JP2561580B2 - スパイラル分級機における掻揚物の脱水方法 - Google Patents

スパイラル分級機における掻揚物の脱水方法

Info

Publication number
JP2561580B2
JP2561580B2 JP3230699A JP23069991A JP2561580B2 JP 2561580 B2 JP2561580 B2 JP 2561580B2 JP 3230699 A JP3230699 A JP 3230699A JP 23069991 A JP23069991 A JP 23069991A JP 2561580 B2 JP2561580 B2 JP 2561580B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screen
sand
scraped
water
spiral
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3230699A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04358548A (ja
Inventor
義孝 福島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fukushima Tetsuko Kk
Original Assignee
Fukushima Tetsuko Kk
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fukushima Tetsuko Kk filed Critical Fukushima Tetsuko Kk
Priority to JP3230699A priority Critical patent/JP2561580B2/ja
Publication of JPH04358548A publication Critical patent/JPH04358548A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2561580B2 publication Critical patent/JP2561580B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Separation Of Solids By Using Liquids Or Pneumatic Power (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、スパイラル分級機を
使用して砂又は鉱石等の分級、水洗及び脱水を行なって
掻揚物を得るものであるが、その際掻揚物中に含まれて
いる含水率を著しく低下させる方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より行なわれているスパイラル分級
機における砂又は鉱石等の掻揚物の脱水には様々な方法
が採用されている。例えば、スパイラル分級機の排水口
に近接した底板にジヤマ板を取り付ける方法があるが、
この方法では掻揚物の内部に含まれている水を脱水する
ことは不可能であった。また、外の方法として、スパイ
ラル分級機の底面を傾斜させて水を抜き易くする方法も
行なわれているが、この方法も前記同様に掻揚物の内部
に含まれている水を充分に脱水することはできなかっ
た。更に別の例としてスパイラル分級機の底面の一部に
スクリーンを取り付けることによって水抜きを行なう方
法があるが、この方法は、上記スクリーンに目詰りを生
じ易く、且つ前記同様に掻揚物の内部に含まれている水
が脱水しにくい欠点があった。
【0003】そこで掻揚物における脱水の面だけをとら
えてベルト式分級機、シェイク分級機、ハイメッシュ分
級機等の脱水効果の大きい他の分級機が提案されている
が、砂や鉱石等の掻揚物の分級を行なう面ではスパイラ
ル分級機より勝れたものはなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、スパイラル分級機を使用して且つ砂や鉱石等の掻
揚物中の含水率を著しく低下させる方法を提供する点に
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、スパイラル分
級機のタンク底面に防振材を介してスクリーンを取着
し、且つ振動機及び支持スプリング又はゴムクッション
を配設することにより、スクリーン上をスパイラル軸の
回転によって移動してくる砂や鉱石等の掻揚物に振動を
与え、スクリーンから掻揚物中の水を脱水させる方法を
実現したものである。
【0006】
【実施例】以下図面に基づいて、この発明のスパイラル
分級機で脱水する方法について説明する。スパイラル軸
1の回動により、傾斜して構成されているタンク2の下
方部から上方部へと砂、鉱石等が水位面を越えて掻き揚
げられる。
【0007】掻き揚げられた掻揚物3は、タンク2上方
底面に形成された孔4に、全周を防振材で囲繞した脱水
枠より成る固定スクリーン押え5により固定されたスク
リーン6上まで掻き揚げられる。
【0008】上記スクリーン6上にはそのスクリーン6
の目詰まりを防止すること及び、掻揚物3内の水分を抜
けやすくするために振動機7により振動を加える。上記
振動は、掻揚物3の重量及び脱水枠の重量に対する加振
力、所定の回転数を持った振動モーター及び支持スプリ
ング、ゴムクッション等の弾性材によって発生する。上
記スクリーン6上を通過した掻揚物3は更に上方へと掻
き揚げられ、上方に形成した排出口8より外部へ排出さ
れることになる。
【0009】砂を使用した実験結果として、下記のよう
な砂の脱水状態がみられた。 1)スパイラル分級機のスパイラルの回転によって、砂
はスクリーンの下部まで掻き揚げられる。 2)スクリーン上にある砂の下面が最適の振幅を出す振
動により脱水され、水はスクリーンを通過して下方へ抜
ける。 この時の諸条件は、弾性材(支持スプリング又はゴムク
ッション)の撓みが10m/m、振動機の加振力600
kg、回転数1200rpm、スクリーンの目0.5m
/mであった。 3)下部の部分が脱水された砂は、スパイラルにより回
転させられながら上方へと掻き揚げられる。砂がスクリ
ーン上を移動中、上記振動が常に加えられているので、
掻揚物の下部が脱水されることになる。上記の繰り返し
により砂が上方の排出口より排出されるまでに砂の含水
率を充分に低下させることができる。
【0010】実験の結果、下記のことがわかる。弾性材
(支持スプリング又はゴムクッション)の撓みは10m
/m、振動機の回転数2000rpm、加振力600k
g、スクリーンの目0.5m/mの場合、振動機の回転
数が2000rpmであるため、振幅が小さくなり、ス
クリーンの目が詰まった。また砂の内部の水が上方へ浮
き上がり、水がスクリーンからうまく抜けなかった。
【0011】弾性材(支持スプリング又はゴムクッショ
ン)の撓みは10m/m、振動機の回転数1200rp
m、加振力200kg、スクリーンの目0.5m/mの
場合、加振力が砂の重量及び枠の重量と比較して小さい
ため、充分な振幅が得られず、スクリーンに目詰りが生
じる。また、振動力が不足するため砂の内部の水を抜く
ことができなかった。上記のとおり、各条件が最適の場
合にのみ脱水が良好に行なわれるものである。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように本発明のスパイラル
分級機における掻揚物の脱水方法は、分級機本体にスク
リーンを取り付け、且つそのスクリーンの網目がつまら
ない様に振動を与えることが出来るとともに、本体全体
に振動が伝わらないようにすることが可能となった。更
に、掻き揚げ型スパイラルの掻き揚げによる自然脱水効
果と、底部に取り付けたスクリーンよりの脱水効果とに
より、従来の装置より極めて小さな設備面積で所定の脱
水効果が得られ、脱水状態の良好な砂や鉱石等の掻揚物
を得ることができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】スパイラル分級機の略側断面図である。
【符号の説明】
1 スパイラル軸 2 タンク 3 掻揚物 4 孔 5 固定スクリーン押え 6 スクリーン 7 振動機 8 排出口 9 支持スプリング又はゴムクッション

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の順序より成るスパイラル分級機に
    おける掻揚物の脱水方法 1) 掻き揚げ型スパイラル分級機のタンク内に砂又は
    鉱石等の掻揚物及び水を搬入する。 2) スパイラル軸を回転させることにより上記掻揚物
    を上方へ移動させる。 3) 掻揚物をタンク底面に形成した孔に全周を防振材
    で囲繞した脱水枠より成る固定スクリーン押えにより固
    定されたスクリーン上へと移動させ、自然脱水させなが
    ら防振材を介して連結されたスクリーンを振動機及び支
    持スプリング又はゴムクッションにより大きな振幅に振
    動させる。 4) 掻揚物中の水をスクリーンより脱水させながらス
    パイラル軸の回転により更に上方ヘと掻き揚げる。 5) タンクの上方に形成された排出口より脱水された
    掻揚物を外部へ排出させる。
JP3230699A 1991-06-04 1991-06-04 スパイラル分級機における掻揚物の脱水方法 Expired - Fee Related JP2561580B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3230699A JP2561580B2 (ja) 1991-06-04 1991-06-04 スパイラル分級機における掻揚物の脱水方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3230699A JP2561580B2 (ja) 1991-06-04 1991-06-04 スパイラル分級機における掻揚物の脱水方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04358548A JPH04358548A (ja) 1992-12-11
JP2561580B2 true JP2561580B2 (ja) 1996-12-11

Family

ID=16911934

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3230699A Expired - Fee Related JP2561580B2 (ja) 1991-06-04 1991-06-04 スパイラル分級機における掻揚物の脱水方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2561580B2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59213459A (ja) * 1983-05-19 1984-12-03 Fukushima Tekko Kk 鉱石または砂の脱水方法及びその装置
JPH031069Y2 (ja) * 1989-02-28 1991-01-14

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04358548A (ja) 1992-12-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3970549A (en) Screen assembly and dewatering technique
US8418856B2 (en) Vibratory screening apparatus
WO1990004467A1 (en) Drilling mud separation system
MX2008013608A (es) Aparato y metodo para separar solidos de un liquido cargado de solidos.
US6561359B2 (en) Method and apparatus for removing lightweight particulates during processing of a primary material
JP2561580B2 (ja) スパイラル分級機における掻揚物の脱水方法
EP0072590B1 (en) Vibrating dewatering screen for an apparatus for recovery of particulate matter from suspension
JPS5831965B2 (ja) 脱水濾過方法及び脱水濾過パネル組立体
CN110523626A (zh) 一种磁铁矿预处理设备
US4039433A (en) Process and apparatus for recovering metal from soil
US3042208A (en) Combined washer, separator and grader for loose materials
GB2299771A (en) Shale shaker
US1006649A (en) Gold-saving apparatus.
JP3163525B2 (ja) もやし精製装置
KR200387178Y1 (ko) 쇄미 선별 제거장치
JPH05212A (ja) 脱水機
US3438490A (en) Method and apparatus for wet sizing finely divided solid materials
US2221008A (en) Apparatus for separating materials
KR100621480B1 (ko) 쇄미 선별 제거장치
CN1500752A (zh) 洗煤厂煤泥水回收精煤的方法与设备
US1584017A (en) Apparatus for separating coal
JPS59213459A (ja) 鉱石または砂の脱水方法及びその装置
JPH04358549A (ja) 脱水装置付きスパイラル分級機
JPH0642748Y2 (ja) 砂分級機における脱水装置
JPH11318410A (ja) もやし精製装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees