、2個のU
字状の切欠28が左右対称位置に形成されている。この
切欠28は、ボルト26の軸部の挿脱が可能となるよう
前記ボルト26の軸部の直径よりやや大きな溝幅に形成
されている。また支持板部25の外側面には、各切欠2
8の位置に、板面をナット27の厚みに相当する深さだ
け窪ませて成る係合凹部29が形成されている。この係
合凹部29は切欠28の円弧状の底部を中心とする円形
状に形成されており、ナット27の係脱が可能となるよ
うナット27よりやや大きな直径に形成されている。
【0014】前記ボルト26は、掻寄せ板21の厚みを
D、摺動板20の支持板部25の厚みをdとすると、そ
の軸部の長さLが、L>D+dになるように設定する。
また望ましくは、ナット27の厚みをtとすると、L≒
D+d+tに設定する。
【0015】前記掻寄せ板21には、各摺動板20の取
付位置に対応して、それぞれ2個のボルト挿通孔30が
貫通して形成してある。各ボルト挿通孔30へ摺動板2
0の支持側と反対側よりそれぞれボルト26を挿入して
軸部の先端部を掻寄せ板21より突出させ、この突出端
部を摺動板20の各切欠28に挿入させると共に、ナッ
ト27をボルト26の軸部にねじ込んで係合凹部29に
係合させる。なお図中、31はナット27の緩みを防止
するための緩止めである。
【0016】ガイドレール22との摺動が繰り返される
と、摺動板20は磨耗するため、適時、摩耗した摺動板
20を取り外して新たなものと交換する。この交換に際
し、ボルト26およびナット27を、ナット27がボル
ト26の軸端より離脱しない程度に緩めると、ナット2
7は支持板部25の係合凹部29との係合が外れて抜止
め状態が解除される。ついでボルト26の軸部を切欠2
8より抜き出すようにして摺動板20を掻寄せ板21よ
り取り外す。
【0017】つぎにボルト26およびナット27を掻寄
せ板21より抜き取らない状態で新しい摺動板20の切
欠28にボルト26の軸部を挿入するようにして摺動板
20の支持板部25を掻寄せ板21の外側面に、また摺
動板部24を掻寄せ板21の下端面に、それぞれ当接す
る。しかる後、ボルト26およびナット27を締め付け
ければ、摺動板20は掻寄せ板21に締め付け固定さ
れ、またナット27は係合凹部29に係合して抜止め状
態となる。
【0018】
【発明の効果】この発明は上記の如く、ボルトおよびナ
ットを掻寄せ板より抜き取ることなく摺動板の交換を可
能としたから、摺動板の交換作業が容易となり、またボ
ルトおよびナットの締忘れに起因して発生するポンプの
破損を防止できるという顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】摺動板の取付状態を示す正面図である。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図である。
【図3】摺動板の固定状態を示す拡大正面図である。
【図4】摺動板の固定状態を示す拡大断面図である。
【図5】従来の沈降物処理装置の概略構成を示す断面図
である。
【図6】従来の摺動板の取付状態を示す正面図である。
【図7】図6のB−B線に沿う断面図である。
【符号の説明】
20 摺動板 21 掻寄せ板 22 ガイドレール 24 摺動板部 25 支持板部 26 ボルト 27 ナット 28 切欠 29 係合凹部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理水が導入される処理槽の底面上
    に、沈降物の掻寄せ板の移行路に沿ってガイドレールが
    設けられ、前記掻寄せ板の下端縁にはガイドレールの設
    置位置に対応して摺動板がボルトおよびナットにより締
    め付け固定された沈降物処理装置において、 前記摺動板は、ガイドレールに接して摺動する摺動板部
    と、掻寄せ板の側面に支持される支持板部とを一体に備
    え、前記支持板部の上端縁には前記ボルトの軸部が挿脱
    可能な切欠が開設され、支持板部の外側面には前記ナッ
    トの係脱が可能な係合凹部が形成されて成る沈降物処理
    装置。
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