JP2561138Y2 - 耐火パネル - Google Patents

耐火パネル

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JP2561138Y2
JP2561138Y2 JP1992035953U JP3595392U JP2561138Y2 JP 2561138 Y2 JP2561138 Y2 JP 2561138Y2 JP 1992035953 U JP1992035953 U JP 1992035953U JP 3595392 U JP3595392 U JP 3595392U JP 2561138 Y2 JP2561138 Y2 JP 2561138Y2
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弘一 大谷
豊 澤田
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は家屋、船舶、間仕切り、
戸、または家具等の構成材として使用される耐火パネル
に関し、横断面形状が凸字型の端ばめを用いることによ
って、耐久性(耐候性)の向上およびロックやドアクロ
ーザー等の加工を施すことを可能にしたものである。
【0002】
【従来の技術】従来から内壁、間仕切り、戸または家具
の構成材として、天然木質の表面を有する耐火パネル
がその美麗さと高級感があるため広く使用されている。
図2は、従来の耐火パネルを用いた耐火戸の横断面図で
ある。図2中符号1は、芯材である。この芯材1は、横
断面形状が長方形のスレート板などからなり、これと同
じ厚みを有する端ばめ2によって面一に周囲されてい
る。この端ばめ2は横断面形状が方形の難燃化木材から
なり、その外周側の厚み面には長手方向の全長にわたっ
て防火溝3が形成されている。この防火溝3にはカーボ
ン系または珪酸ナトリウム系の熱発泡材4が充填されて
いる。また、芯材1と端ばめ2が構成する両側の面部に
は、ケイ酸カルシウム板、石膏ボードなどの無機材薄物
板5が載せられ、さらに、この無機材薄物板5の面部に
は木質化粧単板にラワン合板を貼り合わせた天然木化粧
合板6がそれぞれ接着されている。また、端ばめ2の外
周側の厚み面(木端)には、木質化粧単板にラワン合板
を貼り合わせた縁貼り化粧材7が貼付されている。
【0003】しかしながら、このような構成の耐火戸に
おいては、無機材薄物板5と天然木化粧合板6との間、
縁貼り化粧材7と無機材薄物板5および熱発泡材4との
間に剥離が生じ易く、天然木化粧合板6と縁貼り化粧材
7が剥がれることがあり、耐久性(耐候性)が劣るもの
であった。また、無機材薄物板5の剥離強度は特に低い
ため耐火戸にロックやドアクローザー等の加工を施すこ
とができなかった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】よって、本考案におけ
る課題は、耐久性(耐候性)の向上およびロックやドア
クローザー等の加工を施すことが可能な耐火パネルを得
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる課題は、横断面形
状が凸字型の端ばめを用いてなる耐火パネルであって、
前記端ばめは凸部と該凸部の側方の段部が内周側となる
ように配設されるとともに前記凸部の反対側の面が外周
側となるように配設され、前記端ばめの凸部に芯材の側
端面が突き合わされ、前記端ばめの段部と前記芯材の面
部とによって形成される凹部に無機材薄物板が嵌め入れ
られ、前記端ばめの外周側の面に縁貼り化粧材が貼着さ
れ、該縁貼り化粧材と端ばめとの間に熱発泡材が介在さ
れてなる耐火パネルにより解決される。
【0006】
【作用】本考案の耐火パネルは、横断面形状が凸字型の
端ばめがその凸部と該凸部の側方の段部が内周側となる
ように配設されるとともに前記凸部の反対側の面が外周
側となるように配設され、前記端ばめの凸部に芯材の側
端面が突き合わされ、前記端ばめの段部と前記芯材の面
部とによって形成される凹部に無機材薄物板が嵌め入れ
られ、前記端ばめの外周側の面に縁貼り化粧材が貼着さ
れたことにより、端ばめの内周側の段部に無機材薄物板
を嵌めることができ、端ばめと縁貼り化粧材の木質材ど
うしの接着面の面積が広くなるので、接着力が向上し、
縁貼り化粧材が剥がれにくくなり、さらに前記端ばめの
面部と無機材薄物板の面部に亘って天然木化粧合板を貼
着するとき端ばめと天然木化粧合板の木質材どうしの接
着面の面積も広くなるので、接着力が向上し、天然木化
粧合板が剥がれにくくなる。また、横断面形状が凸字型
の端ばめと該端ばめの外周側の面に貼着された縁貼り化
粧材との間に熱発泡材が介在されたことにより、この耐
火パネルを耐火戸として用いた場合、火災によって該耐
火パネルの縁貼り化粧材などが焼失しても、加熱によっ
て前記熱発泡材が発泡し体積が膨張するので、前記端ば
めと戸枠との隙間をこの熱発泡材が押圧保持して耐火戸
の崩壊を防ぐことが可能である。
【0007】
【実施例】以下に実施例をあげて本考案を具体的に説明
するが、もちろん本考案の主旨および適用範囲は、これ
らの実施例により制限されるものではない。図1は、本
考案の耐火パネルを用いた耐火戸の横断面である。図1
中符号12は端ばめである。端ばめ12は、難燃化木材
等からなり、横断面形状が凸字型になっている。この端
ばめ12の内周側は、厚み面12aを有する凸部と、該
凸部の側方に設けられた、厚み面13aとこれに直交す
る幅方向の平坦面13bとからなる段部13とから構成
されている。一方、外周側の厚み面(外周側の面)12
bには長手方向の全長にわたって防火溝14が形成され
ている。
【0008】端ばめ12の外周側の厚み面12bの厚さ
1を40mmとする場合、内周側の厚み面12aの厚
さt2は16〜38mm程度、段部13の厚み面13a
の厚さt3は1〜12mm程度、段部13の平坦面13
bの幅W1は10〜90mm程度とされる。また、防火
溝14の厚さt4は15〜40mm程度とされる。
【0009】上記端ばめ12の内周側の厚み面12a
は、芯材15の側端面である厚み面15aと当接し、端
ばめ12の段部13と芯材15の面部である平坦面15
bとからなる凹部16がパネル構成材の両側の面部に形
成されている。芯材15は、横断面形状が長方形で、例
えばスレート板、アスベスト板、無機質発泡板などから
なる。端ばめ12の外周側の厚み面12bの厚さt1
40mmとする場合、芯材15の厚さt5は20〜38
mm程度とされる。
【0010】上記凹部16には、ケイ酸カルシウム板、
石膏ボードなどからなる無機材薄物板18がそれぞれ嵌
められている。また、無機材薄物板18は、タッカー1
9によって上記段部13の平坦面13bに固定されてい
る。端ばめ12の外周側の厚み面12bの厚さt1を4
0mmとする場合、無機材薄物板18の厚さは1〜12
mm程度とされる。
【0011】端ばめ12の面部である平坦面12dと無
機材薄物板18の面部とからなるパネル構成材の両側の
面部には天然木化粧合板20がそれぞれ接着されてい
る。天然木質化粧合板20は、厚み0.2〜1mm程度
の木質化粧単板(突板)に厚み1〜5mm程度のラワン
合板を貼り合わせたものが用いられる。ここでの接着に
は、水性高分子イソシアネート系接着剤、アクリル樹脂
系接着剤、エポキシ樹脂系接着剤、または無機系接着剤
等を用いることができる。端ばめ12の外周側の厚み面
12bの厚さt1を40mmとする場合、平坦面12d
の幅W2は20〜90mm程度とされる。
【0012】端ばめ12の防火溝14には熱発泡材21
が充填されている。この熱発泡材21は、含水ケイ酸ナ
トリウムと少量の有機物とガラス繊維または針金等を混
合した帯び状に成形したもの、または商品名「パルゾー
ルファイヤボード」(ドイツBASF社製)、商品名
「ASボンド」(浅野スレート株式会社製)、商品名
「インツメック」(オーストリアケミリンツ社)等が用
いられる。
【0013】端ばめ12の外周側の厚み面(木端)12
bと天然木化粧合板20の厚み面には、縁貼り化粧材2
2が貼付されている。縁貼り化粧材22は、厚み0.2
〜1mm程度の木質化粧単板(突板)に厚み1〜5mm
程度のラワン合板を貼り合わせたものが用いられる。こ
こでの接着には、水性高分子イソシアネート系接着剤、
アクリル樹脂系接着剤、エポキシ樹脂系接着剤、または
無機系接着剤等を用いることができる。
【0014】上記熱発泡材21は、加熱によって発泡し
体積が膨張するので、火災によって耐火戸の天然木化粧
合板20や縁貼り化粧材22が焼失しても、不燃性の芯
材15と難燃性の端ばめ12、および図示しない戸枠の
間をこれが押圧保持して耐火戸の崩壊を防ぎ、火炎や熱
風の通過を阻止する。
【0015】実施例の耐火パネルは、横断面形状が凸字
型の端ばめ12が凸部の厚み面12bと、該凸部の側方
の段部13が内周側となるように配設されるとともに前
記厚み面12bの反対側の厚み面12bが外周側となる
ように配設され、端ばめ12の厚み面12びに芯材15
の厚み面15aが突き合わされ、端ばめ12の段部13
と芯材15の平坦面15bとによって形成される凹部1
6に無機材薄物板18が嵌め入れられ、端ばめ12の外
周側の厚み面12bに縁貼り化粧材22が貼着された
のであるので、この端ばめ12の内周側の段部13に無
機材薄物板18を嵌めることができ、端ばめ12と縁貼
り化粧材22の木質材どうしの接着面の面積が広くな
り、さらに端ばめ12の平坦面12dと無機材薄物板1
8の面部にかけて天然木化粧合板20を貼着したとき端
ばめ12と天然木化粧合板20の木質材どうしの接着面
の面積も広くなるので、接着力が向上し、天然木化粧合
板20と縁貼り化粧材22が剥がれにくくなり、耐久性
(耐候性)が向上するとともに、ロックやドアクローザ
ー等の加工を施すことが可能となる。
【0016】また、端ばめ12の内周側の段部13に無
機材薄物板18を容易に嵌めることができるので、従来
のように芯材と端ばめが構成する両側の面部に無機材薄
物板を載せるのに比べて耐火パネルの生産に手間がかか
らず、生産効率が向上するとともにコストダウンが可能
となる。また、横断面形状が凸字型の端ばめ12と縁貼
り化粧材22との間に熱発泡材21が介在されたことに
より、火災によって耐火戸の縁貼化粧材22や天然木化
粧合板20が焼失しても、加熱によっ熱発泡材21が発
泡し体積が膨張するので、端ばめ12と戸枠との隙間を
この熱発泡材21が押圧保持して耐火戸の崩壊を防ぎ、
火炎や熱風の通過を阻止、延焼を防止することができ
る。
【0017】
【考案の効果】以上説明したように本考案の耐火パネル
は、横断面形状が凸字型の端ばめがその凸部と該凸部の
側方の段部が内周側となるように配設されるとともに前
記凸部の反対側の面が外周側となるように配設され、前
記端ばめの凸部に芯材の側端面が突き合わされ、前記端
ばめの段部と前記芯材の面部とによって形成される凹部
に無機材薄物板が嵌め入れられ、前記端ばめの外周側の
面に縁貼り化粧材が貼着されたものであるので、端ばめ
の内周側の段部に無機材薄物板を嵌めることができ、端
ばめと縁貼り化粧材の木質材どうしの接着面の面積が広
くなるので、接着力が向上し、縁貼り化粧材が剥がれに
くくなり、さらに前記端ばめの面部と無機材薄物板の面
部に亘って天然木化粧合板を貼着するとき端ばめと天然
木化粧合板の木質材どうしの接着面の面積も広くなるの
で、接着力が向上し、天然木化粧合板が剥がれにくくな
り、従って、耐久性(耐候性)が向上するとともにロッ
クやドアクローザー等の加工を施すことが可能となる。
【0018】また、端ばめの内周側の段部に無機材薄物
板を容易に嵌めることができるので、耐火パネルの生産
に手間がかからず、生産効率が向上するとともにコスト
ダウンが可能となる。また、特に、横断面形状が凸字型
の端ばめと該端ばめに貼着された縁貼化粧材との間に熱
発泡材が介在されたことにより、この耐火パネルを耐火
戸として用いた場合、火災によって該耐火パネルの縁貼
化粧材などが焼失しても、加熱によって前記熱発泡材が
発泡し体積が膨張するので、前記端ばめと戸枠との隙間
をこの熱発泡材が押圧保持して耐火戸の崩壊を防ぎ、火
炎や熱風の通過を阻止、延焼を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の耐火パネル用いた耐火戸の横断面図
である。
【図2】 従来の耐火パネルを用いた耐火戸の横断面図
である。
【符号の説明】
12・・・端ばめ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−16160(JP,A) 特開 昭53−64920(JP,A) 実開 昭60−17891(JP,U) 実開 昭59−173826(JP,U) 実公 昭51−42655(JP,Y2)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 横断面形状が凸字型の端ばめを用いてな
    る耐火パネルであって、 前記端ばめは凸部と該凸部の側方の段部が内周側となる
    ように配設されるとともに前記凸部の反対側の面が外周
    側となるように配設され、前記端ばめの凸部に芯材の側
    端面が突き合わされ、前記端ばめの段部と前記芯材の面
    部とによって形成される凹部に無機材薄物板が嵌め入れ
    られ、前記端ばめの外周側の面に縁貼り化粧材が貼着さ
    れ、該縁貼り化粧材と前記端ばめ との間に熱発泡材が介
    在されてなる耐火パネル。
JP1992035953U 1992-05-28 1992-05-28 耐火パネル Expired - Fee Related JP2561138Y2 (ja)

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