JP2561239Y2 - 釣り竿の口栓 - Google Patents

釣り竿の口栓

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JP2561239Y2
JP2561239Y2 JP104592U JP104592U JP2561239Y2 JP 2561239 Y2 JP2561239 Y2 JP 2561239Y2 JP 104592 U JP104592 U JP 104592U JP 104592 U JP104592 U JP 104592U JP 2561239 Y2 JP2561239 Y2 JP 2561239Y2
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fitting portion
inner fitting
rod
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original rod
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聖比古 松本
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Shimano Inc
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、元竿の先端に装着され
た状態でその開口を塞ぎ、穂先竿を元竿内に収納した際
に、それらを保護しながら持ち運びに便利に使用する釣
り竿の口栓に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のように構成された口栓とし
ては図5に示す構造のものが存在し、この口栓Aでは、
頭部3、及び、内嵌部2夫々を一体的に形成するととも
に、内嵌部2にその先端より所定長さだけ軸芯方向に入
り込む切り込み溝4を形成し、元竿1への装着時に、前
記内嵌部2の外面が元竿1の内面に圧接するよう構成し
てあった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記構成のものは、切
り込み溝で分割された内嵌部の各部分の外径を自由状態
で大きくし、元竿内部に装着した際にその各部分の外径
が圧縮された状態で、弾性的に内面に圧接するようにし
てあるが、長期間の繰り返し使用によって、弾性力の低
下を来し、使用途中で外れる等の問題があった。特に、
口栓の材質を木材とした場合が多いのであるが、木材が
吸湿性に富むために、前記した各部分の外径変化が大き
く、嵌合時の圧接力が一定しない面があり、使い辛い面
があった。一方、吸湿性の少ないゴム等を採用すること
も考えられるが、ゴムでは元竿内面との摩擦力が高いた
めに取り付け取り外し時に操作し難く、きしみ音も発生
する等の扱い難い面があった。本考案の目的は、内嵌部
に形成されている切り込み部に着目して、吸湿性に対す
る対抗力があり、かつ、操作性がよく、長期に亘って安
定した使用ができる口栓を提供する点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案の特徴は、元竿の
先端に装着された状態で、その開口を塞ぐとともに元竿
の内部に入り込む内嵌部に、その内嵌部先端より所定長
さだけ軸芯方向に入り込む切り込み溝を形成して、元竿
への装着時に、前記内嵌部の外面が元竿の内面に圧接す
るよう構成するとともに、前記切り込み溝の溝幅を広げ
る方向に作用する弾性体を設けてある点にあり、その作
用効果は次の通りである。
【0005】
【作用】つまり、長期使用において内嵌部の弾性圧接力
が低下することになっても、弾性体の弾力が補助的に内
嵌部に作用しているので、弾性体と内嵌部との総合弾性
力で変わらない圧接力を元竿内面に及ぼし、口栓を強固
に装着する。
【0006】
【考案の効果】従って、操作性の良好な面を損なうこと
無く、長期に亘って安定した嵌合力を発揮できる口栓を
提供できるに至ったものであり、その為の改造も弾性体
を追加構成するだけの簡単なものでよい。
【0007】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図1に及び図2に示すように、収縮させた状態の
渓流竿の元竿1の先端部に装着する口栓Aを以下のよう
に構成する。この口栓Aを、元竿1の先端開口を塞ぐ位
置に配置される頭部3に対して、元竿1の先端部内面に
挿入される内嵌部2を頭部3より小径となる状態で一体
的に形成して、元竿1への装着時に、この頭部3が元竿
1の先端開口縁に接触し、かつ、内嵌部2が元竿1の先
端部の内面1Sに接触するよう構成してある。又、この
口栓Aの材質は木材であり、その内嵌部2を反頭部側ほ
ど大径化するようテーパ状を呈している。この内嵌部2
に略内嵌部2全長に亘る状態で切り込み溝4を形成して
内嵌部2を2等分割し、その分割された各部分2A,2
Aが径方向に片持ちレバー的作動をするように構成す
る。
【0008】切り込み溝4に弾性体5としてのゴム板を
挟み込み、内嵌部2の各部分を開き方向に弾性付勢す
る。ゴム板5の挟み込み状態は、図1及び図2に示すよ
うに、切り込み溝4の径方向においてはその全長に亘る
状態であり、切り込み溝4の軸芯方向においてはその略
半分の長さで根元部分に位置している状態である。した
がって、口栓Aを元竿1の先端に装着すると、口栓Aの
内嵌部2が元竿1の先端内面に圧接し、口栓Aを固定す
る。しかも、切り込み溝4に挟まれたゴム板5によっ
て、長期使用および内嵌部2の吸湿状態に拘わらず安定
した弾性圧接力を発揮させることができる。
【0009】特に、ゴム板5の切り込み溝4に対する挟
み込み位置が、内嵌部2の根元部に設定してあるので、
口栓Aを元竿1に装着する際の操作感覚が良好である。
つまり、差し込み当初はあまりきつい挟持力ではないの
で、比較的スムーズに入っていき、差し込み後半でゴム
板5の弾性圧接力も効いてくるために、徐々にきつくな
る。一方、口栓Aを外す場合は、逆に最初はきつく徐々
に緩くなるので、その操作を良好に行える。
【0010】〔別実施例〕 図3及び図4に示すように、弾性体5としては、波
形断面のもの、或いは、膨出部5aを多数形成したもの
でもよい。 弾性体5の材質としては、ゴム以外に軟性樹脂及び
板バネ等に使用される金属板であってもよい。 切り込み溝4の数としては、複数箇所設けてもよ
く、その複数箇所総てに弾性体5を挟み込んでもよく、
又は、複数箇所の一部にだけ弾性体5を装着してもよ
い。 弾性体5としては、切り込み溝4の全域に亘る状態
の面積を有するものであってもよく、この場合に、切り
込み溝4の根元側に位置するほど幅の厚いものにして、
脱着時の操作感覚を良好にする構造を維持することもで
きる。 弾性体5としては、切り込み溝4を形成した内嵌部
2を円筒状に形成し、その円筒状の内嵌部2内に、切り
込み溝4の溝幅を広げる方向に作用するCリング状の弾
性体を装着する構成をとってもよい。
【0011】尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面と
の対照を便利にするために符号を記すが、該記入により
本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】装着状態の口栓の側面図
【図2】弾性体の装着状態を示す縦断面図
【図3】別実施にかかる弾性体の装着状態を示す縦断面
【図4】別実施にかかる弾性体の装着状態を示す縦断面
【図5】従来の口栓の側面図
【符号の説明】
1 元竿 1S 内面 2 内嵌部 4 切り込み溝 5 弾性体

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 元竿(1)の先端に装着された状態で、
    その開口を塞ぐとともに元竿(1)の内部に入り込む内
    嵌部(2)に、その内嵌部先端より所定長さだけ軸芯方
    向に入り込む切り込み溝(4)を形成して、元竿(1)
    への装着時に、前記内嵌部(2)の外面が元竿(1)の
    内面(1S)に圧接するよう構成するとともに、前記切
    り込み溝(4)の溝幅を広げる方向に作用する弾性体
    (5)を設けてある釣り竿の口栓。
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