JP2560365Y2 - ブリッジ接続mosfet負荷電力制御回路 - Google Patents

ブリッジ接続mosfet負荷電力制御回路

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JP2560365Y2
JP2560365Y2 JP1097591U JP1097591U JP2560365Y2 JP 2560365 Y2 JP2560365 Y2 JP 2560365Y2 JP 1097591 U JP1097591 U JP 1097591U JP 1097591 U JP1097591 U JP 1097591U JP 2560365 Y2 JP2560365 Y2 JP 2560365Y2
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mosfet
gate
diode
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power control
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隆一 西城
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NEC Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、MOSFET負荷電力
制御回路に関し、特に、ハーフブリッジまたはフルブリ
ッジ接続のMOSFET負荷電力制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の同一極性のMOSFETブリッジ
接続の負荷電力制御回路は、図4に示すように、ブリッ
ジの1アームを構成する直列接続された2つのMOSF
ETが貫通電流による破壊を防ぐために各々のMOSF
ETの“オン”を遅延し“オフ”を速くするディレイ回
路を接続してした。
【0003】これは貫通電流が1アームを構成する2個
のMOSFETの“オン”、“オフ”が反転する時に2
個のMOSFETが同時に“オン”状態になった時に流
れるために、貫通電流を低減させるために“オン”、
“オフ”反転の際に“オン”、“オフ”の時間差を設け
たものである。
【0004】特に同一極性のMOSFETによるブリッ
ジ接続負荷電力制御回路では、一方のMOSFETのゲ
ートバイアス電圧は第1の電源に第2の電源の電圧を加
えた値となっているために、このMOSFETを“オ
フ”させる時には図5に示すようにゲートバイアス電圧
を高圧からスレシホールド電圧(約1.5V)まで下げ
る必要があり、ゲートに蓄積された電荷を放電させる間
他方のMOSFETの“オン”を遅らせるようなディレ
イ回路を設ける必要がある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】この従来のブリッジ接
続値のMOSFET負荷電力制御回路では、安定に貫通
電流を除去するために、MOSFETのゲート容量のば
らつきを考慮し“オン”、“オフ”反転時のバイアス信
号の印加時間差に大きなマージンを設定する必要があっ
た。このために、負荷電力の制御範囲が狭く、特に、フ
ルパワーに近い状態が実現できないという課題があっ
た。
【0006】本考案は従来の上記実情に鑑みてなされた
ものであり、従って本考案の目的は、従来の技術に内在
する上記課題を解決することを可能とした新規なMOS
FET負荷電力制御回路を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案に係るブリッジ接続MOSFET負荷電力制
御回路は、NチャネルMOSFETを使用する場合には
高電圧側のMOSFETのゲート電荷を、PチャネルM
OSFETを使用する場合には低電圧側のMOSFET
のゲート電荷を放電する放電経路にブリッジの1アーム
を構成する他方のMOSFETのゲートカソード間を加
え、放電している間はゲートカソード間に逆バイアスが
加わるようにダイオードを並列接続して構成される。
【0008】
【実施例】次に、本考案をその好ましい各実施例につい
て図面を参照して具体的に説明する。
【0009】図1は本考案に係るハーフブリッジ接続M
OSFET負荷電力制御回路の第1の実施例を示す回路
構成図である。
【0010】図1を参照するに、ブリッジの1アームを
構成している第1のMOSFET3と第2のMOSFE
T4は交互に“オン”することにより、負荷5に交流電
力を供給している。第1のMOSFET3と第2のMO
SFET4はいずれもNチャネルMOSFETであり、
第2のMOSFET4はドレインソース間の“オン”抵
抗を下げるために、第1の電源1の正電極(電圧Vc
c)に負電極を接続した第2の電極2の正電極(電圧V
s)から抵抗13を通してゲートバイアス電圧を印加し
ている。したがって第2のMOSFET4のゲートバイ
アス電圧は2つの電源の和の電圧まで上昇している。
【0011】第3のMOSFET9は、制御信号10に
より第2のMOSFET4のゲート電荷を放電するとと
もに、第2のMOSFET4のゲートバイアス電圧を遮
断するものである。今、制御信号10が“ロウ”から
“ハイ”になると、第3のMOSFET9は“オン”す
る。この時、ドレイン電流としては、抵抗13を通る電
流、第2のMOSFET4のゲートソース間電荷の放電
電流、ドレインゲート間の電荷の放電電流が流れる。特
にMOSFET4のゲートソース間の電荷量は大きいた
めに、ターンオフのスピードを支配している。このゲー
トソース間の電荷は、第3のMOSFET9のドレイン
ソース、第1のMOSFET3のゲートソース間に逆バ
イアスを与えるように接続された第3のダイオード8、
第2のダイオード7のルートで放電される。この放電電
流が流れている時、第1のMOSFET3のゲートソー
ス間は逆バイアスされ、制御信号10が“ハイ”になっ
ていても第1のMOSFET3は“オフ”状態を維持す
る。第2のMOSFET4のゲートソース間電荷の放電
が終了すると第1のMOSFET3はゲートに順バイア
イ電圧が引加されて“オン”する。この時第2のMOS
FET4のゲートバイアス電圧は“オフ”状態となるの
に充分低い電圧となっている。
【0012】第1のMOSFET3の“オフ”の時には
制御信号10の“ロウ”により行われる。この時、第1
のMOSFET3のゲートソース間電荷は制御信号10
の電圧(5V)によりチャージされていただけなので、
電荷量は少なく、放電が速いために、第1のMOSFE
T3の“オフ”も速い。また第2のMOSFET4のゲ
ート容量は第1のMOSFET3の“オフ”後は、第2
の電源2から抵抗13を通して充電され、負荷5、コン
デンサ15へ充電電流が流れる。ゲート容量が十分充電
されると、第2のMOSFET4のドレインソース間電
圧は低下し、低ロスの半導体スイッチとなる。
【0013】図2は本考案による第2の実施例を示す回
路構成図であり、フルブリッジ接続MOSFET負荷電
力制御回路の例である。
【0014】図2を参照するに、図1のコンデンサ1
4、15の代わりに図1の1アームと同一構成のMOS
FET16、17、21及びダイオード18、19、2
0からなるブリッジのアームを接続し、制御信号10を
インバータ26を介して印加するようにしたものであ
る。
【0015】動作については図1に示された第1の実施
例と同様であり、第1のMOSFET3と第2のMOS
FET17の同時“オン”、第2のMOSFET4と第
1のMOSFET16の同時“オン”を交互に繰り返し
て、負荷5に交流電力を供給する。
【0016】図3は本考案による第3の実施例を示す回
路構成図であり、図1のMOSFETをPチャネルで構
成した場合の回路例である。
【0017】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
ブリッジの1アームを構成する2つのMOSFETの
内、NチャネルMOSFETにあってはゲートバイアイ
正電圧の大きいMOSFETの、PチャネルMOSFE
Tにあってはゲートバイアス負電圧の大きいMOSFE
Tのゲート電荷を他方のMOSFETのゲートソース間
に逆バイアスを与えるように並列接続したダイオードを
通して放電するような回路接続としたので、確実に貫通
電流を抑制し、かつむだな非通電時間をもたせず、負荷
電力制御範囲を広くすることができるという効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による第1の実施例を示し、Nチャネル
MOSFETをハーフブリッジ接続した回路構成図であ
る。
【図2】本考案による第2の実施例を示し、フルブリッ
ジ接続した回路構成図である。
【図3】本考案による第3の実施例を示し、図1のMO
SFETをPチャネルMOSFETにした回路構成図で
ある。
【図4】従来の回路図である。
【図5】図4のMOSFETのゲート電荷の放電波形図
である。
【符号の説明】
1…第1の電源 2…第2の電源 3…第1のMOSFET 4…第2のMOSFET 5…負荷 6…第1のダイオード 7…第2のダイオード 8…第3のダイオード 9…第3のMOSFET 10…制御信号 16…第1のMOSFET 17…第2のMOSFET 18…第1のダイオード 19…第2のダイオード 20…第3のダイオード 21…第3のMOSFET 25…ゲート電荷放電用ダイオード 26…ゲート電荷放電用ダイオード

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のMOSFETと第1の電源と、第
    1の電源に直列に接続された第2の電源からゲートバイ
    アスを与える第2のMOSFETとによるブリッジ接続
    のMOSFET負荷電力制御回路において、第1の電源
    の正または負端子にソースが接続された第1のMOSF
    ETのドレインと負荷の間にドレイン逆電流を阻止する
    方向に第1のダイオードを直列接続し、該第1のダイオ
    ードと負荷の接続点に該第1のダイオードと逆極性の端
    子を接続した第2のダイオードの他端子を前記第1のM
    OSFETのゲートに接続し、第3のダイオードを前記
    第1のMOSFETのゲートソース間に逆バイアスを与
    える方向に接続し、前記第2のMOSFETのゲートと
    第1のMOSFETのソースとの間にドレインソース間
    を接続した第3のMOSFETを有することを特徴とす
    るブリッジ接続MOSFET負荷電力制御回路。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載されたブリッジ接続MO
    SFET負荷電力制御回路に、前記第1、第2、第3の
    MOSFET及び前記第1、第2、第3のダイオードを
    一対追加したことを更に特徴とする請求項1に記載のブ
    リッジ接続MOSFET負荷電力制御回路。
JP1097591U 1991-03-04 1991-03-04 ブリッジ接続mosfet負荷電力制御回路 Expired - Lifetime JP2560365Y2 (ja)

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JPH0613394U JPH0613394U (ja) 1994-02-18
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