JP2560262Y2 - レーザ加工装置 - Google Patents

レーザ加工装置

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JP2560262Y2
JP2560262Y2 JP1991046253U JP4625391U JP2560262Y2 JP 2560262 Y2 JP2560262 Y2 JP 2560262Y2 JP 1991046253 U JP1991046253 U JP 1991046253U JP 4625391 U JP4625391 U JP 4625391U JP 2560262 Y2 JP2560262 Y2 JP 2560262Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、例えば半導体メモリ
において不良セルに与えられているアドレスが冗長セル
に与えられるように、チップ上のリンクをレーザで切断
して不良セル救済を行うなど、レーザビームパルスを被
加工物に照射して加工するレーザ加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のレーザ加工装置を図4に示す。こ
れは前記不良セルの救済に適用した場合で、ステージ駆
動機構11上にステージ12が取付けられ、ステージ1
2上に半導体ウエハ13が配されている。制御用計算機
14により位置決め制御回路15が設定制御され、位置
決め制御回路15はステージ位置検出回路16で検出さ
れるステージ12の位置を参照して設定位置になるよう
にステージ駆動回路17を通じてステージ駆動機構11
を制御して、ステージ12を移動制御する。レーザ発振
器18が制御用計算機14により制御され、レーザ発振
器18よりのレーザ光19は反射鏡21で反射されて半
導体ウエハ13上に入射され、その反射光はレーザ反射
光検出器22で検出され、レーザ反射光検出器22の出
力はマーク検出回路23へ供給され、半導体ウエハ13
上の各メモリチップの4隅と対応した位置に形成された
位置合わせマークからの反射光がマーク検出回路23で
検出され、この検出出力は制御用計算機14へ供給され
る。この位置合わせマークを基準として切断すべきリン
クの位置にレーザ光が入射されるように、ステージ12
を制御した後、瞬時的にレーザ光のパワーを大としてリ
ンクを切断する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】このレーザ加工装置に
おけるレーザ加工処理能力、いわゆるスループットは単
位時間当たりに発生することができるレーザパルスの数
で決まる。通常のレーザ発振器では発生可能パルス数は
1KHz 程度であり、これよりパルスの繰り返し数を上げ
ると、パルス波形、パワーの再現性が悪くなり、つまり
レーザパルスの安定度が低下し、リンクの切断ができる
ものと、できないものとが生じ、つまり正しく加工を行
うことができなくなる場合がある。ステージの移動位置
決めは速く行うことができるから、レーザ加工装置のス
ループットは安定なレーザパルスが得られる最高繰り返
し周波数で制限されていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】レーザ光源からのレーザ
ビームパルスを被加工物に照射して加工するレーザ加工
装置において、請求項1の考案は、 上記レーザ光源とし
て設けられたレーザ発振器A、Bと、 上記レーザ光源に
対する発射要求信号を上記複数のレーザ発振器に順次繰
り返し供給するレーザ切替え制御回路と、 上記レーザ発
振器AからのレーザビームパルスAを反射させて、その
反射光をビーム分割器に入射する反射器と、 上記レーザ
発振器BからのレーザビームパルスBを入射させ、その
50%を反射させ、上記反射器からのレーザビームパル
スAの50%を透過させる上記分割器と、 を具備し、
記反射器からの上記レーザビームパルスAの上記分割器
の透過点と、その透過点からの進行方向とが、上記レー
ザビームパルスBの上記分割器の反射点と、その反射点
からの進行方向とに、それぞれ一致されてレーザビーム
パルスABとして被加工物に入射するようにされてい
請求項2の考案は、 上記レーザ光源として設けられ
たレーザ発振器A、B、C、Dと、 上記レーザ光源に対
する発射要求信号を上記複数のレーザ発振器に順次繰り
返し供給するレーザ切替え制御回路と、 上記レーザ発振
器AからのレーザビームパルスAを反射させて、その反
射光をビーム分割器Aに入射する反射器Aと、 上記レー
ザ発振器BからのレーザビームパルスBを入射させ、そ
の50%を反射させ、上記反射器Aからのレーザビーム
パルスAを入射させ、その50%を透過させる分割器A
と、 上記レーザ発振器DからのレーザビームパルスDを
反射させて、その反射光をビーム分割器Bに入射する反
射器Dと、 上記レーザ発振器Cからのレーザビームパル
スCを入射させ、その50%を反 射させ、上記反射器D
からのレーザビームパルスDの50%を透過させる分割
器Bと、 上記分割器Aからの上記レーザビームパルスA
Bを反射する反射器Bと、 上記反射器Bからの上記レー
ザビームパルスABを反射する反射器Eと、 上記分割器
Bからの上記レーザビームパルスCDを反射する反射器
Cと、 上記反射器EからのレーザビームパルスABを入
射させ、その50%を透過させ、上記反射器Cからのレ
ーザビームパルスCDを入射させ、その50%を反射さ
せる分割器Cと、 を具備し、 上記反射器Aからのレーザ
ビームパルスAの上記分割器Aの透過点と、その透過点
からの進行方向とが、上記レーザ発振器Bからの上記レ
ーザビームパルスBの上記分割器Aの反射点と、その反
射点からの進行方向とに、それぞれ一致されてレーザビ
ームパルスABとされ、 上記反射器Dからの上記レーザ
ビームパルスDの上記分割器Bの透過点と、その透過点
からの進行方向とが、上記レーザ発振器Cからの上記レ
ーザビームパルスCの上記分割器Bの反射点と、その反
射点からの進行方向とに、それぞれ一致されてレーザビ
ームパルスCDとされ、 上記反射器Eからの上記レーザ
ビームパルスABの上記分割器Cの透過点と、その透過
点からの進行方向とが、上記反射器Cからの上記レーザ
ビームパルスCDの上記分割器Cの反射点と、その反射
点からの進行方向とに、それぞれ一致されてレーザビー
ムパルスABCDとされている。
【0005】
【実施例】この考案を半導体メモリレーザリペア装置に
適用した場合の実施例を図1に示し、図3と対応する部
分に同一符号を付けてある。この実施例ではレーザ光源
としてレーザ発振器18aの他にレーザ発振器18bが
設けられ、位置決め制御回路15を通じて制御用計算機
14から出力されるレーザパルス発射要求信号はレーザ
切替え制御回路25へ供給されて、レーザ発振器18
a,18bに順次繰り返し供給される。反射鏡21から
被加工半導体ウエハ13に至るレーザ照射光路26の途
中に50%ビーム分割器(例えば半透明鏡)27が挿入
され、反射鏡21からのレーザビーム19aがビーム分
割器27により2分の1に分割され、その透過ビームが
半導体ウエハ13に照射される。また、レーザ発振器1
8bからのレーザビーム19bがビーム分割器27に入
射され、その反射ビームが半導体ウエハ13に達するよ
うにされる。
【0006】レーザ切替え制御回路25は、例えば図2
Aに示すように構成される。即ち、レーザパルス発射要
求信号はマルチプレクサ28へ供給されると共に、微小
遅延回路29を通じて2進ウカンタ31へ供給されて計
数される。2進ウカンタ31の出力によりマルチプレク
サ28が制御される。従って、例えば図2Bのaに示す
ようなレーザパルス発射要求信号(パルス)が切替え制
御回路25に入力されると、図2Bのb,cに示すよう
に、その各要求信号はマルチプレクサ28の二つの出力
側に交互に分配されてレーザ発振器18a,18bへ供
給される。従ってレーザ発振器18a,18bからそれ
ぞれ図2Bのd,eに示すように、レーザビームパルス
19a,19bが交互に出射され、これらレーザビーム
パルス19a,19bはビーム分割器27でそれぞれパ
ワーが2分の1にされて合成され、図2Bのfのように
なり、レーザパルス発射要求信号の周波数で半導体ウエ
ハ13にレーザビームパルスが照射される。
【0007】しかし、各レーザ発振器18a,18bか
らそれぞれ放射されるレーザビームパルスの周波数はレ
ーザパルス発射要求信号の周波数の2分の1でよい。従
って1つのレーザ発振器で安定なレーザパルスを出射で
きる最高周波数の2倍の周波数で半導体ウエハ13に安
定なレーザビームパルスを照射することができる。レー
ザ発振器の数を更に多くすれば、例えば図3に示すよう
に、レーザ発振器18a〜18dの4つを設け、レーザ
切替え制御回路25によりレーザ照射要求信号をこれら
レーザ発振器18a〜18dに順次繰り返し供給し、こ
れらレーザ発振器18a〜18dの各出射レーザビーム
パルスを1つの照射光路に集めて半導体ウエハ13上に
照射することにより、スループットを4倍にすることが
できる。レーザ発振器18a〜18bの各レーザを反射
鏡21と、ビーム分割器27とで合成したものを反射鏡
32,33により半導体ウエハ13側に向け、またレー
ザ発振器18c〜18dの各レーザを反射鏡34および
50%ビーム分割器35で合成し、この合成レーザを反
射鏡36で反射させて、反射鏡33と半導体ウエハ13
との間に挿入された50%ビーム分割器37に入射して
合成する。このようにしてレーザ発振器18a〜18d
の各レーザが同一レベルで半導体ウエハ13に達するよ
うにされる。
【0008】この考案は、レーザリペア装置のみなら
ず、一般にレーザパルスにより加工する装置に適用でき
る。
【0009】
【考案の効果】以上述べたように、この考案によればレ
ーザ照射要求信号を、N個のレーザ発振器に順次繰り返
し供給し、これらN個のレーザ発振器よりのレーザビー
ムパルスを合成して被加工物に照射するため、1個のレ
ーザ発振器が安定に出射できるレーザパルスの繰り返し
周波数のN倍の速度で加工することができ、スループッ
トをN倍にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の請求項1の実施例を示すブロック
図。
【図2】Aはレーザ切替え制御回路25の具体例を示す
ブロック図、Bはその動作を示すタイムチャートであ
る。
【図3】この考案の請求項2の実施例を示すブッロク
図。
【図4】従来のレーザ加工装置を示すブロック図。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光源からのレーザビームパルスを
    被加工物に照射して加工するレーザ加工装置において、 上記レーザ光源として設けられたレーザ発振器A、B
    と、 上記レーザ光源に対する発射要求信号を上記複数のレー
    ザ発振器に順次繰り返し供給するレーザ切替え制御回路
    と、上記レーザ発振器AからのレーザビームパルスAを反射
    させて、その反射光をビーム分割器に入射する反射器
    と、 上記レーザ発振器BからのレーザビームパルスBを入射
    させ、その50%を反射させ、上記反射器からのレーザ
    ビームパルスAの50%を透過させる上記分割器と、 を具備し、 上記反射器からの上記レーザビームパルスAの上記分割
    器の透過点と、その透過点からの進行方向とが、上記レ
    ーザビームパルスBの上記分割器の反射点と、その反射
    点からの進行方向とに、それぞれ一致されてレーザビー
    ムパルスABとして被加工物に入射するようにされてい
    ることを特徴とするレーザ加工装置。
  2. 【請求項2】 レーザ光源からのレーザビームパルスを
    被加工物に照射して加工するレーザ加工装置において、 上記レーザ光源として設けられたレーザ発振器A、B、
    C、Dと、 上記レーザ光源に対する発射要求信号を上記複数のレー
    ザ発振器に順次繰り返し供給するレーザ切替え制御回路
    と、 上記レーザ発振器AからのレーザビームパルスAを反射
    させて、その反射光をビーム分割器Aに入射する反射器
    Aと、 上記レーザ発振器BからのレーザビームパルスBを入射
    させ、その50%を反射させ、上記反射器Aからのレー
    ザビームパルスAを入射させ、その50%を透過させる
    分割器Aと、 上記レーザ発振器DからのレーザビームパルスDを反射
    させて、その反射光をビーム分割器Bに入射する反射器
    Dと、 上記レーザ発振器CからのレーザビームパルスCを入射
    させ、その50%を反 射させ、上記反射器Dからのレー
    ザビームパルスDの50%を透過させる分割器Bと、 上記分割器Aからの上記レーザビームパルスABを反射
    する反射器Bと、 上記反射器Bからの上記レーザビームパルスABを反射
    する反射器Eと、 上記分割器Bからの上記レーザビームパルスCDを反射
    する反射器Cと、 上記反射器EからのレーザビームパルスABを入射さ
    せ、その50%を透過させ、上記反射器Cからのレーザ
    ビームパルスCDを入射させ、その50%を反射させる
    分割器Cと、 を具備し、 上記反射器AからのレーザビームパルスAの上記分割器
    Aの透過点と、その透過点からの進行方向とが、上記レ
    ーザ発振器Bからの上記レーザビームパルスBの上記分
    割器Aの反射点と、その反射点からの進行方向とに、そ
    れぞれ一致されてレーザビームパルスABとされ、 上記反射器Dからの上記レーザビームパルスDの上記分
    割器Bの透過点と、その透過点からの進行方向とが、上
    記レーザ発振器Cからの上記レーザビームパルスCの上
    記分割器Bの反射点と、その反射点からの進行方向と
    に、それぞれ一致されてレーザビームパルスCDとさ
    れ、 上記反射器Eからの上記レーザビームパルスABの上記
    分割器Cの透過点と、その透過点からの進行方向とが、
    上記反射器Cからの上記レーザビームパルスCDの上記
    分割器Cの反射点と、その反射点からの進行方向とに、
    それぞれ一致されてレーザビームパルスABCDとされ
    ていることを特徴とするレーザ加工装置
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